最新更新日:2024/05/14
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校訓 天資養活 自他共栄  本校の特色を活かし、保護者や地域のみなさんと連携しながら、一人一人の生徒が「勇気をもって」一歩踏み出せる学校をめざします
出中 校訓
出中 校舎
砺波市立出町中学校
住所:〒939-1366
富山県砺波市表町18番29号
TEL:0763-33-2329
FAX:0763-33-2330

第222号 あれの名前

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今日の給食の献立に、「ソフト麺のミートソースかけ」がありました
わたしのような年代になると、「減量はちみつパン」との合わせ技で、炭水化物の摂り過ぎかとも思われますが、小学生の頃から今も変わらず魅力的な献立です

お昼の放送で給食委員が紹介してくれましたが、「ソフト麺」は略称であり、正式名称があります
それは、「ソフトスパゲティ式めん」です
※給食センターホームページより※
「ソフト麺」は、学校給食用に開発された麺で、正式な名前を「ソフトスパゲティ式めん」といいます
スパゲティとうどんの中間くらいの固さで、洋風のソースにも和風のソースにも合う食べやすいところが特徴です。ビタミンなどが加えてあり、見た目以上に栄養価の高い麺なのです
https://www.city.tonami.toyama.jp/info/14957786...

知っているようで案外知らない名前のものが、身の回りに多くあります

ちょうど今、校長室前の掲示板に3回シリーズ「アレの名前は何だ!?」を紹介しています
上の写真は、昼休みにたまたまその問を本気で考えていた、○○さんと◎◎さんです

この記事を読んでくださるみなさんにも、既に出題済のA〜Dの5種類を紹介しましょう
さて、いくつおわかりでしょうか?
こたえ

第221号 みんなでつくる

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今日も出中生は学習に励んでいます
1年○組の社会科の授業で、映像を観ている姿がありました
じっと画面を食い入るように観て、課題に取り組むその表情を見ていると、おとなのわたしも、いろいろとがんばらねばと感じます

「面倒くさいなぁ」「だるいなぁ」等と、成長にとってマイナスの感情がわき上がる時、ふと隣を見て、本気・根気・元気に学習に取り組む同級生がいる環境
「本気・根気・元気でがんばるぞ!!」と、成長にとってプラスの感情がわき上がる時、ふと隣を見ると、ほおづえをついてマイナス・オーラを発散する同級生がいる環境 ※オーラだけでなく、具体的な言動で妨害するのは問題外・・・

最終的には環境のせいにはできないと思うものの、今の自分がいかに幸せな環境にいるのかと噛みしめたことは今まで何度もあります
仲間に恵まれるとか、仲間に救われるとか、表現はいろいろですが、やはり人間は一人ではなく、多くの人の中でつながりながら生きていると感じます
これは決して誰とでも仲良くしようという意味ではありません
自分とは合わない人も世の中にはいます
苦手な人もいます
しかし、どのような人とも距離感をうまくとって生きていくことは大切だと思うのです
学校は社会に出る前に、そのことも学ぶ場だと思っています

授業も、教師だけでつくりあげるものではなく、教師と生徒が一緒になって学びの環境を醸成していくものです
だから、授業の最初と終わりに「お願いします」「ありがとうございました」と言っているとわたしは思っています

これは教室にとどまらず、学校全体に言えます
今、1年生各教室前の廊下掲示版には、「こんな先輩になりたいなぁ」が掲示してあります
「日常の生活」「生徒会活動」「学習面」「部活動」「思いやり」「交流」と、6つの項目について、一人一人の想いが書かれています
1年生は4月からは新入生が入学することで先輩となります
2年生は4月からは最上級生です
出町中学校の環境は、どのように変わるでしょうか?
3年生が残していってくれる、この出町中学校の環境を1、2年生はどのように受け止め、よりよくしていくのでしょうか
本校教職員も、本気・根気・元気で生徒たちを支援していきます
歴史ある出町中学校の校風の中で、成長して行く出中生の姿を見られる楽しみを感じながら
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第220号 生徒会活動

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今日の給食の時間、生徒会の給食委員会が資料を各教室の電子黒板に配信しながら、放送を行っていました
この後、何回か続くシリーズの第1弾です
本日のテーマは「給食を残さずに配るコツ」でした
黙食の続く教室では、生徒会員が静かに放送に注目していました
生徒自身の手でよりよい学校生活を目指す生徒会活動は、生徒の未来につながる大切な学びの活動です

※ここから先は、いつにも増して長く重い文章となります

学校教育において、我々教職員が絶えず意識しているものは「学習指導要領」です
「学習指導要領」とは、全国どこの学校でも一定の水準が保てるよう、文部科学省が定めている教育課程(カリキュラム)の基準です(※およそ10年に1度の改訂)
学校で使用する教科書や時間割は、これを基に作られています
中学校学習指導要領は、総則編、国語編、社会編、数学編、理科編、音楽編、美術編、保健体育編、技術・家庭編、外国語編、特別な教科 道徳編、総合的な学習の時間編、そして特別活動編の13種類
教育課程全般にわたる配慮事項や授業時数の取扱いなどを「総則」で定めるとともに、各教科等のそれぞれについて、目標、内容、内容の取扱いを大まかに規定しています

