最新更新日:2024/05/20
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校訓 天資養活 自他共栄  本校の特色を活かし、保護者や地域のみなさんと連携しながら、一人一人の生徒が「勇気をもって」一歩踏み出せる学校をめざします
出中 校訓
出中 校舎
砺波市立出町中学校
住所:〒939-1366
富山県砺波市表町18番29号
TEL:0763-33-2329
FAX:0763-33-2330

第243号 迫る その日

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2年生、1年生の修了証に、職印を押しました
これら449枚は、全2、1年生449名が、それぞれの学年の課程を修了したことを証するものです

先日巣立っていった3年生とともに、この1年間の様々な教育活動を「本気・根気・元気」で取り組む出中生の姿を見てきました

一押し、一押し、それぞれの場面を思い出しながら押印しました

24日の修了式で、各学年の代表に手渡しします

第242号 おかえりなさい? いらっしゃい?

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寒くても換気のために校長室の窓を開けているのですが、最近チュッチュッととても近くから鳥の鳴き声が聞こえます
昨春、玄関アプローチの屋根裏に巣を作って雛をかえしていた鳥がいたので、今回も気になりのぞいてみました

チュッチュッと鳴きながら、わたしを警戒しているような2羽の鳥がいます
つがいなのかな・・・
おそらく警戒音であろう鳴き声で、「何か、怪しいやつが来たから気をつけろ!!」と、互いに注意し合っている感じです
わたしと目を合わすことはないのですが、明らかにわたしを気にしています
子育てをするために巣の設置場所を探しているのではと勝手に想像します
巣を作るであろう場所をじっと見ていると、「おいおい、そこは自分が先に見付けた場所だぞ」と、今度はちらちらと目が合います
彼らは命がけです
「おじゃましました」と、そっとその場を去りました

「お帰りなさい」なのか、「いらっしゃいませ」なのか、彼らは名を名乗らないので不明です

この春もヒナの巣立ちが見られるのでしょうか
楽しみが増えました
彼らはスズメのような気もしますが、図鑑で調べないといけませんな


※参照(過去記事)
第79号 いのち
今朝、正面玄関前で○○さんが地面にいる羽の生えそろっていない鳥のヒナを発見しました・・・
【校長室より】 2021-07-09 08:36 up! *

第67号 定期テスト
巣立ったのではないのかと思い、ちょっと見るとまた巣に戻ってきているようです・・・
【校長室より】 2021-06-24 11:24 up! *

第66号 巣立ち
校長室の窓からチュンチュンとスズメの鳴く声がよく聞こえています・・・
【校長室より】 2021-06-23 16:17 up! *

第241号 無人販売ではありません

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生徒玄関前に、登校してきた生徒の目を奪うものが出現しました

机の上に、野菜や果物がたくさん並んでいます


実はこれ、美術科の授業で1年生が製作した作品です
課題は「自然物を本物そっくりにつくろう」

力作揃いで、本物と見分けられないくらいのものもあります

1年生の作品を見て、同学年の生徒はもちろん、2年生も刺激を受けているでしょう
そして、生徒だけでなく教職員も刺激を受けているでしょう

やや自画自賛ですが、学校は、素敵な空間です
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第240号 翌日

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まだ個人的には昨日の余韻に浸っている感じです
3年生の教室は、既に新3年生を向かえるための準備がなされているのですが・・・

校長室の机の上の白梅のつぼみが、花をひらいてきました

相談室の水槽には新たな命が誕生しています
卒業生の○○さんが「ぽー助」と命名したと、2年生の□□さんから聞きました

毎日何らかの変化があり、生徒たちは成長しています

この職業でいると、担任として、学年主任として、(中略)、教頭として、校長として、その立場は変わりますが、毎年新入生を迎え、卒業生を送り出すことの繰り返しです
教師として自分自身も変化しているのですが、劇的に成長する生徒たちとは比べものになりません
どこか、取り残されるような感覚になることもあります

そんなこともあってか、この時季になると、映画「愛と青春の旅立ち」の1シーンを思い出します
原題は、An Officer and a Gentleman
直訳すれば「士官と紳士」です
これは慣用句を略したものだそうで、その全文は次の通りです
「Conduct unbecoming an officer and a gentleman(士官や紳士に相応しくない行為)」
邦題と全然印象が違います(※こういう洋画や洋楽は多くありますね)

この映画で1982年度アカデミー助演男優賞を受賞したルイス・ゴセット・ジュニアが演じる士官候補生学校教官のフォーリー海兵隊軍曹
候補生たちを徹底的に鍛え上げ、教育する鬼軍曹です
鬼軍曹は、海兵隊の一等軍曹
リチャード・ギアが演じる主人公ザック・メイヨの父親は、海軍の一等兵曹
厳しい訓練を乗り越えて卒業するザック・メイヨは、卒業と同時に1階級上の士官となり、散々息子を馬鹿にしていた父親も、厳しい言動で指導し続けたフォーリー軍曹も、敬礼しなければならない立場となります
鬼軍曹が卒業式後にザック・メイヨに敬礼するシーンが、何とも言えず、わたしは好きです

卒業式では最初に敬礼してくれた自分より階級が下の現役軍人に、1ドル銀貨を渡す習わしがあるそうです
鬼軍曹はそれを受け取り、「おめでとう、メイヨ少尉」と祝福します
(Congratuations, Ensign Mayo.)

