最新更新日:2024/04/26
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校訓 天資養活 自他共栄  本校の特色を活かし、保護者や地域のみなさんと連携しながら、一人一人の生徒が「勇気をもって」一歩踏み出せる学校をめざします
出中 校訓
出中 校舎
砺波市立出町中学校
住所:〒939-1366
富山県砺波市表町18番29号
TEL:0763-33-2329
FAX:0763-33-2330

第192号 年始

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今日は御用始めです
学校でも、閉庁期間が終了し、部活動で生徒も登校しています
校舎内では吹奏楽部の楽器の音色や、合唱部の歌声が響いています

その音に誘われて校舎内を回ると、どの活動場所でも丁寧に年始のあいさつをしてくれました

「あけましておめでとうございます」
「今年もよろしくお願いします」

出中生は誠に立派です
年の始まりから、すがすがしい気持ちになります

実は初詣で授かったおみくじは、あまりよろしくなく、ちょっと年頭からモヤッとしていたのです
特に、「人に信用されぬことも多い」や「言語に慎まねばならず、又同時に人の口車に乗らぬように注意せよ」とのお言葉が、心に引っかかっています
よく書いてあったのは職業の項目で、「職業の種類では歌手大吉」とありましたが、わたしは教師でした
それから、出産の項目で「安産」でしたが、・・・。

ものは考えようです
このおみくじを戒めとして、今年も「本気」「根気」「元気」を意識して教育活動に励みます
ちなみにおみくじは境内に納めず、財布に入れることとしました

本日、出中生の前向きにがんばる姿を見て、自分もがんばろうと思えました
明るく新年のあいさつをしてくれて、元気になりました
みんな、ありがとう

誠に学校はよいところです
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第191号 冬季休業中 その2

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生徒がいなくても、今日も本校教職員は、「本気」「根気」「元気」で業務に邁進しています

「教師は夏休みや冬休みがあって、うらやましい」と、言われることは以前から比べるとグッと減りました
逆に、「ブラック職業」のトップグループであるような印象をもたれていますが・・・
世の中、振れ幅が大きいというか、当事者からすると微妙な気持ちになります

御用納めの本日、午前中は3年生の入試関係の業務で緊張感のある作業を行いました
入試業務に関しては、「うっかり」は許されません
念には念を入れ、公正・公平・厳正・確実を合い言葉として、本気で取り組んでいます

保護者のみなさんにとっても、大切な我が子の進路決定ですから、心配されたり不安になられたりすることは当たり前です
例え、兄姉がいて、保護者として進路決定を迫られることが今回は初めてではないとしても、現在の3年生、つまり当事者は生まれて初めてのことです
兄姉と比較できないことも多々ありますから、経験があろうがなかろうが、進路選択は悩ましいのです

大切なことは、最終的に当事者(3年生)本人が自分で決定することが大切です
そのために、保護者や関係者、学校教職員が相談に乗ったり、情報を与えたりすることが必要です
いかに本人の未来へ進みたいと思う気持ちを応援できるかということでしょうか
決して自分の考えの押しつけではいけません
その道を歩んでいくのは当事者なのですから、当事者が自力で歩くと決意できる進路を選択することが重要です

今日、出中生のために本気で業務に当たっている本校教職員の姿を見ながら、「これだけ大切に想われている出中生に、よりよい未来が続きますように」と、祈るばかりです

がんばれ!出中生!!

第190号 冬季休業中

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「数年に一度」の強い寒気により、県内は各地で断続的に雪が降っていて、富山県冬季道路情報のホームページによると、27日午前9時の積雪は砺波市鷹栖で19cmです
冷え込みが厳しく、27日朝の最低気温は砺波市で摂氏−4度でこの冬最も低くなりました
※県内10観測地点すべてで氷点下

ただ、上の画像のように、本校敷地内ではそれほどの衝撃はありませんでした
駐車場、前庭は融雪装置が力を発揮し、特別に除雪をする必要もありませんでした
と、喜んだのも束の間、昨日、融雪装置は力みすぎたのか、器具を吹き飛ばし、噴水となって大変でした
○○教頭、◎◎教頭、○○校務助手、そして市教委と、多くの方に対応していただきました
わたしも駆けつけましたが、まあ、大変でした

この世の中何が起こるか分かりません
何事においても、事前チェックをしているものの、予期せぬことが起こることがあります
そのときには、とにもかくにも本気で対応することが大切です
そのキーワードのひとつが、「時間」でしょう
ありがたいことに、本校教職員は即時に対応してくれました
当たり前のようで、これはなかなかに大切なことです

わたしが学校へ駆けつける途中、火災現場へ急行する消防車、そして交通整理にあたる警察車両とすれ違いました
緊急時は1分1秒を争います

ちらちらと雪が降る中、部活動で登校する生徒を見ながら、平時のありがたさを噛みしめます
お天気の方は、今後も28日明け方にかけて大雪になる恐れがあると、気象台は注意を呼びかけています

明日は今年の御用納め
静かな年の瀬を迎えられたらと思います

第189号 痕跡

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前庭に何やら不思議な模様があります(上の写真)
日が経つ毎に少しずつその模様は薄くなっています
年が明けると消えているかもしれません

