最新更新日:2024/05/09
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校訓 天資養活 自他共栄  本校の特色を活かし、保護者や地域のみなさんと連携しながら、一人一人の生徒が「勇気をもって」一歩踏み出せる学校をめざします
出中 校訓
出中 校舎
砺波市立出町中学校
住所:〒939-1366
富山県砺波市表町18番29号
TEL:0763-33-2329
FAX:0763-33-2330

県選手権大会 バスケットボール競技 女子 7/17

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間もなく2回戦、明峰中学校との対戦が始まります
これに勝てば北信越大会出場権を獲得します
がんばれ出町

県選手権大会 バドミントン競技 男子団体 7/17

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竹平記念体育館でのバドミントン競技

男子団体1回戦 南星中学校に0ー2で惜敗しました


県選手権大会 バスケットボール競技男子 7/17

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魚津市ありそドームでの1回戦
堀川中学校との対戦は、65-52で勝ちました

昼から、北信越大会の出場権をかけて入善中学校と対戦します

県選手権大会 バスケットボール競技 女子 7/17

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1、2クオーターを終了し、28−10でリード
後半もリードを守り、1回戦は51−25で五位中学校に勝利しました

2回戦は午後です
元気よいプレーを期待します

県選手権大会 バスケットボール競技 女子 7/17

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第59回富山県中学校総合選手権大会
朝日町文化体育センターでは8:50から女子のバスケットボール競技1回戦が始まります
全国大会への通過点です

早速、アップ中でしたがスタンドのわたしに挨拶をしてくれました

1回戦は高岡地区4位の五位中学校との対戦です
試合が楽しみです

第84号 ご厚意 そして縁

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水曜日から今日まで、本校において東京2020オリンピック聖火リレートーチを展示していました。
本来ならば本校横の砺波体育センターからスタートし、本校のまわりをぐるっと回ってつながれていく予定だった砺波市内での東京2020オリンピック聖火リレー。
その走者に選出され、本校の横を走る予定だった○○様が、その様子を沿道で見るはずだった出中生のために、トーチの展示を実現させてくださいました。
桜ゴールドに輝く聖火リレートーチ。
写真や動画で見るものと、実際に見るものではその印象が違います。
○○様、誠にありがとうございました。
多くの生徒たちが感激して観ていました。

このトーチは、日本のかたち、桜紋をモチーフとして吉岡徳仁氏によってデザインされました。
その伝統的な形は、新幹線の製造にも使われている製造技術(アルミ押出成形)を用いてつくられています。
継ぎ目のない、ひとつなぎのトーチです。
日本の伝統と、現代の高い技術力がひとつになることで生み出された形です。
素材の一部には、東日本大震災の復興仮設住宅のアルミ建築廃材が再利用されています(※再利用アルミの含有率は約30%)。
人々の生活を見守ってきた仮設住宅が、平和のシンボルとしてオリンピックトーチに姿を変え、一歩ずつ復興に向けて進む被災地の姿を世界に伝えるという想いが込められています。
また、聖火のかたちもデザインされています。
花びらから生み出された5つの炎は、トーチの中央でひとつとなり、より大きな輝きで「希望の道」を照らします。
トーチは、重さや握りの形状にも配慮しています。年齢や性別を問わず、誰にとっても扱いやすいトーチです。
興味のある方は、olympics.comで詳細をご確認ください。
トーチの仕様
全長、710mm。本体重量1.2kg(本体約1kg+燃料部200g)。色は桜ゴールド。
参考:olympics.com
https://olympics.com/tokyo-2020/ja/torch/about/...

