最新更新日:2024/05/19
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校訓 天資養活 自他共栄  本校の特色を活かし、保護者や地域のみなさんと連携しながら、一人一人の生徒が「勇気をもって」一歩踏み出せる学校をめざします
出中 校訓
出中 校舎
砺波市立出町中学校
住所:〒939-1366
富山県砺波市表町18番29号
TEL:0763-33-2329
FAX:0763-33-2330

月 その2 no.689

今日は1月最後の日
時の進むのは早いもので、もう晦日です
「みそか」「つごもり」「かいじつ」
読み方はいろいろですが、太陰太陽暦の暦法である中国暦からきて、和暦の毎月の最終日のことを指します
月相を表す言葉に由来し、「朔」は月が現れること、「晦」は月が隠れることを意味します
定義として、晦日は翌月の朔日の前日とも言えますね

「みそか」とは本来、30日の古い表現ですが、31日であろうと29、28日であろうと、月の最終日を指します(※1年で最後の晦日、つまり1年最後の日を「大晦日(おおみそか、おおつごもり)」と言いますね)

ちなみに、昔から人々の興味を引く月には、月齢やその見え方により様々な呼び名があります
・朔(さく)、新月
・既朔(きさく)、繊月(せんげつ)、二日月
・三日月、眉月、若月、初月、虚月、蛾眉、月の剣
・上弦の月、弓張月、恒月、半月、破鏡
・十三夜
・小望月、幾望
・十五夜、望、満月、望月、三五月、名月、天満月
・十六夜(いざよい)、既望、不知夜月
・立待月
・居待月、座待月月
・寝待月、臥待月
・更待月
・下弦の月
・有明月
・晦(つごもり)、三十日月(みそかづき)

朔(さく)とは、月と太陽の視黄経が等しくなることであり、今では新月(しんげつ)と同義です
月と太陽が、地球から見て同じ方向に見えるために、太陽光で照らされた月面が地球からほとんど見えません
しかし、月と太陽が重なることで日食が起こることがあり、皆既日食や金環日食時に新月の輪郭を見ることができます
朔の瞬間を含む日を朔日と呼び、陰暦では、朔日を月の始まる日「1日」としています
月の始まりなので「月立ち(つきたち)」が転じて「ついたち」と言い、朔日を「ついたち」と訓読みし、「朔」だけでも「ついたち」と読むようになったようです
だから、今の暦でも「1日」と書いて、「ついたち」と読むわけです

世の中の何事においても、知れば知るほどおもしろく、知れば知るほど知らないことが増えていくように感じるから不思議です
学問とは、そういうものだろうなと思います
主体的に学ぶことは、おもしろいのです

学問だけでなく、何事においても周りから強制されることには反発心や拒否感が生じやすいですが、自分の中から出たもの、自分で決めたこと等は、本気・根気・元気に取り組めるのではないでしょうか
だからこそ、未来のために、自分で考え一歩を踏み出すことがとても大切だとわたしは考えています


明日は県内外私立高校の一般入試
出中3年生の進路のことや、出中生や教職員全般のことで頭がパンパンですが、電源が復活して再び地上と通信できるようになったSLIMについては興味津々です

SLIM関係リンク
https://www.jaxa.jp/projects/sas/slim/index_j.html
https://www.isas.jaxa.jp/missions/spacecraft/cu...
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月 no.688

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朝、月がくっきりと青空に浮かんで見えました
少し欠けており、そのことで太陽の位置が分かります

今、この月の「神酒の海」の西にある「シオリ(Shioli)」クレーター付近(東経25.2度、南緯13.3度)に、JAXAの小型月着陸実証機「SLIM(スリム)」がいます
日本時間の1月20日0時20分に、日本初で、世界では旧ソ連・米国・中国・インドに次ぐ5か国目の快挙となる月面軟着陸に成功しました
アクシデントが発生し、ふたつのうちの一つのエンジンの一部が脱落しながらも、計画の目標地点よりも約55メートル東に着陸という、ほぼピンポイントの軟着陸を成功させています(※今までは他国も含めて10数キロ〜数キロ以内の着陸精度レベル)
飛行計画名は、「Smart Lander for Investigating Moon」で、SLIM
将来の月惑星探査に必要なピンポイント着陸技術を研究し、それを小型探査機で月面において実証する計画です
従来の「降りやすいところに降りる」着陸ではなく、「降りたいところに降りる」着陸へ、と質的な転換を果たすことに、成功した快挙です

時折夜空を横切るISS(国際宇宙ステーション)を見て、その光の点に人が存在する不思議を感じていましたが、今朝の月に日本のSLIMがいるというのもこれまた不思議な感じです
着陸前のアクシデントで機体は傾いていると考えられており、太陽電池に光が当たらず電源喪失しましたが、太陽光があたることで再び発電し始めて、通信が回復しているようです

このチームの、何を優先し何を切るかを瞬時に判断する力、リーダーシップ、そして、よりよい選択を確かな技術力とチームワークで遂行した結果が、着陸前後に分かりやすい形で出ていたと感じます
ジャンルは違いますが、本校においても危機管理を含めて参考になることだらけです
とにもかくにもこの快挙に賛辞を送りつつ、この後の観測結果を楽しみにして、月を眺めました