これは、技術科の学習で栽培していた、ブロッコリーの鉢が置いてあった痕跡です
9月に出中生が苗を植え、せっせと育てていたブロッコリーは、昨日までにそれぞれの家庭へ引き取られていきました
毎日の出退勤の際、少しずつ葉を拡げ大きく成長していくブロッコリーの姿が、いつも視界の中に入っていました
冬休みを控え、積雪もあるので各家庭へ引き取られたわけですが、その痕跡を見ると、不思議と寂しく感じます
そこにあるのは、単なる「痕跡」なのですが、そこには時間が封じ込まれているように感じます
QRコードに機器をかざすと、映像や情報が見られる情景を連想します
それぞれのブロッコリーがどうなったか、また、尋ねてみます


今日は、2学期に全校生徒がそろって登校する最後の日です
終業式を前に、1年生が体育館で学年集会をしていました
その中に、2学期の取り組みの痕跡を、生徒自身が意識できる活動がありました
ふと、家の柱に付ける背比べの傷を思い出しました
ブロッコリーの痕跡とは違い、取り組みの痕跡は、今の自分の成長を知る規準となります
そして、自信や未来への希望につながります


明日からは冬季休業です
新年に向けて、学年最後の3学期に向けて、卒業・進級に向けて、出中生がそれぞれの痕跡を自分自身で意識しつつ、未来の自分を想う期間になればと思います
あたりまえですが、これは健康第一が大前提でのお話です
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第188号 食べた? 入った?

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いきなりですが問題です

問題1
 次の7つの漢字は、何と読むでしょう?
南瓜 蓮根 人参 銀杏 金柑 寒天 饂飩

出中生は全部読めるでしょうか?

答え
ナンキン(カボチャ) レンコン ニンジン ギンナン キンカン カンテン うんどん(うどん)

これ、冬至の7種といいます
7種は、「ななしゅ」ではなく、「ななくさ」と読みます

問題2
 この7種に共通することは何でしょう?
出中生、分かるかなぁ・・・

答え
どれも名前に「ん」が2つ付いています

冬至の7種は、「ん」が2つ付く食材を食べて運を上げる「運盛り(うんもり)」、つまり縁起かつぎです
「ん」を「うん(運)」と言い換えている訳で、オヤジギャグですな



昨日は冬至でしたから、みんなは食べたのかどうかが気になり、さっそく出中生に聞いてみました

調査日時:2021年12月23日朝(7:30〜7:45)
調査対象:1年生、2年生、3年生、教職員 合計44名(各11名)
調査方法:無作為直接聴取(突撃インタビュー)
集計結果 ※は1、2、3年、教職員の順でハイと答えた人数
「次のものを昨日食べましたか?(給食は除きます)」
・ナンキン(カボチャ)18人(40.9%)※5 4 4 5
・レンコン  7人(15.9%)※2 3 2 0
・ニンジン 34人(77.3%)※11 6 9 8
・ギンナン 0人( 0.0%)※0 0 0 0
・キンカン 0人( 0.0%)※0 0 0 0
・カンテン 0人( 0.0%)※0 0 0 0
・うんどん(うどん) 5人(11.4%)※3 1 0 1

ニンジンはたまたま食べた家庭が多かったです
カボチャは、冬至に合わせて食べた印象を受けました
うどんの5人はややびっくり

ちなみに、昨日の給食は、ゆずを使った「鮭の幽庵焼き」、かぼちゃと小豆を使った「いとこ煮」でした
だから、少なくとも昨日のうちに出中生と教職員はカボチャを食べているのです
学校給食は、日本の伝統を感じる献立がいっぱいです
学校給食センターのみなさんに感謝です

そして、ゆず湯
ゆず湯は、冬至に行う禊です
運を呼び込む前に、からだを清めるためです
今が旬のゆずは香りが強く、この香りが邪気を払うと考えられたようです
また、ゆずは実るまでに長い年月がかかるので、長年の苦労が実ることと重ねているようです

先ほどのアンケートでも、おまけで聞いています
・ゆず湯に入った人  9人(20.5%)※4 1 2 2

食べるも、入るも、それぞれにいわれがありますが、科学的にも理にかなっているようです
冬至の7種を食べると身体が温まりますし、確かにゆず湯の後は身体がぽかぽかです
旬のものであるというのも重要ですね
日本人のDNAによる、思い込みだけではないでしょう

恥ずかしながらわたしは湯船にゆずを入れたつもりで、間違えていくつかのゆずの中にレモンをひとつ入れていました
全く気付かず入浴していましたが、ゆず&レモン風呂でした
そんな自分のことが心配になります


そんな、なんやかんやの冬至の日
昔から、太陽は冬至の日を境に生まれ変わると考えらていました
太陽が力尽きる冬至の日
今日からは生まれ変わった新しい太陽の登場です

上の写真は、今朝の生まれ変わりたての太陽です

第187号 公正・公平・厳正・確実

何か失敗してしまったとき、どうします?