生徒会活動は、この中の特別活動のひとつです
その目標は次の通り
「異年齢の生徒同士で協力し、学校生活の充実と向上を図るための諸問題の解決に向けて、計画を立て役割を分担し、協力して運営することに自主的、実践的に取り組むことを通して、第1の目標に掲げる資質・能力を育成することを目指す」
第1の目標に掲げる資質・能力とは次の3点を指します
(1)多様な他者と協働する様々な集団活動の意義や活動を行う上で必要となることについて理解し、行動の仕方を身に付けるようにする
(2)集団や自己の生活、人間関係の課題を見いだし、解決するために話し合い、合意形成を図ったり、意思決定したりすることができるようにする
(3)自主的、実践的な集団活動を通して身に付けたことを生かして、集団や社会における生活及び人間関係をよりよく形成するとともに、人間としての生き方についての考えを深め、自己実現を図ろうとする態度を養う

上の3点をより簡潔に表現すれば、観点の3点です
(1)「何を知っているか、何ができるか」(知識及び技能)
(2)「知っていること、できることをどう使うか」(思考力、判断力、表現力等)
(3)「どのように社会・世界と関わり、よりよい人生を送るか」(学びに向かう力、人間性等)

生徒自身の手で、よりよい学校をつくりあげる
その活動の中で付ける力です

小さい頃、アニメーション「ピーナッツ」で、主人公のチャーリー・ブラウンたちが子どもだけで様々な課題をクリアしていく場面を見て、同じ小学生ながらすごいなと思った記憶があります
そのことと比較することではないですが、出町中学校生徒会は執行部を中心として、自分たちの力でよりよい出町中学校をつくる伝統を引き継いでいると感じています
やや自画自賛ですが、これらはすべて卒業生や本校の歴代指導者が大切にしてきた、伝統だと思います
ありがたいことです

がんばろう出中!

第219号 アウトプット

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今日から第3学年は期末テスト
水曜日まで、中学生活最後の定期テストが続きます
各教室では、本気で根気よく答案に向き合う3年生の姿があります

「ティーチングよりコーチング」
これは、アウトプットの効果の大切さを意味している言葉と認識しています
確かに、教師になって生徒に指導する立場になり、指導のためのアウトプットをたくさんすればするほど、指導内容が自分の中でより定着した感覚があります
しかし、これは生徒の立場ではティーチング・・・
授業の中で生徒に問うて回答させたものを、他の生徒に問い返しながら学級内でつないでいくことで、より学習が深まることを経験しています
また、部活動顧問として、積極的に選手の考えを語らせることで、選手のモチベーションやプレーに対する理解力が高まった感覚があります
これは、コーチングに近いでしょうか

ある意味、テストもアウトプットです
問いに対する自分なりの解答はアウトプットであり、テストを受けることでより学習内容が定着すると言えます
自分のことを振り返ると、確かに中学生の頃の定期テストの「四字熟語「一( )一( )」「( )心( )心」を完成させよ」や、小学生の頃の漢字テストの「「境内」の読み」で間違えた問題は、今では決して間違えません ※一期一会、以心伝心、けいだい
相当、話が小さくなっていますね

テストを受ける身としてはそんなことはどうでもよくて、できるなら避けたいかもしれません
しかし、テストには未来の自分の力を高める効果があることを、意識している場合としていない場合とでは、心持ちも違うのではないでしょうか
テストとまでいかなくても、基本問題や、応用問題に取り組むことも同じです
また、問題に取り組んで、自分は理解したけれど、近くに分からない人がいたとき
その分からない人に分かりやすく教えることは、時間の無駄ではなく、教える側にとっても学習効果があるということです

受検を控える3年生のみなさん
私立高校入試前に話しましたが、入試は団体戦です
学校内で隣にいるのは敵ではなく味方です
そして、最終的には自分との闘いです
学校での教え合いは、団体戦においても、自分自身との闘いにおいても、有効な方法です

本日の最後に、校長室前にも掲示している、竈門炭次郎氏の言葉をここに紹介します

 諦めるな 諦めるな 諦めるな
 喰らいつけ 最後まで
           竈門炭次郎

第218号 グイーン ギコギコ

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授業中、学校をまわっていると1階技術室方向から「グイーン!!!」と、機械音が聞こえました
この時間は特別に廊下にグラインダーが出されており、生徒たちが木の板を削っているところでした
「最終的にこれは何になるの?」と尋ねると、「本立てです」、「コーナーラックです」と教えてくれました
そして、○○さんは、「傘立てです」と答えてくれた後、「傘立てをつくるのは、自分だけかも・・・」と教えてくれました
自分一人であっても、自分が選んだ課題に取り組む姿勢は大切です
すばらしい

技術室に入ると設計図とにらめっこしながら板にけがきをしている生徒、けがき線に沿って板を切断している生徒、それぞれが本気で根気よく取り組んでいます
これまた、すばらしい

技術・家庭科のこの学習では、生活や社会の中から見いだした問題を、材料と加工の技術によって解決する活動に取り組みます
その中で、材料と加工の技術の見方・考え方を働かせ、問題を見いだして課題を設定してそれを解決する力を育成することや、製作に必要な図をかき、安全・適切な製作や検査・点検等ができるようにすることがねらいです
また、こうした活動を通して、自分なりの新しい考え方や捉え方によって、解決策を構想しようとする態度や、よりよいものとなるよう改善・修正しようとする態度の育成を図っています

中学生時代、不格好な本立てを作製したことが思い出されました
スキマだらけでしたが、その後その本立てを結構長く使っていたように思います
過去の自分は、自分なりに生活の中の問題を解決できていたということかな