「あなたのことを決して忘れません、軍曹」とメイヨは敬礼します
(I will never forget you, Sergeant.)

「分かっている」と、軍曹
(I know.)

「あなたがいなかったら、こうなれなかったです」とメイヨは軍曹に謝意を表します
(I wouldn't have made this, if it weren't for you.)

「ここから立ち去れ」と、照れ隠しか、軍曹らしくやや小声でメイヨに言います
(Get the hell out of here.)

少しの間をおいて、「ありがとう、軍曹」と言い、メイヨは軍曹の前を去ります
(Thank you, Sergeant.)

そんな、シーンです
※メイヨから受け取った銀貨だけ、軍曹が右のベルトに挟むことも、ぐっときます

努力すればなれる! 這い上がれる!
何ともアメリカ的な映画です

もしかしたら、13週間の厳しい訓練を乗り越え上官になる教え子に、鬼軍曹が敬礼する姿を、少し自分と重ねているのかもしれません
フォーリー軍曹のような外から見える鬼のような厳しさではなく、別の形(意味)の厳しさで指導するために、日々我々教職員は鍛錬しなければならないと思っています
そのことを自分自身に戒めるために、この時季にこの映画を思い出すという面もあるのかな


本日、2年生は実力テストに取り組んでいます
今までの学習成果を自分なりに確認するためのものです
4月からは最上級生であり、出町中学校最後の1年間です
1年生は、4月から新入生にとっての先輩となります
心身ともに準備を整えて、来年度1年間がよりよいものになるよう、我々教職員も準備が必要です

昨日の余韻はここまで!
今日は、県立高校一般選抜学力検査の合格発表の日です

第239号 卒業証書授与式

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本日、第75回卒業証書授与式を挙行しました
今年度も、新型コロナウイルス感染症感染拡大防止のため、来賓、保護者の参列者数を制限させていただきました
また、入校前の消毒、検温はもちろん、座席の間隔をとったり、途中に換気をしたりするなど、感染防止対策に留意しながらの式でした
参列いただいた皆様には、ご理解・ご協力をいただき、ありがとうございました

式は厳粛な中に進行し、在校生代表の送辞も、卒業生代表の答辞も心を動かされる素敵なものでした
そしてなにより、式歌の合唱はすばらしかったです

保護者のみなさんには分からなかったと思いますが、合唱から校歌斉唱にかけて、わたしの近くにいた○○さんが号泣しだしたのには驚きました
周りにもその想いが伝播したようで、涙をぬぐいながら歌う男子生徒の姿や、○○さんの肩をそっと撫でる□□さんの姿など、わたしまでもらい泣きしました
涙を拭けばよいかと、○○さんにハンカチをそっと渡しましたが、それを使わず制服の袖で涙をぬぐっている姿を見て、一層泣けました
余計なお世話だったかな・・・

これらもすべて含めて、式全般が今年度の卒業生のすべてを表した式だったように感じます
来賓の方々にも「よい式だった」との、お言葉をいただきました

卒業生諸君
卒業後の未来へ続くそれぞれの「歩み」を、遠くからですが応援します
本日は、卒業おめでとう

第238号 その時・・・

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本日午前に、明日の卒業証書授与式の予行を行いました
明日の晴れ舞台に備えて、3年生はもちろん、在校生も教職員も本気です

1週間ほど前から天気予報をチェックし続けていますが、今のところ、明日の午前中は雨が上がっている予報です
校地内の白梅が紅梅に続いて花をひらき始めました
卒業を祝福しているようです

予行中の3年生の表情を観たり、合唱を聴いたりしていると、何とも表現できない気持ちになります
明日は、卒業生一人一人に卒業証書を手渡す予定です
式辞では、想いを込めてメッセージを伝えたいと思っています

卒業生が未来へ向けてそれぞれに一歩を踏み出すための式になるでしょう

いよいよ明日はその時です

第237号 3.11東日本大震災 11年

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本日は、朝から弔旗を掲揚しています

平成23年3月11日(金)14時46分18.1秒
三陸沖を震源とし、国内観測史上最大となるマグニチュード9.0の巨大地震が発生

当時、被災した各地からの報道が多くなされましたが、報道されない地域も多くありました
福島県でも津波の被害を受けた地域が多くありますが、東電の原発事故の方が注目されていました