「やってしまった・・・・」と感じた瞬間、とっさにそのこと隠そうとすることがあります
「これくらいなら」と、そのことをなかったことにしようとすることがあります
しかし、そうすることがより問題になると感じる場合は、隠さないことが多いです
ことの大小に関わらず、失敗したときは素直にその過ちを認め、関係する人たちに謝罪し、対応することが大事だと、多くの人は分かっています
しかし、なかなかそれができないのが人間です
理解していることと、できるかどうかは別です
※ネット動画で、犬などの動物もこのような人間と似た行動をとっている映像を観ることがあります


ここ数日、わたしはいろいろと失敗しています
多くの方に迷惑をかけています
生きている中で、失敗はつきものであると頭では理解しています
失敗はしたくないと、心は言っています
その状況で失敗します
失敗が続くと滅入ります
自信をなくします

しかし、そんな自分に関係なく時間は経過しますから、おとななら、為すべき事を為す必要があります
行動があると、何かしら反応があります

ここ数日の失敗に対する、こちらの対応について、多くの方が温かい反応をしてくださいました
こういうときの、人の温かさは身に染みます
同じ失敗はしないようにと自分自身と約束します
もし、誰かが困っていたら、今度はこちらができることをしようと、決意します

人ってそうやって生きていくのだと、改めて感じます
これも、失敗から学んだ範疇に入るのでしょうか・・・


今日と明日、本校では保護者会を実施しています
お忙しい中、保護者のみなさまに来校いただいての保護者会です
3年生は3者面談となっており、話題の中心は進路決定に向けての具体的な話です

学校として、進路選択に関する事務手続き等での失敗は、決して許されません
中学校の教職員にとって、非常に緊張する業務のひとつです
公正・公平・厳正・確実に留意し、チェック体制を確認しながら、慎重に進めて参ります

明後日は終業式
長くて短く感じる2学期もそろそろ終わりです
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第186号 光陰矢のごとし

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2学期に全校が登校するのは今日を入れてあと4日です
明日、明後日は保護者会、明明後日は終業式
何だか、あっという間です

少年老いやすく学成りがたし
一寸の光陰軽んずべからず
この当たり前のことが、より現実味を帯びて感じられるのは歳をとった証拠でしょうか

今朝も、出中生が登校します
いつものように「おはようございます」と○○教諭が玄関で生徒に声をかけています
※タイミングが悪く、教諭の姿が生徒の姿で隠れてしまいました・・・
校舎の上には、沈もうとする月が、そんな出町中学校の朝の様子を見守ってくれているようです

授業が始まり校内を回っていると、理科準備室にバラバラの骨を発見!
理科の学習で、生徒が「からだのつくり」の観察していたトリの手羽先です
理科担当がバラバラになった骨をつなぎ合わせて、骨格の様子が分かる教材を作成している途中のようです
出中生だけでなく、教師も共に、一瞬、一瞬を大切にしながら、本気・根気・元気な学校を目指してくれているように感じ、うれしくなりました

よりよい授業を目指し、生徒の前に立つ本校の教師たちに対し、授業のないわたしが生徒の前に立って話す機会は限られています
その限られた機会のひとつが3日後の終業式です
2学期も様々な活動に取り組み、それぞれに成長している出中生に、本気でメッセージを伝えるつもりです


今日も時間の流れを感じつつ、その瞬間瞬間を意識する
カルロ・ロヴェッリ著「時間は存在しない」を読んでいるため、何かしらその影響を受けているようです
何とも影響を受けやすいわたしです
まだ最後まで読み切っていないのですが・・・

第185号 文化・体育後援会正副会長会

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今夜、出町中学校 文化・体育後援会正副会長会が本校で開催されました
この会は、出町中学校生徒の文化・体育活動の振興を図ることを目的として設立された会です
そして、その目的達成のため、部活動の育成、大会等への派遣助成、その他の事業を行っていただいています

このような会合に参加するたびに、ひしひしと本校の生徒が多くの方に支えていただいていることを実感します
この場を借りて、校長としてお礼申し上げます
ありがとうございました

今後とも、出町中学校の生徒を地域のみなさまに支え続けていただきますよう、お願い申し上げます

※緊張しすぎて、会の様子を撮影しそびれたので、写真は資料の表紙の一部だけです・・・

第184号 砺波地区中学生美術展

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18日(土)、19日(日)の両日、「第30回 砺波地区中学生美術展」が、南砺市福野文化創造センター ヘリオスで開催されています

出中生の作品はもちろんすばらしかったですが、地区内他中学生の作品も若さあふれるエネルギーに満ちたモノが多かったです
中にはタブレットを用いた作品もありました

3月に卒業生を送り出し、4月に新入生を迎え入れる
学校で毎年繰り返されることなのですが、これは「未来の日本の宝」と教職員は毎年、出会っているということです
中学校では3年間という期間ですが、生徒一人一人にとって様々なことがあり、その中で一人一人が成長していく姿に出会えます
誠にすばらしい職に就かせてもらっていると感じます
歳をとるほどそう強く感じます