今回、わざわざ本校まで届けてくださった○○様。
中学生の頃からある競技を続けておられ、多くのことを学んだというお話を伺いました。
高校、大学と共に頑張った方が、わたしが教師なりたての頃に出会っていた方でした。
また、○○様が中学生の時の部活動顧問が、わたしもよく知る方でした。
そして、○○様は本校職員の先輩です。
人の縁とは誠に不思議です。


おまけ:生徒の声
(※校長室にいて聞こえてきた声です。聞こえたのであり、聴いていたわけではありません・・・。)

・思ったより小さい
・きれい!
・これ、持って走るの?
・火が付いたまま走るの?
・おお、すげっ!!
・なんか、きれいな色や
・これ、世界にひとつのやつ?
・これと同じものを何百本もよく作れますね
・これが出中の横を通んやったんや
・ああ、こういうやつか・・・
・持って熱くないんかなぁ
・すごいなぁ
・大きいなぁ
・ガスカートリッジつけてほしい
・実際つけたら校長室燃えるな
・めっちゃきれい きれいじゃね?!
・1.2kgもあるんや それ持って走るん?
・将来やるしかないな
・知り合いに持たせてもらったことあるよ
・なんかすごくない
・めっちゃきれいなんやけど・・・

 等々その他多数

第83号 学校あるある?

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授業開始のチャイムの後、しばらくして○年○組の◎◎さんが職員室へ来ました。
「○○先生はおられますか?」
「どうしましたか?」
「○○先生、授業です。」
「あ!」
「今、すぐ行きます!!ごめんなさい!」
よくないお話ですが、急な授業変更等で教師はうっかりすることが希にあります。

今回、◎◎さんは、授業開始後、すぐに職員室へ伝えに来てくれました。
このことで、ふたつのことを思います。

その1
わたしが中学生の頃。
授業開始になっても担当の先生がいらっしゃらないことがありました。
「おい、級長!先生、呼んで来いよ!!」
「まて!!もうしばらく待とうぜ!」
そうこうして10分ほど過ぎても来られない。
「そろそろ呼びに行ってもいいんじゃないか?!」
「いやいや、まだやろ!!」
そうです、待とうと訴えるのは、少しでも授業時間を短くしたいからです。
今回、○年○組の◎◎さんの学級では、すぐに知らせてくれました。
授業の時間を大切にしている○組なのです。

その2
チャイムが鳴った直後に知らせに来るとはどういうことでしょう?
それは、きっと授業担当の○○先生がいつも授業開始時刻には教室にいるからでしょう。
いつも授業開始に遅れてきていれば、「いつものことだ」と生徒も思いますから。
授業を大切にすることの第一歩は、50分間の授業時間を大切にすることだと思います。
※これには終了時刻を守ることも含まれます。

◎◎さんの言動のおかげで、○年○組の素晴らしさと、○○先生の日々の授業に対する姿勢が再認識されました。
ちなみに、遅れていった○○先生に○年○組の生徒たちは、「先生、今日はどうしたの?」と聞いたそうです。
「今日も」でも「また」でもなく、「今日は」です。
「も」と「は」の違いは大きいです。

第82号 出中生の力

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7月6日(火)、8日(木)、9日(金)の昼休みに、第2学年議会主催のイベントが計画されていました。
題して「集え!!応援歌歌い隊!」
仲間や自分を応援できる大切な応援歌を、たとえコロナ禍であっても引き継ぎたいと企画されたものです。
新型コロナウイルス感染症感染拡大防止のための対策も考えられており、場所は中庭。
密を避けるために各日、80名の定員が設定されていました。

しかし、実施予定日の3日共、梅雨特有の天気によって実施できません。
企画者からすればいろいろな想いがあったことでしょう。
さて、第2学年議会はどうするのだろうと思っていましたが、この企画のねらいを達成するために順延を決めました。

昨日の昼休みに、その1回目が実施されました。
久しぶりに広がる青空の下、中庭には笑顔の出中生の姿がありました。

生徒たちは、今自分たちのできることは何かを考え、実施に際しての障害を乗り越え、目標の達成のためにがんばっています。
中心となって進めた第2学年議会のメンバーだけでなく、そのねらいを理解して参加した1、2年生。
そして、この第2学年議会の想いに賛同し指導者として参加した3年生。

マスクをして、互いの距離を意識しながら、応援歌を歌う出中生の姿が頼もしく、そしてありがたく、うれしい気持ちで眺めていました。
本気で根気よくそして元気に参加している出中生の姿は、わたしにもいろいろなものを与えてくれます。
なんだか、わたしは幸せです。
ありがとう、出中生のみんな。

そして、その影には、彼らを支える教職員がいます。
感謝。

第81号 安全第一

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ただいま、夏の交通安全県民運動が実施中です。
https://police.pref.toyama.jp/6115/anzen/koutsu...