震災発生後、わたしは福島県いわき市から富山県へ避難してきた少年と出会います
夏休み前に彼は福島県へと帰り、彼とは1学期だけのつきあいとなりました
そのことについて、学年主任としていろいろと心残りがあり、その想いをずっと引きずることとなります
そんな中、9月下旬に彼が在籍するいわき市立豊間中学校を訪ねる機会を得ます
PTAのみなさんから託された義援金やら、生徒たちの想いの詰まった手紙などを携えて、一人で福島へ向かいました
地震発生後、約半年が経過しているにもかかわらず、被害の爪痕がまだ多く残されていました
そして、彼や彼の家族に会えただけでなく、彼の在籍校の校長先生から、震災についての話を直接聞かせていただきました

当時の記録は、今でも時々読み返します

以下は、その一部抜粋です。

1 地震発生当日
・地震発生後、直ちに高台に避難 ※ベテラン教諭の進言により即断
・この日は卒業式で昼までにほとんどの生徒は下校し、学校にいた生徒は部活動中の30名
・避難完了から約30分後に津波が襲来
・第一波は防波堤をちょろちょろと越える程度に見えた(このとき自動車は流されていた)が、第二波は真っ黒でものすごい勢いだった
・高台から見ていたら体育館は無事に見えたが、あとで見ると1階部分は無残な状態
・混乱した状況での安否確認は困難を極める ※3日後に全員の安否確認完了
・電気が止まり、寒かったので理科室からろうそくをもってきたり、カーテンを外してくるまったりした
・最初学校の集中管理のプロパンガスも使用したが、どこかで配管が破れている可能性もあるということで、すぐに使用を中止

2、地震発生時から4日間
3月11日:豊間小学校で宿泊
3月12日:豊間小学校は、アクセス道路が寸断されて陸の孤島になり中央台東小学校へ移動し宿泊
3月13日:午後、学校にいた30名の生徒を全員保護者へ渡す 中央台東小学校で宿泊
3月14日:生徒全員の全員無事を確認完了(※両親を亡くした生徒、母親を亡くした生徒あり)

ご苦労された様子が、とひしひしと伝わってきました
実際は、わたしの想像を超えるものがあったことでしょう
わたしが、特に印象に残ったのは、次の3つのお話しでした。

(1) 戦時中のような体験をして、あたりまえのものへの感謝を痛感した
「また明日ね」と言えることがこんなに幸せだと思わなかった

(2) 「天災は忘れた頃にやってくる」という言葉を忘れた頃に、天災がやってきた
他人事として受け止めず準備することは大切

(3) 学校があって地域があり、地域があって学校があるということを実感した

この先何が分からない中で、我々は生きています
影響を受けはじめてから2年ほど経過した新型コロナウイルス感染症感染拡大にも通じることです
11年前に起こった事実の何を教訓として生きていくかは人それぞれです
一人一人が考えることこそ大切だと思います

出中生はもとより、みなさんにとっての東日本大震災とは、何でしょうか?

死者数は1万5900人、行方不明者数は2523人(警察庁発表 3月9日時点)
※震災関連死は死者数とは別に3784人(復興庁発表 2021年9月末時点)
今なお、避難生活を続けている人、全国で約3万8千人(復興庁発表 2月8日時点)

改めて、お亡くなりになった方々のご冥福をお祈りするとともに、被災されたみなさんに心よりお見舞いを申し上げます

写真下:わたしが訪問したときの豊間中学校(体育館、校舎・プール)
※このときはこの校舎が使えず、隣の藤間中学校を間借りしての学校生活でした
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第236号 はなむけ

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本日、生徒会主催の予餞会がありました
予餞会の「餞」は、「はなむけ」と読み、「旅立ちなどのような送別の場面で、贈るもの」という意味があります
昔は今とは異なり、旅行は大変危険なことで、旅に出ればもう永遠に会えないかもしれません
そこで遠方へ旅立つ人のために道中の無事と安全を祈願するため、馬の鼻先を旅先の方向に向ける習慣があったようです
このことから「馬の鼻向け」という言葉ができ、「はなむけ」になったようです
「はなむけ」という言葉は、伊勢物語や土佐日記にも登場します

卒業証書授与式を控え、今日は「あらかじめ(予)」「はなむけ(餞)」をする会でした
会では、卒業を迎える3年生へのお祝い、励まし、感謝があふれていました
そして、会場にはたくさんの笑顔がありました
今日の1、2年生の姿は、これまでの3年生の姿を映す鏡だと感じます
本気で何事にも取り組んできた3年生だからこそ、1、2年生は本気で根気よく予餞会の準備を進め、元気に表現してたのでしょう
また、その姿を見守る3年生の視線も温かくて、見ているわたしは何だかうれしくて涙が出ました
ありがとう 3年生
ありがとう 1、2年生
出中生の力、出町中学校の伝統を感じます

卒業証書授与式は3月15日
5日後です

第235号 着々と進む

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本日は県立高校の一般選抜学力検査2日目
昨日に引き続き、特に連絡はなく受検生全員が会場に入ったようです
繰り返しになりますが、もてる力を出し切ってくれることを願い、一人一人にとってよりよい結果になることを祈っています

