最新更新日:2024/05/19
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校訓 天資養活 自他共栄  本校の特色を活かし、保護者や地域のみなさんと連携しながら、一人一人の生徒が「勇気をもって」一歩踏み出せる学校をめざします
出中 校訓
出中 校舎
砺波市立出町中学校
住所:〒939-1366
富山県砺波市表町18番29号
TEL:0763-33-2329
FAX:0763-33-2330

音を楽しむ no.571

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ヘッドホンで没入して音楽を聴く
スピーカーから大音量を出して音楽を聴く
ライヴDVDを観ながら音楽を聴く
どれも好きなのですが、やはりLIVE会場でその音の中に身を置いて、音楽を聴くことが、わたしは一番好きです

音楽は「音を楽しむ」であり、音を感知するのは聴覚ですが、音楽は耳だけで聴いているわけではない気がします
音を身体全体で感じ取るという表現が近いでしょうか

音楽療法に関連して、音楽が身体に何らかの刺激や影響をもたらす働きがあると述べる学者・医師がいます
1967年と1969年に来日し、日本に初めて音楽療法の基礎と方法を伝えたジュリエット・アルバン氏は、その著書「音楽療法」(桜林仁・貫行子訳 (1969)音楽之友社)の中で次のように述べています
「人間の身体は、音楽に敏感なリズム楽器であると同時に、共鳴する楽器として考えることができる。人間が発明した楽器は、本質的に、人間自身の身体の延長であり、人間の身体的衝撃によって活性化される。人間の身体とその楽器は不可分の存在であり、歌ったり楽器を演奏したりすることは、身体的過程なのである。」
最近の研究では音楽を聴いて起こる身体の変化を測定できる高感度センサーが開発され、どうやら感情とは関係なく、音楽は身体の各部にストレートに影響を与えることが分かってきているようです
※このあたりはまだまだ不勉強なので、もう少し勉強します

とにもかくにも、音楽はその場に身を置くと一層「何か」を感じます

昨日は砺波市文化会館とアイザック小杉文化ホールラポールをはしごして、出中生の奏でる音楽の空間に身を置きました
吹奏楽部も、合唱部も、日頃の練習の成果を出し切った演奏だったと感じます
日頃を知る身内感覚もわたしの身体の中にあるためか、一層彼らの演奏に心が動かされます

音楽のコンテスト、コンクールは周りとの勝負というより、いかにその楽曲の世界を、自分たちの音楽として演奏しきれるかだとわたしは思っています(※わたしは完全な素人です)
今回の中部日本吹奏楽コンクール県大会も、全日本合唱コンクール県大会も、出中生は家族や地域、指導者等への感謝を胸に、精いっぱい自分たちの力を出し切れたと思うのです
わたしの心は、大きく動かされました

誠に音楽は不思議です
そのことをあらためて出中生に感じさせてもらいました
ありがとう

そして、本大会、支部大会でも自分たちの伝えたいことを自分たちの方法で精一杯伝えてほしいと思います
応援しています

めざすこと no.570

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1 学校・学科の特色。魅力について等
2 高校の学習について、教科の内容、進度、テスト等
3 高校生活について、行事や部活動、中学校生活との違い等
4 進路選択の在り方についてのアドバイス、向いている生徒、自分が選んだ理由等
5 受験勉強の取組について、努力したこと、工夫したこと等
6 中学校生活をよりよいものにするためのアドバイス、心構え、大切にしたらよいこと、行事、生活、生徒会、交友関係、部活動等

これは本日本校卒業生を招いて実施した「先輩に学ぶ会」の事前アンケート結果から、3年生が先輩から教えていただきたいとなった内容です
事前に講師の先輩たちには渡してあり、彼らは準備を整えて来校してくれました

今回は市内の高校に通う6名の卒業生を、第3学年が招きました
他の学校を志望している出中生にとっても、高校生活のイメージや、中学3年生の今何をしておいたらよいのか等、参考になることはたくさんあったと思います

そんな出中3年生の姿を見ていて、大谷翔平選手のマンダラチャートを思い出しました
たまたま今朝、アメリカ大リーグで昨日の雨天順延のためにダブルヘッダーとなった試合について、大谷選手の大活躍を伝えるニュースを観ました
1試合目は投手として出場し、今シーズン自身初の完封勝利
インタビューで、目の前の一人一人との勝負に集中した結果、初めての完封となったというようなことを語っていました
そして第2試合は2打席連続のホームラン
大リーガーも舌を巻く異次元の大活躍です

そんな彼のマンダラチャートは有名です
下の画像は彼が高校時代3年間で書いた16枚の最初の1枚だとか
このように、目標を書いて夢を実現するというデータは他にもあります

1979年から10年間かけて、目標を紙に書くことの有効性について、ハーバード大学で調査が行われたそうです
調査開始の1979年、同大のある教授が学生たちに目標を持っているかどうか質問すると、「目標を持っていてそれを紙に書いている」学生は全体の3%
※卒業生の3%「明確な目標と具体的な計画を設定し、紙に書き残している」と回答
※卒業生の13%「目標は設定したが、特に紙などには書き留めていない」と回答
※卒業生の84%「卒業後の夏を存分に楽しむこと以外は、とくに明確な目標は設定していない」と回答

10年後、元学生たちについて再び調査したら、目標を紙に書いていた3%の人たちの平均年収は、残りの97%の約10倍だったそうです

今日の「先輩に学ぶ会」で卒業生から話を聴いた出中生は、ちょっぴりでも具体的なめざすことができたなら、紙に書き残してみてはどうでしょう

わたしも書き残してみようかな・・・
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ストレート! no.569