地区の中学生の作品を観、その中で特に思い入れを込めて出中生の作品を観、そのことを噛みしめます

あいにくの荒天ですが、一人でも多くの方に観ていただけるとありがたいです
準備・運営に関わっておられる関係者のみなさんに、感謝申し上げます

※第30回 砺波地区中学生美術展
期日 令和3年12月18日(土)、19日(日)
主催 砺波地区中学校文化連盟
後援 南砺市教育委員会
   砺波市教育委員会
   小矢部市教育委員会
会場 南砺市福野文化創造センター ヘリオス

第183号 地域の支え 学校保健委員会

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本日、学校保健委員会を開催しました

・生徒会保健委員会の取組についての生徒発表
・生徒の心身の状況について
・今後の新型コロナウイルス感染症対策について

これらの内容で協議し、最後に指導助言やご意見をいただきました
指導助言の中で、保健委員会での生徒たちの取組に対してお褒めの言葉がありました
出中生のことを褒めていただけるというのは、誠にうれしいことです
学校保健に関して、今後の課題は山積していますが、生徒諸君の力も借りながら、よりよい学校づくりができればと改めて感じた瞬間でした

学校医様、学校歯科医様、学校薬剤師様からは専門的な視点で、PTA役員のお二人からは保護者の視点で、貴重なご意見をいただきました
ご多忙の中、本日参加していただいたみなさんに厚く感謝申し上げます
ありがとうございました
そして、休み時間にもかかわらず、発表してくれた保健委員会の二人にも感謝します
とても立派でした

学校は多くの人に支えられています
言い換えると、子供たちは多くの人に支えられて成長しています
ありがたいことです

第182号 ホンモノで学ぶ

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午後から全校生徒が順番に、小惑星探査機「はやぶさ2」の帰還カプセル展示に出かけました
ホンモノに触れる貴重な機会であり、砺波市内全小中学生が観覧しました

今年の9月3日(金)から来年3月22日(火)にかけて、全国21カ所での展示予定(※1カ所は新型コロナウイルス感染症感染拡大のため中止)であり、その展示場所のうちの一カ所が、今回のチューリップ四季彩館です
北陸三県では展示は富山県砺波市だけです
<swa:ContentLink type="doc" item="47931">※パンフレットはこちら</swa:ContentLink>

2020年12月6日
小惑星探査機「はやぶさ2」は、打上げから6年にわたる宇宙の旅を終え、小惑星リュウグウのサンプルが入った帰還カプセルをオーストラリアの砂漠に落としました(※はやぶさ2の本体は、また新たな小惑星を目指して飛行中です)
落下後わずか57時間後に、カプセルは日本の分析施設に到着します
慎重な開封作業の結果、カプセル内にサンプル5.4gを採取していたことが確認されました
この貴重なサンプルの分析から、地球が生命の存在できる惑星になった過程の解明に向けて、現在も作業が進められています

今回砺波へやってきた「はやぶさ2」帰還カプセル
ホンモノを観てもらうことで、「多くの国民、特に若い世代に、宇宙の謎を探究すること」や、「科学や技術を追求すること」、さらには、「チームワークで挑戦することの楽しみを実感してほしい」と、展示の協力団体が募集され、応募した砺波市が北陸三県で唯一選出されました

ただの物体ですが、6年、52億キロメートルの宇宙の旅を終えた物体です
そして何より、多くのプロフェッショナルの想いや、叡智の結晶であり、夢の結集の物体です
出中生は、この物体に何を観たでしょうか?
光の刺激として目に入る情報だけでなく、「どれほど多くの人がこの物体に関わり、その帰りを待ち望んでいただろう?」「持ち帰ったお土産を、多くの科学者がどれほどどきどきして、今開いているだろう?」と想いを巡らせ、想像できるかな・・・

宇宙航空研究開発機構(JAXA)は「はやぶさ2」カプセルの地球帰還1年に合わせて、12月6日に記者説明会を開催しました
初期分析の成果は来春にも発表される予定で、大きな発見も期待できそうだと言われています
とても楽しみです

小惑星探査機「はやぶさ2」の帰還カプセル展示は12月19日(日)までです
入場無料ですので、小中学生のみならず、多くの方にご覧いただければと思います


おまけ
小惑星探査機「はやぶさ2」について
宇宙航空研究開発機構(JAXA)ホームページより 引用
(www.jaxa.jp/projects/sas/hayabusa2/index_j.html)
小惑星探査機「はやぶさ2」(Hayabusa2)は、数々の新しい技術に挑戦し2010年6月に地球への帰還を果たした小惑星探査機「はやぶさ」(MUSES-C)の後継機です。

「はやぶさ」では、イオンエンジンによる新しい航行方法を確立しながら、太陽系の起源の解明に繋がる手がかりを得ることを目的に、小惑星イトカワのサンプルを持ち帰りました。今回「はやぶさ2」では「はやぶさ」で培った経験を活かしながら、太陽系の起源・進化と生命の原材料物質を解明するため、C型小惑星「Ryugu」(リュウグウ)のサンプルを持ち帰ることに成功しました。

