校訓 天資養活 自他共栄  本校の特色を活かし、保護者や地域のみなさんと連携しながら、一人一人の生徒が「勇気をもって」一歩踏み出せる学校をめざします
出中 校訓
出中 校舎
砺波市立出町中学校
住所:〒939-1366
富山県砺波市表町18番29号
TEL:0763-33-2329
FAX:0763-33-2330

第214号 春が立つ

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今日は立春
雪の降る天気です

教室の中では生徒たちが熱く、外の寒さを感じさせない、「本気、根気、元気」の呼吸で学習に取り組んでいます
教室だけでなく、体育館では1年生がダンスの学習中で、振り付けについてグループ毎に相談しながら、本気で練習しています
生徒たちの学習に取り組む姿を観ていると、表現できない気持ちになり、多くのエネルギーをもらいます
暖かい気持ちになって体育館から教室棟へ続く渡り廊下を歩くと、その窓から、降り続く雪越しに学習中の出中生の姿が眼に入りました
雪で、あまりよく見えないなぁと感じつつ、この週末は大雪の天気予報が流れていたことを思い出しました

改めて、今日は立春です
立春
寒さが峠を越え、これからは春に向かうことを示す節気の名前です
そして、第1候「はるかぜ こおりを とく」
春の兆しとなる暖かな風が吹き始め、冬の季節に凍り付いた湖や池の厚い氷や、山々にある氷雪を少しずつ溶かしていくようになる季節の始まりです
今日は吹いていませんが、ここで言う暖かな風とは東からの風です
第1候「はるかぜ こおりを とく」を漢字で書くと、「東風解凍」
「はるかぜ」は「東風」と書き、「ひがしかぜ」と読みません
春に吹く東風なので「はるかぜ」と読むことについては少し理解できます
ただ、「東風」を「こち」と読むことは不思議です
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東風(こち)
春から夏にかけて吹く東寄りの風
氷を解き、春を告げる風として、古来雅語として取り入れられた
雨を伴うことが多く、この風が吹くと寒さが緩むので一般には喜ばれ
るが、海上生活者には時化(しけ)になる風として警戒された
東風は単独に使われるほか、次のようなさまざまな複合した名称とし
ても使われる

朝東風(あさごち)
雲雀東風(ひばりこち)(瀬戸内地方で3、4月ごろ吹く)
雨東風(あめこち)(九州の小倉(こくら)地方でいう)
いなだ東風(三重県志摩半島の白木(しらき)での呼称)
鰆ごち(さわらごち)(岡山県で春のサワラ漁のころに吹く)
青東風(夏、青空のもとで吹く)
星の入り東風(10月ごろ、おうし座のすばる星の沈む明け方に吹く)
東風は春の季語として「梅ごち」「桜ごち」「正(まさ)東風」「春風」な
どがある。[根本順吉]
 ※出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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日本語は奥が深い
これは日本人の感性の深さを表していると思います

こんなことを思うのは歳をとった証拠ですね
出中生のみんなはどうでしょう

そう言えば、色にもいろいろな呼び方があります
これについては長くなるので、またの機会に・・・

第213号 ごもっとも ごもっとも

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今朝早く、3年生の多くが私立高校の一般入試会場へ向けて出発しました
※受験校によっては、自宅から直接試験会場へ向かう場合もあります
どの会場も、開始時刻が過ぎ、いよいよ検査が始まっています

平常心に近いだろうか
元気に取り組めているだろうか
集中できているだろうか
昨日の事前学習で3年生のみんなには直接伝えましたが、今まで取り組んできた成果を発揮すべく、もてる力のすべてを出し切ってほしいと願います

緊張するのは当たり前
緊張しない人はそれはそれで自信をもって
自分との闘いに臨んでほしいです
最後の最後まで、出し切る、やり切る
そして後は、結果を待つのみです


そして今日は節分
節分と言えば、豆まきです
アニメ「鬼滅の刃」の影響で、節分の風習は少し今までとは違ってきているようです
店頭で販売される節分セットに刀が付いており、今の鬼役は首を切られるようで・・・

さて、出中生の家庭では、今晩豆まきが行われるのでしょうか?
我が家では、父が「鬼は〜、外!福は〜、内!」と言いつつ、豆をまきながら家の中をまわっていました
そして、子供たちがその後ろを「ごもっとも、ごもっとも」と言いながら、父についてまわっていました
このことを話すと、ほとんどの人が驚きます
中には大笑いされたこともあります
当たり前と思っていることが当たり前でない衝撃、そして大笑いされる衝撃
未だに、わたしの周りで、節分の豆まきのときに「ごもっとも、ごもっとも」と唱和する家庭を聞いたことがありません
けっこうな年月をモヤモヤとしていたのですが、ネット恐るべし!!
検索したらヒットしました