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「美しい走馬灯」
「二人だけの約束」
「家族と生きる上で大切なこと」
「勇気を与える存在に」
「プラス・マイナス」
「後悔しない生き方」
「感謝することの大切さ」
「田舎へようこそ」
「考え方の違い」
「何気ない会話の大切さ」
「よりよい世界を創るために」
「強い気持ち」
「ふるさとの平和」
「「カラ」を破って」
「悔いのないように」
「環境問題と向き合って」

これらは本日行われた第31回「中学生の主張」発表大会で、地区内の中学2年生がストレートに自分の想いを主張したもののテーマです
題名、内容はもちろんですが、伝える言葉も各代表それぞれで、そのどれもが力のあるメッセージであり、聴くものに強く訴えかけるものでした
優劣つけがたいものでしたが、どうしても3名を選ばなければならない大会です
3名が優秀賞、他は優良賞となりました
3名のうちの1名は地区代表として秋の県中文祭の意見発表部門に出演します

本校代表の○○さんの主張は、誠に素晴らしかったです(贔屓目ではありません)
内容のみならず、伝える言葉、言葉遣い、表情など、その想いがバシバシと伝わる印象でした
地区代表とはなりませんでしたが、優秀賞は立派です

また、司会を務めた○○さんと○○さんも立派でした
そして何より、他校生の主張を本気で聴いている本校2年生の姿も立派でした
教育長様をはじめ、審査員の校長先生方も感心しておられました

やはり、出中生はすごいのです

開催にあたり準備や今日の運営に関わったすべてのみなさんに感謝申し上げます
ありがとうございました

参加した2年生のみんなには、今日話を聴いて感じたことを今一度反芻してほしいと思います

個人的に、とても刺激的で楽しい時間を過ごすことができました
ありがたいことです

もしものときのための備え no.568

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朝から暑い

暑い、暑い、と言っても、涼しくならないのですが、暑い

夏季休業中とはいえ、部活動等で登校する出中生がいますし、教職員も研修等で勤務していますから、熱中症については留意しています

今日は特に暑くなりそうであることから、養護教諭が1時間ごとに「暑さ指数(WBGT)」を計測し、出勤している教職員が意識できるよう、ホワイトボードに書いてくれています

体育館は、10:30現在で「危険」ゾーンに突入しました
JSPO(公益財団法人日本スポーツ協会)による熱中症予防運動指針では、「特別の場合以外は運動を中止する。特に子どもの場合には中止すべき。」です
環境省のHPでも公開されており、本校では原則その指針に沿って対応しています


そんな猛暑の中、昼にドクターヘリの着陸要請が本校にありました
そんな場合は慌てず、マニュアル通り迅速に対応します
本校の対応が終わり、消防車が到着してグラウンドに水をまいているところへドクターヘリが飛来
散水作業の完了を待って上空を旋回するドクターヘリでしたが、急に富山市方面へ飛び去りました
被救助者の意識が戻り、ヘリによる救急搬送が不要になったとのことです
何よりでした
この高温の中で、分厚い消防服を着用し、作業していた消防のみなさんも、ホッとした表情に見えました

熱中症にしても、救急搬送にしても、事前の準備の有無がもしもの時の対応に大きな差を生みます

災害は忘れた頃にやってくる
その言葉を忘れていたころ、東日本大震災にあいました
と、わたしに言われた東北の方を思い出します

本日実施した教職員研修のエピペン使用時の対応も、対象者に躊躇なく打つことが重要であると考えます
教職員が一丸となって、「もしもの時の備え」をしておくこと、それはとても重要なことです

いつも、「具体的に何をすればよいか」「何をしなくてよいのか」を、考えます
誰かに言われる・指示されることを待つばかりではなく、自分で考え実行する
そうありたいと思っています

ありがたい no.567

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第44回北信越中学校総合競技大会に出場するチーム・選手を激励する、懸垂幕が校舎に設置されました
出町中学校文化体育後援会、出町中学校PTAからのご支援です

ありがとうございます

保護者のみなさんはもちろん、地域や本校に関係する多くのみなさんから出町中学校は支えられています

「学校とは何か?」

特に義務教育における学校について、その答えにつながるヒントが、ここにあるように思います


今日は夏季休業の1日目
出中生は自分の未来のために、どのように時間を使っているでしょうか?
終業式で話しましたが、今という点が未来へ続きます
自分で考え自分で決める
その成果は未来に分かります

種をまかなければ芽は出ません
思うような芽が出ず、望まない芽が出たとしたら、それは気付かないうちに自分がまいた過去の種の成長の姿です

人間は弱いもので、思うように物事が進まなければ、自分以外のコト・モノ・ヒトにその原因を求めたくなります
しかし、多くの場合、その原因は自分自身です
まずは、そのことを理解し、受け入れることが、よりよい未来へつなげるための第一歩だとわたしは思います

そんなことも、体感できるのが学校ではないでしょうか
教科の学習だけではなく、教科外の学びも大切だからこそ、学校は昔から存在しているのだと思います

長い歴史をもつもの、なくならないものにはそれなりに理由があるでしょう

本を読もう no.566

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図書室に30の封筒が並んでいました
そして、そのうちの半分ほどが既になくなりました

学校司書のしかけです

テーマごとに、3冊の書籍が入っていますが、書名は分かりません
行先不明のミステリー・ツアーや、福袋に通じる面白さを感じます

本との出会いは誠に不思議なもので、本屋でその背表紙に引き込まれて出会ったものや、関心のある人が読んでいたということで出会ったものもあります
封を切るまでどんな出会いがあるか分からない、この「夏休みお楽しみパック」も出会いのひとつのカタチです