太陽系の起源や進化を知るためには、代表的なタイプであるS型、C型、D型の小惑星を調査する必要があります。
「はやぶさ2」が目指すC型小惑星はS型小惑星のイトカワと比べるとより始原的な天体で、同じ岩石質の小惑星でありながら有機物や含水鉱物をより多く含んでいると考えられています。
地球をつくる鉱物、海の水、生命の原材料物質は、太陽系初期には原始太陽系星雲の中で密接な関係を持っていたと考えられており、始原的な天体であるC型小惑星から採取したサンプルを分析し、太陽系空間にあった有機物や水がどのようなものであったのか、またどのように相互作用し共存してきたかを探ることで、生命の起源にも迫ることができると期待されています。

「はやぶさ2 帰還カプセル展示」のご案内

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<swa:ContentLink type="doc" item="47931">※パンフレットはこちら</swa:ContentLink>

2021年12月16日(木)〜19日(日)の期間、6年、52億キロの宇宙の旅を終えた、あの「はやぶさ2」が砺波へやって来ます

今年の9月3日(金)から来年3月22日(火)にかけて、全国21カ所での展示予定(※1カ所は新型コロナウイルス感染症感染拡大のため中止)であり、その展示場所のうちの一カ所が、今回のチューリップ四季彩館です
北陸三県では富山県のみでの展示です
<swa:ContentLink type="doc" item="47931">※パンフレットはこちら</swa:ContentLink>

観覧無料です
小中学生のみならず、多くの方にご覧いただければと思います

場所:チューリップ四季彩館
期間:12/16(木)〜12/19(日)
観覧時間:
 16日(木) 16:10〜18:00(入場は17:30まで)
 17日(金) 9:00〜18:00(入場は17:30まで)
 18日(土) 9:00〜21:00(入場は20:30まで)
 19日(日) 9:00〜18:00(入場は17:30まで)
主催:砺波市・砺波市教育委員会
後援:(公財)砺波市花と緑と文化の財団
協力:宇宙航空研究開発機構(JAXA)

第181号 身体で学ぶ

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3年生が授業中に階段を上り下りしています
その動きは、何かいつもと違います
どうもぎこちない・・・

これは家庭科の「これからの家族と地域 高齢者との関わり」の学習です
交代しながら装具を付けて、階段を上り下りしています

家庭生活は地域との相互の関わりで成り立っていることが分かり、高齢者など地域の人々と協働する必要があることや、介護など高齢者との関わり方について理解することがこの学習でのねらいです
高齢者の身体の特徴についても触れることが求められていますので、この時間に装具を付けて、身体の動きに制限を加えての活動です
視力や聴力、筋力の低下など、中学生とは異なる高齢者の身体の特徴を理解するときに、このような疑似体験は実感を伴った理解につながります

「わたしは、装具を付けなくても高齢者の方の気持ちは分かりますな」と言ったら、「いえいえ、まだまだ早いですよ」と生徒から返されました
出中生は優しいです
「何ともうまいこと言ってくれるなぁ」と感心し、うれしくなって軽い足取りで校長室へ戻りました

ああ、確かにまだまだ若い足取りですな

第180号 そもそも

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1年生が理科の授業で光の性質を学習しています
理科室で光の進み方を観察する実験に取り組んでいました
透明な半円形レンズや、透明な五角形の物体に光を当てて、本気で追求する姿は立派です
各グループで、光がどのように進むのかをそれぞれが協力して確認しています
タブレットを使って撮影して様子を記録することも忘れていません
タブレットで記録された実験結果は、課題解決のための根拠のある考察に活用されます

みんなの様子を見ながら、以前の授業では紙の記録用紙に、直接光の進む道筋をペンで記録していたなぁと思い返していました
一応、わたしは理科教師なので・・・

さて、タブレットのよさは何でしょう?
そもそも、タブレットを使う方が、本当によいのでしょうか?

実験で直接用紙に道筋を記録するとき、ペンやペンを持つ手が光源からの光を遮ってしまい、困ってしまうことがありました
光の道筋が記録とずれて、消しゴムで消して、再度書き直さなければならないことがありました
4人のグループで実験をした場合、それぞれに考察するための記録が必要なため、4回同じことをしていました

タブレットを使用した場合、画像として撮影するため、記録の時間は一瞬です
撮り直しも一瞬です
撮影した画像データを、グループ内のそれぞれのタブレットに転送してすぐに共有できます
画像データに色をつけたり書き込みをしたりして、見やすくすることができます
そのような追加したデータを書き換えたいときや間違えたとき、パッときれいに削除することができます

なんだか、今回の授業ではタブレットを使った方が便利そうです
何より、この利用法で時間が短縮でき、考察する時間がたっぷりとれます

授業でタブレットを使うことは、そのこと自身がねらいではありません
GIGA構想は、デジタル機器使用のスキルアップが主目的ではないのです
「そもそも、今やっている学習のねらいは何か」を見失わず、デジタルがよければデジタルを使用し、アナログがよければアナログを使用するだけのことです
どちらかでなければならないということはありません
デジタルは万能ではなく、アナログが効果的なことがあります
そして、今回のように、その逆もあります

何かに取り組んでいるとき、何となく違和感をもったり、何となく行き詰まったりしたときの、「そもそもどうだろう」思考は、モヤモヤの解決の糸口を掴むためのひとつでしょう


