最新更新日:2024/05/19
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校訓 天資養活 自他共栄  本校の特色を活かし、保護者や地域のみなさんと連携しながら、一人一人の生徒が「勇気をもって」一歩踏み出せる学校をめざします
出中 校訓
出中 校舎
砺波市立出町中学校
住所:〒939-1366
富山県砺波市表町18番29号
TEL:0763-33-2329
FAX:0763-33-2330

テルテル様登場8/31 no.589

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校長室にようやくテルテル様をお迎えしました
例年、運動会前に登場していただくテルテル様です

今年度の運動会は雨の心配より、熱中症が心配であり、そのための準備や想定をしているところですから、テルテル様には、あまり照らさないように、かといってゲリラ豪雨は勘弁いただきたいと、誠に勝手なお願いをしています
空気を乾燥させていただいて、日陰に入ればクールダウンできる天候であればありがたいですし、ミストシャワーのように、細かい雨でクールダウンさせていただく天候でもありがたいです
ああ、なんと私は欲深く、身勝手なのでしょう・・・

本日、保護者のみなさまへ、「運動会実施にあたっての配慮事項について」のお知らせを発出しますが、出中生がよりよい環境で、本気・根気・元気の姿を見せられるように、とにかくやれることをやるのみです

テルテル様の横に、以前から置いているガジュマルの木に、若葉が出ていました
今朝まで気付きませんでした
なんだか、よいことが起こりそうだと思うのも、わたしの欲深さと身勝手さでしょうかね

夏休み最後の全校登校日
暑さ指数や出中生や教職員の様子に十分気を配りながらの活動がスタートです
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数字の影響 no.588

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本日は全校登校日3日目
暑さ指数を体育館とグラウンドと、空調の効いた教室以外で定期的に測定し、生徒の活動についてその対応を判断しています

活動の始まる午前9時前には、グラウンドのWBGTが28.9と30を切っており、その後午前11時過ぎには気温は摂氏34.5度まで上がりましたが、湿度が下がった影響でWBGTは28.1にとどまりました

様々な判断の根拠として科学的データを用いるようにしています
数字が全てではありませんが、経験していない事象に対応するには、有効な根拠資料になると考えます

そんな数字の影響は、気付かぬうちに、考えている以上に自分の心に強く働きかけているように感じます

そのひとつが時間です
昨週末の雷雨の影響で、本校の電気系統の一部がダウンしました
そのひとつが時計です
単独で動いている電波時計は大丈夫なのですが、廊下やグラウンド側の校舎壁面の大時計など、出中生だけでなく、もしかしたら地域の方も目にされる時計が正しい時刻を示していません
セキュリティ関係は業者にお願いして即時に復旧したのですが、時計は基盤がやられてその部品交換のため時間がかかっています
見る場所で時計の時刻が違うと、なんだか変な気持ちになります
心が影響を受けている証拠です
わたしは時間に縛られているようです

何事もその本質というか、本来のねらいというか、その部分を見失ってはダメだと思います

あくまでも数字が全てではなく、その数字が示すもの、分かることに集中します

あ!
小学生の頃から大学生の頃まで、8月31日という数字は、何とも重く、悲しく、表現できない心になる数字でした
今は、「よし!始まるぞ!!」と、思えるようになりましたが・・・
これも数字の影響ですかね?

団活動 no.587

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暑さ指数を確認しつつ、運動会へ向けての活動を行っています

のどが渇く前の水分補給はもちろん、「何だかおかしいな」と感じた段階で、休養を取ることが事が大切です

10時5分にすべての団活動を終えました
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進む準備 no.586

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今日から4日間は、全校登校日です
2学期の始業式は、9月1日
それまでの間は身体を学校生活に慣らす期間です

グラウンドのテントの横に、先週にはなかったものが見られます
土嚢です

日陰になっているとはいえ、暑い中、出中生が日曜日のPTA親子活動で出た側溝の土・砂を土嚢に詰めています
風が吹くことで事故が起きないように、テントの足を抑える役割の土嚢です
ここでも出中生は、本気・根気・元気に活動しました