図書室に、個人的所有の書籍を出中生に読んでもらえればと置いていますが、実は校長室にも教職員用に「棚からひとつかみ」と書いた箱に、書籍を入れています
既に何冊か借りてくれた教職員がいて、出会いのお手伝いができたかなとうれしく思っています
基本的に、強制はしたくないのです
あくまでもきっかけづくりや環境づくりはしますが、選ぶ決定権はその人に任せたいのです
※「おすすめは?」と問われれば、「これあたりどうですか?」と紹介はします

自分の本棚を見られるのはなんだか恥ずかしく、学校に持ってくるものは選んでいます
なぜなら、読んでいる本を知られるということは、頭の中や心の中を見られているような気がするのです

新たな出会いを求めて、わたしも「夏休みお楽しみパック」を借りようかな
生徒が帰った後、残っていたら利用させていただきます
学校司書にお願いしておこう
よろしくお願いします
そして、素敵な仕掛けをありがとうございます

応援する no.565

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昨夜、職員室、事務室、印刷室、そして校長室のエアコンが直りました
メーカーの方、業者の方には感謝です
今回の原因を教えていただき、もしものときの今後の対応についてレクチャーしていただきました
ありがたいことです

本日1限に壮行会を予定していましたから、ご多用の中来校いただいた文化体育後援会 副会長 竹田 様を涼しい校長室でお迎えできてほっとしました
※正確には来校時は窓と戸を開放して自然風を取り入れていましたな

壮行会を企画・運営してくれた生徒会、応援団、そして壮行会に参加したすべての人に感謝です

今回は、北信越中学校総合競技大会、県吹奏楽コンクール、中部日本吹奏楽コンクール県大会、市小・中学校科学作品展、通信陸上競技県大会、全日本合唱コンクール県大会、NHK全国学校音楽コンクール県大会に参加する出中生の壮行会でした
いろいろな分野で出中生はがんばっており、そんな出中生をみんなで壮行できることはしあわせです
「壮行」の意味は、「旅立ちに際して、その前途を祝し激励すること(出典 精選版 日本国語大辞典)」ですから、厳密には激励会かもしれませんが、いろいろな意味で「旅立ち」ととらえ、壮行会としています
今の自分からの「旅立ち」であり、それは「成長」や、「挑戦」を意味すると思います

会場全体で、本気・根気・元気で応援した壮行会
はて?応援とはどういう意味でしょう?
ときに知っていると思っている言葉について、確認のためにその意味を辞書などで、自分自身で調べることは大切だと思っています

出典 岩波書店 広辞苑
 1 助け合うこと。加勢。
 2 競技などで、声援を送って、味方を元気づけること。

出典 小学館 精選版 日本国語大辞典
 1 味方となって励まし、また、助けること。また、その者。加勢。
 2 競技などで、拍手をし、歌をうたい、声をかけるなどして、味方やひいきの選手を元気づけること。

出典 小学館 デジタル大辞泉
 1 力を貸して助けること。また、その助け。
 2 競技・試合などで、声援や拍手を送って選手やチームを励ますこと。

出典 平凡社「普及版 字通」
 1 味方する。

味方を元気づける
味方する

この言葉にわたしは惹かれます

さあ、出中生!!
もてる力を出し切ってほしい
やり切ってほしい

今までやってきたことを信じ
共にやってきた仲間を信じ
ここまで頑張ってきた自分を信じ

そして、多くの人があなたに味方していることを感じ

もてる力を出し切る!
やり切る!

がんばろう! 出町中学校!!

この状況 no.564

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昨日のエアコン故障のお話
結果的に解決に至らず、現在はメーカーによる部品調達段階です
と、いうことで、本日もエアコンなしの職員室、事務室、印刷室、校長室・・・
生徒たちはエアコンの効いた、快適な環境の中で午前の授業を終えられたことは、当たり前のようでありながら、ありがたいことです

教職員は、もうしばらくこの環境を受け入れるしかなさそうです
扇風機などを投入し、何とかこらえています

この状況は、我慢? 辛抱? 忍耐?

こんな時に思い出すのがコント・レオナルドの石倉三郎氏の言葉です
レオナルド熊さんとのコンビの印象が強いですが、元々は新劇俳優志望であり、東映の大部屋におられたこともあり、商業演劇や映画の端役で数多く出演されています
そんな苦労人だからこそ、生み出される言葉だと思っています

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
だから己の中で何かにつけて「頑張る」って言うより、
辛抱するってことをまず覚えろよ、ってことなんだ。
辛抱、辛抱、辛抱、辛抱、全部辛抱。
つまり、辛さを抱くってことだよ。
抱きしめるってこったよ。
これ、似ているけれど「我慢」じゃないんだよ。そこが味噌よ
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
※「粋に生きるヒント」石倉三郎 
※出版社:ロングセラーズ 発売日:2016/4/28

この、「辛さを抱く」という表現が、個人的に好きです
「我慢は無理だが、辛抱ならできる」という、石倉氏の言葉には説得力があります


本日と明日の午後は保護者会です
ご多用の中、来校いただいた保護者のみなさんとは、生徒のよりよい成長を願う同じベクトルで、情報交換や共有ができればと思っています

保護者のみなさんの控室も、保護者会の会場も、エアコンは・・・
安心してください! 効いていますよ!!
Don't worry! The air conditioner is working!!
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慣れ、馴れ、狎れ、熟れ・・・ no.563

朝出勤して校長室の窓と、廊下側の戸を開放する
いつもならさっと風が通り抜けるが、今朝は空気がどんよりと動かない
書類に目を通したり、朝の会の前の教室や生徒会室をのぞいたりして校長室へ戻り、1限が始まる頃に、校長室のエアコンのスイッチをオン!
あらためて、公務のデスクワークに励むも、暑い
蒸し暑い
なぜ??
エアコンの制御盤を見ると、エラーメッセージが・・・

