最新更新日:2024/05/20 | |
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砺波市立出町中学校
住所:〒939-1366 富山県砺波市表町18番29号 TEL:0763-33-2329 FAX:0763-33-2330 |
主体的に探求する no.694招待状が届き、始まる前に案内もしてもらいました 電子黒板を使用したり、実技を交えたりして工夫された発表は、課題追求のために自分たちで取り組んできた様子がよく分かりました テーマは「未来を生きる 〜健康な人生をおくるために〜」です 学習で大変だったことを尋ねると、共通して探求の内容を「相手にいかに伝えるか」だったと教えてくれました 本気で取り組んだことが伝わります 砺波市がすすめる百歳体操を、参加者みんなでやる場面もありました 探求の過程の中で多くの困難があったでしょうが、周りから支援を受けつつ最後までやり切ったそのことに自信をもってほしいと強く感じました 発表会での姿や様子を見ていて、自分が教師として駆け出しの頃の文化祭(学習発表会)のことを思い出しました 20代後半から30代頃だったと思います その当時はまだ「総合的な学習の時間」がない時代です 当時勤務していた中学校の文化祭で学級展示がありました それぞれの学級が、課題を設定し、その探求した成果を展示発表するものです 我が学級は学級会での話し合いの末、近くにできたばかりのコンビニエンスストアについて調べたいとなります 生徒は担任から反対されると思っていたようですが、テーマとして学びにつながるとわたしは考えました 決して興味本位で表面上だけ調べるような薄っぺらいものにしたくなかったので、様々な疑問を投げかけ、それらに学級の生徒が答える形で探求テーマや探求内容を深めていったように記憶しています 校長の許可をもらい、数名の生徒と共に金沢市の北陸本部へ営業部長さんの話を聴きに行ったり、生徒たちが役割分担をして来店者にインタビューをしたりと、生徒のアイデアを軸に活動しました 流石に24時間営業の店頭で、夜中に中学生を立たせるわけにはいかなかったので、夜の時間帯はさせませんでしたが、朝早くからインタビューしたいとの申し出があり、6時過ぎからの活動は認めた記憶があります 今にして思えば、今の時代ではダメダメなことばかりです 不適切にもほどがあります! 若気の至りと言えばそれまでですが、当時の学年主任や管理職はよくやらせてくれたと思います 曖昧な記憶の中で今でも鮮明に覚えているのが、金沢の北陸本部で営業部長さんからお聴きしたお話です 生徒から出た意見で「弁当などが余って、処分されることはもったいないと考えるが、企業としてはどうか?」という問いに対する回答です 「お客さんの立場からすれば、弁当を買いに来た時、商品のほとんどない棚から商品を選ぶのと、多くの商品の中から選ぶのとでは、どちらがよいと思いますか?」と生徒に問い返されたのです 「それは、多くの中から選びたいなぁ」と、生徒は答えます 「そうでしょ・・・ それが我々の使命だと思っています」といったニュアンスの回答だったと思います 「お客さん第一」「お客さん目線」という想いを感じました 我々教師はどうでしょう 「主体的・対話的で深い学び」が今の教育で大切にされているキー・ワードです 生徒が主体的に学びを進めるとき、その学びを支援する我々教師は、生徒の多種多様な学びの選択に対応できる準備が必要だと考えます 決して「主体的な学び」は、「やらせっぱなし」「放任」ではありません あらかじめ準備していたものを差し出すのではなく、求められるものに対応できる準備です ストレートに受け止めると、その準備は相当大変じゃないか!!となるかもしれませんが、個人的には「自分もそれは分からないから一緒に考えようか(調べようか)」でよいと思っています 探求方法の支援の選択肢をたくさん準備しておく必要はあります 困難に直面した時の対処法もそうでしょう だから、土日・休日等は自分自身の時間で、いろいろな世界に触れることは大切だと思っています 読書もいいですが、誰かに会う、映画やテレビを観る、音楽コンサートや演劇の場に出向く等々、人間として人生を楽しむことが準備のひとつだろうと思うのです 自分の中の人生の棚に、いろいろなものが並んでいくと思うのです それはなかなかに賞味期限が長く、廃棄にはなかなかならないものだと思っています ああ、また話が変な方向にズレています ごめんなさい あすなろ学級のみなさん、今日はありがとうございました 参加していたふたば学級のみんなにも感じるものがあったら何よりです |
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