着々と運動会の準備が進んでいます

環境省のホームページに掲載されている暑さ指数の推移をみると、ここ数日はだんだんと暑さ指数が徐々に下がっています
今日は危険ゾーンに入っていません
※上の話は環境法のHPのデータからですが、本校では生徒が活動する場所において定期的に暑さ指数を測定して、対応しています

この調子で9月2日は雨が降らず、暑さ指数がそれほど上がらないことを祈ります

多くの支え no.585

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今朝、出町中学校PTA主催、PTA親子コミュニケーション委員会主管の「PTA親子活動」が実施されました

委員会の方々には、この活動が円滑に安全に進むように事前の準備はもちろん、当日の運営についても尽力いただきました

おかげさまでここ最近にはないさわやかな空気の中で活動が進みました
後半は日が照り付け、暑くなりましたが、湿度がそれほど高くなく、暑さ指数もそれほど上がりませんでした

非科学的ですが、これもPTA役員のみなさんの想いが天に届いたと思っています

これに続いて、9月2日の運動会も、最後まで計画通り実施できるようなお天気になってくれることを祈ります
当然祈るだけではなく、我々のできることは整えて当日に臨みます

それらをすべてひっくるめて、今年も「テルテル様」にそろそろ登場いただこうと考えています

PTA親子コミュニケーション委員のみなさんは活動終了後に、本日の作業の片付けと、次年度に向けての振り返りをされていました
※委員ではない方も片付けに手を貸していただきました
振り返りでは、一輪車の配置、作業内容の理解等、よりよい活動になるための意見でいっぱいでした
こういった姿勢が、出中生にも何らかの形で伝わっていると思います

見える環境だけでなく、おとなの姿勢、想いといった見えにくい部分も、出中生の成長につながる環境です

誠に多くの方々に、出中生の成長が支えられていると実感します

本日は、誠にみなさんお疲れさまでした
そして、ありがとうございました

着々と no.584

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本日は1年生の登校日
グラウンドでは気温が上がる前に、運動会学年種目練習が学年議会を中心に行われました

グラウンドのわきに置いてあるテントには、白いものが付けられています
3年生が付けてくれました
3年生のみなさんありがとう!
テントのシートをかけてすぐに建てられるように最頂部のパイプに括りつけられたものです
おかげで練習中や運動会当日にすぐテントをセットできます

競技の準備も、安全対策の準備も、その他諸々も、運動会当日に向けて着々と計画通りに進められています

朝夕の空気が前とは違ってやや涼しくなってきたような気がしていますが、9月2日はどうなるでしょう
身体を暑さに慣らすこともひとつですが、規則正しく食事をとるとか、睡眠時間を確保するとか、一人一人が自分の身体を守るための準備も大切です

来週月曜日からは全校登校日となっています

本気・根気・元気
「元気の源」は人それぞれですが、あなたの「元気の源」は何でしょう?
それを自分自身で分かっている人は、竹のようにしなやかだとわたしは思っています
あれ?
わたしの「元気の源」は何でしょう?
あ!
あれですな・・・
個人情報なので、内緒です

やれることを no.583

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今日は第3学年の登校日
団活動で登校していることが多かったので、既に身体は学校モードになってきているように感じます

登校する3年生が通る玄関へのアプローチに変化が・・・
2学期がスタートすることだけでなく、運動会の開催も控え、熱中症対策としてミスト発生器を設置したのでした
暑い中、教職員がDIYで設置しました

決して焼け石に水ではなく、少しでもやれることを粛々とやります
焼け石に水であっても、ずっと水をかけ続ければ焼け石も冷えます

すべては生徒、教職員の安心・安全の確保のためです

処暑が過ぎたというのに・・・、と感じますが、確実に朝夕の空気は変わっているように感じますし、何より日の入り日の出の時刻は変化しています
少なくとも、9月2日の運動会の天候が、よりよいものであるよう祈ります