昔から月は多くの人の心をつかんでいます
それは日本だけではありません
月の自転周期と公転周期がほぼ同じであるため、月はいつも同じ面を地球に向けています
だから月面の模様はずっと地球から見えて、各地でその模様をいろいろなものになぞらえています
不思議なものです
参考までにわたしの知る限りの月の模様を下の図で紹介します
他にもあったら教えてください
いや、出中生ならば新バージョンで創造できるかな
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がんばれ no.687

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今週2月1日は県内外私立高校の一般入試の日です
本校3年生の多くも受験します

入学試験は選抜試験です
定員や合格基準があり、条件をクリアして合格となります

今日は3年生がその練習も兼ねた力試しに取り組んでいます
既に入試に臨み、合格している出中生にとっては、4月からこのような入試をクリアしてきた人たちと机を並べることになりますから、学習を疎かにするわけにはいきません
現時点での力試しの意味があります
進学を選択しない人にとっても、小中9年間の義務教育のまとめとして、現時点での力試しの意味があります


進路決定に向けて、心落ち着かない人もいるでしょう
そんなとき、共にそれぞれの目標に向けて頑張る人の存在は大きな力となります

「入試は個人戦であり、入試の勉強は団体戦」
この受験期によく聞く言葉です
これまで多くの受験生と関わってきて、この言葉はうまく受験を表現した言葉だと思います
人は一人では結構弱い存在です
特に心の面で、「不安」が自身の力を存分に発揮させない要因となります
そんなとき、近くに本気・根気・元気な人がいて、共にがんばることができることは、勇気をもらえるのです
受験の場合、定員の決まっているその席を目指して入試に臨みますが、出中生同士が争うのではなく、圧倒的に多い他校の生徒との争いとなります
同じ席を目指す出中生がいれば、それは同志でしょう
足の引っ張り合いではなく、共に高め合う存在です

今やれることを、精一杯やる!
最後の最後までやり切る!

有名な言葉にこんな言葉もあります
「怠ける者は不満を言うが、努力するものは目標を語る」
当日は今まで頑張った自分を信じて、その力を出し切るのです

あえて、「がんばれ」という言葉を使います
がんばれ!出中生!!

その先の未来 no.686

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放課後、校舎内外で部活動に励む出中生の姿があります
本気・根気・元気なその姿を見ると、荘子の外篇の秋水の一節が浮かびます

北海若曰:
井蛙不可以語於海者,拘於虚也

◎意訳
海の精である北海の若が答えた:
井戸の中の蛙(カエル)に海のことを分からせることはできない、それは蛙が狭い住みかしか知らないからだ

この文章は「井の中の蛙」の語源とされています

そして、この文章には続きがあります

夏蟲不可以語於冰者,篤於時也
曲士不可以語於道者,束於教也
今爾出於崖涘,觀於大海,乃知爾醜,爾將可與語大理矣

◎意訳
あなたが夏の虫に、氷のことをわからせることはできないのは、その一生がごく短いからだ
あなたが曲者たちに道理のことを語れないのは、彼らの知識がごく狭いからだ
今、あなたは狭い居所から飛び出して広い海を目のあたりにし、自分の無知を自覚したから、わたしはあなたと大いなる道理について語ろう 
 ※河の精が海の精と交わした会話です

広い世界に出て初めて見えてくるものがあります
新しいことにチャレンジしてこそ見えてくるものがあります
そして、がんばった先にしか見えない景色があります

どれにしても、まずは一歩を踏み出すことから始まります

わたしはこのことを、今まで出会った多くの中学生に教えてもらいました
そして、今は出中生に教えてもらっています
日々、ありがたいことです

雪 no.685

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中庭はすっかり雪化粧です
植栽にはこんもりと雪がのっかっています
図書室前の庇には雪がくるりんと垂れ下がっています
垂れ下がった雪にはつららがくっついています

しばしその情景に目を奪われます
わたしが雪に興味があるからでしょう
興味があることについては、その情報がすっと入ってきます
逆にそうではないものの情報は自然と遮断傾向にあると感じます

毎日の授業で、出中生は各教科の学習に興味をもって主体的に取り組めているでしょうか?
教師は出中生の主体性を引き出せているでしょうか?
どちらも思うようにできていなかったわたしなのですが、特に出中生には苦手意識があるものも未来の自分のために、切り捨てることはないようにしてほしいと願っています
わたしの場合、切り捨てたつもりはなかったのですが、「あきらめ的な遮断」となったある教科の学習内容が、驚くほど全く身に付きませんでした
そのために今のわたしは過去のわたしに対して「ちょっぴり」怒っています

「ちょっぴり」なのは、過去のわたしのおかげで今のわたしがあることに感謝していることと、過去のわたしのおかげで学んだことが多かったからです

栄養摂取についてもそうらしいのですが、「嫌い、嫌い」と思ってイヤイヤ食べる場合と、「好き、好き」と喜んで食べる場合では、同じ食材でも栄養の吸収率が変わるという論文を見た記憶があります ※諸元が明確でなくすみません

また、とことん興味があることを追求することで、苦手であるとか興味がないことに対する感じ方が変わることも学びました
ただ、義務教育中の学習において、「好きなものだけ学びなさい」と、わたしは思えません
学習指導要領に明記されている、生徒が中学校時代に身に付ける力、「個別の知識・技能」「思考力・判断力・表現力等」「学びに向かう力・人間性等」を、出中生には本気で根気よく元気に磨いてほしいと思っています
高校生の頃、中学校の選択教科についての論争があったことを覚えています
その結果と言えるか怪しいですが、今の中学校で選択教科は履修していません
※外国語で英語を選択していることはまた別です