All Aboutの暮らしの歳時記のページに、暮らしの歳時記ガイド 三浦 康子さんの記事がありました
https://allabout.co.jp/gm/gc/220642/ All About 暮らし 冠婚葬祭 暮らしの歳時記 冬の行事・楽しみ方(12〜2月) 「鬼は内?鬼は外?豆まき珍風習や、恵方巻以外もある各地の節分行事食」抜粋
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豆まき役のほかに、すりこぎを持って「ごもっとも、
ごもっとも」と言う人がいます。
(すりこぎは「あたり棒」ともいい、当たって縁起
の良いものとされています)
京都の一部では、豆まきをする人の他に、すりこぎ・
しゃもじ・扇などを手にした人が「ごもっとも、ご
もっとも」と合いの手をいれます(主に客商売や芸
事の家に残る風習で、一般家庭では稀なようです)。
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この他に、場所によっては「鬼は外を言わない」「鬼は内という」「炒り豆ではなく、落花生をまく」など、いろいろなことが紹介されています
ただ、豆まきのねらいが「邪気が入りやすいとされる季節の変わり目の日、新たな1年の始まりの前に邪気を払うため行うためである」ことは、どの地域にも共通しており、少しほっとしました

「福は〜、うち!」「鬼は〜、そと!」
「ごもっとも、ごもっとも」
なぜ、我が家が京都の一部の風習を継承していたのかは不明ですが、全く変な意味でないことが分かり、安心しました

知るということは、安心にもつながります
入試には出題されませんが・・・
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第212号 極意

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今学期の美術の授業は、講師の○○先生をお招きして水墨画を学習していました
「水墨画の応用・墨で静物を描く」が単元のテーマです

今日は、その最終日
3限の2年5組の授業が、今年度最後の時間でした
墨の特徴や自分の選んだ静物の特徴を捉えて、立体的に描いたり、○○先生の指導を直に受け、実演も実際に見て、水墨画のよさを理解し味わったりしています
今日の授業でも、その物らしく、立体的に描くポイントを意識し、筆を走らせていました
そして、どの生徒も個性的で魅力的な作品を仕上げていました
感心して○○先生にお伺いすると、「水墨画は、練習すればそれほど難しいものではないのですよ」と、教えてくださいました
あとから美術科担当者から、○○先生の直接指導のおかげだと聞きました
まさしく、水墨画の極意を、的確に分かりやすく指導いただいたその結果が、生徒の作品に出ています
極意恐るべし・・・


午後に、3年生は明日の私立高校一般入試に向けての事前学習がありました
受験の極意とまでは言えませんが、わたしにも生徒に激励の言葉を伝える機会がありました

第3学年担当の教職員も、各学級でアドバイスしています
今日まで多くの試験を受けた体験を活かしています
そうなのです
忘れがちですが、どんなおとなにも中学3年生の頃があったのです
その体験を、今の中学3年生に伝えることができるのです
時代が違いますから、すべてをそのまま実践することはできないでしょうが、それらの中に、今の3年生にとってのヒントがあるでしょう
3年生のみんなが、情報を取捨選択し、明日に向けて活用してくれたらと願います
すべては未来の自分のために

せっかくの機会だと思い、改めて学習における極意というものを考え始めましたが、「学問に王道なし」というフレーズが浮かんできて、わたしの脳のはたらきはストップしてしまいました
ブレーキをかける言葉や記憶を思い起こし、チャレンジをやめさせて、人生における危険を回避するのは、脳が自身の命を守るための極意かもしれません・・・
という思考は、逃げの極意か


極意(ごく・い)〘名〙
1 物事の本質、核心。特に、学問や芸事の核心となる大切なところ。奥の手。奥義。秘訣。
2 心の奥底。真実の心。
[語誌]
(1)中国古典に「意を尽くす、心を尽くす」意の「極意」があるが、日本での意味用法や使用時期から見て直接それに由来するものとは考えにくい。学問や芸能分野での立派分派が盛んに行なわれた中世という時代を背景に、類義語「奥意(おくい)」ともども、「奥義」等の既存の漢語を下敷にして造られるに至った和製漢語であると推定される。
(2)近世には2のように文字通りに解釈して使用した例も現われたが、次代にまでは受け継がれることなく終わっている。
出典 精選版日本国語大辞典
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第211号 霧の朝

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今朝は久しぶりに霧の広がる朝でした

いつもはまぶしすぎて直接肉眼では見られない太陽が、霧のおかげで丸く見えます
※見えるからと、長時間見るのは目にあまりよろしくないので注意

生徒たちが朝の読書をしている時間、まだ中庭は霧が少し立ちこめています
しかし、1限が終わる頃には、霧は消えてなくなっていました

なぜ、今日は霧が広がったのでしょうか?
なぜ、霧は朝や夕方、夜に見られることが多いのでしょうか?
なぜ、日中なら山の中とか、スキー場で見られることがあるのでしょうか?
なぜ、夏には見ることができにくいのでしょうか?

中学2年生の理科に「雲のでき方」を学習する単元があります
だから、この問いは、既にこの学習を終えている2年生、3年生には分かってほしい問題です

問題はさらに続きます
霧と雲は何が違うのでしょうか?
立山が平地から見られない時、「ああ、今日は立山が雲に覆われているなぁ」と言います
このとき、立山にいる人にとっては、「ああ、霧がかかっていて視界が悪いなぁ」となります
※立山山頂付近が雲の上で、晴天のこともありますが・・・
雲と霧は同じものでしょうか?違うものでしょうか?
これは、授業で習ったかどうか定かではありませんが、出中生のみなさん、いかがでしょう?