暦の上では no.582

今日は処暑です

暦の上では、厳しい暑さの峠を越した頃のはずですが、・・・
朝夕には涼しい風が吹き、心地よい虫の声が聞こえてくるはずですが・・・
暑さが和らぎ、穀物が実り始める頃のはずが、県東部では雨が降らず、早月川が枯れたとか
融雪用の水を農業用水として使う事にしたニュースも流れていました
何事も工夫が必要です

処暑は台風の季節の到来でもあり、2学期のスタート、そして運動会の開催に向けて、悩ましい日々が続きます

不明 no.581

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過日、校門にカブトムシが乗っかっていました
カブトムシは絶命していました
果たして校門の上で絶命したのか、絶命したカブトムシを誰かが校門の上に置いたのか・・・

また別の日には、蝉が正面玄関にいました
蝉は絶命していました
果たしてその寿命を全うしたのか、この暑さのための熱中症で絶命したのか・・・

少し周りを見回すと不思議なことがたくさんあります

カブトムシは正面玄関を入った事務室の前に、置いてみました
決して来校者を驚かせるためではありません

気付かれた方は、なぜ、こんなところに?と思われるかな
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学びに通じる no.580

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本日は団テントの設営を行いました
これは9月2日(土)開催予定の運動会における、熱中症対策のひとつです
そして、教職員研修の時間として位置付けていました
6本脚テントを設営した経験がない教師もいるため、これを機会に安全に設置するための指導法を学びました
生徒も教師も、いろいろやってみることが実感を伴った理解につながります
わたしも自分自身が指をテントの足に挟みそうになったりはさんだり、そういった経験を通して、3人でも6本足のテントを設営することができるようになりましたな

オープン・ハイスクールに参加するためなどで、登校していない3年生が多い中、みんな本気・根気・元気に活動し、予定より早く活動を終えることができました

無事、けがも熱中症もなく、活動を終えられて感謝です

生徒も教師も共に活動する中で、何が必要かを、体感している場面が多く見られました

日々の活動・生活のすべてが、未来の自分のための学びにつながっていきます

体育館下からテントを搬出するために指揮台が置かれましたが、これは相当重く、移動させるのに相当の労力が必要であることは、やってみないと分かりません
そして、活動前にこれがあるこということは、誰かがその労力をかけて運んだことは、気付く人しか気付かないですね

既に始まっている no.579

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学校閉庁が終わり、今日から多くの3年生が運動会の団活動のために登校しています
やはり学校は生徒たちがいてこそ、エネルギーに満ちます
学校は単なる箱ではなく、未来を担うこどもたちと、そのこどもたちの成長を本気で支えるおとなたちがエネルギーをあふれさせる、大きな生命体のように感じます

空調の効いた教室の中では、自分たちの手でよりよい運動会を目指して活動している様子が見られます

自分が中学生の頃
1年生のときは、何が何やら分からなかったですが、なぜかその年は各クラスが単独で団となり、従来の縦割りの団編成ではない体育大会が実施されました
中学校の体育大会というものをよく分からないまま必死にやりましたが、翌年からは縦割りの団編成に戻りました
果たしてあれは何だったのか、いまだに謎です
3年生のときは、マスコット担当の3人の一人となり、「完成が間に会わない!!」と、泣きそうになりながら「あしたのジョー」を描きました
※暗くなってからもヒーヒー言いながら、こっそり描いていたような記憶が・・・

自分たちで計画ややることをどんどん決めていく出中3年生は立派です

その陰に、彼らをささえる教職員もそうです
生徒に任せることは任せて、出中生の力を引き出しているように感じています
どの教室の黒板にも、それぞれが話し合いながら決めたであろうことが書かれています
限られた時間の中で、よりよいものをみんなでつくり上げる
集団での活動ですからうまくいかないことが必ずあります
もめることもあります
そこをどのように乗り越えるか・・・
その体験は、やはり学校だからこそと思います
生徒だけでなく、このような教育活動を通して、教師も成長します