時間が経つにつれ、図書室前の中庭の雪庇が落ちました
これは雪の性質や物理現象が関係しています
さて、どのような雪の性質なのか?
また、そもそも雪にはどのような性質があるのか?
興味・関心のある出中生に向けて、わたしの分かる範囲でお答えしますよ
あ!その前に自分で調べてみることですね

全国学校給食週間中! no.684

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1月24日から1月30日までは、全国学校給食週間です
昨日第2学年で生産者の方をお招きした会食は、その関連イベントでした
そして、今週は毎年恒例の特別献立となっています
今年のテーマは、「給食でアニメの世界を楽しもう」で、物語の登場人物や食べ物にちなんだ献立となっています
ちなみに本日の特別献立は「サザエさんの日」です
※関係リンク↓(砺波市給食センターHP)
 ◎1月の献立表、◎本日1月24日の献立  

全国学校給食週間には歴史と想いがあります
明治22年に始まった日本の学校給食は、各地に広がっていきますが戦争の影響などによって中断されます
戦後になって、食糧難による子供の栄養状態の悪化を背景に、学校給食の再開を求める国民の声が大きくなり、昭和21年6月からのLARA(アジア救済公認団体)による給食用物資の寄贈により、昭和22年1月から学校給食が再開されます
再開前の昭和21年12月24日に、東京都内の小学校でLARAからの給食用物資の贈呈式が行われ、この日が学校給食感謝の日と定められました
そして、昭和25年度から、学校給食による教育効果をより高めるため、冬季休業と重ならない1月24日から1月30日までの1週間が「学校給食週間」となります
子供たちの食生活を取り巻く環境が大きく変化し、偏った栄養摂取、肥満傾向など、健康状態についての課題が多くなり、学校給食は子供たちが食に関する正しい知識と望ましい食習慣を身に付けるために重要な役割を果たしています
学校給食週間中、学校給食の意義や役割について、生徒や保護者、地域のみなさんの理解を深め、関心を高めるために、全国の学校で様々な行事が行われます(※文部科学省HP参照)
砺波市でも、紹介した生産者との会食や特別献立といった行事が工夫され、実践されています
ありがたいことです
砺波市給食センターのみなさん、そして関係者のみなさん、ありがとうございます


大変個人的な話題で申し訳ないですが、給食と言えば、ドラマ「おいしい給食」がマイブームです
わたしの周りで知っている人がほぼいないので、学校HPにはふさわしくないかもしれませんが少し紹介します
このドラマは、1980年代の中学校を舞台に、給食大好き男性教師(市原隼人氏)と、給食マニア男子生徒の、給食に関わる闘いを描いたコメディです
2019年にseason1、2021年にseason2、2023年にseason3と、それぞれ10月〜12月の3カ月に全10話で放送されました
映画が2本公開され、この春に3本目が公開予定です
リアルタイムで観ていたわけでなく、紹介されてネットで観てはまってしまい、全話を観たのです
今のわたしは、知らないうちにこの作品の影響を受けているかもしれません・・・

今日の「サザエさんの日」特別献立もおいしくいただきました
ごちそうさまでした
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生徒総会 no.683

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生徒総会は、全校生徒が出町中学校生徒会の運営や活動に参加し、校訓「天資養活 自他共栄」を身をもって学ぶことができる、自己表現や協力の精神を育む場となっています

まずは、学校内での民主的なプロセスを意識できます
議会や委員会では自分たちの代表を通じて意見を述べたり、意思決定に参加することができたりしますが、総会では直接自分の意見を述べることができます
本日も、議題について協議する中で、本気の意見が出ていました
自分たちの生徒会に対して責任をもち、共同体としての一体感を醸成する機会となっています
また、生徒総会では議長が議事を進め、執行部や委員長が提案や答弁をします
リーダーとしてのスキルが磨かれる場です
また、全生徒がコュニケーションや協力、議論のスキル等をを向上させる場とも言えます
他の生徒の言動を見て直接学ぶのです
そして、異なるバックグラウンドや意見を尊重し、効果的なコミュニケーションを築くことが求められますから、社会でのコミュニケーションスキルの向上にも繋がるでしょう

生徒総会は出中生が自己主張し、協力し、責任感を持つ場であり、将来には社会的に成熟し、自己発展するための大切な場なのです
「小学校は子供の学校、中学校は大人になるための学校」と、以前直属の上司から教えていただいた言葉がずっと残っています

諸般の事情で、今日の生徒総会をすべて観ることは叶わなかったのですが、出中生の素晴らしさの一端を見られたことはしあわせでした
日頃指導に当たる教職員、様々な形で本校教育を支えていただいている保護者や地域のみなさんのおかげです
ありがたいことです

出中生 no.682

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土曜日の砺波地区スポーツ推進委員研修会において、3年6組の生徒が地域に発信したニュースポーツ
総合的な学習の時間に考案した、ゆるスポーツ「バンバンやっちゃ」の紹介

今日は新年度入学予定の出町小学校、砺波北部小学校、砺波南部小学校、鷹栖小学校6年生と保護者を招いての入学説明会
参加者に向けて、生徒会執行部と1年学年議会メンバーによる出町中学校の紹介