聞きっぱなしで、ここでその解答は述べません

モヤモヤと心や頭の中に霧がかかるかもしれませんね・・・

第210号 スキマ

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本日の天気予報から、あまりスッキリしない天気と思っていたのですが、時折青空の広がる空でした

その瞬間、職員室と校長室との境の扉に幾何学的な模様が映っています(写真上A)
それをたどると棚の上にも模様が続きます(写真上B)
これは、ブラインドの影響です(写真上C)
ブラインドのひもが通るスキマの影響です(写真上D)
ピンホールカメラの原理で、太陽が像となって映っていたのでした
スキマのつくる、自然美です

スキマ風というと、何だか寂しい気持ちになります
スキマから覗くというと、何だか怪しい気持ちになります
スキマって、不思議な響きです

朝の読書の様子を教室のスキマから覗きました(写真下E)
放課後に教職員が研修をしている様子をスキマから覗きました(写真下F)
※正確に言うと、スキマからではないですが・・・

スキマと言えば、鉄道好きのわたしはレールのつなぎ目のスキマを思い出します(写真下G)
果たしてあのスキマは何か???
決して工事施工ミスではありません
手抜きでもありません

理科教師っぽくとある公式をご紹介します(最下図)
ネットは便利なもので、公式のWEBページがあります
https://keisan.casio.jp/exec/user/1448592530

熱膨張量の計算の公式を使って、30mの鉄製レールが摂氏0度の時と、摂氏30度の時との長さの違いを求めました
ここ砺波でも体感できる、真冬の寒い日と、真夏の暑い日との差です
このときのレールの延びは 10.53mm
約1cmです
レールのつなぎ目になぜスキマがあるのか
出中生のみんなは、その理由が分かるかな
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第209号 信ずる

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本日、お昼の給食の時間
いつもの放送の中で、特別プログラムの全国中学校スキー大会に出場する○○さんの壮行放送がありました

県中学校スキー選手権大会の後、本人からレースを振り返っての具体的な反省の弁を聞いていたので、今日の放送前に、その後どうなったのかを尋ねていました
そのときの○○さんは前回大会の悔しさを練習に活かし、本気で取り組んでいたことが伝わってくる回答でした
それは、発する言葉だけでなく、表情も含めてです

放送の最後に、校長として激励の言葉を述べました
1 過去の自分が感じたことを信じ、本気でがんばってきた今の自分を信じ、レースではそのもてる力を出し切ってほしい
2 100分の1秒を競う世界だから、過去の自分、今の自分を信じることで、自信をもって2本滑りきってほしい
3 多くの人が応援している


昔、スキー用品全般を扱う「SALOMON RACING」のCMに、次のようなものがありました

レースのスタート直前に、滑走の様子をイメージしている選手の映像
(ナレーション)
「5分前 道具を信じる」
「2分前 自分を信じる」
「5秒前 神を信じる」
(スタート電子音)
「ピ・ピ・ピ・ピーン」
かけ声と共に選手が勢いよくスタートを切る映像
そして、「SALOMON RACING」の企業ロゴが浮かび上がる

何事においても、自信をもって取り組むことができる状態になっていることは大切だと思います
「自信をもつ」
言葉で言うのは簡単ですが・・・
「自信」とは、「自分を信じる」と書きます
自分のことを一番見ているのは、誰でもない自分です(※自分の中には、自分の気付かない自分という側面もありますが・・・)
そんな自分を信じられる、日頃の言動の積み重ねが、ここぞという時の自信につながると、わたしは思います

わたしは、「○○さんなら、自信をもって滑ってくれる」と感じています
後期生徒会長○○さんも激励の言葉として言ってくれましたが、全校生徒が応援しています
本校教職員も応援しています
周りの多くの人が応援しています

がんばれ!!!

懸垂幕をかけていただいた、出町中学校PTA、出町中学校文化体育後援会の皆様、ありがとうございます
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第208号 学校給食週間中は特別献立

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今週は学校給食週間で、特別献立の毎日です
今年の給食週間のテーマは、「給食でLet’sトラベル!」です
市内の小中学生を対象にアンケートを実施した結果の、「旅行で行ってみたい都道府県と外国」にちなんだ献立が登場しています

 1/24(月) 沖縄県 行ってみたい都道府県2位
 1/25(火) 大韓民国  行ってみたい国2位
 1/26(水) 北海道 行ってみたい都道府県1位
 1/27(木) アメリカ合衆国 行ってみたい国1位
そして明日は・・・
 1/28(金) 富山県砺波市
※詳細は、こちらの砺波市学校給食センターHPへ

明日の献立表(下表)は地名のみで、「何が砺波市か?」の、副題が書いてありません
しかし、ここにもしっかりとしたテーマがありました
それは、疑問に思って砺波市学校給食センターの方に直接伺って判明しました
副題は「ぜひ、観光におすすめしたい場所」でした
その場所が、富山県砺波市です

いつも、いろいろと工夫を凝らしていただいている砺波市学校給食センターのみなさんに感謝申し上げます ありがとうございます
さりげなく多くの方に見守られ、支えられている出中生
わたしが言うのも変ですが、しあわせなことです
そのことについて、実感をもって理解できるようになるのは、おとなになってからかなぁ・・・
それは、わたしだけか
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第207号 テストとは

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朝から大学入試に関連して、「共通テスト問題「流出」」と様々なソースが報道しています