千葉県で痛ましい事故があり、今年の夏の交通安全県民運動は、いつも以上に交通安全について考える機会であると思います。

今年度の重点は、次の4点です。

1 子どもと高齢者の交通事故防止
〜横断歩道を始めとする全ての歩行者の安全確保〜
2 歩行者等の保護を始めとする安全運転意識の向上
3 飲酒・暴走運転等の根絶
4 自転車の安全利用の推進

中学生にとって、重点1と4は特に留意しなければならない内容です。
夏季は、解放感や暑さからくる集中力の低下によって、いつも以上に交通事故の発生が危惧されます。
一人ひとりが交通ルールを守り、安全運転に努めていきましょう。

本日は特に夏の交通安全県民運動の中の「自転車の安全利用の日」です。
自転車は手軽に利用できる便利な乗り物ですが、交通ルールを守らなければ大きな事故につながります。

【自転車安全利用五則】   
(1)自転車は、車道が原則、歩道は例外
(2)車道は左側を通行(右側通行は禁止)
(3)歩道は歩行者優先で、車道寄りを徐行
(4)安全ルールを守る
・夜間はライトを点灯
・交差点での信号遵守と一時停止・安全確認
(5)子どもはヘルメットを着用

ちなみに、この運動の期間は7月11日(日)〜7月20日(火)で、スローガンは「さわやかに夏を走ろう北陸路」です。
中学生に対しておとなが範を示すことができる交通安全県民運動になればと思います。

参考:富山県警察安全情報ネット、富山県警察ホームページ

夏の交通安全県民運動要綱(表)(PDF:893KB)
https://police.pref.toyama.jp/documents/1693/omote.pdf
夏の交通安全県民運動要綱(裏)(PDF:1,384KB)
https://police.pref.toyama.jp/documents/1693/ur...
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第80号 うれしい悩み

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先週の昼休み、生徒会執行部の副会長○○さん、書記◇◇さんが、校長室を訪ねてくれました。
その手には運動会用のはちまきが6色。
7/7の結団式の前に、執行部によってはちまきが全生徒に配布され、団に属する職員室の教職員にもはちまきが届けられたときに、「あれ?わしの分は??」と意地悪な質問をしたことに対して、誠実に反応してくれたのでした。
ごめんなさい。
そして、ありがとう。
「6本のはちまきをどのように巻きましょうか?」と問うと、
○○さんは、「一本は左腕に、そしてもう一本は右腕というように、いろいろな場所に巻けばどうでしょう」と即答です。
どうするか考えねばなりませんな。
楽しい悩みが増えました。
重ねてですが、わざわざありがとう。

届けられた6色のはちまき。
3年生の学級順に白・紫・黄・緑・赤・青と左から並べ、最終的に校長室の壁に掛けてみました。

誠に、運動会当日はどうしましょう・・・

第79号 いのち

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今朝、正面玄関前で○○さんが地面にいる羽の生えそろっていない鳥のヒナを発見しました。
どうも、わたしが以前、巣立ったと思っていたスズメのヒナとは別に、新たに新しいいのちが誕生していたようです。
だから、最近また鳥の声が校長室でよく聞こえていたのでしょう。
つながりました。

ヒナを見つけた○○さんと◇◇さんは、どうしたものかと□□教諭に相談し、巣へ戻すこととなったようです。
人間のにおいが付くと親鳥が育てなくなるという話を聞きますが、鳥は嗅覚があまり発達していませんから、大丈夫です。