グイーン! キュイーン!という機械音や、ギコギコと板を切るのこぎりの音を聞いているとその規則性から、鳥の鳴き声を連想しました
そう言えば、昨日から、立春の次候「うぐいすなく(※漢字を表示できないのでひらがな)」です
そして、ウグイスと言えば、少し寒さが残る頃、「ホーホケッ? ホケッ・・・???」とうまく鳴くことができないウグイスの声を、わたしは思い出します
若いウグイスだけでなく、ベテランのウグイスも、春先はあまりうまく鳴けないようです
その後、何度も練習して、ようやく美しいさえずりができるようになり、心癒やされる美しい響きとなります
ぐぜりと呼び、さえずりの練習をする声と聞いたことがあります
春になるころ、「ホーホケッ」「ケキョッ」とだけ聞こえるのはさえずりの練習をしていると・・・
人間だけでなく、ウグイスも本気・根気で鳴き声を練習して「ホー ホケキョ」と、見事なさえずりをするわけです(※ちなみに、「ホー」は息を吸う音で、「ホケキョ」がさえずりとのこと)

出中生のみんなは、びしっとした設計図通り、イメージ通りの作品を製作するのだろうな
「グイーン」「キュイーン」「ギコギコ」が段々、うまくなっているように聞こえるのは気のせいかしら

完成が楽しみです

参考:一般財団法人日本気象協会HP(2021年02月08日)
https://tenki.jp/suppl/hiroko_furuya/2021/02/08...
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第217号 想いは引き継がれる

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本日、先日の生徒会役員選挙で選ばれた令和4年度前期生徒会執行部に、認証書を手渡しました
歴史ある出町中学校生徒会の活動を牽引する新リーダーです
認証式では、新執行部一人一人の表情を見て、今後が楽しみになりました

かつて執行部を経験している人も、初めての人も、令和4年度前期執行部として活動するのはみんな初めてです
約半年間
自分のできることを模索し、本気で根気よく元気に取り組む中で、新しい自分に気付くことができるでしょうし、自分自身の成長を実感できると思います
とにかく、やる
行動あるのみです


さて、今まで、生徒会をリードしてきた後期生徒会執行部のみなさん
半年間、ありがとう
また、この執行部を信じて、共に生徒会活動に取り組んだ生徒会員一人一人にも、「ありがとう」を伝えます
そして、新執行部のもと、これから一足早くスタートする前期生徒会活動への協力を願いたい
今回も新型コロナウイルス感染症感染防止のため、会議室からのリモートによる式でしたが、想いは伝わったかな・・・
今後も本気・根気・元気で、今まで以上に生徒会活動を進めてくれることを期待しています

第216号 ぎなた読み

出中生のみなさん!
「ぎなた読み」に気をつけましょう・・・
メールやSNS等のコメントで、誤解を招く恐れがあります
本日、わたしはそれを体験したので、恥ずかしながらお伝えしましょう


今日の午前、わたしはレントゲン撮影をしました
レントゲン室へ入ると、技師さんから優しく撮影のための指示がありました

技師さん「はい、それでは少しズボンを下ろして、お腹を前の板に当ててください」
わたし 「はい (こうかな・・・)」
技師さん「はい、それではちょっとイタズラしますよ」
わたし 「(え!!!!!イタズラされる????)」

お恥ずかしい・・・
技師さんは「板、ずらしますよ」と言われたのでした
それを「イタズラ、しますよ」と聞き間違えるとは・・・

このことを正直に技師さんにお伝えすると、大笑いされました
技師「イタズラは、しませんよぉ!!」
それはそうですよねぇ
失礼しました

これは日本語の特性による被害(?)と言えるかもしれません

「たいやきってくったことある?」
 ・鯛焼きって、食ったことある?
 ・鯛や切手、食ったことある?

「わたしといてください」
 ・渡しといて、ください
 ・私と、居てください

「いいにくかった」
 ・言いにくかった
 ・いい肉買った

「よいこはここにはいらない」
 ・よい子はここには、いらない
 ・よい子はここに、入らない

「ここではきものをぬいでください」
 ・ここで、履き物を脱いでください
 ・ここでは、着物を脱いでください
等々・・・

これらは、「ぎなた読み」です
語句を区切る場所が違うと、意味が違うという読み方です
「べんけいがなぎなたをもって」は、「弁慶が、なぎなたを持って」なのですが、「弁慶がな、ぎなたを持って」と、区切り方を間違えて読むと意味が変わったことから「弁慶読み」ともいいます

出中生のみなさん
「ぎなた読み」「弁慶読み」には注意です
いろいろな意味で誤解を招く恐れがありますから

日本語は奥が深い
国語の学習もおもしろいのです

第215号 勝負の世界

朝、全国中学校体育大会第59回全国中学校スキー大会 男子スラローム競技に出場した3年生の○○さんが、校長室を訪ねてくれました
今回の大会の感想を尋ねると、「1本目はまずまずの位置に付けたが、2本目は失敗して、悔しい気持ちです」と答えてくれました
2本目は攻める気持ちで滑り、ライン取りを失敗したと自己分析しているとのこと
2本目で旗門をまたいでしまい(旗門不通過)、一端戻って滑り直したことで大幅なタイムロスとなったと聞きました
わたしは、最後までこのレースを諦めず、2本滑りきって記録を残したその気持ちが、今後の国民体育大会や、来シーズンの滑りにつながると思います
どの勝負の世界も厳しい・・・

厳しいと言えば昨日行われた、オリンピックのフリースタイルスキー女子モーグル
オリンピック初出場の川村あんり選手は5位でした
報道の見出しには「5位に終わった」と、表現するものが多く見られます
それは彼女への期待に比例していると思いますが、・・・

今シーズンのワールドカップでの彼女の成績は次の通りです
・2021.12.4 ルカ(フィンランド大会)9位
・2021.12.11-12 イードレッヒャール(スウェーデン大会)優勝
・2021.12.16-17 アルプ・デュエズ(フランス大会)2位
・2022.1.7-8 トランプラン(カナダ大会)1戦目 優勝、2戦目 3位
・2022.1.13-14 ディアバレー(アメリカ大会)1戦目 2位、2戦目 優勝