結局、業者に連絡し、来校していただくことに
校長室のみでなく、職員室、印刷室、事務室のエアコンが使えない状態です
生徒たちのいる教室関係に影響がなかったことが何より

1限が終わる頃に雨が降り始め、少し涼しく感じます
窓からは焼けたアスファルトやコンクリートが雨で冷やされた独特のにおいが流れ込み、条件反射として、このにおいも涼しさを感じさせているように思います

そこでふと思ったことが「なれ」です

中学校の教師として部活動の顧問は当たり前のようにやってきました
新採のときに競技経験のないソフトテニス(当時は軟式テニス)から始まり、バドミントン、剣道の顧問をさせてもらいました
競技経験がない部活動顧問のときは、当時の部員に教えてもらったり、競技経験者の知人に練習を付き合ったもらったりもしました
分からないまま、悩みながら、そのとき自分のできることをやってきた感じです
その中で、ソフトテニスの顧問歴が一番長く、20年弱になりますが、夏のテニスコートは軽く摂氏30度を超えます
摂氏40度を超えていることもよくあり、そこにずっといるわけですから、身体がある程度その暑さに慣れていたように思います
すぐに汗をかきましたし、すぐに皮膚が黒くなりました
※冬でも日焼けの跡が残っている感じでした
だからか、多少の暑さでも、周りの人が暑い暑いと言っていても、それほどしんどくなかったです

それが今は、エアコンが使えないと、ものすごく暑く感じ、ぐったりします
身体が暑さに慣れていないと自覚するのです
家でもエアコンを使い、移動の車の中でもエアコンを使い、エアコンなしでは困る状況になっています
熱中症対策の観点で言えば、エアコンの使用は大切であり、命を守ることが最優先なのですが、これでよいのかと思う部分もあります

先日、全校生徒がエアコンの効いた教室で、会議室から繋いだオンライン講演会に参加しました
※3年生の1学級は直接会議室で講演を拝聴しました
内容は、「子どものネット依存」についてでした
富山大学疫学健康政策学 准教授の山田 正明 先生に来校いただき、お話していただきましたが、とても興味深く大切なお話でした

ネット依存も、エアコンの使用も、どこかでつながっているように感じます
それは、本来人間のもっている能力を衰えさせるのではないかということです

決して「暑さを我慢しなさい」とか、「ネットの使用禁止」と言っているわけではありません
何事にも通じますが、「過ぎる」ことには留意しなければと思います

生物は環境に適応しようとします
人間の身体もそうです
スポーツ選手が心肺機能を高めるために高所トレーニングをすることもその例です
中学生が繰り返し同じプレーを練習したり、身体に負荷を与えるトレーニングをすることもその例です
しんどい時に、仲間の力を借りてもうひと踏ん張りする経験もその例でしょう

負荷があることで、それに負けない身体や心になる
負荷がなければ、そもそも耐える力は必要ないので、そのような身体や心になる
負荷の量や質が「過ぎる」ようでは逆に身体や心が壊れることがあることも事実ですから、そこは気をつけなければなりません

無酸素登山家の小西 浩文 氏
15歳で登山を始め、1997年に日本人最多となる「8,000m峰6座無酸素登頂」を記録します
20代後半から30代前半にかけて3度のがん手術を経験しながらも、がん手術の合間に2座の8,000m峰、ブロード・ピークとガッシャーブルマ2峰の無酸素登頂は人類初となる快挙でした
そんな彼の、若者に伝えたいとした言葉があります

人生に困難はつきもの
そして困難を正面から突破するには、若い間に心と体を鍛え上げる他ない
歳を重ねるほど、生命力・免疫力は落ちてゆき、病気などの命の危機に瀕するリスクも必然的に高くなる
その際に耐えうる実力が養われていなければ、ポキッと心が折れてしまい、衰退の一途を辿ることになりかねない
若い間に人生の困難を突破できる「心」と「体」を鍛え抜くことが、人生の羅針盤になる
そして実力を養うには、不可能と言われる目標を掲げ、必達に向けて一生懸命励むことが肝要
自分の限界を見据えて立てた目標では、自力は身に付かない
若い間はその後の人生の礎を築く時期であり、失敗が許される特権をもっている
たとえ躓いても、自分が秘める可能性を信じ、夢や目標に全力で挑み続けてほしいと切に願う
人生は死ぬまで修養、死んでも修養


とても共感する言葉です
特に、「失敗が許される特権をもっている」は、教師になりたての頃、先輩教師から新米教師であるわたしに送られた言葉と同じです

ただ、最近思うのは、失敗を恐れず、新たなことにチャレンジすることに歳は関係ないということです

脱皮しない蛇は死ぬ

挑戦をやめた瞬間に、教師として、終わっているのかもしれません


※10:40現在
窓や戸を開放している1階の職員室内の状況
周囲温度 摂氏29.2度
湿度   85.0%
WBGT(暑さ指数) 27.7 警戒

ただいま現在、まだエアコンは直りません
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出中生の姿からマナブ no.562

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富山県中学校総合選手権大会が終了しました
特に7月15(土)、16(日)は、酷暑の中での大会となりました
この2日間も、本校からも多くの出中生が参加していることから、県内各地で戦う出中生を応援すべく、教頭と手分けして会場を回りました