「共通テスト問題「流出」警視庁が捜査開始・・・偽計業務妨害の疑いで」
 読売新聞オンライン 1/26(水)10:42

「共通テスト 試験中に問題“外部流出”か」
 日本テレビ系(NNN)1/26(水)10:17

「大学共通テスト中に試験問題流出か 警視庁捜査」
 産経新聞 1/26(水)10:15

「【速報】大学入学共通テストの試験中に問題流出か 警視庁が捜査」
 テレビ朝日系(ANN)1/26(水)9:46

「大学入学共通テストの試験中に問題を撮影、SNSで送信 家庭教師紹介サイトの大学生が解答を返信」
 ABEMA TIMES 1/26(水)9:38

「試験中に撮影か 大学入学共通テストの試験問題流出 警視庁が捜査」
 TBS系(JNN)1/26(水)9:29

「大学共通テスト、試験時間中に世界史の問題流出か 警視庁が捜査」
 朝日新聞デジタル 1/26(水)8:50

「大学入学共通テスト問題流出か、警視庁捜査」
 共同通信 1/26(水)8:02

「共通テスト中に問題流出か 世界史B、画像を外部送信の疑い」
 共同通信 1/26(水)7:46

「【独自】共通テスト問題、試験中にSNSで流出か・・・画像受け取った東大生2人が解答返信」
 読売新聞オンライン 1/26(水)5:00

「家庭教師紹介サイト悪用か、「あなたの実力試したい」高2女子名乗り大学生に事前接触」
 読売新聞オンライン 1/26(水)5:00

同じ事実であってもソースによって見出しが微妙に違い、読むものの印象にも影響があると感じます
ひとつの見出しにしか触れられない場合は、読む側に誤解を招くのではと危惧します
これは、情報を受ける側が、十分留意しなければならないことです
いわゆる、情報リテラシーです

朝から、そのことをまず感じ、加えて今回の事案について考えました
「テストとは何か」ということです

テストには大きく2通りあると思いますが、その詳細についてこの場で発信することはしません

ただ、受験シーズンになると、「あなたにとってよりよい結果になりますように」と祈ります
自分がその立場の時にも、「自分自身にとってよりよい結果になりますように」と祈り、準備を進め、本番に臨みました
ただし、それは大学生の頃からです
高校受験や大学受験では、合格が全てでした
それが、今は「決して合格、不合格が全てではない」と思っています
不正のないことはもちろんですが、今の自分の力を出し切っての結果であれば・・・

「不合格がよいなんて、そんなことはない」と思われる方もおられるでしょうが、長い目で人生を考えた時にはどうでしょう
高校入試、大学入試、入社試験、資格試験等、「不合格した人が全て不幸せ」で、「合格した人が幸せ」かと問われたら、今のわたしはそう思いません
これは、そうではない人を多く見てきたからです
そして、わたし自身もそのうちの一人だからです

また、話が長くなっています・・・(反省)
本校3年生には、現時点での自身最大限の力を振り絞り、本気・根気・元気で進路決定に向けて取り組んでほしいと思います

一人一人にとって、よりよい結果になることを祈っています
混乱させるかもしれませんが、合格を本気で目指すことは大切ですよ
その結果については、全てを受け入れることが大切だと思っています

第206号 誰のせいでも ありゃしない

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新型コロナウイルス感染症の感染急拡大を受けて、本日、1月25日(火)午前0時に、県は独自の警戒レベルを「ステージ2」に引き上げました

今までとは様相を異とする第6波です
学校においても、感染予防の徹底に取り組んでいるところであり、保護者の皆様、地域の皆様にもご協力をいただいています
継続していきたいと強く思います

生徒玄関前廊下には、保健委員会が作成してくれた手洗いを促す掲示があります
これも、以前から継続している取り組みのひとつです
ステージ2への引き上げは、生徒のみならず、教職員一同、より一層気を引き締める機会です
一人一人の意識の向上が大切です
委員の○○さんが、「より出中生の手洗いを徹底させたい」と養護教諭に話していたことを聞きました
保健委員会のみんな、ありがとう

加えて、誰が感染してもおかしくない状況ですから、誹謗中傷、差別などは厳禁であることも、再度確認します
下の図(※著作権の関係で一部モザイクをかけています)は、漫画「秘密結社 鷹の爪団」に登場する戦闘主任、兼、怪人製造主任の吉田くん(本名:吉田”ジャスティス”カツヲ)が、読者の質問に対して回答した言葉です
これはネタですが、今のご時世に対する風刺にもなっているように思います

何かあれば誰かのせいにする
犯人をつくりあげて責める
など

何とも悲しい限りです

 誰のせいでも ありゃしない
 みんなおいらが悪いのか

尾藤イサオさんの歌う「悲しき願い」の一節が思い出されます
歌詞の本来の意味は、ここで述べていることと違いますが・・・
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第205号 今は未来につづく

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過日、3年生の○○さんに今年度の第3学年がテーマが「未来」になったのはなぜかと尋ねたら、わざわざ校長室へ、前期学年議長○○さんと、前期学年副議長○○さんが説明のために来てくれました

二人の話を聴いて、「やはり思いの詰まった言葉には力があるな」と改めて感じさせてもらい、とてもうれしくなりました
また、自分たちの想いを、周りに伝えられる、このような雰囲気、空気が、代々と引き継がれる出町中学校の伝統なのだと感じました