さて、そもそもわたしはなぜこの校長室よりを書いているのでしょう?
あ、別にモヤモヤしているわけではありません
わたしの中にその答えはありますから

第179号 太く、大きく、書く

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今朝の、生徒が登校する前の教室は、蓄熱暖房のおかげで暖かくなっています
わたしが某市の木造校舎の中学校へ通っていた頃からみれば、ずいぶん変わりました
教室の窓から雪が吹き込んで、教室の隅に雪が積もったこともありました
日直として重い灯油缶を運んでいる途中で灯油を廊下にぶちまけていた同級生がいました
だから、何だということはないのですが、今朝の暖かい教室の窓から、青空の下の立山連峰を眺めていると、ふと昔のことを思い出しました

出中生が登校し始めると、学校という大きな存在が、今日も目を覚ましたようです
そんな中、出中生は今日も様々な教育活動に取り組んでいます
国語科の授業、書写の学習では書き初め練習も始まっています
一字一字、呼吸を整えて本気で書いている姿を見ると、こちらも息が止まります
黒板には指導者からのメッセージが・・・

「新年にふさわしく」
「太く 大きく 書く」
「お手本を よく見て」

端的で、分かりやすいキーワードです
これが、
「新年にそぐわないような」
「細く 小さく 書かない」
「お手本を おろそかにしない」
と、書かれていたらどうでしょう

学生の頃、オートバイに乗っている知人からこんな話を聞きました
「十分に減速せずにコーナーへ突入してしまい、ふとその先に電信柱が見えたとき、「危ない!あの電信柱にぶつかったら相当危ない!!」と感じ、「電信柱にぶつかってはいけない!!!」と考えると、必ずぶつかるんだよなぁ」

部活動顧問としていろいろ悩んでいた頃、卓球の福原愛さんなどを指導された全日本のコーチからこんな話を聞く機会がありました
「試合の途中のコーチングで、「○○○なプレーをしたらあかんぞ!」と、選手に伝えるコーチがいます。そういうコーチングをされた選手は、だいたい○○○なプレーをします。そして、次にそういうコーチは、その選手に「だから、○○○なプレーをしたらあかん言うたやろ!!!!」と怒るんです。それは、あんたがそう言うたからや!!選手が悪いのではなく、コーチの責任です。」

人は「〜してはならない」と否定形で言われると、そのことを意識するために、その「してはならないこと」をしてしまうそうです
これは脳科学の話です
我々教師も、こういうことも意識しつつ、指導の際に発する言葉や、言葉かけに留意する必要があります
なかなかに難しく、終わりのない課題です
ついつい「◎◎してはいけない」とか、「くれぐれも◇◇しないように」と、周りに言いがちですから
これは、「〜しない方法」ではなく「〜する方法」を考えることや、「できないこと探し」ではなく、「できること探し」をすることともつながるように感じます

「太く 大きく 書く」「お手本をよく見て」

今日の国語の授業で、出中生は太く大きく、お手本をよく見て、文字をひとつひとつ「本気」で「根気」よく書いていました

第178号 定点観測

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昨日、とある勉強会に参加しました
元文部省教科調査官と、元文部科学省教科調査官の二人をお迎えしての勉強会です
そのうちの一人は、勝手にわたしが師匠と思っている方だったので、この日の最優先案件でした
新型コロナウイルス感染症感染拡大の影響で、直接お目にかかるのは2年ぶりほどだったでしょうか

勉強会の中
もう一人の元文部科学省教科調査官で、現在は大学教授をしておられる先生の話の中に、「教師は四者悟入」という言葉が登場しました
「四捨五入」ではありません

「教師の四者悟入」は、「学者+医者+役者+易者」であり、教師は4つの顔をもつというお話です

学者
生半可な教材研究では面白いわくわくする授業にはならない
→指導案を練り上げる 教材研究に終わり無し

役者
教壇は舞台
→指示の仕方、間の取り方等 集中させるためのスキルを磨く

医者
心の内が感情に表れているのは0.2秒 ※人間の視覚は1秒に4〜5秒のぱらぱら漫画
→いじめのサインを見逃さない意識

易者
命術、卜術、相術を総動員してよき微を探し求め励ます
→生徒一人一人のよさを探し、認め、励ます

教師生活が長いと、気付きの大切さについて実感を伴って感じることが多いです
意識して生徒たちと向き合っていないと、その変化に気付けません
気付けるような種まきや環境整備も必要でしょう
成長の変化、悩みの変化等、様々な変化を、数字で探ることも、生徒の書く文章で探ることも、教師の全感覚で直接探ることも、教師は悩み工夫しながら取り組んでいます
成長の気付きがあったときの喜びは、教師としてこの上もないものです
その代わり、気付けなかったときは、教師も大きく傷つきます

親や家族はもっとそうなのですが、教師にとっても生徒のことは決して他人事ではありません
出会った、縁があった、ただそれだけかもしれませんが、人間にとってそのことはとても大きいのです


気分転換に、雪に閉ざされた立山山頂をライブカメラで観ています
✳︎画像はJR9VQのライブカメラから
http://www.jr9vq.org/lcam/lcam.html