3勝を挙げて優勝候補として臨んだ昨日のオリンピックで、結果は5位
銅メダルの3位アナスタシア・スミルノワ(ROC)に0.6点差です
※4位のフランス人選手も、今シーズン3勝しています
厳しい・・・

「ここまで支えてくれた人たちに感謝しかない」
「金候補とかメダル候補と挙げていただいて、メダルを取れなかった」
「本当に申し訳ない気持ちでいっぱいなんですが、ここまで本当に頑張ってきましたし、諦めない姿が、皆さんに伝わればいいなと思っています」
と、語る川村選手のインタビューをテレビで観ていて、2010年バンクーバーオリンピックでの上村愛子選手と、その姿が重なりました

1998年、18歳の上村選手は、地元開催の長野オリンピック女子モーグルに初出場し、7位入賞の好成績を残します
※この大会、里谷多英選手が金メダルを獲りました

2002年、ソルトレークシティオリンピックに連続出場
予選では日本女子トップの4位で通過し、メダル獲得が期待されましたが、わずかにエアの着地が乱れ、6位

2006年、トリノオリンピックに3連続出場
大会前に膝を負傷しながらも、大技エア「コークスクリュー」を成功させたにも関わらず5位
3大会連続入賞を果たすもののメダルを逃し、インタビューでは悔し涙を浮かべながら、「一体どうすればオリンピックの表彰台に乗れるのかが・・・謎です・・・」と語った姿が印象的でした

そして、2010年のバンクーバーオリンピック
自身のオリンピック最高成績となる4位入賞を果たし4大会連続入賞を達成しますが、こここでもメダル獲得なりません
競技終了後のインタビューで、全力を出し切ったことに対する満足感を語りながらも、「何で、こんなに一段一段なんだろう、と思いましたけど・・・」と笑顔で涙を流します
生放送を観ながら、わたしは号泣しました

長期休養を経て2014年のソチオリンピックに出場
最後の6人によるメダルを賭けての決勝3回目で、1番スタートながらベストパフォーマンスを見せ、残り3人まで1位
しかし、最後の3人に抜かれて、前回と同じ4位となります
5大会連続入賞という快挙ですが、悲願だったメダル獲得には惜しくも届かなかったわけです
競技後のインタビューで彼女はこう答えます
「決勝ではメダルが獲れなかったけど、とても清々しい気分です」
「3本共に全力で滑れたことで、点数も見ずに泣いてました」
「最高の滑りをしたら獲れるかもという所まで来れたのが、凄く嬉しい」
「今回のオリンピックは良い想い出で終われるんじゃないかと」
「メダルは無いんですけどね」
「そこは申し訳ないとしか言いようがないんですけど、頑張ってよかったなぁと思っています」
また、テレビを観ながら泣きました


話は戻り、昨日の川村あんり選手
メダルを逃して涙を流していた彼女でした(写真下左)が、インタビュー・ゾーンへ着く寸前に、きりりとした表情に切り替えたその姿

そして、インタビューの最後に「寒い中、ありがとうございました」と、さりげなく報道陣に伝えるその姿

世界のトップで戦う17歳のすごさを目の当たりにしました
また、応援したい人が増えました

このシーン、出中生で観た人はいるかな?
ぜひ、感じたことを聞きたいものです
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第214号 春が立つ

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今日は立春
雪の降る天気です

教室の中では生徒たちが熱く、外の寒さを感じさせない、「本気、根気、元気」の呼吸で学習に取り組んでいます
教室だけでなく、体育館では1年生がダンスの学習中で、振り付けについてグループ毎に相談しながら、本気で練習しています
生徒たちの学習に取り組む姿を観ていると、表現できない気持ちになり、多くのエネルギーをもらいます
暖かい気持ちになって体育館から教室棟へ続く渡り廊下を歩くと、その窓から、降り続く雪越しに学習中の出中生の姿が眼に入りました
雪で、あまりよく見えないなぁと感じつつ、この週末は大雪の天気予報が流れていたことを思い出しました

改めて、今日は立春です
立春
寒さが峠を越え、これからは春に向かうことを示す節気の名前です
そして、第1候「はるかぜ こおりを とく」
春の兆しとなる暖かな風が吹き始め、冬の季節に凍り付いた湖や池の厚い氷や、山々にある氷雪を少しずつ溶かしていくようになる季節の始まりです
今日は吹いていませんが、ここで言う暖かな風とは東からの風です
第1候「はるかぜ こおりを とく」を漢字で書くと、「東風解凍」
「はるかぜ」は「東風」と書き、「ひがしかぜ」と読みません
春に吹く東風なので「はるかぜ」と読むことについては少し理解できます
ただ、「東風」を「こち」と読むことは不思議です
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東風(こち)
春から夏にかけて吹く東寄りの風
氷を解き、春を告げる風として、古来雅語として取り入れられた
雨を伴うことが多く、この風が吹くと寒さが緩むので一般には喜ばれ
るが、海上生活者には時化(しけ)になる風として警戒された
東風は単独に使われるほか、次のようなさまざまな複合した名称とし
ても使われる

朝東風(あさごち)
雲雀東風(ひばりこち)(瀬戸内地方で3、4月ごろ吹く)
雨東風(あめこち)(九州の小倉(こくら)地方でいう)
いなだ東風(三重県志摩半島の白木(しらき)での呼称)
鰆ごち(さわらごち)(岡山県で春のサワラ漁のころに吹く)
青東風(夏、青空のもとで吹く)
星の入り東風(10月ごろ、おうし座のすばる星の沈む明け方に吹く)
東風は春の季語として「梅ごち」「桜ごち」「正(まさ)東風」「春風」な
どがある。[根本順吉]
 ※出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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日本語は奥が深い
これは日本人の感性の深さを表していると思います