想いを語ることで、より一層自分の考えを確認できたり、より深く考えることができたりします
これは学習に言えることでしょうし、おとなにも言えることです
例えば、教師という職業はその最たるもので、授業で生徒に伝えることが、より一層自分のためになっていることがよくあります
いや、わたしがそうなので、「ありました」と言った方が適切かもしれません

親が子に、想いや考えを伝えることも同じでしょう
今日は昼から小学6年生、及びその保護者を対象とした入学説明会でした
親は子供がいるおかげで親になれると言います
子を育てているつもりが、子に親として育てられているのです
これもわたしがそうなので、「育てられました」と言った方が適切かもしれません
言わなければ伝わらないことがあります
伝えることで、自分自身も改めて考えること・感じることがあります
中学生は、劇的に成長する時期であり、中学生自身も戸惑い悩むことがあります
すでにその時期を体験をしているおとなは、先輩として支えることができるでしょう
ただし、何人の子を育てたとしてもその子の親としては初めての経験になりますから、そこは意識して目の前の我が子を支えていただけたらと思います
いつにも増して分かりにくい文章ですね・・・

毎日、校長室には花が咲いています
出町中学校にも、いろいろな場面で、出中生の花が咲きます
決して一斉に花を咲かせることはありません
花の咲くタイミングはそれぞれです
卒業後に大きく花ひらくこともあります
わたしは、今咲く花も、卒業後に咲く花も、一人一人の「未来での満開」のためのものと思っています
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第204号 どちらも、そこには愛がある

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「そこに愛はあるのか?」
「この世から愛がなくなったら、ア行は『う・え・お』や」
これらのセリフが印象に残る、個人的に好きなテレビCMがあります

わたしは、日本の教育の基本は「愛」であると、とある師匠から教えられています
「教える」の語源が「愛(いと)おしむ」であるという説から来ています
この説から言えば、日本における指導力不足とは、次のような解釈となります
「子供に対する愛がない」
「子供に愛を伝えることが下手」
「愛を知らない、感じられない」
これに対して、欧米では「EDUCATION」を使い、その意味は「引き出す」だそうです
この意味から言えば、欧米における指導力不足とは、「子供の能力を引き出せない」ということになります
これは、言葉遊びをしているつもりでは全くなく、そもそもの意味を考えているだけです
「教育とは何か」なのです
これは決して学校教育だけでなく、家庭教育や社会教育にも当てはまると思っています


今日も本校では、多種多様で、指導者が工夫を凝らした教育活動が繰り広げられています

朝、生徒会活動の一環として、来週開催予定の生徒総会資料の読み込みが始まりました
タブレットに生徒総会資料を、各自でダウンロードして読んでいます
校長室では、過日実施した書初大会で審査の結果受賞した生徒たちの表彰状の作成の仕上げに、わたしが一枚一枚、職印を押しています
デジタル機器利用の現代版生徒会活動も、アナログ感満載の手作業も、どちらも愛がいっぱいです
特に、表彰状の押印は、一押し一押し、確実に「愛」を込めています

周りからのいろいろな形の愛が、子供たちに届けばうれしいです
今はまだそのことに気付かないとしても

第203号 大寒

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小寒の寒の入りから始まった1年中で最も寒さが厳しいこの時季
気付くと今日は「大寒」です
年間の最低気温が観測されるのがこの頃ですが、「春遠からじ」・・・
まもなく寒明の立春が迫っています

1段目写真:生徒たちの朝の登校の様子も、寒さが伝わってきませんか
2段目写真:グラウンドに昨日不意に現れた雪だるま群※が、降雪の影響でよく見えなくなりました
※出町認定こども園の子供たちが、昨日本校グラウンドで作成した雪だるまです

昔から日本ではこの時季、寒さに耐える体力、精神力を養うことをねらいとして寒稽古が行われています
今日のような天候の中、自分の足で登下校し、本気で根気よく元気に学習することも、ある意味寒稽古のようなものですね

第202号 見える 見えない 見ていない

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今日は低温注意報が出ている朝で、路面凍結もあり、登校してきた生徒から「転びそうになりました」という話を聞かせてもらいました
教職員からも、「あと少しで突っ込まれそうになりました」という、危機一髪エピソードを聞きました
とにもかくにも無事で何よりです
出勤途中、わたしも滑りそうになっていましたが、他の人のそんな様子は見ていませんでした

グラウンドは積もった雪が低温で引き締まり、青空の下日光に照らされてきらきら輝いています
「天資養活・自他共栄」の校訓が記された石碑が、いつも以上に浮かび上がっているようにわたしには見えました

駐車場からは工事の音が聞こえます
融雪装置が破損して水が噴き出していた箇所を、業者の方が修理してくださっている音です
工事されている様子を少し見ながら、小さい頃は工事現場もあまり囲まれておらず、その様子を興味深く観ていることもあったことを思い出していました
最近は、安全管理や景観保全のため、工事現場は高い壁などで囲まれていることが多い気がします
子供たちの目に触れることもあまりないかもしれません