昨日から今日にかけて、学校でも着々と次のステップへの準備が進んでいます

昨日は、2年生が3/15の卒業証書授与式に向け、体育館の会場準備をしてくれました
帰りの会、部活動が終わった後は、教職員が第2学年を中心に当日授与する卒業生の姿を映すスクリーンの設置などを行いました

また、久しぶりの晴天のもと、グラウンドや前庭でも元気に部活動に取り組む1、2年生の姿が見られました
一人一人の表情は、何とも晴れ晴れとしているように見えます
新型コロナウイルス感染症感染拡大の影響で、知らず知らずのうちにストレスを抱えていることは、大人も子供もあるでしょう
感染対策をとりつつ、元気に活動できる環境をつくっていければと思っています

3年生の卒業に向けて、1、2年生の修了に向けて、新年度に向けて、新シーズンに向けて、様々なことが着々と進んでいます

校地内、武道館側の梅も、前回紹介した時より着実に多くの花がひらいてきています
本格的な春はすぐそこです

第234号 花ひらく

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今日も校長室に、花を置いていただいています
大きく花がひらいていて、見ているこちらも何だか気分が上がる思いです

県立高等学校一般入学者選抜学力検査
特に問題発生の連絡はなく、1日目の日程がスタートしています
そして、既に1日目の日程を終えた学校もあります

受検している出中生はどうだったかなと思いつつ、また明日に向けて備えてほしいと思います

過ぎ去った今日の検査を振り返るのは、すべてが終わってからでよいのです


被子植物はなぜ花をひらくか?
目立つ色だったり、においがよかったり
あえて目立たせています
果実がおいしいこともつながっています
このことを中学校理科で学習します
学習って本来は楽しいのだよなぁと、そんなことを考えつつ、本気で取り組んでいるであろう受検している出中生を思います

明日もがんばろう!
力を出し切ろう!!

第233号 激励

明日から2日間にわたり、県立高等学校全日制の課程、一般入学者選抜学力検査です
第3学年では学年帰りの会を実施し、その場で激励のことばを伝える時間がありました
内容は学年全体に対する激励としました

受検する出中生
受検する出中生を応援する出中生
そんなみんなを応援する多くの人々
明日、明後日は、それらのすべての人がそれぞれの力を出し切る2日間になります

今行われている冬季北京パラリンピックで、昨日、村岡桃佳選手がスキー競技スーパー大回転(座位)で、滑降に続く2個目の金メダルを獲得しました(※本日の女子スーパー複合は銀メダル!3日連続のメダル獲得!!)
レース序盤で左目のコンタクトレンズがずれ、中盤ではそれが目から飛び出てなくなったそうです
片方のレンズがなくなることが、どんなに不都合なことか・・・
特に100分の1秒を争うレースの最中(さいちゅう)ですから、尚更です
彼女は朝のレース前下見(インスペクション)と、これまで積み重ねた練習を信じ、最後まで諦めずに攻めの滑りを続け、2位ドイツ選手と0.11秒差で1位になりました(※会場での前日練習がなかったことにビックリしました)
すばらしいことです

「失ったものを数えるな、残されたものを最大限に活かせ」

これはパラリンピックの父と呼ばれるルートウィッヒ・グットマンのことばです
これは、障害を持った人だけでなく、多くの人にも通じる言葉だと思っています
過ぎ去った時間を、過去の自分のダメさを、くよくよ考える暇なんて、今の3年生にはありません
今ある自分の力を、最大限に出し切るのです
最大限に出し切るためにどうするかは、学校内外で多くの人々から教えてもらっているはずです

今の自分を信じ、仲間を感じ、最後まで諦めることなく、もてる力を思う存分、絞りまくって、出し切ってくれることを祈っています
本気で取り組む仲間を応援する3年生や、1・2年生を、わたしは本気で応援します

※ここで言う「仲間」は、「仲がよい」とか、「気が合う」とか、そういう意味ではないと、3年生には伝えています

第232号 数字で見る

新型コロナウイルス感染症の影響を受けて約2年が経過しています
当初よく分からなかったことが少しは分かったり、それまで気付けなかったことに気付けたり、この2年間の中でも変化があります
変異株が発生するたびに、その対応に悩みが生じますが、専門家のみなさんの知恵を借りながら、粛々とできることをやるのみと思っています
とにもかくにも今は感染防止策を徹底することが、まずは我々のできることです

学校では登校時の手洗いをはじめ、学校生活のいろいろな場面で気になることは子供たちに声かけをしています
出中生のほとんどは、意識して感染症対策をとっているようですが、ご家庭・地域においても今まで同様に声かけ等、ご協力いただけるとありがたいです

感染症対策を徹底すると言っても、それが長く続くと人間は緩みが出ます
ある程度のメリハリを工夫しながら取り組みは続きます

学校では来週3年生が県立高校の一般選抜学力検査を控えています
そして、2週間後には卒業証書授与式です
どちらも中学生にとっては一生に一度のものであり、新型コロナウイルス感染症の影響を最小限にしたいと思っています

