最新更新日:2024/05/20
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校訓 天資養活 自他共栄  本校の特色を活かし、保護者や地域のみなさんと連携しながら、一人一人の生徒が「勇気をもって」一歩踏み出せる学校をめざします
出中 校訓
出中 校舎
砺波市立出町中学校
住所:〒939-1366
富山県砺波市表町18番29号
TEL:0763-33-2329
FAX:0763-33-2330

第78号 しっとり・・・

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雨の朝。
今朝も生徒の登校時間帯はそれほど強い雨とならず、ほっとしています。
ただ、雨の中の登校はいつもより疲れるでしょうね。
特に自転車通学の場合は、なおさらでしょう。
小学校時代:約700mを約15分ほど(小学生の足)の徒歩通学
中学校時代:約1700mを約22分ほどの徒歩通学
高校時代:約10000mを約40分ほどの自転車通学
わたしの小中高12年間の経験がそう思わせます。
※小学校時代、1時間以上かけて登下校していた同級生がいましたが、今思えばすごいことです。

今朝の廊下で、登校したばかりの○○さんに声をかけました。
「おはようございます、雨で濡れなかったかい?」と、聞くと、
「いえいえ、大丈夫です。しっとりとしていますが・・・」と、返してくれました。
この「しっとりしていますが・・・」に、妙に感心してしまいました。
「おお、その表現、何だか素敵ですねぇ」と、○○さんに伝えました。
マイナスの印象を受けない言葉だと感じたからです。
「しっとりしている」という表現は、プラスの意味で使いませんか?
そういう言葉を発せられる○○さんが、素敵だと思いました。

この頃のわたしだったら「残念ながら少し濡れています」とか、「びっちょりしてます」とか、「じめっとしてます」とか、マイナス・ベクトルの言葉を使っているでしょう。
思春期の頃は頭の中が負のみでしたから・・・。
頭の中が負でいっぱいでも、正(プラス)の言葉を発し続けていたら、心持ちは変わるかもしれないと考えるのは、ずっと後になってからです。

湿気の多い朝でしたが、一瞬さわやかな風が吹いた気がしました。
○○さんありがとう。

雨の中、2年生の2学級が午前と午後に分かれて校外学習に出かけます(※7/1に2学級が実施し、7/15に残り2学級が実施予定です)。
しっとりとした落ち着いた雰囲気の中で、多くのことを学んできてくれることを願っています。
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第77号 今日は何の日?

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今日は朝から厚い雲に覆われ、雨が降っており、湿度が高いです。
そんな中、今日も3限目から多くの保護者の方々に来校いただいています。
今日は授業参観2日目。
PTA役員の方にも昨日に引き続き、案内等でご協力いただきました。
ありがとうございます。

ムシムシとした天候で、授業での集中力も散漫になりがちですが、生徒も教師も頑張っています。
また、食欲がなくなる陽気ですが、これからの暑さにも負けないように、確実に食事をとることは大切です。
おかげさまで学校では、毎日プロが栄養などについて考え抜いて調理された給食があります。
今日は七夕でもあり、給食は「七夕献立」でした。
砺波市給食センターのホームページに記事が掲載されていますから、ぜひご覧ください。
https://www.city.tonami.toyama.jp/info/15622994...
※ほぼ毎日更新され、関連記事もあるので勉強になります。

そして、今日は小暑。
第31候 温風至(あつかぜいたる)です。
夏至を過ぎてから日は短くなる一方ですが、暑さはこれからです。
梅雨末期が近づき、大雨となりやすい時季です。
生徒の登下校が心配でしたが、それほど砺波市での雨は多くありませんでした。

残念ながら静岡県熱海市では大雨によって大変な災害が発生しました。
犠牲になられた方、ご遺族の方々には、お悔やみ申し上げます。
現在行方不明となっている方、その関係者のみなさんには、少しでも早く発見されることをお祈りいたします。
そして、今なお捜索を続けているすべてのみなさんの安全をお祈りします。
誠に頭が下がる想いです。

砺波市が作成したハザードマップで、本校区内に土石流の心配はあまりないですが、本校区のほとんどは洪水のエリアに入っています。
また、ハザードマップにはありませんが、地震に対する準備は必要です。
決して他人事ではなく、熱海市の災害のことを考えることが大切ではないでしょうか。
それが、被災地と物理的に離れていても、自分のできることの一つだと思います。

あ!!
7月7日に、第77号!!
ちょっと鳥肌が立ちました。

第76号 頑張らない ≠ 頑張れない

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新型コロナウイルス感染症感染拡大防止のため、学年毎に実施日をずらして行った避難訓練。