運動会本番は9月2日の土曜日
運動会日和の下で開催できることを祈るのみです
最近は過去に例をみない高温の日が続いています
各団席すべてにテントを設置、運動会の開催時間を午前中のみとする日程の工夫、熱中症予防塩分タブレットの配布や冷水の準備等、熱中症対策については、8月に実施された北信越中学校総合競技大会や、今から実施される全国中学校体育大会における熱中症対策も参考にしながら、環境を整えます
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多くの支え no.578

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昨日、市役所大ホールで、令和5年度全国中学校体育大会出場選手激励会が開催され、出中生のみで編成されたD-clubが出席しました
※庄川中学校男子バレーボール部、となみ柔道クラブの選手も出席しています

全国大会への出場にあたり、市長様をはじめ、市教育委員会教育長様、市教育委員会事務局長様の臨席を賜り、このような会を設けていただいたことに、関係者として感謝申し上げます

出席者紹介の後、全国大会出場へとつながった大会の報告があり、仕事の関係で欠席となったチームの監督に代わり、わたしが報告させていただきました

そこでは主に、8月2日(水)に石川県立能都健民テニスコートにて開催された北信越大会での様子を中心にお話ししました

・団体戦に富山県選手権大会団体戦優勝チームとして出場したこと
・優勝するには4校に勝つ必要があったこと
・1回戦は新潟県胎内市立中条中学校で、難しい初戦は2−1で勝利したこと
・2回戦は石川県能美Jr.STARSとのクラブチーム同士の戦いとなり、ここが今大会の山場であり、チームがまた成長できた一戦だったこと
→この試合で我がチームの1番手が相手3番手に敗れるという想定外のことがあったにもかかわらず、次のペアが相手1番手に4‐0で勝利し、最後に登場したペアがファイナルゲームにもつれる接戦を制し、2−1で準決勝進出を決めたことは、今回ぜひ伝えたかったことでした
団体戦では県の大会でも最後に登場したペアが勝敗を決する場面で登場することが多く、その経験も今大会で生かされました
ちなみに会場では言い忘れましたが、このペアは北信越大会団体戦でチーム内唯一の4戦全勝でした
※ちゃんとここには書きましたよ!

・準決勝は新潟市立内野中学校に2−0で勝利し決勝に進出し、決勝戦では、ここまで秘密兵器だった選手が今大会初めて3番目ペアの選手としてコートに立つオーダーが組まれましたが、1番目、2番目が勝ち、2‐0となって優勝を決め、秘密兵器としての出番はなかったこと
・ただ、この選手は出場機会がなくても、ずっとチームの一員としてサポートし続けるなど、登録選手全員が最後までチーム一丸となって戦えたことが団体の優勝につながったと思うこと
・選手たちはもちろん、支え続けた指導者、保護者などの力の結集を含めた優勝だったこと

このようなことをわたしから伝えさせてもらいました

チーム代表者の抱負の後、市長様から直接激励の言葉をいただき、選手たちは誠に多くの方々に応援され、支えられていることを実感できたと思います

全国中学校ソフトテニス大会は、愛媛県今治市の今治市営スポーツパーク テニスコートで開催されます
D-clubが出場する団体戦は、8月22日(火)の13:30から団体戦の1回戦、23日(水)の9:10から2回戦〜決勝までの日程になっています

がんばれ!!出中生!!
がんばろう!!砺波市の中学生!!

祈り no.577

今日、8月9日は、長崎に原爆が投下されて78年の日
広島の平和式典では、こども代表が「平和の誓い」を述べます
長崎での「平和の誓い」は、被爆者代表が述べます
今回、その被爆者代表に選ばれたのは、熊本在住の工藤武子さんでした
工藤さんは被爆した家族を相次いで亡くした経験をおもちで、現在は紙芝居での語り部活動に取り組んでおられます
工藤さんは7歳の時、爆心地から3km地点にあった自宅で被爆
強烈な閃光を感じて家族で防空壕に逃げ込み、大きなけがはなかったそうです
しかし、被爆の数年後から、爆心地近くで親族の遺体を埋葬した父親をはじめ、家族が次々と亡くなり、3年前には自身も肺がんであることが分かったそうです
現在は熊本県原爆被害者団体協議会の理事として、熊本の被爆2世と共に、爆心地に向かう救援列車をテーマにした紙芝居を作り、学校や公民館での読み聞かせを続けておられます