そっと◇◇さんが巣へヒナを戻しました。

この後どうなるかは神のみぞ知るです。
親らしきスズメが近くに来ていましたから大丈夫かなとやや楽観視しています。
○○さん、◇◇さん、そしてサポートしてくれた□□教諭、◎◎教諭に感謝です。
○○さん、◇◇さんに、ヒナの恩返しがあるかも、と考えるわたしは無粋ですね。


今後のために日本野鳥の会のリーフレットを参考としてリンクしておきます。

野鳥の子育て応援キャンペーン
https://www.wbsj.org/activity/spread-and-educat...
野鳥のヒナと出会ったらリーフレット
https://www.wbsj.org/fukyu/hirowanaide/img/pamp...

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第78号 しっとり・・・

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雨の朝。
今朝も生徒の登校時間帯はそれほど強い雨とならず、ほっとしています。
ただ、雨の中の登校はいつもより疲れるでしょうね。
特に自転車通学の場合は、なおさらでしょう。
小学校時代:約700mを約15分ほど(小学生の足)の徒歩通学
中学校時代:約1700mを約22分ほどの徒歩通学
高校時代:約10000mを約40分ほどの自転車通学
わたしの小中高12年間の経験がそう思わせます。
※小学校時代、1時間以上かけて登下校していた同級生がいましたが、今思えばすごいことです。

今朝の廊下で、登校したばかりの○○さんに声をかけました。
「おはようございます、雨で濡れなかったかい?」と、聞くと、
「いえいえ、大丈夫です。しっとりとしていますが・・・」と、返してくれました。
この「しっとりしていますが・・・」に、妙に感心してしまいました。
「おお、その表現、何だか素敵ですねぇ」と、○○さんに伝えました。
マイナスの印象を受けない言葉だと感じたからです。
「しっとりしている」という表現は、プラスの意味で使いませんか?
そういう言葉を発せられる○○さんが、素敵だと思いました。

この頃のわたしだったら「残念ながら少し濡れています」とか、「びっちょりしてます」とか、「じめっとしてます」とか、マイナス・ベクトルの言葉を使っているでしょう。
思春期の頃は頭の中が負のみでしたから・・・。
頭の中が負でいっぱいでも、正(プラス)の言葉を発し続けていたら、心持ちは変わるかもしれないと考えるのは、ずっと後になってからです。

湿気の多い朝でしたが、一瞬さわやかな風が吹いた気がしました。
○○さんありがとう。

雨の中、2年生の2学級が午前と午後に分かれて校外学習に出かけます(※7/1に2学級が実施し、7/15に残り2学級が実施予定です)。
しっとりとした落ち着いた雰囲気の中で、多くのことを学んできてくれることを願っています。
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第77号 今日は何の日?

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今日は朝から厚い雲に覆われ、雨が降っており、湿度が高いです。
そんな中、今日も3限目から多くの保護者の方々に来校いただいています。
今日は授業参観2日目。
PTA役員の方にも昨日に引き続き、案内等でご協力いただきました。
ありがとうございます。

ムシムシとした天候で、授業での集中力も散漫になりがちですが、生徒も教師も頑張っています。
また、食欲がなくなる陽気ですが、これからの暑さにも負けないように、確実に食事をとることは大切です。
おかげさまで学校では、毎日プロが栄養などについて考え抜いて調理された給食があります。
今日は七夕でもあり、給食は「七夕献立」でした。
砺波市給食センターのホームページに記事が掲載されていますから、ぜひご覧ください。
https://www.city.tonami.toyama.jp/info/15622994...
※ほぼ毎日更新され、関連記事もあるので勉強になります。

そして、今日は小暑。
第31候 温風至(あつかぜいたる)です。
夏至を過ぎてから日は短くなる一方ですが、暑さはこれからです。
梅雨末期が近づき、大雨となりやすい時季です。
生徒の登下校が心配でしたが、それほど砺波市での雨は多くありませんでした。