8月の様子と12月の様子を比べると、その違いはとてもよく分かります
12月10日と12日の様子を比べても、よく観ると違いがあります
定点観測は変化がよく分かります
「気付き」のための方法のひとつです

日による違いは、生徒も同じです
1日1日、変化し続けています
よりよい変化であればともに喜び、うれしくない変化であれば寄り添う
「言うは易し、行うは難し」ですが、最善を尽くすことが我々教師や周りのおとなの役割でしょう

今日の立山山頂の様子はどうだろうかと見てみると、ライブカメラのレンズに雪氷等がへばりついて様子を確認することができませんでした
一つの手段しかもっていない場合は、こうなりますね
残念
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第177号 今年の漢字

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11月1日(月)から12月6日(月)まで募集されていた「今年の漢字2021」の発表が、3日後の12月13日(月)に迫りました
この季節の風物詩になった「今年の漢字」は、今年も京都・清水寺にて発表されます

そして、本校第1学年のフロアには一足早く、1年生が選ぶ「今年の漢字」が掲示されています(※上の写真)
それぞれに興味深い漢字を選んでいます
見ているだけで、それぞれの想いが伝わってくる掲示です
本家の企画と違い、1年生の掲示は、「今年を振り返って」と「来年を目指して」のそれぞれ漢字1字を選んでいます
人それぞれ感じ方、考えの違いがよく分かります
上の写真の2段目は、個人的に惹かれた「今年を振り返って」2文字と、「来年を目指して」2文字です
「零」「輪」と「笑」「頼」
手書きの漢字からも書いた人の想いがあふれている気がします


ちなみに本家「今年の漢字」で過去に選ばれた漢字は、

2020年「密」、2019年「令」、2018年「災」、
2017年「北」、2016年「金」、2015年「安」、
2014年「税」、2013年「輪」、2012年「金」、
2011年「絆」、2010年「暑」、2009年「新」、
2008年「変」、2007年「偽」、2006年「命」、
2005年「愛」、2004年「災」、2003年「虎」、
2002年「帰」、2001年「戦」、2000年「金」、
1999年「未」、1998年「毒」、1997年「倒」、
1996年「食」、そして1995年「震」です

1995年から始まり、毎年年末に1年の世相を表す漢字1字が、全国から募集されています
そして、最も応募数の多い漢字を12月12日(いい字いい字)の「漢字の日」にちなんで、京都・清水寺で森清範貫主の揮毫により発表されています
※今年は12月13日のようですが・・・
そして、1年の出来事を清めるとともに新年が明るい年になることを願い、清水寺にて奉納の儀式が行われています

さて、2021年の1文字は何でしょう?
わたしの漢字1文字は、「化」でしょうか

理由は、・・・秘密です

第176号 支え

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保健体育の授業で、柔道の学習が始まっています

文部科学省は平成20年3月28日に中学校学習指導要領の改訂を告示し、中学校の保健体育科において、武道・ダンスを含めたすべての領域を必修とすることとしました
武道は、武技、武術などから発生した我が国固有の文化です
相手の動きに応じての基本動作や基本となる技を身に付け、相手を攻撃したり相手の技を防御します
そして、勝敗を競い合う楽しさや、喜びを味わうことができる運動です
また、武道に積極的に取り組むことを通して、武道の伝統的な考え方を理解し、相手を尊重して練習や試合ができるようにすることを重視しています
平成24年度から全面実施となり、1年生と2年生で「体つくり運動」「器械運動」「陸上競技」「水泳」「球技」「武道」「ダンス」「体育理論」の8領域すべてが必修、3年生では「球技」と「武道」のまとまりから1領域以上を選択して履修することになっています
「武道」の中で、「柔道」「剣道」「相撲」のうち、どれを選択するかは各中学校の判断に任され、地域的特性により、「弓道」「なぎなた」等、他の武道を選択することもできます

本校では、柔道の学習を選択しています
柔道の経験がない保健体育科の教員が柔道の授業を受け持つ場合、柔道の特性から、安全面を考慮した指導が最も注意すべき点です
今年度は本校に柔道経験者(教員)がいますが、サポートとして外部講師の方にも指導いただいています
学校事故で柔道の授業中の事例が報告されているので、安心・安全を基盤とした学習を保証することは大切です
新型コロナウイルス感染症感染予防の対応も含め、安全を確保しながら、出中生がこの学習のねらいを達成できるよう、留意していきます

保健体育の柔道の授業に限らず、本校には多くの方が来校され、教育活動を支えてくださっています
ALT、スクールサポートスタッフ、心の教室相談員、学校司書、スタディメイト、少人数支援、外国人相談員、スクールカウンセラー、スクールソーシャルワーカー、等々・・・
わたしが中学生だった頃にはおられなかった方々です
それだけ学校教育に対して手厚くなったということか、それだけ教職員だけでは対応できない状況になっているのか、・・・

とにもかくにも、多くの方々の支えが出中生の成長を支え、見守っていることに間違いはありません
当然、保護者のみなさんや地域のみなさんの支えがあってこそです
ありがたいことです