文化体育後援会会長 瘧師富士夫 様をお迎えして行った、県選手権大会、県民体育大会、全日本中学校通信陸上競技大会富山大会へ出場する選手の壮行会。

目的の違うふたつのことのどちらにも、生徒たちは本気で取り組んでいました。
このような生徒の姿を見ると、「自分も頑張ろう!」と感じます。
不思議なものです。

「本気」・「根気」・「元気」を今年度のキーワードとして発信していますが、この基盤は安全・安心です。
避難訓練で言えば、「もしもの時に備える環境があるから、安全で安心できる」。
壮行会で言えば、「仲間が応援してくれたり、大会運営を支えてくれる人の存在を感じ、安全で安心できる環境を実感できるから、自分の目指すところに向けて努力ができる」。
安心・安全は学校教育を支える基盤です。

「やればできる」「がんばる人を応援する」「みんなちがってみんないい」・・・
よく耳にする言葉ですし、わたしも発することがあります。
ただし、この言葉によって、学校が安心・安全な環境ではなくなる場合があります。
それは、「頑張れない人」が存在するからであり、学校関係者として意識する必要があることです。
「頑張れない子供たち」が安心できる安全な環境とは、具体的にどのようなものかは、我々にとって悩ましい話です。

今年の4月20日に初版が発行された書籍、新潮新書「どうしても頑張れないひとたち(宮口孝治 著 新潮社)」は、そのことを改めて考えさせてくれます。

この本の第4章の「見出し」、「小見出し」を紹介します。
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第4章 やる気を奪う言葉と間違った方法
やる気を奪う大人
余計な言葉かけ
「もっと勉強しなさい」がダメなわけ
「でもな・・・」「それは君にも・・・」
非行少年の保護者の語りに共通するもの
「もっとできるはずだ」
「だから言った通りでしょ」
「どうしていつもあなたは・・・」
勉強が好きになれば勉強ができるようになるという思い込み
保護者が先生の不満を言うと
後のフォローがない指導もどき
場違いな褒め言葉
”親の愛情不足では”という言葉の凶器
愛情のない励まし
自尊心は衰えない
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「頑張れない生徒」に対して「頑張れ」と言い続けても効果は望めません。
悪影響と言っても過言ではないでしょう。
教師生活の中で、それは経験しています。
また、これは決して「頑張ることの否定」ではありません。
世の中、頑張って生きなければならない場面がたくさんあることを体験しています。

では、「頑張れない生徒」をどうするか。
・生徒はみんな「少しでもよくなりたい」と自身の成長を願っていること、
・そして成長するための力をもっていること
これらを、まわりの大人が信じることが教育の基盤だと思います。

わたし自身も頑張ることが苦手な子供で、今までに多くの人に支えられたことを告白します。※今もですが・・・
そのときのわたしが、安心できていた理由や、何を安全だと感じられていたのか。
それが、「頑張れない生徒」に向き合うヒントだと考えます。
「頑張らない生徒」に対しても・・・

第75号 考える

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本日2限目の時間に、本校○○教諭の授業が近隣の教職員に公開されました。
これは、県教育委員会の事業で、「授業の達人」として委嘱された○○教諭などが実践する授業を広く公開して、県内教員の授業技術等の向上を図り、児童生徒の学力や学習意欲の向上に活かそうとするものです。
生徒たちはいつもと同じで、本気で課題に取り組んでいました。
特に今回は今後の研修に活用するために、授業のようすをDVDに記録するため、県教育委員会から2名の方も来校されました。
少しでも、本校の教育活動が富山県の教育に役立つのであれば、それはうれしいことです。

今日の学習内容は、数学の連立方程式の利用でした。
ポイントはどの数量に着目して方程式をつくるのかでした。
数学に限らず、ポイントを的確に取られられるかどうかで、課題の解決への道筋が大きく異なります。

学校では、様々な分野の学習内容で繰り返し「考える」ことで、生徒たちは将来に役立つ力を身に付けていると思います。
「考える」方法は、今日のような数学的な思考の他にも、科学的な思考、保健体育や美術、技術・家庭のような身体を使っての思考など、様々です。
どのような考え方をするのか、様々な考え方を知らなければ、選択できません。
知ることで考える選択肢は増えます。

生徒たちは、今後、今までに人類が出会ったことのない課題に直面するでしょう。
そのときに、毎日、本気・根気・元気で「考え」たことで身に付けた力はきっと助けになると信じています。

「考える」。

特に若い頃に「よく考える」ことは、自分自身の未来のためになるでしょうし、その経験や習慣は決して無駄にはならないでしょう。
情報が氾濫するこの世の中だからこそ、自分自身で「よりよく考える」ことが、求められていると思います。
デジタル時代にフェイクとリアルを見分けることも困難になりつつあります。
だからこそ、自分自身で「よりよく考え」、自分で決断したいものだと考えます。