校長室では「砺波市の感染者数」「富山県の感染者数」「富山県の実行再生産数」を毎日掲示して眺めています
あくまでもそれは数字なのですが、数字の変化から見えてくるものもあるからです

3月3日現在、富山県の実行再生産数は1.04で、1を上回っています
これは、富山県においてはまだ感染者数が増加傾向にあることを意味します
実行再生産数のランキングで富山県は全国8位の多さです(※一時期全国1位でしたが・・・)
全国平均は0.885
ランキング10位の滋賀県から0.994で1を切っています
そろそろピークアウトを向かえそうですが、減少のスピードがあまり速くありません
※富山県では2月中旬にはピークアウトすると予想していたのですが甘かったです・・・

今一度、自分自身も「マスク着用」「手指消毒」「三密回避」等に留意します
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第231号 姿勢・視線

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体育館では、保健体育の授業でバスケットボールの学習が行われています
「チームで協力してシュートを決めよう!」
さて、どうすることがチームでの協力となるでしょうか?
どうすれば、シュートを決めることができるでしょうか?
プレーしながら、試合の合間、様々な場面でチームメイトと話をしながら課題を追究しています

教室では、数学の授業でデータの集計をする学習を行っています
生徒たちのその視線が、学習に対する本気を表現していて、頼もしく感じます

今日も、出中生はがんばっています
※昨日更新できなかったので、今朝昨日分を更新しました 本日の学習はこれからです
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第230号 過去の自分も未来の自分も 今の自分次第

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あっという間にもう3月
そして、既に3月2日
歳をとったせいか、時間の流れが加速度的に速くなっている気がします
頭がボーとしている時間が増えているからかもしれません
周囲から見ると、わたしの時間の流れが遅く感じられ、相対的にわたしが周囲の時間を早く感じるということかもと、最近やや困っています

それはさておき、校内では、今年度のまとめと新年度の準備が並行して進められています
第3学年のすべての教室前掲示板には「3年間の感謝の気持ち」が掲示されています
一人一人が感謝を伝えるその相手は、「学年の友達」「学級の友達」「後輩」「先生」「自分自身」です
それぞれが書いた感謝のメッセージを読むと、どのことばからも愛を感じます

その中で、わたしは特に「自分自身」に宛てた感謝のことばに惹かれました
「テストの時には必死に勉強してくれてありがとう」
「大変なこともあったけど、諦めずに乗り越えてくれてありがとう 以前に比べて成長することができました」
「健康に過ごすことができてありがとう いろんなことに挑戦できました」
「3年間お疲れ! 3年間いろいろなことがあったけどうまく乗り越えることができました 高校でも自分に厳しくがんばろう!」
過去の自分への、今の自分からの感謝があふれています
全員の文章を紹介したいですが、スペースの関係で叶わず、ごめんなさい


古代ギリシャの哲学者であるエピクテトスは、こんなことを言っています

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人間の領分を守り、他人のものを欲しがらず、自分に与えられたものを活用することだ
そして、自分に恵まれなかったものを欲しがらないことだ
また、何かを取り上げられても、執着せずにすぐに手放すことだ
そして、人生という自分に与えられた時間に感謝することだ
大人なら、母親や乳母がいなくても子供のように泣くわけではないのと同じようなものだ
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彼は感謝するのは現在あるものだけではないと言います
3年生が自分自身にも感謝のことばを述べることは、今自分にあるものを感謝するだけでなく、過去のものごとに対しても感謝しているということです
こんな3年生は、今、関わっている人たちだけでなく、過去にお世話になった人たちのことも感謝できるでしょう
今の自分があるのはその人たちのおかげだと、気付けるからです
おかしく聞こえるでしょうが、過去と現在に感謝できることは、未来に対しても感謝できると思います
どんなことにもよいところがあります
感謝できる人は、そのことに気付きやすくなるのではないでしょうか

3年生は進路決定や卒業を控え、今日も限られた1時間1時間の授業を大切にしているように感じます
その熱い視線、前向きな姿勢を見て、3年生のみんなにはそんな今の自分自身を褒めてほしいですし、信じてほしいと改めて思いました

そんなみんなを、多くの人が応援します
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第229号 ことば・ことばかけ

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美術室前に、自画像が掲示されています
一枚一枚観ていると、妙に引き込まれます
校舎内を歩いていて、素通りできませんでした

しばらく一人一人の表情、色彩、濃淡等を感じていると、不思議と出中生を取り巻く「ことば」の環境のことが気になりました
「絵を見て、ことばが気になる」という心理状況が、自分のことながらよく分かりませんが・・・
同じ表現することだからか、環境に影響することだからか・・・

On n'habite pas un pays, on habite une langue.
Une patrie, c'est cela et rien d'autre.
「人は国に住むのではない 一つの言葉(母国語)に住む」
「祖国とはその言葉であり、それ以外ではない」