こんなことを思うのは歳をとった証拠ですね
出中生のみんなはどうでしょう

そう言えば、色にもいろいろな呼び方があります
これについては長くなるので、またの機会に・・・

第213号 ごもっとも ごもっとも

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今朝早く、3年生の多くが私立高校の一般入試会場へ向けて出発しました
※受験校によっては、自宅から直接試験会場へ向かう場合もあります
どの会場も、開始時刻が過ぎ、いよいよ検査が始まっています

平常心に近いだろうか
元気に取り組めているだろうか
集中できているだろうか
昨日の事前学習で3年生のみんなには直接伝えましたが、今まで取り組んできた成果を発揮すべく、もてる力のすべてを出し切ってほしいと願います

緊張するのは当たり前
緊張しない人はそれはそれで自信をもって
自分との闘いに臨んでほしいです
最後の最後まで、出し切る、やり切る
そして後は、結果を待つのみです


そして今日は節分
節分と言えば、豆まきです
アニメ「鬼滅の刃」の影響で、節分の風習は少し今までとは違ってきているようです
店頭で販売される節分セットに刀が付いており、今の鬼役は首を切られるようで・・・

さて、出中生の家庭では、今晩豆まきが行われるのでしょうか?
我が家では、父が「鬼は〜、外!福は〜、内!」と言いつつ、豆をまきながら家の中をまわっていました
そして、子供たちがその後ろを「ごもっとも、ごもっとも」と言いながら、父についてまわっていました
このことを話すと、ほとんどの人が驚きます
中には大笑いされたこともあります
当たり前と思っていることが当たり前でない衝撃、そして大笑いされる衝撃
未だに、わたしの周りで、節分の豆まきのときに「ごもっとも、ごもっとも」と唱和する家庭を聞いたことがありません
けっこうな年月をモヤモヤとしていたのですが、ネット恐るべし!!
検索したらヒットしました

All Aboutの暮らしの歳時記のページに、暮らしの歳時記ガイド 三浦 康子さんの記事がありました
https://allabout.co.jp/gm/gc/220642/ All About 暮らし 冠婚葬祭 暮らしの歳時記 冬の行事・楽しみ方(12〜2月) 「鬼は内?鬼は外?豆まき珍風習や、恵方巻以外もある各地の節分行事食」抜粋
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豆まき役のほかに、すりこぎを持って「ごもっとも、
ごもっとも」と言う人がいます。
(すりこぎは「あたり棒」ともいい、当たって縁起
の良いものとされています)
京都の一部では、豆まきをする人の他に、すりこぎ・
しゃもじ・扇などを手にした人が「ごもっとも、ご
もっとも」と合いの手をいれます(主に客商売や芸
事の家に残る風習で、一般家庭では稀なようです)。
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この他に、場所によっては「鬼は外を言わない」「鬼は内という」「炒り豆ではなく、落花生をまく」など、いろいろなことが紹介されています
ただ、豆まきのねらいが「邪気が入りやすいとされる季節の変わり目の日、新たな1年の始まりの前に邪気を払うため行うためである」ことは、どの地域にも共通しており、少しほっとしました

「福は〜、うち!」「鬼は〜、そと!」
「ごもっとも、ごもっとも」
なぜ、我が家が京都の一部の風習を継承していたのかは不明ですが、全く変な意味でないことが分かり、安心しました

知るということは、安心にもつながります
入試には出題されませんが・・・
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第212号 極意

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今学期の美術の授業は、講師の○○先生をお招きして水墨画を学習していました
「水墨画の応用・墨で静物を描く」が単元のテーマです

今日は、その最終日
3限の2年5組の授業が、今年度最後の時間でした
墨の特徴や自分の選んだ静物の特徴を捉えて、立体的に描いたり、○○先生の指導を直に受け、実演も実際に見て、水墨画のよさを理解し味わったりしています
今日の授業でも、その物らしく、立体的に描くポイントを意識し、筆を走らせていました
そして、どの生徒も個性的で魅力的な作品を仕上げていました
感心して○○先生にお伺いすると、「水墨画は、練習すればそれほど難しいものではないのですよ」と、教えてくださいました
あとから美術科担当者から、○○先生の直接指導のおかげだと聞きました
まさしく、水墨画の極意を、的確に分かりやすく指導いただいたその結果が、生徒の作品に出ています
極意恐るべし・・・


午後に、3年生は明日の私立高校一般入試に向けての事前学習がありました
受験の極意とまでは言えませんが、わたしにも生徒に激励の言葉を伝える機会がありました

第3学年担当の教職員も、各学級でアドバイスしています
今日まで多くの試験を受けた体験を活かしています
そうなのです
忘れがちですが、どんなおとなにも中学3年生の頃があったのです
その体験を、今の中学3年生に伝えることができるのです
時代が違いますから、すべてをそのまま実践することはできないでしょうが、それらの中に、今の3年生にとってのヒントがあるでしょう
3年生のみんなが、情報を取捨選択し、明日に向けて活用してくれたらと願います
すべては未来の自分のために

せっかくの機会だと思い、改めて学習における極意というものを考え始めましたが、「学問に王道なし」というフレーズが浮かんできて、わたしの脳のはたらきはストップしてしまいました
ブレーキをかける言葉や記憶を思い起こし、チャレンジをやめさせて、人生における危険を回避するのは、脳が自身の命を守るための極意かもしれません・・・
という思考は、逃げの極意か