2017年に始まった平和への誓いの代表者公募に、今年は長崎県内外の7人から応募があり、全会一致で工藤さんに決まっています
その選定理由のひとつについて「紙芝居による平和学習など若い世代へのアプローチも豊富で、若者と共同で核兵器廃絶をつないでいく発想を持っている」と選定委員会の代表は説明しています
長崎県外在住者が選ばれるのは18年以来2人目
被爆者の高齢化が進み、リアルな体験を伝えられる方は減っています
映像資料や音声資料ではなく、直接お会いして体験談を聴くことができる機会は貴重で、そろそろそのこと自身が難しい状況になってきました

修学旅行の引率で、広島でも長崎でも被爆者のお話を直接聴くことができたわたしは、自分に何ができるのかを毎年、8月6日と8月9日に問い返します

何事においても「知る」ことからすべては始まると思っています


広島と長崎
日本人として、工藤さんの言葉は心を揺さぶります

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全文
78年前の8月9日、7才の私は爆心地から約3キロの片淵町の自宅で母や姉、弟2人の5人で食卓を囲んでいました
突然、強烈な閃光が走り、皆一斉に庭先の防空壕に駆け込んだ次の瞬間、地響きのような音がして私は母にしがみつきました
しばらくして壕を出てみると、縁側のガラス戸は跡形もなく壊れ、畳は跳ね上がり、食卓はひっくり返っていました

その後、勤務先の造船所から帰宅した父は、爆心地に近い城山町の叔父の家に行き、二人の遺体を探し出し、焼け跡で荼毘に付しました
書斎の瓦礫の下にあった叔父の遺体も台所でみつかった叔母の遺体も無残に焼けていたそうです

原爆投下直後、私たち家族は無事でしたが、被爆から10年余り経ち、次第に体調を崩していった父は肝臓がんと診断され、3か月程の闘病の末、亡くなりました
臨終の時、父の顔に酸素マスクを当てていた私は、「神様、私の家族をお守りください」という最期の言葉を聞き、涙が止まりませんでした
その後、母と姉、弟、そして被爆時、母の胎内にいた妹までもが、相次いでがんで亡くなりました
私自身も3年前、肺がんの手術を受けました
たった一発の原爆で、長崎ではおよそ7万4千人、広島では14万人が亡くなり、生き残った人々の多くも、今なお、様々な後遺症に苦しんでいます

世界には、長崎や広島で使われた原爆の威力を大きく上回る核弾頭が約1万2千5百発存在し、ロシアのウクライナ侵略による緊迫した国際情勢の中、この美しい地球は、核兵器によって破壊され汚染される危機にさらされています
核戦争を起こさないために、唯一の戦争被爆国である日本は、今こそ広く世界に核兵器の非人道性を伝え、武力に拠らない平和創造の道筋を指し示し、地球と人類の未来を守るには、核兵器廃絶しかないと強く訴えるべきです

私は、今から15年前の2008年の秋から4か月間、「第63回ピースボート地球一周の船旅」に参加し、船で世界一周をしながら自らの被爆体験を証言しました
そのとき同乗されていたカナダ在住のサーロー節子さんの力強い言動に鼓舞され、帰国後に被爆者団体の理事として様々な活動を始めました

現在は、小学校などの平和教育の場で、被爆二世の方々と製作した紙芝居を使い、被爆体験の証言活動に取り組んでいます
これは長崎に原爆が投下された後、救援列車第一号に乗り込み、救護活動にあたった当時20歳の男性の体験をもとに製作したものです
紙芝居を見る純真な子どもたちの姿にふれるたび、私はこの子どもたちが戦争に巻き込まれ、私たちと同じ苦しみに遭うようなことがあってはならないと強く感じています