ルーマニア人の思想家、エミール・シオランの言葉を思い出します
自分の使うことばでしか、人はものごとを理解できないと、彼は言っています
確かに、擬音語や擬態語が、よい例です
雨が降るとき、ザーザー、ポツポツ、シトシトなど、日本語では多くの擬音・擬態語があります
日本人はこれらのことばでいろいろな雨の降り方を、感覚として認識できます
英語には基本的にこのようなことばはありません(あったら教えてください)
雨の降り方は、文章で説明してその降り方を表現しているように思います
※「rain cats and dogs(雨が激しく降る)」という表現もありますが・・・
このような日本語に囲まれている出中生は、日本語の世界で生きます
正しい繊細な日本語の世界で生きるのか、あまり適切とは言えない日本語の世界で生きるのかは、ことばのシャワーの質によると思います

「ことば」「ことばかけ」について、12/22発行のPTA広報「となみ野」vol.142にも短い文章を寄稿しましたが、教職員には「教育のプロとして大切にしましょう」と伝えています
どのような「ことばのシャワー」を浴び続けるかは、子供にとって重要だと教員生活の中で体感してきたからです

以前、別の学校に勤務している時、その学校のPTA広報で紹介した話があります

人一人がやっと通れる細い道を、母親と小学校3年生くらいの女の子が歩いていました
そのとき、反対方向から若い女性が近づいてきます
先を歩いていたお母さんは、さっと脇に寄って、女性が通り過ぎるのを待ちました
女の子も、お母さんをお手本にして、さっと脇に寄って待ちました
若い女性は、その二人の横をお礼を言わず、頭を下げることもなくすり抜けていきました
その後、女の子がお母さんに小声で言いました
「お母さん、あの人、礼儀知らずやねぇ」
さあ、みなさんがこの母親ならば、女の子(我が子)に何と返事しますか?
「世の中にはあのような人もいるのよ」ですか?
「あのような人にならないでね」ですか?
「あなたはちゃんとお礼を言いなさいね」ですか?
「きっと急いでいたのよ」ですか?
「何か考え事をしていたのかもしれないよ」ですか?
わたしが素敵だなと思った、ある方の回答はこれです

「お礼を言われたくて道を譲ったのではないのですよ」

素敵なことばのシャワーを浴び続ける子供たちは、素敵なおとなになるのだと思います

出中生も、ことば・ことばかけについて強く意識できたら、より素敵になると思います

第228号 開花

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雨水(うすい)
降る雪が雨へと変わり、氷が溶けて水になる、つまり雪解けが始まる頃、草木が芽生える頃です
といいつつも、本格的な春の訪れにはまだ遠く、三寒四温を繰り返しながら春へ向かう季節です
寒い日が三日ほど続くと、その後の四日ぐらいは暖かい気候
何だか人生がよりよい方向へ進んでいるときのようです

雨水のど真ん中の次侯は、「霞始靆(かすみはじめてたなびく)」
霧やもやのため、遠くの山や景色がほのかに現れたり、消えたり
趣のある山野の情景が広がります
ところで、霞(かすみ)と朧(おぼろ)の違いを、出中生は知っているでしょうか?
両者とも霧です
ただし、春に出る霧が霞(かすみ)で、夜の霞(かすみ)が朧(おぼろ)です
だから、「朧(おぼろ)月夜」と呼ぶわけですね
日本人のこのような感性が、わたしは好きです

昨日、某所でウメの花が咲いていました
桜の季節はまだですが、ウメの開花は始まっています

出中生のみんなも、ウメの開花に気付いているかな・・・
出町中学校の敷地内にサクラはありませんが、ウメはあるのですよ
確認のために観に行ったら、そのウメも一部開花していました

やはり確実に、本格的な春は近付いています
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第227号 どこかで、誰かが・・・

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全校生徒の健康はもちろんですが、来月の県立高校一般入学者選抜検査に向けて、特に3年生の体調管理に関して緊張の続く毎日です

健康面だけでなく、降雪による登下校時の安全確保もです
降雪はひとまず峠を越え、やや落ち着いた状況ですが、降雪がなくても校舎周りにまだまだ積雪があります

そんな中、一部不自然に雪がない場所が2カ所
1カ所は上の画像です
歩道が写っていますから、分かる人には分かる場所です
ここは除雪された雪が山のようにたまっている場所のすぐ横です

果たしてなぜここに雪がないのか?

実は3階から非常時に脱出する避難シューターを引っかける金具がある場所なのです
雪が積もったら、除雪をして万が一のために備えています
使われることがないことを祈りつつ、誰かが雪の山を掘っています
おそらく出中生の中でこのことに気付いている人はいないのではないでしょうか?(まさか教職員も・・・)

校地内にもう1カ所このような場所があります(下の画像)
さて、この場所がどこか分かるでしょうか?