残念ながら静岡県熱海市では大雨によって大変な災害が発生しました。
犠牲になられた方、ご遺族の方々には、お悔やみ申し上げます。
現在行方不明となっている方、その関係者のみなさんには、少しでも早く発見されることをお祈りいたします。
そして、今なお捜索を続けているすべてのみなさんの安全をお祈りします。
誠に頭が下がる想いです。

砺波市が作成したハザードマップで、本校区内に土石流の心配はあまりないですが、本校区のほとんどは洪水のエリアに入っています。
また、ハザードマップにはありませんが、地震に対する準備は必要です。
決して他人事ではなく、熱海市の災害のことを考えることが大切ではないでしょうか。
それが、被災地と物理的に離れていても、自分のできることの一つだと思います。

あ!!
7月7日に、第77号!!
ちょっと鳥肌が立ちました。

第76号 頑張らない ≠ 頑張れない

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新型コロナウイルス感染症感染拡大防止のため、学年毎に実施日をずらして行った避難訓練。

文化体育後援会会長 瘧師富士夫 様をお迎えして行った、県選手権大会、県民体育大会、全日本中学校通信陸上競技大会富山大会へ出場する選手の壮行会。

目的の違うふたつのことのどちらにも、生徒たちは本気で取り組んでいました。
このような生徒の姿を見ると、「自分も頑張ろう!」と感じます。
不思議なものです。

「本気」・「根気」・「元気」を今年度のキーワードとして発信していますが、この基盤は安全・安心です。
避難訓練で言えば、「もしもの時に備える環境があるから、安全で安心できる」。
壮行会で言えば、「仲間が応援してくれたり、大会運営を支えてくれる人の存在を感じ、安全で安心できる環境を実感できるから、自分の目指すところに向けて努力ができる」。
安心・安全は学校教育を支える基盤です。

「やればできる」「がんばる人を応援する」「みんなちがってみんないい」・・・
よく耳にする言葉ですし、わたしも発することがあります。
ただし、この言葉によって、学校が安心・安全な環境ではなくなる場合があります。
それは、「頑張れない人」が存在するからであり、学校関係者として意識する必要があることです。
「頑張れない子供たち」が安心できる安全な環境とは、具体的にどのようなものかは、我々にとって悩ましい話です。

今年の4月20日に初版が発行された書籍、新潮新書「どうしても頑張れないひとたち(宮口孝治 著 新潮社)」は、そのことを改めて考えさせてくれます。

この本の第4章の「見出し」、「小見出し」を紹介します。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
第4章 やる気を奪う言葉と間違った方法
やる気を奪う大人
余計な言葉かけ
「もっと勉強しなさい」がダメなわけ
「でもな・・・」「それは君にも・・・」
非行少年の保護者の語りに共通するもの
「もっとできるはずだ」
「だから言った通りでしょ」
「どうしていつもあなたは・・・」
勉強が好きになれば勉強ができるようになるという思い込み
保護者が先生の不満を言うと
後のフォローがない指導もどき
場違いな褒め言葉
”親の愛情不足では”という言葉の凶器
愛情のない励まし
自尊心は衰えない
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「頑張れない生徒」に対して「頑張れ」と言い続けても効果は望めません。
悪影響と言っても過言ではないでしょう。
教師生活の中で、それは経験しています。
また、これは決して「頑張ることの否定」ではありません。
世の中、頑張って生きなければならない場面がたくさんあることを体験しています。

では、「頑張れない生徒」をどうするか。
・生徒はみんな「少しでもよくなりたい」と自身の成長を願っていること、
・そして成長するための力をもっていること
これらを、まわりの大人が信じることが教育の基盤だと思います。

わたし自身も頑張ることが苦手な子供で、今までに多くの人に支えられたことを告白します。※今もですが・・・
そのときのわたしが、安心できていた理由や、何を安全だと感じられていたのか。
それが、「頑張れない生徒」に向き合うヒントだと考えます。
「頑張らない生徒」に対しても・・・