7月8日(土)から始まったこの大会で、競技・種目は違えども、勝負の世界は、不思議と共通することがあると改めて感じました

○ここぞというときにつかまなければ、すり抜ける勝機
→流れを読み、ここぞという瞬間をキャッチする集中力は重要

○この相手に勝つ!そのためのプランは重要
→ただ、相手と戦っているようで、最大の敵は自分自身であり、練習からずっと自分との勝負とも言えます

○それは仕方のないミスか? しょうもないミスか?
→攻めのミスならば仕方ないとわたしは思っています
 どうでもよいミスは、負けにつながります

○対戦相手に敬意を払う
→相手がいるから今の戦いがあります
 こちらの苦しい中で、相手が素晴らしいプレー
 その時の、こちらの気のもちようで、試合の流れは変わります

○「勝ちに不思議な勝ちあり、負けに不思議な負けなし」
→江戸時代後期の平戸藩主であり、剣術の達人とされる松浦静山による剣術書『剣談』の中の言葉とされています
 勝利の神様がいるとするのなら、その神様は何をみて自分たちに微笑んでくれるのでしょう?
 そのような経験をわたしは今まで何度もしてきました
 今回も、最後まであきらめず、一つ一つのプレー、今のプレーを大切にした選手が絶体絶命から大逆転をする場面がありました

○試合の流れ
→攻めるときと守るときがあり、不思議とその両方は波のようにやってきます
 耐える時間帯があり、イケイケの時間帯が予想がつかない中でやってくるわけです
 そのときを見誤らないために、いや、そのときを勝利に結びつけるために、熱い心で戦いながらも、いつも頭は冷静でいたいものです
 カッとなった瞬間は自分を見失っており、相手に流れを渡すきっかけです
 ただ、これはおとなでも難しく、中学生ではもっと難しいかもしれません・・・

○試合の準備
 → 逆算して、今の時間は何をするのか?

他にもいろいろありますが、あとひとつでやめておきます
そのひとつとは、「審判への敬意」です

大原則として、審判がいてくれるおかげで公平・公正な勝負が成り立ちます
審判はヒューマン・エラーがあることを自覚し、ミスを極力減らすために努力しています
特に学生の大会では、参加選手が純粋に勝利を目指して、上位大会への出場を目指して努力していることを知っています
だからこそ、審判の判定も含めて試合なのだとわたしは考えます
わたしも、過去に県選手権大会はもちろん、北信越大会や富山県開催の全国大会、果ては富山県開催の高校総体(インターハイ)でも審判をする機会がありました
「何もわたしにさせなくても・・・」と当時は思いましたが、やるからにはこちらも真剣でした
特に高校総体では中学生以上に優勝をめざし、命を削って努力し続けている高校生の実態を知っていましたから大きなプレッシャーでした
今回の大会中に、いくつかの試合会場で判定への不満を言動で表す選手、保護者、観客等の姿を見ました
その気持ちは痛いほど理解できますが、その試合中の言動は決してプラスには働かないと思っています
過去に、プロ野球の投手が話していたことがあります
「球審は人なので、判定に癖がある」
「あるいは日によっても違うときがある」
「だから、最初のイニングは特に、その試合の球審の状態を探り、疑問に思った判定は何個分ずれているのか、どれくらい高低差があるのかなどを確認する」
この投手が誰だったのか忘れましたが、印象に残った発言でした

ああ、またダラダラと長文になりました
出中生のおかげで、いろいろなことを考えさせられています
ありがたいことです

ある方と大会後にお話をして、共に「そうですね〜」と言えたことは、「やはり中学生はすごいねぇ」でした
予想を超える成長をみせることがあります
とんでもないことをやってのけることがあります
前に書いたように、奇跡に近いモノをみせてくれるのです
これは出中生だけでなく、出中生と対戦してくれたすべての中学生のおかげさまです
ありがとうございました

※写真を掲載できなかった出中生のみなさん、ごめんなさい

創意工夫 no.561

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出中生の可能性は無限大
みんなの様子をみていると、毎日そんなことを思わせられます

かつて放映されて話題となった、ドラマ「女王の教室」で、メインキャストの天海祐希氏演じる阿久津真矢教諭が発したセリフは、とても刺激的でした
そんなセリフのひとつ、最終回、教師について彼女が語った言葉があります
若い教師に「先生は、なんでそんなにがんばれるんですか?」
「なんでそんなに教師が好きなんですか?」と問われ、こう答えます

「教育は奇跡を起こせるからです」
「子供たちは成長してく中で、わたしたちが想像する以上に、素晴らしい奇跡を起こします」

全く同感であり、本文の冒頭とつながります

上写真1枚目
空き缶回収で、少しでも多く集められるように創意工夫する委員の姿
朝早くから回収作業にあたる委員の姿

上写真2枚目
結団式で、本番に向けて団が一致団結できるよう、団長を中心に3年生が創意工夫している姿
それについていこうとする1、2年生の姿

上写真3枚目
第3学年総合的な学習の時間で、各学級ごとに探究活動に取り組み、それぞれのプロフェッショナルをお招きして学ぼうとする姿
来校いただいた講師の先生に創意工夫した学びの成果を発表する姿

それぞれの場で、それぞれのできることを、本気・根気・元気に取り組んでいる姿に、わたしは感動しています

ただ、人間はいつも元気はつらつという訳ではありません
思うようにならずイライラしたり、体調がすぐれず元気がなかったり、悲しいことがあってどうしようもなかったり、と人生はいろいろです
雨の日もあれば晴れの日もある
雪の日があれば、嵐の日もある
曇りの日も、ころころと天気が変わる日もある
言えることは、ずっと同じことは続かないということでしょうか
しんどい時、元気がない時は、ちょっと辛抱
我慢というより、辛抱
辛さを抱え、そのしんどさをやり過ごすことがあります
ものすごいものに触れて、しんどいと思っている自分を、しょうもないと思うことがあります
何か全然別のことに取り組んで、元気を取り戻すこともあります
しんどい時の対処法、わたしの場合は、そんな感じです