本校卒業生のみなさんや地域のみなさんの中で、この場所が分かられる方がおられたらすごいです

このことだけでなく、社会では誰かがどこかでわたしたちの安全・安心、もっと言えば命を守るために活動してくださっています
その存在が気付かれる時は、困ったことが起こった時です
使われることのない状況が、我々にとって平和なのです
地道な活動を通してこのような状況を守っている方々には、感謝しかありません

誠にありがとうございます
わたしもこういった活動(※世のため、人のため)について、少しでもお役に立てればと思います
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第226号 視点

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昨日の天皇誕生日から今朝にかけて、けっこうな積雪がありました
砺波市では、気象に関しての警報は発令されていなかったため(※大雪注意報も、2/22 13:30解除)、大丈夫だとは思っていましたが、全校生徒の登校が気になります
登校してくる様子を見て、やっと少し安心しました

ただ、登校してくるその姿が生徒のすべてを表しているわけではありません
登校途中に雪に足を取られて転倒してけがをしたかもしれません
家庭においては、登校前の体温測定に協力いただいていますが、登校してくる間に体調が変化しているかもしれません

体調管理については、体温という視点からだけでなく、別の視点からも毎朝担任をはじめ教職員は留意しています
今は新型コロナウイルス感染症の感染状況があまりよろしくないため、より一層緊張感をもって対応しています
以前より案内させていただいていますが、以下の点についてご家庭でも今一度ご確認いただき、ご理解・ご協力をお願いいたします

1 登校前の健康観察について
 ・ 登校前、自宅における健康観察(検温を含む)の徹底をお願いします
2 本人やご家族に体調不良等が見受けられた場合について
 ・ 普段と体調が少しでも異なる場合(発熱、咳、のどの痛み等)や、同居のご家族に同様の症状が見られる場合は、登校を控えてください。この場合は、欠席ではなく出席停止(公欠扱い)とします。
 ・ 登校後、生徒の体調が悪いと判断した場合、ご家庭に速やかに帰宅し、医療機関
を受診していただくよう、ご協力をお願いします。
 ・ 本人、同居のご家族が、以下の場合は、学校に速やかに連絡してください。
【 感染した場合、濃厚接触者になった場合、念のためPCR検査等を受ける場合 】
3 その他
 ・ マスクの着用、個人情報の拡散防止について、再度確認をお願いいたします


1限の授業が始まる頃には、青空が見られました
中庭の様子も、校門前三角駐車場の歩道も、視点を変えると見え方が違ってきます(写真上1、2段目)
新型コロナウイルス感染症への対応をはじめとする毎日の体調管理だけでなく、出中生一人一人の成長についても、複数の教職員が異なった視点で関わり情報を交換することの意味が、ここにあります

そうそう、見え方と言えば校舎内では梅が満開です(写真下 ※美術室前掲示板)
2年生が美術の時間に制作した水墨画です
しばしその梅を眺めながら、春を想いました
モノクロでありながら、春色を感じることができます

これも、視点に関わることと、言えなくもない・・・か
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第225号「2」※第222号にできず・・・

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本日、2月22日は「ネコの日」のようです
「にゃん・にゃん・にゃん」の語呂合わせで1987年に制定されたとのこと
ネコマニアにとっての、年に一度のお祭りだそうです
特に今年は、2022/2/22と、「にゃん」がにゃんと!6つ並び、「スーパー・ネコの日」「スペシャル・ネコの日」「プレミアム・ネコの日」と例年以上の盛り上がりを見せているとか・・・

気付く人は気付かれたかもしれませんが、この文章にあまり熱意がないのは、わたしはどちらかというとイヌ派だからです
ネコとイヌを優劣付ける気はサラサラありませんし、ネコもかわいいとは思います
※決してネコ派の方と勝負しようとは思っていませんので・・・

「どちらが上か」とか、「1位でなければ意味がない!」と、いう言葉を聞くことがあります
個人の価値観ですから、これは否定されるものではないと考えます
ただ、わたしは、「想いがあって1位を目指すことは大事だけれど、1位でなければすべて台無し」とは考えません

今日も校舎内をまわっていると、1、2年生は期末テスト2日目に本気で取り組み、3年生は中学生活終盤の授業に取り組んでいます
体育館では、3年の2クラスが卓球の学習をしていました
1対1で、卓球台を挟んで対峙していますからある意味勝負なのですが、そこには「勝って1位になるぞ!!」という様子はみられません
生徒たちは卓球のプレーに慣れてきたところで、ルールに則った正しいサービスの仕方を学び、実際にプレーしていました
聞いて初めて知ることがあります
やってみて初めて感じ、学ぶことがあります
保健体育科での、全身を使った学習です


そして今日はネコの日の他に「2位」の意味を考える日でもあります
それは、「日本No.2協会」が活動を始める日だからです

問1 世界で2番目に標高の高い山は、どこでしょう?
問2 日本で2番目に標高の高い山は、どこでしょう?
問3 富山県で2番目に標高の高い山は、どこでしょう?
問4 世界で2番目に面積の大きい湖は、どこでしょう?
問5 日本で2番目に面積の大きい湖は、どこでしょう?
・・・富山県は、思いつかないので、なしです・・・