第74号 半夏生(はんげしょうず)

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正面玄関を入って目に付く場所に、「熱中症を予防しよう!」掲示板を設置しています。
本校ホームページに、熱中症予防情報サイト(環境省)のリンクを作成しています。
熱中症に特に留意する必要のある季節です。
今は新型コロナウイルス感染症感染拡大防止としてマスク着用を推奨しているので、一層熱中症への対応が重要です。

環境省の熱中症予防情報サイトでは12:00現在のデータとして「29.5(厳重警戒)」が表示されていました。
朝、本校掲示板の表示は「警戒」だったのですが、お昼に「厳重警戒」に変わりました。
刻々と変化する状況の中で、注意喚起をはかっていきます。

今日は二十四節気の夏至の末候(第三十候)の半夏生(はんげしょうず)です。
夏至から数えて11日目。
昔は農作業の大事な節目として、田植えは半夏生までに済ませるものとされていたと聞きます。
この日は天から毒気が降ると言われ、井戸に蓋をして毒気を防いだり、この日に採った野菜は食べてはいけないとされたりしたようです。
この頃降る雨は「半夏雨」「半夏水」と呼び、大雨になるとされています。
太平洋側では、その通りの天気になりました。
関西では半夏生には、たこを食べる習わしがあります。
たこにはタウリンが豊富に含まれますから、気温が高くなるこの時期にたこを食べることは理にかなっていますね。

熱中症にならないよう、水分補給や休息も大切ですが、暑さに負けないように栄養補給も大切です。
今日の給食の献立に、残念ながらたこはなかったので、今夜はたこ焼きでも食べますか。

第73号 行為の意味

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昨日、学校を回っていると、階段の上の壁にほこりが付いていることに気付き、長いほうきを持ちだして落としてみました。
生徒の通行の邪魔にならないようにと時間を考えたつもりが、水曜日は生徒会活動のある日で午後の時間は10分早く進んでいて、ちょうど授業が終わる時間と少し重なってしまいました。
あまり目にしないほど長いほうきをもっているので声をかけてくれる生徒がいます。
「おお、長いほうきですね」、「すごい!きれいになってます」、「わたしは上を見ないので気付きません」など、いろいろです。
授業を担当していないわたしにとって、短いながらも生徒と話ができることはうれしいことです。

落としたほこりを集めて、ほうきを片付けようと思っていたら、○○さんが「校長先生!」と、まっすぐな表情で話しかけてきました。
そのまっすぐさに、「ぎくっ!」としたわたしに、○○さんが「少し前のことですが、○○○○にわざわざお越しいただきありがとうございました」と言ってくれました。
思いもかけない言葉だったので、びっくりすると同時に、ずっと気にかけてくれていたのだなと、その心遣いがとてもうれしかったです。
「いやいや、こちらこそ楽しませもらいましたから、ありがとうございました」と答えるのが精一杯でした。
その自然で何気ない言動が、最近いろいろと思い悩んでいたわたしの心をすっと救ってくれました。

生徒たちの言動には、意味があります。
本人がそれを自覚しているかどうかは関係ありません。
これは生徒だけでなく、おとなも同じです。

詩人・作詞家として活躍した宮澤章二氏の作品に、「行為の意味」という詩があります。

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「行為の意味」        宮澤 章二

あなたの心はどんな形ですかと
人に聞かれても答えようがない
自分にも 他人にも心は見えない
けれどほんとうに見えないのであろうか

確かに心はだれにも見えないけれど
心づかいは見えるのだ
それは 人に対する積極的な行為だから

同じように胸の中の思いは見えないけれど
思いやりは見えるのだ
それは 人に対する積極的な行為なのだから

あたたかい心が あたたかい行為になり
やさしい思いが やさしい行為になるとき
「心」も「思い」も、初めて美しく生きる
それは 人が人として生きることだ
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人が人として生きる。
考えさせられる言葉です。
わたしは人生の中で起こることには意味があると思っています。
それがうれしいことであっても、
嫌なことであっても、
楽しいことであっても、
困ったことであっても・・・。

人生に意味のないことは起きないという考えです。
自分のできることを、ただただやるだけです。
自分でやろうと決めたことを、粛々とやるだけです。
そうすれば、道は拓けてくると思っています。

この瞬間を本気で根気よく元気に生き切る。
今は、それが大切だと思います。

○○さんの言葉で、今日もいろいろ学ばせてもらいました。
ありがとう。

今朝、校長室の花がルドベキアに変わりました。
その鮮やかさと、ぱっと開いた様子が、昨日の○○さんの笑顔と重なりました。
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行事予定
1/18 第3学年保護者会1日目
1/19 第3学年保護者会2日目

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