今、我が国には、被爆者の願いをしっかりと受け止め、核兵器廃絶と平和な世界の実現に向けて活動を続けている高校生がいます
高校生平和大使、高校生1万人署名活動をしている若者たちです
さらに私の住む熊本県では高校生が「ヒロシマ・ナガサキピースメッセンジャー・平和の種まきプロジェクト」と題して、同世代や下の世代に向けた平和学習の出前授業も行っています

その若者たちの姿に勇気づけられ、私は未来への希望の光を感じています
放射能に汚染された灰色の世界ではなく、命輝く青い地球を次の世代に残すために、これからも力の限り、尽くしていくことを誓います

令和5年8月9日 被爆者代表 工藤武子

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わたしは、祈ります

準備 no.576

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図書室がいつもと違う状況となっています
出中生のがんばりを示す優勝旗も並んでいます

これは明日の職員室、校長室のカーペット清掃に備えて、作業に支障のあるものが移動されたためです
そのため、校長室もいつもとは違う状況となっており、がら〜んとしています

夏季休業中は、日常の学校教育が展開されているときに、安全面等を配慮してできないことができる期間です
日常を大切にするために、今の時間を使っています
そして、今日はその作業の準備のための作業を朝、教職員で実施しました

当たり前のような日常を過ごすために、計画的に誰かがどこかで活動していることは世の中にたくさんあります
高温が続く状況の中で、道路工事やビルの建設工事など、屋外で働いている方々の姿を目にします
熱中症対策を取りながら作業をしておられる姿に、頭が下がります

学校では生徒の命を最優先とし、暑さ指数を基に諸活動について配慮したり、整備された空調施設を有効に活用したりしながら教育活動を進めています

新型コロナウイルス感染症が広がり始めた時と、今の酷暑の対応が重なることがあります
全国の多くの学校が突然休校となったあのときから、子供たちの命を守るために現場の教職員は自分たちのできることを精一杯やろうと、手探り状態が続きました

緊急時に、命の危険にかかわることであれば躊躇なくやめること、止(と)めることは大切です
かといって、何でもかんでもすぐに中止することについて、わたしは考えます
コロナ禍を通して、ある程度の経験を教育現場は積んだはずですから、できることがあるのでは・・・?
そんなことをがらんとした校長室で、運動会の団活動の準備のために登校した3年生団役員たちの活動の声を聞きながら思うのです

本校は、災害時の避難所になっています
電力が喪失して、空調が使えない酷暑の状態で、いかに熱中症を防ぐか?
高齢者のみならず小さい子供は体温調整は元気なおとなより苦手ですから、一層留意しなければなりません

熱中症予防として空調を使うよう、メディアなどでは繰り返し伝えていますが、こまめな水分補給や塩分補給に加え、電力喪失を想定して何ができるのか?
そのことについて、暑さ指数が基準値を超えたら活動を中止するといった対応と並行してシミュレーションしておく必要があると考えます
暑さに対して、ある程度は耐性のある心身の育成についても検討したいと思うのです

市内小中学校のみならず、地区や県の教育関係者が知恵を出し合い連携し対応していきたいです

祈る no.575

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昨日、8月6日(日)は、広島に原爆が投下されて78年の日でした
今年度も修学旅行で広島平和記念公園を訪れていますが、そこで起こった事実であると頭では分かったつもりでも、信じられない想いがあります
8月6日と8月9日は、わたしが意識し続けている日です

今年も、原爆投下時刻に合わせて、広島市原爆死没者慰霊式並びに平和祈念式が挙行され、生中継を視聴しました
そして、わたしも世界が平和であること、原爆で亡くなった方々が安らかに眠っていただけるよう祈りました

昨年度同様、式典の中で、こども代表の2名が発表した「平和への誓い」を全文紹介します
※広島市原爆死没者慰霊式並びに平和祈念式 HIROSHIMA PEACE MEMORIAL CEREMONY パンフレットより
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平和への誓い

みなさんにとって「平和」とは何ですか。
争いや戦争がないこと。
差別をせず、違いを認め合うこと。
悪口を言ったり、けんかをしたりせず、みんなが笑顔になれること。
身近なところにも、たくさんの平和があります。