何とか学校へ来ることもそのひとつ
何しろ学校に来れば、奇跡を起こす出中生と会えるのですから

暑い、熱い no.560

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昨日は、10:20に砺波市で発令された大雨注意報が19:55に大雨警報となり、21:13に発令された洪水注意報が21:43に洪水警報となりました
昨夜は北陸新幹線が止まり、今日もJR城端線、あいの風鉄道が運休し、国道359号線、156 号線、8号線が通行止めと、生活に影響が出ています
朝まで関係機関のみなさんは大変だったでしょうし、土砂災害や洪水の危険性の高い地域のみなさんも大変だったことでしょう
まだ、警戒は続いていますから、今もです

わたしは続く雷と強く降る雨の音を聞きながら、明朝の登校についてや学校施設について等、いろいろ考える夜を過ごしました
NHKの朝の全国ニュースで、実家近くの河川公園が冠水している様子や、その近くのアンダーパスが水没している様子が流れましたが、自分の知っている場所のそのような映像はインパクトがあります
早朝に、出町中学校周辺の様子についての情報を入手し、気象情報等も踏まえて、通常通りの日課運行としています
現時点で大きな被害等の情報は入っていませんから、ホッとしています

この雨の降り始めとなった昨日は生徒会活動の時間に、運動会の結団式がありました
天候の関係で、中での実施でしたが、3年生を中心に、それぞれの団が独自のやり方で式を進行している様子が頼もしかったです

学年を超えて結束するために、団役員の紹介の後、エンカウンター的な交流の活動をしていることが印象的でした
時代に応じてその様子が変わるというか、工夫が凝らされているというか、出中生の発想に感心します

運動会は9月2日(土)です
その日まで、それぞれの置かれた場所で何ができるのか、一人一人が考え、自分で決めて、本気・根気・元気に活動してくれるだろうと期待しています
そのために教職員も、本気・根気・元気です

心遣いに感謝 no.559

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執行部の代表が、わざわざ校長室へ運動会の鉢巻きを届けてくれました
紫・赤・青・緑・黄・白の6団6本6色です
教職員はどこかの団に所属しますが、校長はどの団にも所属しませんからちょっぴり寂しいところです
やはり運動会に関わる一人としてハチマキがあるとうれしい
そんなわたしを気遣って、持ってきてくれたのでしょう
歴代の執行部も持ってきてくれました
今回も、さっそく校長室の、毎日必ず見る校訓・今年度の重点目標などが書いてあるボードの横、つまり、とても目に留まりやすい場所に6本並べてかけました

毎年運動会の終了直後に3年生が卒業アルバム用の集合写真を撮影しますが、その時にはその集合写真にわたしを入れてくれます
そんな心遣いに応えるべく、その時はハチマキも上の服もそれぞれの団の色のものを着用します
撮影順をあらかじめ確認しておき、重ね着をし、撮影終了ごとに1枚ずつ脱いでいくのです
あまり気付かれていませんが、当日の服装もどこかの団だけを応援しているように感じられないようにと、結構苦心しています
変な気遣いでしょうかねぇ・・・

各団、みんながんばれ!!
と、想い、出中生を応援します

今日は結団式
まずは3年生のがんばりを応援しつつ、各団の様子を観られることを楽しみにしています
3年生!任せました!!
頼りにしてます
あ!1、2年生も3年生を中心にそれぞれがんばってください
みんなを応援しています

学びの場 no.558

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第3学年社会科の授業
この学級では、初めての公民分野の授業です
公民分野の学習の、大切な導入の時間になります
指導者にすれば大きな流れの「つかみ」の部分であり、公民分野の学習に対して興味や有用感をもたせたい時間です
少し観させてもらいましたが、とても興味深かったです
互いに自分の考えを述べ合っている姿から、生徒にとっても興味深い学習内容だったと思います
これは指導者による教材研究や、教材分析の成果ですが、それだけでなく、学校や教室が学びの場になっていることが重要でした

2022年12月に文科省が約12年ぶりとなる「生徒指導提要」の改訂版を公表しています
いじめ防止対策推進法の成立や、主体的・対話的で深い学びへの転換等、学校教育の実態を踏まえて、今回の改訂ではその内容が大きく変わりました
「生徒指導提要」とは、簡単に言えば、「学校関係者のための生徒指導の手引書」であり、指導の際の視点や方向性の基本が示されているものです
今回の改訂版のP130に、いじめ防止につながる発達指示的生徒指導という項目があります(第4章、4.3.1)
いじめ防止につながる発達的生徒指導を、生徒が人権意識を高め、共生的な社会の一員として市民性を身に付けるような働きかけを日常の教育活動を通して行うこととしています
その留意点は4つ

1、「多様性に配慮し、均質化のみに走らない」学校づくりを目指す
2、生徒の間で人間関係が固定されることなく、対等で自由な人間関係が築かれるようにする
3、「どうせ自分なんて」と思わない自己信頼感を育む
4、「困った、助けて」と言えるように適切な援助希求を促す

これは学びの場である学校という環境についての留意点とも言えます
その対象は生徒だけでなく、そこで働く教職員も含んでいるとわたしは考えますから、生徒を教職員とも読み替えます

3年生の公民の授業で観られた、生徒と指導者が何とも表現できない雰囲気(空気)の中で学習する全体の姿は、とても大切な姿だと感じています

本気・根気・元気 no.557

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第2学年の廊下掲示に、「根気ノート」のコピーがあります
校長に配慮してくれているようなその名前
昨年度から続けてくれている取組です
※上の写真の左隅には「本気、元気」と書いてあるのがうれしい

継続は力なりとは、昔からよく言われることです
このことを今まで実感しています
実はこの「校長室より」もそのひとつだったりします

担任の愛のメッセージと共に、同級生の頑張りを知ることは、しんどい時の助けになることもあります
得意なことを「根気ノート」でより得意にするのもひとつ
不得意なことを「根気ノート」で不得意でなくすこともひとつ
「根気ノート」をやらされていると取り組むのもひとつ
「根気ノート」をやっていると取り組むのもひとつ

やらないよりやった方が、自分の中で何かが変わります
どうせやるなら、より前向きに取り組みたいと、わたしは考えます

さて、出中生のみんなはどうでしょう?
特に、「根気ノート」に取り組む2年生のみんなはどうですか?