どちらも出中生の力が発揮された機会でした

校内での学習風景だけでなく、また、部やクラブ活動による大会やコンテスト・コンクール等の様子だけでなく、地域も含めていろいろな形でその力・エネルギーなどを発信する姿は、わたしの中学生時代にはなかったように思います

時代の変化と共に学校教育も変化します
不易と流行
決してすべてが変化するということではなく、残す必要の合うものは残すことも大切です
それらも含めて、日々更新
脱皮しない蛇は滅びるのです
ただし、脱皮しても蛇は蛇です

選択すること no.681

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校舎内を廻って観られる出中生の学びの姿(上写真1枚目、2枚目は音楽科の琴の授業)
今週行われた3年生の三者面談

出中生が出町中学校に在籍するのは原則3年間
3年がたてばそれぞれの進路へと、それぞれが歩み出すのだなぁと改めて考える時期です
加えて年度のまとめ・新年度準備の3学期ということで、過去の自分のことも思い出します

中学生時代の3年3学期もそうですが、特に思い出すのは高校時代の進路選択の時期です
わたしは大学進学を漠然と志望していましたが、何を学ぶのかを大いに悩んでいました
学部・学科を選択することで、その先の進路が限定されるイメージをもっており(※今は、そんなことはないと考えますが、その当時は・・・)、ここだと決めることを躊躇してしまうのです
小・中・高と、何となくまんべんなく学んでいた状態から、専門性を高めるために学ぶ大学
学ぶ内容の範囲が狭く・深くなり、卒業後の進路についても選択幅を絞るイメージでした
今になれば決してそんなことはなく、「楽しいと思う道に進め」とか、「面白そうだと思ったことをすればよい」と考えるのですが、その当時はその先が全く分からなかったので、不安しかありませんでした
今ほど、キャリア教育という概念もなかったことも影響します
あのとき、経験豊かなおとなの意見をもっと真摯に聞けばよかったと後悔しています
ただし、これは当時の進路選択を後悔しているという意味ではありません
選んだ先で出会った人との縁や、今につながる経験はそこを選んで歩んだからこそと思っています
そのおかげで「教師にだけはならない」と思っていた自分が、今は出町中学校の校長として、毎日出中生に会えることが幸せだと感じているのですから

自分が選んだ道を思い通りに進めるかどうかは別の次元の話で、結果としてその道に進むということになった事実は、その進路を歩むことが自分にとっての運命であり宿命だと今は思っています
その進路を歩むからこその出会い、経験、学びなどがあります
これは本気で自分の進路を考えた末のことであるという条件付きですが・・・

「置かれた場所で咲きなさい」
渡辺和子氏の著書(幻冬舎文庫)です
置かれたところこそが、今のあなたの居場所
時間の使い方は、そのまま自分のいのちの使い方
自らが咲く努力を忘れてはならない
雨の日、風の日、どうしても咲けないときは根を下へ下へと伸ばす
次に咲く花がより大きく、美しいものとなるように

今の自分や自分が選んだ進路ついて、くよくよしている時間はもったいないとわたしも思います
ただ、人間ですから、そういう想いにもなりますが・・・
特に本気で考えて決めた進路であればあるほど、思い通りの結果でなければショックは大きい・・・

そういう時、自分の心をどう落ち着かせるのか
とことん落ち込むだけ落ち込んで、どん底を力いっぱい蹴って這い上がることもひとつ
気分転換でスイッチを切り替えることもひとつ
新しく進む先を見直して、ワクワクを見つけるのもひとつです

自分の機嫌は自分がとるのです
自分を律するのも自分です

今進路について悩んでいる出中生
大いに悩むとよい
おとなの意見も聞くとよい
そして、最終的には自分で決めて、覚悟をもてばよい

どの道を歩むこととなっても、その先には自分の目指す未来があるのです

ダメージ no.680

自然災害など危機的な出来事に直面した子供たちが、不安を抱えたり、いつもと違った反応を示すことは自然なことです
今回の能登半島地震でも、富山県で観測史上初となる震度5強(砺波市では震度5弱)を記録した揺れを経験したことで、心にダメージを受けている子供がいます
以前に書きましたが、それはおとなも同様です
特に、発災後からずっと流れる情報は、多くがネガティブなものであり、地震発生から2週間以上が経過した昨日のニュースで、わたしはテレビの前で一人大泣きしてしまいました
それは、高齢の女性が自衛隊から支援を受けて、「本当にありがとう」と手を合わせている場面でした
いろいろなことが思い出されたり、想像させられたりして、涙があふれ声まで出ました
もしかしたらわたしにも気付かないうちに今回の地震のダメージがあるのかもと感じました
輪島市の中学生が集団で白山市へ避難する映像もぼやけてよく見られませんでした

発災後、親と一緒でなければ寝られない、一人でいることが不安、小さな物音や振動で緊張する、等々、子供だけでなくおとなもダメージを受けているのです
飼い犬や猫がおびえている様子もSNSに多く流れていました
自分自身が気付けていないダメージもあるでしょう
言動となって表出する姿は人によって様々です
こんな時、子供の場合は落ち着いた大人がそばにいることが大切だと言われています
その環境の中で子供は少しずつ、自分のペースで落ち着きを取り戻せるでしょう
時間はかかりますが・・・

この助けになるであろう資料があります
今まで紹介したものもそうですし、今回紹介するのは「子どものための心理的応急処置 (Psychological First Aid for Children)」です
心理や精神保健の専門家ではなくても、子供に寄り添うことができることをねらいとした、子供のこころの応急手当です
参考になればと思い紹介します

パンフレット(A4二つ折り)はこちら
 https://www.savechildren.or.jp/news/publication...