極意(ごく・い)〘名〙
1 物事の本質、核心。特に、学問や芸事の核心となる大切なところ。奥の手。奥義。秘訣。
2 心の奥底。真実の心。
[語誌]
(1)中国古典に「意を尽くす、心を尽くす」意の「極意」があるが、日本での意味用法や使用時期から見て直接それに由来するものとは考えにくい。学問や芸能分野での立派分派が盛んに行なわれた中世という時代を背景に、類義語「奥意(おくい)」ともども、「奥義」等の既存の漢語を下敷にして造られるに至った和製漢語であると推定される。
(2)近世には2のように文字通りに解釈して使用した例も現われたが、次代にまでは受け継がれることなく終わっている。
出典 精選版日本国語大辞典
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第211号 霧の朝

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今朝は久しぶりに霧の広がる朝でした

いつもはまぶしすぎて直接肉眼では見られない太陽が、霧のおかげで丸く見えます
※見えるからと、長時間見るのは目にあまりよろしくないので注意

生徒たちが朝の読書をしている時間、まだ中庭は霧が少し立ちこめています
しかし、1限が終わる頃には、霧は消えてなくなっていました

なぜ、今日は霧が広がったのでしょうか?
なぜ、霧は朝や夕方、夜に見られることが多いのでしょうか?
なぜ、日中なら山の中とか、スキー場で見られることがあるのでしょうか?
なぜ、夏には見ることができにくいのでしょうか?

中学2年生の理科に「雲のでき方」を学習する単元があります
だから、この問いは、既にこの学習を終えている2年生、3年生には分かってほしい問題です

問題はさらに続きます
霧と雲は何が違うのでしょうか?
立山が平地から見られない時、「ああ、今日は立山が雲に覆われているなぁ」と言います
このとき、立山にいる人にとっては、「ああ、霧がかかっていて視界が悪いなぁ」となります
※立山山頂付近が雲の上で、晴天のこともありますが・・・
雲と霧は同じものでしょうか?違うものでしょうか?
これは、授業で習ったかどうか定かではありませんが、出中生のみなさん、いかがでしょう?

聞きっぱなしで、ここでその解答は述べません

モヤモヤと心や頭の中に霧がかかるかもしれませんね・・・

第210号 スキマ

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本日の天気予報から、あまりスッキリしない天気と思っていたのですが、時折青空の広がる空でした

その瞬間、職員室と校長室との境の扉に幾何学的な模様が映っています(写真上A)
それをたどると棚の上にも模様が続きます(写真上B)
これは、ブラインドの影響です(写真上C)
ブラインドのひもが通るスキマの影響です(写真上D)
ピンホールカメラの原理で、太陽が像となって映っていたのでした
スキマのつくる、自然美です

スキマ風というと、何だか寂しい気持ちになります
スキマから覗くというと、何だか怪しい気持ちになります
スキマって、不思議な響きです

朝の読書の様子を教室のスキマから覗きました(写真下E)
放課後に教職員が研修をしている様子をスキマから覗きました(写真下F)
※正確に言うと、スキマからではないですが・・・

スキマと言えば、鉄道好きのわたしはレールのつなぎ目のスキマを思い出します(写真下G)
果たしてあのスキマは何か???
決して工事施工ミスではありません
手抜きでもありません

理科教師っぽくとある公式をご紹介します(最下図)
ネットは便利なもので、公式のWEBページがあります
https://keisan.casio.jp/exec/user/1448592530

熱膨張量の計算の公式を使って、30mの鉄製レールが摂氏0度の時と、摂氏30度の時との長さの違いを求めました
ここ砺波でも体感できる、真冬の寒い日と、真夏の暑い日との差です
このときのレールの延びは 10.53mm
約1cmです
レールのつなぎ目になぜスキマがあるのか
出中生のみんなは、その理由が分かるかな
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第209号 信ずる

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本日、お昼の給食の時間
いつもの放送の中で、特別プログラムの全国中学校スキー大会に出場する○○さんの壮行放送がありました

県中学校スキー選手権大会の後、本人からレースを振り返っての具体的な反省の弁を聞いていたので、今日の放送前に、その後どうなったのかを尋ねていました
そのときの○○さんは前回大会の悔しさを練習に活かし、本気で取り組んでいたことが伝わってくる回答でした
それは、発する言葉だけでなく、表情も含めてです

放送の最後に、校長として激励の言葉を述べました
1 過去の自分が感じたことを信じ、本気でがんばってきた今の自分を信じ、レースではそのもてる力を出し切ってほしい
2 100分の1秒を競う世界だから、過去の自分、今の自分を信じることで、自信をもって2本滑りきってほしい
3 多くの人が応援している


昔、スキー用品全般を扱う「SALOMON RACING」のCMに、次のようなものがありました

レースのスタート直前に、滑走の様子をイメージしている選手の映像
(ナレーション)
「5分前 道具を信じる」
「2分前 自分を信じる」
「5秒前 神を信じる」
(スタート電子音)
「ピ・ピ・ピ・ピーン」
かけ声と共に選手が勢いよくスタートを切る映像
そして、「SALOMON RACING」の企業ロゴが浮かび上がる

何事においても、自信をもって取り組むことができる状態になっていることは大切だと思います
「自信をもつ」
言葉で言うのは簡単ですが・・・
「自信」とは、「自分を信じる」と書きます
自分のことを一番見ているのは、誰でもない自分です(※自分の中には、自分の気付かない自分という側面もありますが・・・)
そんな自分を信じられる、日頃の言動の積み重ねが、ここぞという時の自信につながると、わたしは思います

わたしは、「○○さんなら、自信をもって滑ってくれる」と感じています
後期生徒会長○○さんも激励の言葉として言ってくれましたが、全校生徒が応援しています
本校教職員も応援しています
周りの多くの人が応援しています

がんばれ!!!