ちなみに1位であれば、問1「エベレスト(チョモランマ)8,848m」、問2「富士山3,776m」、問3「立山(大汝山)3,015m」、問4「カスピ海374,000m」、問5「琵琶湖669.3km2」ですね

2位になると、とたんに知名度が低くなるから不思議です
それぞれの2位の答えは次の通りです
問1 ゴドウィンオースチン(K2)8,611m
問2 北岳3,193m
問3 剱岳2,999m
※1位を大汝山3,015mとすると、雄山神社3,003m
問4 スペリオル湖82,367m
問5 霞ヶ浦168.1km2

知らないということは「伸びしろが大きい!!!」と、北岳のある山梨県「南アルプス市芦安温泉郷はたごの会」会長、名取大介氏が「日本No.2協会」を設立しました
また、2月2日を「No.2の日」として記念日登録したそうです
1222/12/22以来、799年ぶりに、西暦に2が6つある本日、第1回「日本No.2サミット」が開催されます
今後は2年に1回ペースで定期的な開催を目指し、「日本中のナンバー2をつなぎ、ナンバー2仲間を増やし、決してナンバー1になれなくともくじけることなく、ナンバー2チャレンジ精神を養い、明るい未来へと進んでいきます」と宣言しています

世の中には熱い方がたくさんおられます
本気・根気・元気を具体的にその言動で表現されています
そういう方々の姿や、本気・根気・元気な出中生の姿から、大きなエネルギーをもらえます

わたしも、がんばろ

第224号 早起きは、お得でした(ご報告)

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本日から1、2年生は学期末テストです
学年最後の定期テストが始まりました

わたしは小学校、中学校、高校、大学と、定期テストを何度経験したでしょう
何度経験しても慣れることはできなかったです
以前ここで、定期テストは学力の定着を評価するだけでなく、学びという点でも効果があるという脳科学の話を紹介しましたが、当事者としてそのことを意識できる余裕はなかったです
徹夜に近いことをして、かえってテストの時間は頭が働かなかったなど、間違った勉強のやり方しか知らず、結果が伴うはずもなく、どうせやっても無駄と言い訳をつくり出し、それでもやらないという判断もできず、だらだらとしたテスト勉強で、本気で根気よくは取り組めなかった気がします
今にして感じる、深い後悔の念です
1、2年生が本気で根気よく答案に向き合っている様子をみながら、「出中生はどうかな?」と思いました

脳科学的に、テスト前は十分に睡眠をとることが大切だと知ったのは既に学生ではなかったです
そして、早起きしての朝学習が効果的なこともそうです(※早起きと共に、習慣化がより効果的なようです)
教師として、教える立場になって知ったことばかりです


早起きと言えば、先週末、2/18付の「校長室より」第223号で、「早起きは、お得かも」とあやふやな表現をしました
週が明けて、その評価をお伝えしなければなりません(※個人的嗜好の話題になり恐縮です)

2/19(土)は早起きをして、午前5時半過ぎに家を出ようと準備をしました
そして、予定時刻通りに玄関の扉を開けた瞬間、目に飛び込んできたのは、空いっぱいに広がる雲です
満月から2日後
まだ97%ほどが輝く欠け始めの月は、雲の影響でその輪郭がはっきりとは見えません
雲の切れ間からでも見えないだろうかとの願いと、ISSを観ることはできないかもという弱気とのせめぎ合いの中、わたしとしては珍しく諦めることなく、近くの小矢部川の堤防へ徒歩で向かいました

堤防に立ち、足先をはじめ、末端という末端から伝わる寒さを感じつつ、切れ間はないしダメか・・・と諦めかけ始めたとき、明るい光の点が西から真上に向けて移動して来るのが見えました
夢中でスマートフォンで何枚か写真を撮りました(※動画で撮らなかったことを後悔しました)
そんな慌てふためきながらも喜んでいるわたしの想いを知るよしもなく、ISSは音も立てずに東の空へスーッと消えていきました
ほんの数分のできごとですが、わたしにとっては何とも言えない時間となりました

つまり、「早起きは、お得でした」
ただし、「わたしにとって」と、条件附きです

あの光の点の中に、7名の宇宙飛行士(下写真)が活動しているのかと考えると、今でもとても不思議な気持ちです
現在のISS滞在クルーJAXA HPより):1Raja Chari(ラジャ・チャリ)米、2Thomas H. Marshburn(トーマス・マーシュバーン)米、3Kayla Barron(ケイラ・バロン)米、4Matthias Maurer(マティアス・マウラー)独、5Anton Shkaplerov(アントン・シュカプレロフ)露、6Mark T. Vande Hei(マーク・ヴァンデハイ)米、7Pyotr Dubrov(ピョートル・ドゥブロフ)露

前回も紹介したKIBO宇宙放送局HPの「#きぼうをみよう」によれば、2/22朝、3/10朝、3/12朝がISSの観測チャンスです(下画像)
次回は、今回の反省を活かし、動画で撮影してみます
気象状況はあまり思わしくありませんが、諦めずにチャレンジしてみます
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3/24 修了式

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