自然災害などの影響を受けた子どものこころを支える5つのポイント
 学童期・思春期はこちら
 https://www.savechildren.or.jp/news/publication...

おとなの方は、ぜひ、ご一読ください

※「子どものための心理的応急処置 (Psychological First Aid for Children)」は、世界保健機関(WHO)等が、支援者としてのおとなが身に付けておけばよいと思われる心構えや対応を、公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンが、子供に特化するために発達段階や年齢を考慮してが作成したものです

進む路(みち) no.679

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今朝は放射冷却でとても寒い朝でした
原因は雲のない空であり、そのために日が昇ると青空が広がりました
校舎から立山連峰がきれいに見えます
校訓が刻まれたグラウンドの石碑は、静かに登校する出中生を見守っていました

今日の午後、第3学年の保護者会です
2学期末の保護者会に引き続き、私立の受験校を決定したり、進路決定の最終段階に向けての大切な保護者会です
自分が中学生の頃の三者面談を思い出すと共に、親として参加した子の三者面談のことも思い出されます
そして、自分が担任として臨んだ三者面談の場面も

とにもかくにも、最終的に決めるのは中学生自身です
ただ、親の想いや、おとなの客観的な意見をよく聴いて、考えてから、進路選択することは忘れないでほしいと思っています
長く生きているおとなにしか分からないことがありますから
そして、自分が歩む人生ですから、やはり中学生と言えども自分が決めればよいと、わたしは思っています

アメリカの作家であり詩人のエラ・ウィーラー・ウィルコックス(Ella Wheeler Wilcox)氏が残した、進路に関する言葉があります

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

進路を決めるのは風ではない
帆の向きである
人の行く手も海を吹く風に似ている
人生の航海でその行く末を決めるのは
凪でもなければ、嵐でもない
心の持ち方である

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

どなたが訳された文章かは分からなくなってしまったのですが、作者の言おうとしていることを考えて訳された意訳です

中学生にはちょっと難しいかな・・・
※下に原文も紹介しますので、興味のある人は読んでみてください

校訓「天資養活・自他共栄」
3年生は自身の進路決定に向けてとことん悩んでください
2年生はそんな3年生の存在を知ってください
来年は自分たちの番です
1年生もそんな3年生の存在知ってください
そして、今できることを本気で根気よく、元気にやってください
いや、みんなで共にやっていきましょう

※参考 (原文)
One ship drives east and another drives west
With the selfsame winds that blow.
Tis the set of the sails
And not the gales
Which tells us the way to go.
Like the winds of the seas are the ways of fate,
As we voyage along through the life:
Tis the set of a soul
That decides its goal,
And not the calm or the strife.
− Ella Wheeler Wilcox −

ひとつ前 no.678

今日は、1月17日のひとつ前の日です
1月17日は、阪神・淡路大震災を起こした、兵庫県南部地震発生の日
1995年(平成7年)1月17日(火)5時46分52秒
兵庫県南部地震が発生した朝のことをよく覚えています
その頃はなかなか朝に起きられないわたしでしたが、その日はなぜぱっちりと目が覚めました
「まだ、外は暗いのか」と思いつつ時計を見て、「ああ、まだ6時前かぁ 変な時刻に目が覚めたなぁ」と、考えていたらカタカタと揺れ始めます
「あれ?!」と思った直後にゆっさゆっさと大きい揺れ
足元に並ぶタンスが倒れるかもと感じつつ、隣に寝ている子供に倒れると大変だから覆いかぶさればよいものか、布団から出して抱えて外へ出ればよいものかと思案します
まずは布団を頭からかぶせて、せめて頭部を守るかとも思案します
そして、「タンスが倒れてケガでもしたら、判断が遅いということだなぁ」とも
そうこうしているうちに結構長く感じた揺れがおさまり、何事もなく寝続けている子供を置いてすぐに下へ降りてテレビを観ました
NHKのニュース速報は、刻々と関西方面での地震を伝え始めます
わたしの住む地域では震度3
神戸で震度6
※当時の震度階級は、0〜7までで、震度7については現地調査により決定するものとなっており、その後7と発表されます
NHK大阪局のアナウンサーは、「地震後、局へ来ましたが目立った被害は見られませんでした」と言っていましたが、明るくになるにつれ、衝撃的な映像が流れだしました
それはもう表現できない光景でした
その後、様々な検証が為され、法律や防災体制等も変えられます
そして、東北地方太平洋沖地震による東日本大震災を迎えることとなります
※これはこれでまた大変な出来事でしたが、これは別の機会に

あれから29年・・・
昭和生まれのわたしとしては昭和の年に換算してしまう癖があります
平成7年は、昭和70年
そして、今年令和6年は、昭和99年です
来年令和7年は、昭和100年!!
今年はひとつ前の年
単なる数字による区切りなのですが、少し元気が出た気がします

兵庫県南部地震も、東北地方太平洋沖地震も、まだその影響が継続している方がおられます
そして、能登半島地震に関しては、まだまだ混乱の中です
数十年単位での継続した支援が必要となるでしょうから、わたしができることは何かを考え、微力ながらお手伝いできればと思います
出中生のみんなにもできることがあります
正しく知り、将来の復興のために備えることもそのひとつでしょう