懸垂幕をかけていただいた、出町中学校PTA、出町中学校文化体育後援会の皆様、ありがとうございます
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第208号 学校給食週間中は特別献立

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今週は学校給食週間で、特別献立の毎日です
今年の給食週間のテーマは、「給食でLet’sトラベル!」です
市内の小中学生を対象にアンケートを実施した結果の、「旅行で行ってみたい都道府県と外国」にちなんだ献立が登場しています

 1/24(月) 沖縄県 行ってみたい都道府県2位
 1/25(火) 大韓民国  行ってみたい国2位
 1/26(水) 北海道 行ってみたい都道府県1位
 1/27(木) アメリカ合衆国 行ってみたい国1位
そして明日は・・・
 1/28(金) 富山県砺波市
※詳細は、こちらの砺波市学校給食センターHPへ

明日の献立表(下表)は地名のみで、「何が砺波市か?」の、副題が書いてありません
しかし、ここにもしっかりとしたテーマがありました
それは、疑問に思って砺波市学校給食センターの方に直接伺って判明しました
副題は「ぜひ、観光におすすめしたい場所」でした
その場所が、富山県砺波市です

いつも、いろいろと工夫を凝らしていただいている砺波市学校給食センターのみなさんに感謝申し上げます ありがとうございます
さりげなく多くの方に見守られ、支えられている出中生
わたしが言うのも変ですが、しあわせなことです
そのことについて、実感をもって理解できるようになるのは、おとなになってからかなぁ・・・
それは、わたしだけか
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第207号 テストとは

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朝から大学入試に関連して、「共通テスト問題「流出」」と様々なソースが報道しています

「共通テスト問題「流出」警視庁が捜査開始・・・偽計業務妨害の疑いで」
 読売新聞オンライン 1/26(水)10:42

「共通テスト 試験中に問題“外部流出”か」
 日本テレビ系(NNN)1/26(水)10:17

「大学共通テスト中に試験問題流出か 警視庁捜査」
 産経新聞 1/26(水)10:15

「【速報】大学入学共通テストの試験中に問題流出か 警視庁が捜査」
 テレビ朝日系(ANN)1/26(水)9:46

「大学入学共通テストの試験中に問題を撮影、SNSで送信 家庭教師紹介サイトの大学生が解答を返信」
 ABEMA TIMES 1/26(水)9:38

「試験中に撮影か 大学入学共通テストの試験問題流出 警視庁が捜査」
 TBS系(JNN)1/26(水)9:29

「大学共通テスト、試験時間中に世界史の問題流出か 警視庁が捜査」
 朝日新聞デジタル 1/26(水)8:50

「大学入学共通テスト問題流出か、警視庁捜査」
 共同通信 1/26(水)8:02

「共通テスト中に問題流出か 世界史B、画像を外部送信の疑い」
 共同通信 1/26(水)7:46

「【独自】共通テスト問題、試験中にSNSで流出か・・・画像受け取った東大生2人が解答返信」
 読売新聞オンライン 1/26(水)5:00

「家庭教師紹介サイト悪用か、「あなたの実力試したい」高2女子名乗り大学生に事前接触」
 読売新聞オンライン 1/26(水)5:00

同じ事実であってもソースによって見出しが微妙に違い、読むものの印象にも影響があると感じます
ひとつの見出しにしか触れられない場合は、読む側に誤解を招くのではと危惧します
これは、情報を受ける側が、十分留意しなければならないことです
いわゆる、情報リテラシーです

朝から、そのことをまず感じ、加えて今回の事案について考えました
「テストとは何か」ということです

テストには大きく2通りあると思いますが、その詳細についてこの場で発信することはしません

ただ、受験シーズンになると、「あなたにとってよりよい結果になりますように」と祈ります
自分がその立場の時にも、「自分自身にとってよりよい結果になりますように」と祈り、準備を進め、本番に臨みました
ただし、それは大学生の頃からです
高校受験や大学受験では、合格が全てでした
それが、今は「決して合格、不合格が全てではない」と思っています
不正のないことはもちろんですが、今の自分の力を出し切っての結果であれば・・・

「不合格がよいなんて、そんなことはない」と思われる方もおられるでしょうが、長い目で人生を考えた時にはどうでしょう
高校入試、大学入試、入社試験、資格試験等、「不合格した人が全て不幸せ」で、「合格した人が幸せ」かと問われたら、今のわたしはそう思いません
これは、そうではない人を多く見てきたからです
そして、わたし自身もそのうちの一人だからです

また、話が長くなっています・・・(反省)
本校3年生には、現時点での自身最大限の力を振り絞り、本気・根気・元気で進路決定に向けて取り組んでほしいと思います

一人一人にとって、よりよい結果になることを祈っています
混乱させるかもしれませんが、合格を本気で目指すことは大切ですよ
その結果については、全てを受け入れることが大切だと思っています

第206号 誰のせいでも ありゃしない

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新型コロナウイルス感染症の感染急拡大を受けて、本日、1月25日(火)午前0時に、県は独自の警戒レベルを「ステージ2」に引き上げました

今までとは様相を異とする第6波です
学校においても、感染予防の徹底に取り組んでいるところであり、保護者の皆様、地域の皆様にもご協力をいただいています
継続していきたいと強く思います

生徒玄関前廊下には、保健委員会が作成してくれた手洗いを促す掲示があります
これも、以前から継続している取り組みのひとつです
ステージ2への引き上げは、生徒のみならず、教職員一同、より一層気を引き締める機会です
一人一人の意識の向上が大切です
委員の○○さんが、「より出中生の手洗いを徹底させたい」と養護教諭に話していたことを聞きました
保健委員会のみんな、ありがとう