第75号 考える

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本日2限目の時間に、本校○○教諭の授業が近隣の教職員に公開されました。
これは、県教育委員会の事業で、「授業の達人」として委嘱された○○教諭などが実践する授業を広く公開して、県内教員の授業技術等の向上を図り、児童生徒の学力や学習意欲の向上に活かそうとするものです。
生徒たちはいつもと同じで、本気で課題に取り組んでいました。
特に今回は今後の研修に活用するために、授業のようすをDVDに記録するため、県教育委員会から2名の方も来校されました。
少しでも、本校の教育活動が富山県の教育に役立つのであれば、それはうれしいことです。

今日の学習内容は、数学の連立方程式の利用でした。
ポイントはどの数量に着目して方程式をつくるのかでした。
数学に限らず、ポイントを的確に取られられるかどうかで、課題の解決への道筋が大きく異なります。

学校では、様々な分野の学習内容で繰り返し「考える」ことで、生徒たちは将来に役立つ力を身に付けていると思います。
「考える」方法は、今日のような数学的な思考の他にも、科学的な思考、保健体育や美術、技術・家庭のような身体を使っての思考など、様々です。
どのような考え方をするのか、様々な考え方を知らなければ、選択できません。
知ることで考える選択肢は増えます。

生徒たちは、今後、今までに人類が出会ったことのない課題に直面するでしょう。
そのときに、毎日、本気・根気・元気で「考え」たことで身に付けた力はきっと助けになると信じています。

「考える」。

特に若い頃に「よく考える」ことは、自分自身の未来のためになるでしょうし、その経験や習慣は決して無駄にはならないでしょう。
情報が氾濫するこの世の中だからこそ、自分自身で「よりよく考える」ことが、求められていると思います。
デジタル時代にフェイクとリアルを見分けることも困難になりつつあります。
だからこそ、自分自身で「よりよく考え」、自分で決断したいものだと考えます。

第74号 半夏生(はんげしょうず)

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正面玄関を入って目に付く場所に、「熱中症を予防しよう!」掲示板を設置しています。
本校ホームページに、熱中症予防情報サイト(環境省)のリンクを作成しています。
熱中症に特に留意する必要のある季節です。
今は新型コロナウイルス感染症感染拡大防止としてマスク着用を推奨しているので、一層熱中症への対応が重要です。

環境省の熱中症予防情報サイトでは12:00現在のデータとして「29.5(厳重警戒)」が表示されていました。
朝、本校掲示板の表示は「警戒」だったのですが、お昼に「厳重警戒」に変わりました。
刻々と変化する状況の中で、注意喚起をはかっていきます。

今日は二十四節気の夏至の末候(第三十候)の半夏生(はんげしょうず)です。
夏至から数えて11日目。
昔は農作業の大事な節目として、田植えは半夏生までに済ませるものとされていたと聞きます。
この日は天から毒気が降ると言われ、井戸に蓋をして毒気を防いだり、この日に採った野菜は食べてはいけないとされたりしたようです。
この頃降る雨は「半夏雨」「半夏水」と呼び、大雨になるとされています。
太平洋側では、その通りの天気になりました。
関西では半夏生には、たこを食べる習わしがあります。
たこにはタウリンが豊富に含まれますから、気温が高くなるこの時期にたこを食べることは理にかなっていますね。

熱中症にならないよう、水分補給や休息も大切ですが、暑さに負けないように栄養補給も大切です。
今日の給食の献立に、残念ながらたこはなかったので、今夜はたこ焼きでも食べますか。