わたしの場合、まずは身近な地域から始めます
他人ごとではなく、自分事として、今回の件をどう生かすのかです
ひとつ前へ一歩踏み出してみます

※下の写真は地震後の学校内の様子(一部)です
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身を置く no.677

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1月13日(土)に砺波市文化会館で、第45回砺波地区アンサンブルコンテストが開催されました
出中生も出場するので、応援と、若いエネルギー溢れる音楽の場に身を置くために会場へ向かいました
小学校の部の途中から会場に入り、中学生の部を鑑賞しました
素人耳にもそれぞれの演奏に差があることが分かりますが、どの演奏にも演奏者の想いというか、心を感じました
出中生もそれぞれのチームでこの日までいろいろ工夫しながら頑張ったであろう過去の情景まで想像されて不思議です
それぞれのチームに賞が付き、その賞が何色かは気になるところでしょうが、それぞれの結果は自分の未来につなげるのです
思い通りの結果であれば自信に、思い通りではない結果であれば教訓に、これからの取組を考えてはどうでしょうか
未来にワクワクがあるのです

そうそう、事前に吹奏楽部の顧問からもらったタイムテーブル
いつもコンクールやコンテスト前にいただくのですが、わたしが見やすいようにマーカーが付けてあります
合唱部もそうですし、他の部活動の顧問も大会や何か行事があるときはそうしてくれます
相手のことを考える、こういったさりげない気配りを出中生にも知ってほしいので紹介しておきます
✳︎マーカーはHPで見やすいように処理して濃くしています
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押印 no.676

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出中生が集中して向き合った校内書初大会
受賞者へ渡す賞状の押印を行いました
一人一人に賞状を書くことができればよいのですが、なかなかそうもいかず、せめて押印だけでもと愛を込めて、せっせと押しました

今回受賞とならなかった出中生は、また次や別の機会に持てる力を出し切ってほしいと願っています
今回は、受賞した出中生を祝福してくれるとうれしいです

教室での授業もそうですが、本気・根気・元気な人を見ると、自分の心が動かされることはありませんか?
些細なことですが、授業中眠くなったとき、本気・根気・元気な級友に刺激されることがわたしにはありました
それは部活動でもそうです
応援されるときだけでなく、共に頑張る仲間の姿が、なまくらな自分の心を奮い立たせることがありました
これが学校のよさのひとつだと思います
それを同調圧力の影響だとネガティブにとらえる人もいますが、その影響をポジティブにするかネガティブにするかを決めるのは、やはり自分自身だとわたしは思います
そして自分はどうするかを自分で決めればよいと思います
奮い立たされたとしても疲労困憊であれば休むことが必要ですし、そこも自分の身体と心と相談しながらです

今回もいつものように「押印」からどんどん話がずれました・・・
慎重に愛を込めて押したので、一応、賞状の印はずれていないと思います

心は直接見えない no.675

元日に発生した令和6年能登半島地震
被害の実情が分かるにつれ、その影響の大きさをひしひしと感じ続けています
地震などの災害時には、「長く生きて経験の多いおとなへの影響が大きい」と、知りあいの心の専門家(心理士)から教えていただきました
つまり、教職員をはじめ、「おとなの動揺が、純粋で感覚的に敏感な子供にダイレクトに伝わる恐れがある」と
「「がんばりましょう」とか、「しっかりしましょう」という有形無形のおとなからのメッセージが心配である」と
余震も含めて何とも言えない不安感から、やる気が出ないとか落ち着かないということは当たり前に起こることであり、「おとなは「つらいよね」「苦しいよね」とその想いを分かち合うことがまず先である」と

わたし自身への励ましの言葉と共に、「分からないことは尋ねてほしい」と、心強い言葉もいただき、今、学校に居ることができています
ありがたいことです
決して当たり前ではないことです
感謝

落ち着かないのは当たり前
がんばりすぎる必要はない
平静を装う必要はない
つらい時、不安な時は誰かを頼ってほしいし、誰かに話をしてほしい
一人で抱えず吐き出してほしい

始業式でのわたしの言葉は、そんな想いを含めてのものでした

平成27年2月に文部科学省が発行した、保護者用資料「子供の心のケアのために」をトップページで紹介しました
また、文末に日本ユニセフ協会の資料「災害時の子どもの心のケア」も紹介しました
少しでも参考になればと思います

今日は1月11日
「鏡開」ですね
切ることを忌み、刃物は使わず、手や槌で割る
だから「開き(びらき)」です
帰宅したらしっかり「開き」、世の中の流れがよりよい方向へ進むように祈願します

「人生 楽ありゃ〜♪ 苦〜も あ〜るさぁ♪」
某時代劇の主題歌の歌詞です
しんどい時にわたしの頭の中をリピートする歌です
きっと、よりよいことが未来に待っていると信じます

まだ安否不明の方も多くおられます
早く安否が判明し、家族のもとへ戻ることができるよう祈ります

この後は、きっとよいことがあると信じ、今できることに励みます
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初め(ぞめ) no.674

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昨日実施した校内書初大会
力作ぞろいで校内審査はいつもみんなで悩みつつ、難航します
何とか今年も既定数の受賞者を選出し、特選・北日本新聞社賞となった作品が正面玄関に掲示されました
登校してきた出中生が立ち止まって眺めている様子を、幸せだと感じながら私は眺めます