加えて、誰が感染してもおかしくない状況ですから、誹謗中傷、差別などは厳禁であることも、再度確認します
下の図(※著作権の関係で一部モザイクをかけています)は、漫画「秘密結社 鷹の爪団」に登場する戦闘主任、兼、怪人製造主任の吉田くん(本名:吉田”ジャスティス”カツヲ)が、読者の質問に対して回答した言葉です
これはネタですが、今のご時世に対する風刺にもなっているように思います

何かあれば誰かのせいにする
犯人をつくりあげて責める
など

何とも悲しい限りです

 誰のせいでも ありゃしない
 みんなおいらが悪いのか

尾藤イサオさんの歌う「悲しき願い」の一節が思い出されます
歌詞の本来の意味は、ここで述べていることと違いますが・・・
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第205号 今は未来につづく

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過日、3年生の○○さんに今年度の第3学年がテーマが「未来」になったのはなぜかと尋ねたら、わざわざ校長室へ、前期学年議長○○さんと、前期学年副議長○○さんが説明のために来てくれました

二人の話を聴いて、「やはり思いの詰まった言葉には力があるな」と改めて感じさせてもらい、とてもうれしくなりました
また、自分たちの想いを、周りに伝えられる、このような雰囲気、空気が、代々と引き継がれる出町中学校の伝統なのだと感じました

想いを語ることで、より一層自分の考えを確認できたり、より深く考えることができたりします
これは学習に言えることでしょうし、おとなにも言えることです
例えば、教師という職業はその最たるもので、授業で生徒に伝えることが、より一層自分のためになっていることがよくあります
いや、わたしがそうなので、「ありました」と言った方が適切かもしれません

親が子に、想いや考えを伝えることも同じでしょう
今日は昼から小学6年生、及びその保護者を対象とした入学説明会でした
親は子供がいるおかげで親になれると言います
子を育てているつもりが、子に親として育てられているのです
これもわたしがそうなので、「育てられました」と言った方が適切かもしれません
言わなければ伝わらないことがあります
伝えることで、自分自身も改めて考えること・感じることがあります
中学生は、劇的に成長する時期であり、中学生自身も戸惑い悩むことがあります
すでにその時期を体験をしているおとなは、先輩として支えることができるでしょう
ただし、何人の子を育てたとしてもその子の親としては初めての経験になりますから、そこは意識して目の前の我が子を支えていただけたらと思います
いつにも増して分かりにくい文章ですね・・・

毎日、校長室には花が咲いています
出町中学校にも、いろいろな場面で、出中生の花が咲きます
決して一斉に花を咲かせることはありません
花の咲くタイミングはそれぞれです
卒業後に大きく花ひらくこともあります
わたしは、今咲く花も、卒業後に咲く花も、一人一人の「未来での満開」のためのものと思っています
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第204号 どちらも、そこには愛がある

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「そこに愛はあるのか?」
「この世から愛がなくなったら、ア行は『う・え・お』や」
これらのセリフが印象に残る、個人的に好きなテレビCMがあります

わたしは、日本の教育の基本は「愛」であると、とある師匠から教えられています
「教える」の語源が「愛(いと)おしむ」であるという説から来ています
この説から言えば、日本における指導力不足とは、次のような解釈となります
「子供に対する愛がない」
「子供に愛を伝えることが下手」
「愛を知らない、感じられない」
これに対して、欧米では「EDUCATION」を使い、その意味は「引き出す」だそうです
この意味から言えば、欧米における指導力不足とは、「子供の能力を引き出せない」ということになります
これは、言葉遊びをしているつもりでは全くなく、そもそもの意味を考えているだけです
「教育とは何か」なのです
これは決して学校教育だけでなく、家庭教育や社会教育にも当てはまると思っています


今日も本校では、多種多様で、指導者が工夫を凝らした教育活動が繰り広げられています

朝、生徒会活動の一環として、来週開催予定の生徒総会資料の読み込みが始まりました
タブレットに生徒総会資料を、各自でダウンロードして読んでいます
校長室では、過日実施した書初大会で審査の結果受賞した生徒たちの表彰状の作成の仕上げに、わたしが一枚一枚、職印を押しています
デジタル機器利用の現代版生徒会活動も、アナログ感満載の手作業も、どちらも愛がいっぱいです
特に、表彰状の押印は、一押し一押し、確実に「愛」を込めています

周りからのいろいろな形の愛が、子供たちに届けばうれしいです
今はまだそのことに気付かないとしても

第203号 大寒

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小寒の寒の入りから始まった1年中で最も寒さが厳しいこの時季
気付くと今日は「大寒」です
年間の最低気温が観測されるのがこの頃ですが、「春遠からじ」・・・
まもなく寒明の立春が迫っています

1段目写真:生徒たちの朝の登校の様子も、寒さが伝わってきませんか
2段目写真:グラウンドに昨日不意に現れた雪だるま群※が、降雪の影響でよく見えなくなりました
※出町認定こども園の子供たちが、昨日本校グラウンドで作成した雪だるまです

昔から日本ではこの時季、寒さに耐える体力、精神力を養うことをねらいとして寒稽古が行われています
今日のような天候の中、自分の足で登下校し、本気で根気よく元気に学習することも、ある意味寒稽古のようなものですね
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行事予定
2/17 第3学年保護者会 2日目
2/21 期末テスト(1、2年)1日目
2/22 期末テスト(1、2年)2日目
2/23 天皇誕生日

学校だより

相談室より

インフルエンザ様式

その他感染症様式(インフルエンザ以外)

学校からのお知らせ

PTAからのお知らせ