目に触れないと言えば、私の実家の近所に魚屋さんが2軒ありました
店頭で魚をさばいておられる様子を見ることができ、これも興味深く観ていたことがありました
今はスーパーマーケットのバックヤードで調理された魚が、ラッピングされてきれいに棚に並べられています
都会の小学生が魚の絵を描いたら切り身だったという笑い話もあります

多くのものがブラックボックス化している世の中、子供たちに必要なことは何でしょう

昨日登場のミッキーマウスプラティ
わたしはその種類を知りませんでした
今までは単に「水槽の中に魚がいるなぁ」という認識でした
ミッキーマウスプラティという名前を○○さんから聞いてもピンときませんでした
「尾にミッキーの模様があります」と聞いて初めて頭の中で全てがつながり、何か靄(もや)が晴れたような気がしました
見えていながら、観ていなかったのです
見えないものを観ることも大切ですが、周りを確実に観ることも大切です

見えなくなっているものも多いですが、見たつもりのものが見えていないことは多いのです

第201号 名前

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校内のあるところに5匹のファミリーが生活しています
「ミッキーマウスプラティ」の一家です(※尾の付近にミッキーマウスのシルエットが・・・)

母:デカ子
父:ブカ
長女:ピー助
次女:パー助
三女:ペー助

5匹家族は最初名もなく、生活していましたが、生徒たちが名前を付けてくれました

名前が付くと、一気に親近感がわくから不思議です
デカ子、ブカ、ピー助、パー助、ペー助には、その命名に意味があります
それも少し教えてもらいました

人間の名前も同じです
保護者や親族が、いろいろなことを考えて命名します
どのような音の名前にするか
どのような文字を当てるか
誕生した子、誕生する子にとって一生背負っていくものですから、命名者は悩むのです(※改名する場合もありますが・・・)
生きている中で、一番かけられる言葉は自分の名前かもしれません
誕生する子にとって、名前は人生最初で最大のプレゼントです

本校に生きるミッキーマウスプラティにとって、自分たちに付けられた名前のことは分からないかもしれませんが、名前を送ってくれる人がいること、それほど大切に想われていること、あるいは関心をもたれていることは、何かしらの形で伝播しているのではないかと勝手に妄想するのでした

さて、本校のミッキーマウスプラティの一家の今後が急に気になり始めました
これもわたしが今日彼らの名前を知ったからかもですね

教えてくれた○○さんありがとう

第200号 1.17

阪神・淡路大震災から27年が経過しました
6434名が犠牲となった大惨事でした
中学生には歴史上のできごとの一つであるように感じるでしょうが、わたしにはリアルです ※東日本大震災についてもですが・・・・。

その日、阪神・淡路大震災を引き起こした兵庫県南部地震のゆれをわたしは感じました
まだ外が暗い中で、なぜかバチッと目が覚め、時計を見て「まだ6時前かぁ」と思った瞬間、ぐらぐらと揺れ始めます
あまり体験したことのない、ゆっさゆっさとした揺れで、揺れている時間が長く感じられました
揺れが収まるやいなやリビングへ行き、テレビを付けると、関西での地震だと分かりました
そして、夜が明けるにつれて、その被害の甚大さを知り、様々な衝撃的な映像を観ることとなります

日本は地震国であり、火山国です
自然を押さえ込むことはできませんから、知恵と工夫が必要です
自分の命、財産を守るために何ができるのか、意識しておく必要があることを1.17は突きつけました
また、家族や地域、生きることそのものについて、いろいろ考えさせられるできごとでした

犠牲になられた方々に、改めて、心より哀悼の意を表します


1月12日に「第3次学校安全の推進に関する計画の策定について」の答申案が公示され、2月2日23時59分までの期間、パブリックコメントが募集されています
行政手続法に基づく手続の、任意の意見募集というものです
3月までの決定に向けて、文部科学省の中央教育審議会でこの意見も参考にしながら検討が続けられるようです
一部紹介すると、その方向性は以下の通りとなっています
○ 学校安全計画・危機管理マニュアルを見直すサイクルを構築し、学校安全の実効性を高める
○ 地域の多様な主体と密接に連携・協働した安全対策を推進する
○ 全ての学校における実践的・実効的な安全教育を推進する
○ 地域の災害リスクを踏まえた実践的な防災教育を実施する
○ 事故情報などデータを活用し学校安全を「見える化」する
○ 学校安全に関する意識の向上を図る(学校安全文化の醸成)

学校に求められることは様々です
学校教育は安心・安全が基盤であることに、間違いはありません
そのために多方面からの支援を必要とします

NHK for School
阪神・淡路大震災特集サイト
あの日を胸に 
1995年1月17日
https://www.nhk.or.jp/kobe/shinsai/index.html

第199号 支えていただく

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どのくらいの雪が積もるのだろう・・・
昨日から今朝にかけて、生徒・教職員が登校・出勤する際の安全確保に関して、気が気ではない夜を過ごしました
通常通りで大丈夫と判断しつつも、心配なものは心配なのです

昨日の午後4時03分に、富山地方気象台が砺波市に大雪警報を発表します
ただ、この大雪警報は、山間部であり、平地は注意報のままでした
結局今朝の午前3時51分にこの山間部を対象とした警報は解除となり、全域が注意報となります
そして、先ほど午前9時31分に注意報も解除されました

砺波市の積雪状況は、刻々と変化する県西部の道路のライブカメラや、砺波在住の○○教頭の撮影画像を見て確認し、本日の登校時刻等は昨日判断したそのままの通常通りとしました