そもそも書き初めは、日本の年中行事の一つとして、新年になって初めて毛筆で字や絵を書くことです
同じ意味の言葉として、筆始(ふではじめ)、始筆(しひつ)、試筆(しひつ)、試毫(しごう)、試簡(しかん)、試免(しめん)、試穎(しえい)、試春(ししゅん)、試觚(しこ)などがあります
初硯(はつすずり)、吉書始(きっしょはじめ)、吉書も、似た言葉です
わたしが小中学生の頃は、旧暦の1月2日に行われていたことから、1月2日の朝に書初をさせられました(※大きな強制力がはたらいていました)
同級生たちが1月2日以外に書いていることを知り、少し驚き、うらやましく思ったこともありました
もともとは、若水で墨を摺り、恵方に向かって詩歌を書く習慣があったことからきているようで、書く詩歌は「長生殿裏春秋富 不老門前日月遅」という漢詩がよく用いられたそうです
宮中で行われていた儀式が、江戸時代以降、庶民にも広まったとされています


ふと「初め」「初」が気になり、新版「角川俳句大歳時記 新年」(角川書店)のページをめくってみました

初景色
初山河
初赤城
初富士
初夢
読初(よみぞめ)
船乗初
初市
初商
初荷
買初
初会
初旅
出初

・・・

いろいろあります
小さい頃、近所に「初荷」と書いたのぼりを立てたトラックが家の前を通過するのを鮮明に覚えています
覚えていると言えば書初の作品を左義長で燃やしたことも妙に覚えています
雪の積もった近所の河原に大きな数本の竹が組み上げられ、そこに書初作品を入れます
近所をまわって集めた正月飾りも入れました
火が付き一気に竹が火に包まれて大きな火の塊となります
燃えさしが高く上がるほど腕が上がると聞きましたが、自分の作品はなかなか燃え上がらなかったことや、針金の先に餅や、正月飾りを集めた時に魚屋でもらったするめを刺して、焼いた情景が妙に思い出されます
火力が強すぎて焦げていましたな

出中生もそんな体験をしているのでしょうか?
日本の伝統的な風習や、日本の言葉を大切にしたいと思うのは、歳をとったからかな・・・

3学期の始業 no.673

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上の写真は体育館で校内書初大会に取り組む3年生です
凛とした空気の中で、静かに筆を走らせるその姿はとても立派だと感じます

この直前に、3学期の始業式を体育館で実施し、次のような言葉を出中生、教職員に伝えました

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令和6年、西暦2024年となり、今日は3学期の本格的なスタートです

1月1日の未明にとある神社でおみくじを引きました
なんと、大吉!!
ただ、そこに書かれていた言葉は「大吉は凶に返る」でした
そして、
「このおみくじは数あるおみくじの中での幸運で何事も思う通りに叶う時である。しかし、今の吉運に安心せず後々の為に備えよ。驕り高ぶり人を咎め立てず、又此の平穏な運勢のゆるみで難を起こし易い時だから注意せよ。」
と、続きます

その後、静かな元日を過ごしていたら、令和6年能登半島地震が発生しました
我が家は震度5強、砺波市では震度5弱の揺れ
亡くなられたり、けがをされたり、避難所生活を続けておられるすべてのみなさんのことを想い亡くなられた方のご冥福を祈り、関係者へのお悔やみと、一刻も早い行方不明者の発見・救助と、復興を祈りつつも、わたしは出中生やその家族、教職員やその家族について、大きな被害報告がなかったことを、とてもありがたく感じています
今、この瞬間も不安を感じたり、心配したりしている人
それは当たり前です
わたしもです
新年早々、このような状況になると、誰が予想できたでしょう?

今、私たちは多様化した世界、何が起こるか想像もできない世界、そしてこれが正解だと、言えない時代を生きています
こうした時代を生き抜くために、大切なことは何かを考えます
そのひとつは、何かを決めてとにかく動いてみることかなと思います
具体的に何をすればよいか、誰も何も分からないときは、正確な情報を基に正しく理解することから始めます
目指すところへたどり着く方法はひとつではありませんから、それぞれの道があります
まずは、自分たちでできることをやってみます
その結果を活かして、慌てずにまたやってみます
その繰り返しで、できないことも、できるようになると、わたしは信じています
ただし、何でもかんでもむやみに動けばいいというものではありません
今、改めてここにいるみんなと確認したいことが三つあります

ひとつめは出町中学校の「校訓」です
出町中学校で学ぶ意味は、一人一人の未来の幸せのためであり、それは我が国をはじめ、人類の幸せのためです
自分以外の誰かを思い、その人のために活動し、そして、共に幸せになる
それはまさしく「自他共栄」であり、その基盤となるのが毎日の学びを意味する「天資養活」です

ふたつめは、「本気・根気・元気」です
特に今年は「元気」がキーワードであり、出町中学校に関わる全員が意識し、1年間突き進みます
全員が意識して活動することで、砺波市立出町中学校が一つの生命体のように大きく成長できます

そして、みっつめは、不安感や心配な気持ちは誰もが持っている感覚だということです
そんなときは誰かを頼り、助けを求めてよいのです
わたしはそうしています
そして、未来は不安ばかりではなく、分からないからワクワクがあり、楽しみがあることも知っていてほしい