本日も学び no.556

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朝から青空の広がる、梅雨とは思えない空
月の姿があり、思わず家の中にあったユニホックのボールと一緒に撮影しました
距離が違うのでどちらかにピントを合わせるとどちらかがボケて、どうもスマホではすっきりした写真が撮影できません
遥か彼方の月と手元のボールの、太陽の光によってできている影が同じことが分かりますか?
不思議ですがほぼ、そうなるのです
出中生はその理由を説明できるだろうかと、撮影したのでした

そして、今日も出町中学校ではなく、わたしは金沢へ
昨日と会場が変わり、駅横の県立音楽堂です

文部科学省からのお話も、加賀屋の代表取締役小田様のお話も、わたしにとっては貴重な学びです
ありがたいことであり、昨日同様、この学びを未来はどう生かすかがわたしの課題です

今日も学びに励んでいるだろう出中生に負けないようにと、わたしも本気・根気・元気なのでした

これも学び no.555

本日は朝イチで検査
そして診断
やや落ち込みつつ、その後、学びの場へ

他県の方々との交流は刺激ばかりです

共通点を知り心強くなることあり
違いを知り、新たな視点やヤル気になることあり
モヤモヤがますます深くなることあり
その全てが未来へつながるわたしの学びです

自分なりに消化、吸収し、教育にいかに生かすかは、自分次第ですな

これも、本気・根気・元気のカタチ
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刺激し続ける no.554

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図書室前に、図書委員おすすめの図書が紹介されています
少し前はラックに書籍が入っていたのですが、現在は机に並べられています
どうやら、少しでも出中生が見やすく手に取りやすいようにと、改善されたようです

やるかやらないか
この差は大きいです
そして、やり続けることと、やったきりの差も大きいです
やり続ける中で、絶えず改善を図ることは、やり切ることに通じると思います

図書委員会が改善を図りながら、その責務を果たそうと活動していることが伝わってきます
委員一人一人が工夫して作成したポップも、それぞれ個性があっておもしろいです
この企画は、ちょうど夏休み前ですから、出中生が読書に触れるタイミングとして絶妙です
この様子を見るだけで、なんだかうれしくなって、元気をもらえ、自分も頑張ろうと思えます

今、学校司書は「読み語り」を朝の読書の時間に実施しています

少しずつ、様々な方向から、継続した刺激が、出中生に送られています

生物は、刺激に対して反応します
言い換えれば、刺激に対して反応がないのは、エネルギーがない時や、命が尽きているときです

はっきり気付く刺激があれば、気付かないで受けている刺激が学校生活にはあふれています

種をまかないと芽が出ないことと、このことは通じているとわたしは考えます
また、望まない芽が出た時には、どこかでその種をまいていた(※まかれていたことを見逃していた)ことの結果であることを、忘れてはならないと思っています

今日もめざすは、本気・根気・元気です

既に「岸部露伴は倒れない」は、貸し出し中でした

応援されること no.553

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今週末から始まる、県中学校総合選手権大会、県民体育大会の壮行会を実施しました
文化体育後援会から池田副会長様に来校いただき、激励の言葉をいただきました
ありがたいことです

吹奏楽部の生演奏での入退場
出中生による応援
生徒会長の激励の言葉
文化体育後援会 副会長 池田様からの激励の言葉
わたしからの激励の言葉
そして、各団体の代表者の大会に向けての言葉

体育館という空間が、応援するもの、応援されるものが一体となり、出町中学校という一つの生命体のように感じました

応援について、2018年7月に株式会社運動通信社が興味深い動画を配信しています
その記事は今も閲覧可能です
タイトルは、「人は、見られることで、強くなる。 | 大勢に注目されることが選手のパフォーマンス向上に影響することを検証」https://sportsbull.jp/p/357470/

内容は、スポーツメディア「SPORTS BULL(スポーツブル)」を運営する、株式会社運動通信社が、平成30年度「2018 彩る感動 東海総体」(インターハイ)の全30競技のライブ映像&ハイライト映像を、サイト内コンテンツ「インハイ.tv」にて完全無料で配信することについて触れたものです
興味深いことは、その中継開始に伴い、試合観戦によるパフォーマンスの違いを検証した動画を公開したことです
この検証の対象は、ハンドボールの強豪校である「県立氷見高校ハンドボール部」でした
無観客の前半戦と、観客を入れて応援されている状態での後半戦で、選手のパフォーマンスに違いがあらわれるのかを、器具を使って計測しています
選手達には応援が来ることは知らされず、運動効果の測定器具を装着して試合を実施し、後半に突然、体育館を埋め尽くすほどの氷見高校の生徒が体育館に集まって応援を開始します
選手達は突然の展開に驚きながらも、大勢から注目を浴びることでパフォーマンスが向上し、前半と比べてより攻防が活発になり、多くの好プレーが見られたそうです
数値としても、観戦による選手のパフォーマンスの向上が証明されます
走行距離:1.53km→1.73km
ステップ数:1486歩→1809歩
心拍Zone:87.83%→92.83%
それぞれの数値が、運動量・身体機能の格段の向上を示すものとなりました
前半よりも更に心拍数が上がっているにも関わらず、後半の方が走行距離やステップ数が伸びていることから、見られたこと・応援されたことにより、心拍が高い疲れている状況でも頑張れていたことの証明となります

