最新更新日:2024/05/09 | |
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砺波市立出町中学校
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数字の意味 no.707今回は社会の学習です 昨日、厚生労働省が令和5年12月分の人口動態統計速報を公表しました リンク:厚生労働省 人口動態統計速報(令和5年12月分) ダウンロードページ:政府統計の総合窓口 この中の「人口動態総覧−対前年比較−」で、あくまでも速報値としてですが、2023年の日本の出生数が758,631人と過去最少となっています これは前年比5.1%減であり、8年連続で過去最少を更新し続けています また、婚姻件数は489,281人と、前年比で5.9%減であり、90年ぶりに50万組を切りました これらの数字から、今後少子化が一層進み、日本の人口減少も加速度的に進むことが予想されます 出中生のみなさん これは、あなたにも関係があるお話です 学校や教育のあり方以上の、国としての大きな課題でしょう 上の【グラフ1】は、日本の総人口の推移(総務省「市町村合併の推進状況について」より)を表しています 日本の人口は、明治時代から100年間で約3倍になっています それが、約30年後の2050年頃には1億人を下回る予想です 上の【グラフ2】は、年齢別全人口と将来推計(国土技術研究センター作成)を表しています これを見ると、よりこれらの課題の大きさが明確になります 日本では子供世代の人口が減り、高齢者年代の人口が増加しています 1997年からは、子供世代人口を高齢者年代人口が多くなっています 子供が減れば将来のおとなが減ります 高齢者人口の増加は、社会福祉に関する予算が多く必要となることにつながります この予算は税金です 上の【グラフ3】は、諸外国における年齢別2020年人口の割合(国土技術研究センター作成)を表しています 世界的に見ても日本の高齢化率は際立っています 何だか、不安をあおるようなデータを示しているだけのように感じるかもしれませんが、状況を知ることは大切です 昨日、2年生が学んだ金融教育もそうですが、正しく状況を把握し、それぞれの立場でできることは何かを本気で考える そして、どのように「本気」で取り組むかです 「実行する」だけでなく、「実行しない」という選択肢もあります 本気で考えた末の決定であれば、「実行しない」も、「本気」だとわたしは思います それが「逃げ」か「本気」かは、自分自身が誰よりも分かることではないでしょうか どちらの自分を信じられるかも、自分自身がよく分かっていると思います ちなみに、将来の高齢化率の予想ですが、2060年の日本の高齢化率は約40%と予想されています その頃わたしはどうなっているか分かりませんが、生きていれば後期高齢者の一員ですな |
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