今年度は残り3か月
冬休み前、2学期の終業式で伝えた「あなたが、今、何をできるのか考える」の結論は出たでしょうか?
1年生は後輩ができる2年生に!
2年生は最上級生の3年生に!
3年生は卒業して次のステージへ!!
それぞれの令和6年度に向けて、慌てず確実に歩みませんか?
さあ、「まとめ」と「スタートの準備」のときです
本気・根気・元気な3学期のみんなの姿を想像し、わたしはワクワクしていることも伝え、始業式の言葉とします

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多くの出中生がまっすぐな目でわたしを見て話しを聴いてくれました
あたりまえではなく、ありがたいことです
地震の影響で、始業式ができない学校は、石川県だけでなく県内にもあります
改めて令和6年能登半島地震、羽田空港の事故で、犠牲になられた方のご冥福をお祈りすると共に、被災された方々、捜索・復旧にあたっておられる方々、関係するすべてのみなさんへのお見舞いと感謝を届けつつ、1日でも早い復興を願います

令和6年の始まりは例年以上にいろいろと感じ、考えさせられるものとなりました
今年の干支は「辰」
下の図は、京都の建仁寺の天井画です
双龍が、ぐんぐんとよい方向へ我々を導いてくれることを想像します
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身が引き締まる思い no.672

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朝は放射冷却で冷え込みました
能登半島地震で被災された方、支援にあたっておられる方には一層厳しい夜だったと察します
日中は救援活動や復旧活動が進む天候になっているでしょうか
教室から見る日の出に向かって、犠牲になられた方の追悼、関係者へのお悔やみ、そして、1日も早い行方不明者の発見・救助と、地域の復興を祈ります

本校では午前中に3学期のスタートを控え職員会議を行い、その後、入試関係提出書類の念査を行いました

朝からの緊張感、身が引き締まる思いは決して気温のせいだけではありません

我われが今できることを、本気・根気・元気にやり続けます

令和6年・2024年 スタート no.671

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令和6年、2024年がスタートしました
元日から能登半島で大きな地震があり、砺波市でも震度5弱の揺れ
そして、その災害派遣に関連した羽田空港での事故・・・
亡くなられたり、けがをされたり、避難所生活を続けておられるすべてのみなさんのことを想いつつ、自分は出中生やその家族、教職員やその家族について特に被害報告がなかったことを幸せに感じます
上の写真のように、1階の図書室の本は1冊も棚から落ちませんでした
3年生は受験前に触っておくとよいかもしれません
今回の地震で、3階の調理室では食器が落ちる等、校舎内外で若干の変化がありましたが・・・

新型コロナウイルス感染症の5類移行に伴い、平常生活になりつつあった令和5年度
ちょうど、令和6年を迎えるこの時期に、このような状況になろうとはだれが予想できたでしょう
能登地方はもちろんですが、県内でも氷見市、高岡市で大きな被害があり、小中学校が避難所となって3連泊した知り合いがいます
多くの方が相当大変な想いをされています

今、私たちは多様化した世界、何が起こるか想像もできない世界、そしてこれが正解だと、言えない時代を生きています
こうした時代を生き抜くために、大切なことは何でしょう
そのひとつは、何かを決めてとにかく動いてみることだと思います
具体的に何をすればよいか、誰も何も分からないときは、正確な情報を基に正しく理解することから始めます
そして、目指すところへたどり着く方法はひとつではありません
まずは、自分たちでできることをやってみます
やって出た結果を活かしてまたチャレンジを重ね、その繰り返しで組織は強く機能していきます
1人ではできないことも、できるようになります
わたしはそう信じています

正解がわからないときこそ、校長としてのわたし自身が意思決定をして、行動しなければならないとも思っています
しかし、何でもかんでもむやみに動けばいいというものではありません
そこで改めて意識したいことが3つがあります

ひとつめは出町中学校の「校訓及び目指す生徒像」です
本校教育は何のために存在するのか?
生徒一人一人の未来の幸せのためであり、それは我が国をはじめ、人類の幸せにつながることが理想です
自分以外の誰かを思い、その人のために活動し、そして、共に幸せになる
「自他共栄」です
そして、その基盤となるのは「天資養活」です

ふたつめは、「本年度の重点」です
全教職員だけでなく、生徒もこのことを意識し、一丸となって1年間突き進みます

そしてみっつめは「学校運営の方針」です
目指す方向性をみんなで共有します

本校教職員、出中生には、常に、この3つを意識しながら、教育活動に主体的に参画してほしいと思っています。
そのことで砺波市立出町中学校が一つの生命体のように大きく成長できると信じます

令和6年度のスタートが令和5年度まとめの学期となる3学期のスタートと同時期ということに意味を感じると共に、元日の令和6年能登半島地震の発生についても様々なことを感じ、考えさせられています

今年度残り3か月をよりよい形で終え、令和6年度に突入したいと思います
そのために、多くの人の力が必要であり、その力を貸していただきたい旨をお願いし、令和6年度最初の校長室よりとします

最後に、改めて令和6年能登半島地震、羽田空港の事故で、犠牲になられた方のご冥福をお祈りすると共に、被災された方々、捜索・復旧にあたっておられる方々、関係するすべてのみなさんへのお見舞い、感謝を届けつつ、1日でも早い復興を願います
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行事予定
3/14 卒業証書授与式  10:00
3/20 春分の日

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