昭和20年(1945年)8月6日 午前8時15分。
耳をさくような爆音、肌が焼けるほどの熱。
皮膚が垂れ下がり、血だらけとなって川面に浮かぶ死体。
子どもの名前を呼び、「目を開けて。目を開けて。」と、叫び続ける母親。
たった一発の爆弾により、一瞬にして広島のまちは破壊され、悲しみで埋め尽くされました。

「なぜ、自分は生き残ったのか。」
仲間を失った私の曽祖父は、そう言って自分を責めました。
原子爆弾は、生き延びた人々にも心に深い傷を負わせ、
生きていくことへの苦しみを与え続けたのです。

あれから78年が経ちました。
今の広島は緑豊かで笑顔あふれるまちとなりました。
「生き残ってくれてありがとう。」
命をつないでくれたからこそ、今、私たちは生きています。

私たちにもできることがあります。
自分の思いを伝える前に、相手の気持ちを考えること。
友だちのよいところを見つけること。
みんなの笑顔のために自分の力を使うこと。

今、平和への思いを一つにするときです。
被爆者の思いを自分事として受け止め、自分の言葉で伝えていきます。
身近にある平和をつないでいくために、一人一人が行動していきます。
誰もが平和だと思える未来を、広島に生きる私たちがつくっていきます。

令和5年(2023年)8月6日

こども代表
広島市立牛田小学校6年   勝岡 英玲奈(かつおかえれな)
広島市立五日市東小学校6年 米廣 朋留(よねひろともる)

令和5年(2023年)平和記念式典(広島市原爆死没者慰霊式並びに平和祈念式)
式次第及びパンフレット 広島市HPより
「平和への誓い」(英語版) [PDF:243KB]
「平和への誓い」(ふりがな版) [PDF:87KB]


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誓いの最初のことば、「みなさんにって「平和」とは何ですか?」は、とても大切な視点だと、わたしは感じています
「平和」の対義語は「戦争」ではありません

果たして我々日本人は平和に生きているのか?
自分にとっての「平和」とは何か?
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支え no.574

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昨日の全日と今日の半日は年次休暇を取得し、北信越中学校総合競技大会を応援しに行ってきました
その前の2日間は会議があるなどして休みを取れず、バスケットボール競技男女の試合と陸上競技とソフトテニス競技男女団体は、応援に行けず残念だったのです
どの会場でも出中生はがんばっていたと報告を受けていましたから、より一層現場でその姿を直接見られなかったことが残念なのです

昨日はソフトテニス競技個人戦、今日は卓球競技個人戦の会場へ行くことができました
諸般の事情で水泳競技の会場へは行けなかったので、○○さん、ごめんなさい
※昨日の卓球の団体戦も行けていません・・・

昨日のソフトテニス会場は炎天下の中での試合でした
おかげさまで、今は急激な日焼けのためにヒリヒリと軽いやけど状態です
決して飲酒のための赤ら顔ではありません
過去にソフトテニス部の顧問をしている頃、この時期は赤黒かったので、たまに検問でその顔の色から「飲んでませんか?」と疑われたことがあります
大丈夫です!飲んでません!!

久しぶりに能都のテニスコートで北信越大会の試合を観戦しました
ソフトテニスは基本、ペア同士の戦いです
※団体戦は各チーム3ペア同士の対戦で勝敗を決します
コートの中にはペアと自分の二人で、ネットをはさんで相手ペアと対峙します
だからこそ、パートナーを味方にできないペアは勝てません
支え合えないペアは勝てません
試合には流れがあり、ミスが出ることもあります
そのときに、支え合えるか、イライラするのか・・・
出中生は声をよく掛け合い、支え合いながら戦っていたと思っています
支え合うのはコート内のペアだけでなく、指導者やコート外の応援の人々もです

そして今日は卓球の個人戦
シングルスなので、1人で戦います
しかし、出中生は決して一人ではなく、多くの人がプレーヤーを支えている様子が見られました
ベンチで支えるコーチのみならず、保護者の方、部の仲間、学校の教師などの応援がそれです