実際に応援された選手のコメントも掲載されています(※一部抜粋)
・観客がいるとモチベーションも上がり、「良いプレーをしたい」という気持ちから自然と体が動いていました
・多くの観客が入ってきて、自分は「やらないといけない、3年生として恥ずかしいプレーはできない」という気持ちが強くなりました
・観客が多い方が燃えるし、得点を決めたときの喜びも大きくなるように感じます

この動画のコピーは、
「人は 見られることで 強くなる」

わたし自身も、今までの人生の中で多くの方に応援された経験がありますが、大会等の試合だけではなく、様々な場合で、応援(支援)のおかげで、いつも以上の力が発揮できていた気がします

壮行会で、応援する出中生、応援される出中生の姿を観ながら、そんなことを思い出しました
出中生がそれぞれの役割や立場で、今為すべきことをやり切り、その日に取り組んだ成果を出し切ることを、わたしも応援します

がんばろう!出町中学校!

今朝、地域の方からお花をいただきました
これも、出町中学校を応援していただいているひとつのカタチです
白色のグラジオラスの花言葉は「勝利」のようです
いつも、ありがとうございます

ブラックの放出 no.552

ここ最近流れるニュースは、誠に暗くなる内容ばかりです
明るいニュースをどんどん知りたいのですが、マスコミやネットで流れるものは、どうもあまりよろしくない内容のものが多いように感じます
※わたしの心もちが、そういうニュースに関心をもたせてしまっているのかもしれません・・・

危機管理の視点からは、重要かもしれませんが、・・・
犯罪に関するニュースであれば、「どうして、そんなことをしてしまうのだろう?」と感じることが毎日流れます
命を軽く扱うもの、多くの人に迷惑のかかるもの、それらのほとんどは誰にでも「よくない」と考えられる事案です

すべてはその人の心のせいでしょうか?
弱い心 強い心 心の波 ・・・
人間は心が弱っているとき、いつもは考えないようなことを考え、言動に移してしまうことがあります

いわゆる「魔が差した」瞬間です
いつもとは違う心ですから、多くの場合はわれに返ったときに後悔することとなります
※麻痺してしまって、後悔することがなくなる人もいます

心の状況は環境・状況に影響を受けやすく、「魔に入り込まれやすい」ときがあるようです

 季節の変わり目
 気候が変化するとき
 夕暮れ時(逢魔時)
 草木も眠る丑三つ時
 悩みごとや心配ごとがあるとき
 疲れているとき
 何もかもがうまくいっているとき
 お酒を飲んだとき
 権力を握ったとき
 自分が偉いと勘違いしたとき
 油断したとき
 慢心したとき
 不安なとき
    ・・・等々

人の心の中にはいろいろな自分がいます

 よりよく生きようとする自分
 楽をしたい自分
 意地悪したい自分
 えらくなりたい自分
    ・・・等々

夢分析で有名な心理学者・精神科医のフロイトは、「夢には、ふだん理性の下で抑圧されている無意識や願望が出てくる」と述べています
無意識を抑圧し続けることでモヤモヤが蓄積して欲求不満になり、それを夢で解消していると
魔が差すとは心理学的には、裏の心があらわれることであり、夢に登場するような抑圧された欲望や無意識がふと、理性を超えて表面化することだそうです
うまく心の中のブラックな自分を満足させてホワイトにしてあげることが重要ということでしょうか
また、フロイトは、生活の中であるちょっとした言い間違いに、本音がかくされているとも述べています
確かにわたしにも思い当たることがあります

魔が差した言動のせいで後悔しないためにどうするか
それは、一寸立ち止まり、深呼吸することです
人間は感情の生き物であり、ブラックな自分に負けてしまいそうになることは多いですが、立ち止まり、呼吸を整えるのです
自分の中の他の自分が、今の自分を冷静に見るのです
「今その言動をとると、どうなるか?」
落ち着いて、そのことを考えられればと思います
「それを言っちゃぁ、おしまいだよ!!」
※映画「男はつらいよ」で、渥美清氏が演じる主人公の寅さんの名セリフ
「覆水盆に返らず」
昔から多くの人が、「魔が差す」経験をし、後悔してきています

魔が差したときに、ブラックな自分に負けない、自分なりの方法を、出中生はもっているでしょうか?
かくいうわたしも、「そんな方法がわたしにはある」と言える自信はないですが・・・

もし、魔が差した言動をとってしまったら、何をすればよいでしょう
わたしが中学生に指導してきたことは、次の3点です

 ・事実を素直に認めること
 ・謝罪すること
 ・責任をとること

この3点を誠実に、確実に遂行することが、魔が差して言動に移してしまった人のやることだと思うのです
こんな指導をしつつ、このときわたしが心配していたことは、魔が差して言動に至った生徒は、何かを心に抱えているのではないかということでした
理由があるなら何をやってもよいということではないことが前提ですが、その言動の原因を解消することは、その人の未来にとって大切だと考えます
人は夢の中だけでなく、言葉にして誰かに話してブラックの要因を放出することで、開放されることがあるのです
ブラックな心を抱える出中生がいるのなら、誰にでもよいから、そのブラックを正しく放出して、少しでも心を軽くしてほしいと願います
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行事予定
3/14 卒業証書授与式  10:00
3/20 春分の日

学校だより

1学年だより

2学年だより

3学年だより

インフルエンザ様式

その他感染症様式(インフルエンザ以外)

学校からのお知らせ