第73号 行為の意味

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昨日、学校を回っていると、階段の上の壁にほこりが付いていることに気付き、長いほうきを持ちだして落としてみました。
生徒の通行の邪魔にならないようにと時間を考えたつもりが、水曜日は生徒会活動のある日で午後の時間は10分早く進んでいて、ちょうど授業が終わる時間と少し重なってしまいました。
あまり目にしないほど長いほうきをもっているので声をかけてくれる生徒がいます。
「おお、長いほうきですね」、「すごい!きれいになってます」、「わたしは上を見ないので気付きません」など、いろいろです。
授業を担当していないわたしにとって、短いながらも生徒と話ができることはうれしいことです。

落としたほこりを集めて、ほうきを片付けようと思っていたら、○○さんが「校長先生!」と、まっすぐな表情で話しかけてきました。
そのまっすぐさに、「ぎくっ!」としたわたしに、○○さんが「少し前のことですが、○○○○にわざわざお越しいただきありがとうございました」と言ってくれました。
思いもかけない言葉だったので、びっくりすると同時に、ずっと気にかけてくれていたのだなと、その心遣いがとてもうれしかったです。
「いやいや、こちらこそ楽しませもらいましたから、ありがとうございました」と答えるのが精一杯でした。
その自然で何気ない言動が、最近いろいろと思い悩んでいたわたしの心をすっと救ってくれました。

生徒たちの言動には、意味があります。
本人がそれを自覚しているかどうかは関係ありません。
これは生徒だけでなく、おとなも同じです。

詩人・作詞家として活躍した宮澤章二氏の作品に、「行為の意味」という詩があります。

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「行為の意味」        宮澤 章二

あなたの心はどんな形ですかと
人に聞かれても答えようがない
自分にも 他人にも心は見えない
けれどほんとうに見えないのであろうか

確かに心はだれにも見えないけれど
心づかいは見えるのだ
それは 人に対する積極的な行為だから

同じように胸の中の思いは見えないけれど
思いやりは見えるのだ
それは 人に対する積極的な行為なのだから

あたたかい心が あたたかい行為になり
やさしい思いが やさしい行為になるとき
「心」も「思い」も、初めて美しく生きる
それは 人が人として生きることだ
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

人が人として生きる。
考えさせられる言葉です。
わたしは人生の中で起こることには意味があると思っています。
それがうれしいことであっても、
嫌なことであっても、
楽しいことであっても、
困ったことであっても・・・。

人生に意味のないことは起きないという考えです。
自分のできることを、ただただやるだけです。
自分でやろうと決めたことを、粛々とやるだけです。
そうすれば、道は拓けてくると思っています。

この瞬間を本気で根気よく元気に生き切る。
今は、それが大切だと思います。

○○さんの言葉で、今日もいろいろ学ばせてもらいました。
ありがとう。

今朝、校長室の花がルドベキアに変わりました。
その鮮やかさと、ぱっと開いた様子が、昨日の○○さんの笑顔と重なりました。
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第72号 決定!!!

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本日、生徒会活動の時間に「運動会団抽選会」が開催されました。

新型コロナウイルス感染症感染拡大防止対策のため、リモートでの実施です。

体育館で繰り広げられた学年毎の抽選の様子は、各教室の電子黒板に配信されました。

抽選は3年生、2年生、1年生の順番で実施され、各学年毎に自分たちが何団になるか判明するたびに、各教室では拍手やガッツポーズする様子が見られました。

今回のリモート団抽選会に向けて準備を進めた生徒会、生徒会委員会、そしてサポートした教師たちに感謝します。
ありがとう。

運動会へ向けて、いよいよ本格的に始動です。

決定した団編成
 白団 3年1組、2年6組、1年5組
 紫団 3年2組、2年5組、1年2組
 黄団 3年3組、2年3組、1年3組
 緑団 3年4組、2年4組、1年4組
 赤団 3年5組、2年1組、1年1組
 青団 3年6組、2年2組、1年6組

第71号 アジサイの花

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本校の玄関付近や校長室には職員の手によって、季節の花がいつも生けられています。
見るたびに、「よいなぁ」と感じます。
歳をとると、旬なものに俄然興味がわくようになりました。
不思議なものです。
今、わたしの周りは、アジサイの花でいっぱいです。