スタンドで座って応援しているのですが、時々体育館を天井あたりから俯瞰するように会場を見ている自分がいました
出町中学校だけでなく、北信越大会ですから新潟県、長野県、福井県、富山県から石川県の会場に、選手・指導者だけでなく、応援の人たちが時間とエネルギーをかけて集まっています
その様子から時折、何とも言えない気分にさせられるのです

スポーツでも音楽でもなんでも、本気で根気よく元気に取り組む人がいて、それを支える人がいて、それぞれの想いが周りに伝搬していくこの感じ
不思議な空間です


昼前には年次休暇を終了して学校へ戻りましたが、さっそくソフトテニス競技の女子団体戦で優勝したD−clubの選手たちが受賞報告にやって来ました
また、たくましく成長したかな・・・

彼女たちが出場する、全国中学校体育大会 第54回全国中学校ソフトテニス大会は愛媛県今治市営スポーツパークで開催されます
D−clubが出場する団体戦は、8月22日(火)に個人戦の表彰式が終了後、13:30から1回戦まで行われ、8月23日(水)9:10から2回戦以降が実施される日程です
※詳細はこちら → https://softtennis.zenchuu.jp/

支えられていることを感じつつ、当日に向けて準備を整えてほしいと思います

がんばれ!!出中生!!

戦い no.573

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今朝、男子バスケットボール部が、全国大会出場をかけた準決勝に向けて出発しました
多くの保護者の方々にも見送られての出発です
大会会場でも保護者のみなさんの応援が出町中学校の戦いを後押ししています
昨日の2試合は、今までの練習の成果はもちろん、県中学校総合選手権大会、県民体育大会での経験をいかし、出町中学校のバスケットボールをやり切ったと聞いています
内緒ですが、会議中に何度も途中経過が入り、ちらちらと見ていました
特に2試合目は延長となる接戦で、ここで勝ち切られたことは素晴らしいことです
女子は2回戦で敗れましたが、3ピリオド終了の段階でリードしていたので、まさしく惜敗です
残念だったとは思いますが、最後までよくがんばりました
その様子が想像され、こちらまで泣きそうになりました
会議中なのに・・・

今朝出発する男子の表情は、昨日とは違う、どこか成長を感じさせるものでした
激闘の疲れと、眠そうな様子が見られたことは、まあ、仕方ありません
誠に不思議なものです
中学生の可能性を感じます

石川県代表美川中学校との試合でも、自分たちのプレーをやり切ってほしいと思います
心は熱く、頭は冷静に

バスケットボール競技以外でも、本日は陸上競技、ソフトテニス競技団体戦に出中生が出場します

がんばれ!出町中学校!!
今日も出張のため、富山から応援しています

昨日の結果はこちら(石川県中学校体育連盟HPより)

応援し続ける no.572

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今日から試合の始まる北信越中学校総合選手権大会

朝、バスケットボール部の選手が学校を出発しました
7:00に出発した女子は見送ることができなかったのですが、8:50に出発した男子を見送りました

昨年は休みを取って、長野会場へ応援に行けたのですが、今日明日は仕事の関係で休みを取ることができず、富山からの応援となります

出発する男子の選手たちは、県選手権大会の反省と、県民体育大会の優勝の経験を試合に生かしてくれるでしょう
「心は熱く、頭は冷静に!」と声をかけた○○さんから、「大丈夫です!楽しんできます!!」と返されたときの彼の表情が、とても頼もしく感じました

多くの保護者の方、部活で登校していた男子バレーボール部と美術部が一緒に見送りました
そんな出町中学校は、やってくれるでしょう

それにしても、会場へ応援に行けず残念・・・
がんばろう出町中学校!
最後の最後までやり切ろう出町中学校!

お見送りできなかった女子バスケットボール部、ごめんなさい
陸上部、水泳部、卓球部、ソフトテニスD-Clubもお見送りできそうになく、申し訳ない
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3/20 春分の日

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