数年前、深夜のどか雪のため、いつも来てくれる除雪車が自宅前にたどり着けず、朝出勤しようとしたわたしは、玄関を開けると膝上まで積もった雪にびっくりし、立ち尽くした経験があります
教師生活○○年、初めて学校へ出勤できない状況でした
また、「立ち尽くす」ということを実感した瞬間でした
昼前には除雪車が到着し、昼過ぎには学校へたどり着けましたが、忘れられない体験で、今回も心配していました

今日は午前2時過ぎから自宅前を除雪車が走ってくれました
おかげさまで朝は、安全にいつもより早めに出勤することができました

学校敷地内を回ると、武道館側の駐車場に除雪車の入った跡があります
そう言えば、自宅から出町中学校までの道も、当たり前のようにきれいに除雪してありました
これは、ありがたいことです

登校してきた出中生が、当たり前のように前庭の除雪をしてくれます
ありがたいことです

ふと、まどみちお氏の詩を思い出しました

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「朝がくると」  まど・みちお

朝がくると とび起きて
ぼくが作ったものでもない 水道で 顔をあらうと
ぼくが作ったものでもない
洋服を きて
ぼくが作ったものでもない
ごはんを むしゃむしゃたべる
それから ぼくが作ったものでもない
本やノートを
ぼくが作ったものでもない
ランドセルに つめて
せなかに しょって

さて ぼくが作ったものでもない
靴を はくと
たったか たったか でかけていく
ぼくが作ったものでもない
道路を

ぼくが作ったものでもない
学校へと
ああ なんのために

いまに おとなになったら
ぼくだって ぼくたって
なにかを 作ることが
できるように なるために
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

小学生向けの詩ですが、出中生のみんなは、この詩を読んで何を思うでしょうか

多くの人に支えられて、わたしは生きています
そして、次は・・・

第198号 言ってもらえる幸せ

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「いじくらしいなぁ〜」
出中生のみんなは、こんな言葉を発していないでしょうか?
中学生時代のわたしは、こんな言葉を、心の中で散々発して、身体の中はまっ黒クロスケでした
しかし、歳をとるにつれ、誰かに何かを言ってもらえる幸せを感じるようになり、少しは白くなったかな

ある年齢以上になる、役職に就く そうするとまた言ってもらえなくなるようですが、幸いわたしは今でも多くの方にいろいろ言ってもらえているかなと感じます(※何でも言い易いのか?いや、まだまだあるのだが、伝えられるのは氷山の一角か?)
これは誠にありがたいことです
「校長先生、ここがおかしいです」「あれはいかがなものでしょうか」といったダメだしや、「こうしてはどうでしょうか」等、耳が痛いことやよりよいものを目指すアイデアを伝えてくれる人がいることは、とても大切なのです

学年最後の3学期、そのスタートとなる始業式
ここでも書きましたが、体育館からのリモートによるわたしの式辞は、うまく各教室にいる出中生に届いていなかったようです
そのことを知り、がっくり落ち込みながらそのときの様子の記録写真を見たのですが、そんな状態でも教室で本気で聴こうとしてくれている出中生の姿を見て、泣けました(上写真1段目)
やはり出中生はすばらしい

また、○○教諭は、校長室前に掲示してある式辞の原稿を「少し貸してください」と許可を得、その原稿を使って生徒に式辞の内容を伝えてくれました
◎◎教諭は、校長室前の式辞の原稿を撮影し、学級で代読してくれました
出中生だけでなく、本校の教職員もすばらしいです
泣けました

式辞の内容は、ここで紹介するほどのものでもないので公開しませんが、出中生のみんなには伝えたく、校長室前の掲示だけでなく、正面玄関・図書室前の電子掲示板でもしばらく流すことにしました(上写真3段目)
少しでも「3学期もがんばろう」と思ってもらえるとうれしいです
果たしてどれくらいの人が気付いて、読んでくれているでしょう

そう言えば、昨日はホームページの誤字について教えてくれた3年生がいました
担任にさりげなく伝えてくれたと聞いています
よりよいものを目指し、何でも伝え合える環境であることは学校として健全だと思います

3学期始業式の式辞の感想も、もっとわたしに伝えてくれないかなぁ
ああ、これは忖度せよというメッセージではありません
念のため・・・

第197号 涙のわけ

最近、以前にも増して涙もろくなりました

学校で、
生徒が本気で学習に取り組む姿を見ると泣けてきます
生徒が思春期の中でもがいている姿を見ると泣けてきます

学校外で、
風景を見ていると
音楽を聴いていると泣けてきます
テレビ番組を観ていると泣けてきます
映画を観ていると泣けてきます

若い頃はあまり感情のない、冷たい人間だったのですが・・・
これって、なぜでしょう?