第175号 毒味係

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新型コロナウイルス感染症について、オミクロン株が世界中で感染を拡げ、その正体について世界中の科学者が調査中です
県内では感染者数0が続いている状況ですが、本校では三密回避、手指消毒、マスク着用などに留意しながらの教育活動が続いています

その中のひとつとして、給食での黙食を継続しています
職員室で給食をとる教職員も、黙食です
わいわいしゃべりながら給食を食べていた頃が懐かしく思い出されます

ただし、ある役割を課せられた者は昔から黙食をしていました
そうなってしまう状況だったと言えます
それは必ずしも校長の役割ではないのですが、学校給食に「検食」という仕組みがあるからです
給食時間よりも早い時刻から給食を食べ始めなければならないので、自然と黙食になるのです
周りはまだ仕事をしていますので・・・

教師なりたての頃は、「管理職は早めに給食を食べられて、暇なのか?」と、思っていました
「こちらはお腹を空かせて、4限目も12時半頃まで授業をしているのに・・・」と思っていたこともあります
しかし、その考えは、過去のわたしの間違いです
お恥ずかしい・・・
ある日、「この後、昼からの出張があるのなら、今日はあなたが『検食』することとして早めに食べなさい」と、言われて初めて「検食」の意味を知りました

「検食」とは、言い方を変えれば「毒味」です
給食の中に健康を害するものが混入していれば、真っ先に体調を崩す役割です
わたしが勤務した学校では、校長や教頭など、管理職がその役割を担っていることが多かったです
本校では、4月からほぼわたしが「毒味」をしています

江戸時代にも殿様のための「毒味役」の武士がいました
江戸城の大奥にも将軍夫人のための「毒味役」がいました
夫人の食事は、10人前を調理させていたとのことです
10人前御膳を用意すれば、毒殺者は10人前のすべてに毒を盛らなければならず、毒殺は難しくなるとの考えです
10人前のうち2膳が毒味に回され、残った8膳のうち3膳が将軍夫人の前に出され、将軍夫人はその3膳の中からひとつを選び、箸をつけていたそうです
ちなみに、将軍夫人が箸をつけなかった9膳は、お付きの当番がみんなで食べていたようで、このやりかたのために、庶民が食べられない美味しい料理を食した人がいたわけです
命がけではありますが・・・
そう言えば木村拓哉さんが出演した、藤沢周平氏原作「武士の一分」の映画では、優れた剣技を生かされることなく毒見役の職を務める小侍の三村新之丞貝(木村拓哉)が毒にあたって失明します

砺波市学校給食センターでは、念には念を入れて安心・安全な給食を提供いただいているので、わたしは毎日安心して「検食」をしています
ありがたいことです

今日も、ごちそうさまでした


※検食に関する法律

学校給食法(昭和29年法律第160号)第9条 第1項の規定に基づき、学校給食衛生管理基準が定められて施行されています

学校給食衛生管理基準
第3 調理の過程等における衛生管理に係る衛生管理基準
1(6) 検食及び保存食等
ア 検食
一 検食は、学校給食調理場及び共同調理場の受配校において、あらかじめ責任者を定めて児童生徒の摂食開始時刻の30分前までに行うこと。また、異常があった場合には、給食を中止するとともに、共同調理場の受配校においては、速やかに共同調理場に連絡すること。
二 検食に当たっては、食品の中に人体に有害と思われる異物の混入がないか、調理過程において加熱及び冷却処理が適切に行われているか、食品の異味、異臭その他の異常がないか、一食分としてそれぞれの食品の量が適当か、味付け、香り、色彩並びに形態等が適切か、及び、児童生徒の嗜好との関連はどのように配慮されているか確認すること。
三 検食を行った時間、検食者の意見等検食の結果を記録すること。
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第174号 懐かしい来訪者

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給食後のお昼の時間に、本校にとって懐かしい来訪者がありました

本校を卒業した高校生です
進学先の実習で栽培した野菜を販売するために来校してくれました

「生産者からの直接販売ですから大変お買い得ですよ」

流通のことも説明に加えて、きれいに育てた野菜を上手に紹介していました

説明通り、消費税込みの大変魅力的な価格でした
単純に安く買えたことだけではなく、出中の卒業生が育てた、そして持ってきてくれた、ということがうれしさを増幅させます


卒業生が進学先や、就職先で活躍する姿を見たり、聞いたりすることは、教師にとってうれしいことです
教え子が教師になって、同じ職場で働くこともあります
教え子が外部講師として、学校へ来てくれることもあります
教え子の子供が入学してくることもあります

しかし、みんながみんな、思い通りの人生になることはなく、悩んだり苦しんだりしている状況を聞くこともあります
時には、相談にのることもあります

それらもすべてひっくるめて、毎年、多くの未来の輝く存在に出会える教師になって、わたしはよかったと思っています

そのことを今日の来訪者が再確認させてくれました
今日のみなさんが中学時代に、わたしは直接出会ったわけではないですが、出中の卒業生ということで、親近感をおぼえるから不思議です

ありがとうございました
さっそく今日、家で食べてみます
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