正面玄関にも生けてあるので、何人かの生徒を呼び止め、無理矢理質問攻めを敢行しました。
「この花は何でしょう?」
「この花の、本当の花はどれでしょう?」
と、いう流れを勝手にイメージしていたのですが、予想に反してこれをアジサイだと答えてくれる生徒が少なく、最初の質問で終わるパターンがほとんどでした。※質問攻めは20名ほどでやめました。
自分が小中学生の頃も、蜜の吸えるサルビアとか種を食べられるヒマワリくらいにしか興味がなかったことを思い出しました。
あとは、チューリップ、アサガオ、サクラくらいでしょうか。

アジサイの花。
花と書きましたが、そう見えるものはガクが変化した「装飾花」です。
アジサイの本当の花「真花」は、装飾花をかき分けると見られます。
上写真(2段目左)の赤丸で囲んだ部分です。
上写真(2段目)赤丸の→の順で、左2枚目から「つぼみ」「開花はじめ」「開花」となります。
上写真(3段目)の青丸で囲んだガクの中心のポチッとしたものも花(装飾花)ですが、これは咲いたり咲かなかったりのようです。
真花はおしべとめしべがありますが、装飾花はおしべもめしべも退化している中性花です。

知れば知るほど不思議な花です。
世の中には知らないことがたくさん。
だから、学習するのはおもしろい。

ちなみに、富山県内では射水市がアジサイを市の花木としている(2008年10月1日制定)ことも知りました。
だから、太閤山ランドでアジサイ祭りが開催されているのですね(※ちなみにわたしは射水市民ではありません)。
世の中はいろいろとつながっていますね。

第70号 チェック

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今日は朝から2、3年生が歯科検診を受けています。
学校では、毎年4〜6月の時期に健康診断が行われます(学校保健安全法施行規則第5条)。
その目的は、学校教育の円滑な実施とその成果の確保に資することと、子供の健康の保持増進を図ることです。
また、学校生活を送るに当たり支障があるかどうかについて疾病をスクリーニングし、健康状態を把握するという役割と、学校における健康課題を明らかにして健康教育に役立てるという、二つの大きな役割があります。※第1回「データ時代における学校健康診断情報の利活用検討会 (R1.10.30)」(文部科学省初等中等教育局健康教育・食育課)資料より

健康診断における検査項目は次の11項目(学校保健安全法施行規則第6条)。
1 身長及び体重
2 栄養状態
3 脊柱及び胸郭の疾病及び異常の有無、並びに四肢の状態
4 視力及び聴力
5 眼の疾病及び異常の有無
6 耳鼻咽頭疾患及び皮膚疾患の有無
7 歯及び口腔の疾病及び異常の有無
8 結核の有無
9 心臓の疾病及び異常の有無
10 尿
11 その他の疾病及び異常の有無

健康診断は学校医、学校歯科医等が実施し(学校保健安全法施行規則第22条及び第23条)、健康診断の結果は本人や保護者に通知され、その際に疾病または異常の疑いが認められる場合は、医療機関への受診を勧めます(学校保健安全法第12条)。

上の文章にちょこちょこ出てきたように、これらはすべて法律で決められています。
法律で決められているからやらなければと考えるか、やらなければならないから法律で決められていると考えるか。
考え方で意識は変わる気がします。
まあ、どちらにしても、定期的にチェックして、未来の自分のために活かすことは重要でしょう。
特に、子供たちの未来は、おとなが本気で守る必要があると思います。

さて、出中生のみなさん。
健康診断の結果、治療カード等をもらったら速やかに医療機関を受診してください。
少なくとも初期段階を過ぎた虫歯は、自然治癒しません。
歯科医で治療してもらわなければ現状維持か悪化しかないのです。

早期発見、早期治療は、何も健康面だけではないですね・・・。
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行事予定
1/18 第3学年保護者会1日目
1/19 第3学年保護者会2日目

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