そこそこ生きているので、いろいろな目に遭ったからでしょうか
うれしいこと、楽しいこと、しあわせなこと、安心すること
苦しいこと、悲しいこと、悔しいこと、寂しいこと・・・
改めて振り返ると、いろいろありました

ちょっと前まで考えもしなかったことを経験しました
「まさか自分が!」と思うことを経験しました
そんなことを繰り返すうちに、涙もろくなった気がします
涙がこぼれるのは、苦しみ、悲しみばかりではありませんから

先日、ネットで、魚乃目 三太さんの漫画を目にしました
この作品を観ても、泣けました ※下おりたたみ記事

おそらく中学生の頃のわたしは何も感じないでしょう
気にも留めなかったと思います
しかし、今は目に留まり、涙してしまいます

出中生も一人一人が今まで経験したことに差がありますから、若かりし頃のわたしと同じで何も感じない人もいるでしょうし、中学生でもいろいろと感じる人もいるでしょう

学校ではいろいろなことが起こります
本校は砺波地区において生徒数が一番多い中学校ですから、毎日何かがあって当たり前です
そして、それは社会の縮図であり、人生の1ページです
けっして不要なものではなく、すべての経験は未来への教訓であり、自信につながるものとなるでしょう
学校における授業はもちろん、学校生活すべてに学びがあります
それらはすべて、未来の自分のためです

周りのおとなは、経験の浅い子供たちをどのように支援すればよいのでしょう
「かわいい子には旅をさせよ」「鉄は熱いうちに打て」「子供のやりたいことを応援せよ」等、昔から世の中にはいろいろな考えがあります
「これが答えだ!!」というものはないとわたしは思います
ただし、どのような支援であっても、その土台として、目の前の子を想う「愛」は大切でしょう

3学期が始まり、久しぶりに授業に本気で取り組む生徒たちを観ながら、そんなことを考えます

第196号 3学期教育活動本格始動

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先ほど始業式を実施しました
写真(上左)のように、体育館には誰もいません
新型コロナウイルス感染症感染対策と、受験期となっている3年生に配慮した寒さ対策によるリモートでの実施です
※この後の書き初め大会用に、ジェットヒーターを朝からフル稼働しているので結構体育館は暖かいです

何度やってもリモートは慣れません
生徒たちの表情や姿勢が見られないからです
これは、メッセージに対するリアクションを、わたしが感じられないことを意味します
事前に原稿を用意して発信しているメッセージですが、相手の反応に合わせて話すスピードや音量は意識して変えます
内容をその場で替えることもあります
今回も緊張と、教室にいる出中生・教職員の姿を想像しながらの式辞でした

どのようにわたしの話を聴いてくれただろうかと思いつつ、リモートの式を終えて校長室へ戻る時、教職員の表情や様子がどうもおかしい・・・
わたしのリモートに対する想いが影響したのか、機器の状態がよろしくなかったようで、端的に表現すると「聴き取りにくく、何を言っているか分からなかった」とのこと

準備も含めて甘かったと反省しています
改めて生徒の前で話す時間もないので、校長室前に式で話した内容を掲示しました(写真上右)


ここ数日あまりよろしくないことが続いています
そのすべてが確認不足など、わたしの言動によるものと考えられます

新学期のスタートにおいて、これは何かを教えられていると感じます

第195号 語呂合わせ

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朝から3年生が実力テストに取り組んでいます
1限目は社会

今回の問題にも、年号を知っていればより確実に解答できる問題がありました
年号は意味のない数字の並びですから覚えにくいです
そこで、意味のない数字の並びに意味をもたせる方法があります
それが語呂合わせです
「今日は何の日」もそのひとつでしょう

そして、これは自動車の登録ナンバーにも言えます
一般社団法人全国自動車標板協議会が2年毎に人気のナンバー番号を発表しています
例年、東京モーターショーが開催されるタイミングで最新版を発表しますが、2021年はコロナ禍で発表は中止となりました

2019年版のランキングは次の通りです
【5ナンバー】
1位 2525、2位 1122、3位 1、4位 8、5位 3
【3ナンバー】
1位 1、2位 8、3位 3、4位 5、5位 8888
【軽自動車】
1位 2525、2位 3、3位 1122、4位 1、5位 8008

5ナンバー、3ナンバー、軽自動車と種類によって違いがあります
この他にも、語呂合わせの人気ナンバーがあります
「4574(事故なし)」縁起担ぎかな
「・178(稲葉)」これは、B'zのファンですな

以前わたしの自家用車は「・563」で、知人から「ゴローさん」と呼ばれていました
今のわたしの車は、希望ナンバーで「◇01◇(※個人情報保護の観点から一部内緒です)」です
愛車の納車された年月日が理由で、この数字を希望したわけではありません
前の車も希望ナンバーで「◇01◇」でした
前の前の車が、偶然「◇01◇」だったことが、今に続きます
つまり3台続けて「◇01◇」です
最初の「◇01◇」が付いた車を使っていたとき、当時の勤務校の校務助手さんから、「先生のナンバーいい番号や!」と言われたのがそもそもの始まりです
その校務助手さんから言わせると、「◇01◇」は大変縁起のよい数字だそうです
理由を伺ったのですが、妙にそれが心に落ちて、この数字を変えられなくなりました
不思議なものです

今回の「校長室より」は第195号
「行くぞ!GO!!」と、意味付けることができます
そう言えば、前任校では「校長室より」を第360号まで発信していたので、通算すると第555号です
「GO!GO!!GO!!!」です
「2022年を暗示しているのか!?」と考えようとするのも、人間の特性ですね

そうあってほしいとの願いを込めて・・・
そして、出中生のそれぞれの花が咲くことを願って・・・
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