最新更新日:2024/05/20
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校訓 天資養活 自他共栄  本校の特色を活かし、保護者や地域のみなさんと連携しながら、一人一人の生徒が「勇気をもって」一歩踏み出せる学校をめざします
出中 校訓
出中 校舎
砺波市立出町中学校
住所:〒939-1366
富山県砺波市表町18番29号
TEL:0763-33-2329
FAX:0763-33-2330

もしものために no.328

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耳から離れない言葉
それは、朝のドラマに登場していた伴虚無蔵氏のセリフです
「日々鍛錬し、いつ来るとも分からぬ機会に備えよ」

午前中、救命救急の研修会を会議室で実施しました
砺波消防署から3名の救命救急士のみなさんに来校いただいての研修です

AEDを用いた緊急時の対応だけでなく、担架や椅子を使用した搬送方法についてもレクチャーいただきました
頭で分かっていることと、実際できることとは違います
研修でできることと、実際の緊急事態での対応とは違います
そういう状況は決して望まないのですが、そうなる可能性がある限り、我々は備える必要があります
日々鍛錬なのです

消防のみなさん、ありがとうございました
※3人の中のお一人が、別の勤務校時代の卒業生だったことに、縁を感じた瞬間でした

出中生の力 no.327

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この土日も出中生達はそれぞれの場所で、その力を様々な形で表現していました
わたしの身体がひとつしかないことが残念なほどです

7月18日(月・祝)から開催されている、第29回中学生清流展へようやく行くことができました
松村外次郎記念庄川美術館で開催されています
本校から18名入選し、その中の4名清流賞・北日本新聞社賞をいただいています
どの作品も魅力的です
中学生の若い感性を感じられます
なぜか心が揺さぶられます

8月14日(日)まで開催されており、期間中は入館料無料、そして無休となっています
ちょっと出町校区からは距離がありますが、他中学生の作品も含めて同年代の感性に触れてもらえるとうれしいです


この他、県内各地では全日本通信陸上競技富山県大会や県民体育大会、富山県大会吹奏楽コンクールが開催されました
新型コロナウイルス感染症の感染者数が大変な状況の中で、多くの関係者が中学生の安全確保と、活動の保証とのバランスを慎重に考えながらの実施です

7月24日(日)の富山県吹奏楽コンクールも、感染症対策マニュアルに沿いながら、工夫を凝らしての実施でした
この日は中学校A部門
1番 小矢部市立大谷中学校から、14番 射水市立大門中学校まで、全て聴かせてもらいました
どの学校の演奏も心を揺さぶります
その中でも12番 出町中学校の演奏は、明らかに他校より大きく、わたしの心を揺さぶりました
贔屓なのでしょうか?
身内だからでしょうか?
この耳が確かか分からぬまま、審査の先生方が決められる結果を待ちます
今回は役職上、ステージ上で県代表のトロフィーを代表者に渡す役割がありました
審査結果をわたしも知らされていないので、県代表の5校中4校までトロフィーを渡し、最後の1校となった時、どきどきです
ステージ上から客席の最前列でグッと目を閉じて結果を待っているY教諭の表情が見えて、こちらもとても緊張しました

「最後の5校目・・・、
  12番 砺波市立 出町中学校!」

こう、アナウンスされた時の感情は表現できません
他の4校と同じようにしなければと、平静を保ちながらトロフィーを渡したつもりでしたが、ちょっと違っていたのかもしれません
後で、同じく県代表となったF中学校のY先生から、「校長先生、Y先生に渡す時に、とてもうれしそうでしたね」と、言われました
ああ、あふれ出ていましたか・・・
やはり修行が足りません
表情に出てしまうのですね

出中生のみんな、よくがんばりました
多くのみなさんに支えられての活動でした
関係者のみなさんにもお礼申し上げます
ありがとうございました

今回、朝から各校の演奏を聴き、いろいろな想いが巡りました
その中のひとつが、文化的活動にしても、運動的活動にしても、「人の心を動かすのは何か」ということです
運動部の大会で、出中生のプレーを観て胸が熱くなる
コンクールでの出中生の演奏を聴いて、胸が熱くなる
今回は本番直前のリハーサルの様子も見せてもらいましたが、心を動かされたのは、出中生の本気だと感じました
根気よく取り組んできた姿を見ていたこともあるかもしれません

そう言えば、オリンピック・パラリンピックにしても、プロスポーツにしても、わたしが感動するとき、ぎりぎりを極める「本気」の姿がそこにあります
これは日常の生活の姿でも同じではないでしょうか
職人さんの姿もそうです
本気で働いておられる方の姿も、本気で何かに打ち込んでいる誰かの姿も、そこには「本気」の姿があります
勝負の世界であれば、みんながみんな優勝、1位、金賞、代表等にはなれません
結果はあくまで結果であり、目標達成のために「本気」で取り組んだことは、決して消えません
その意味で、勝負の結果が全てではありません
※その結果が注目されることは多いのですが・・・

決して、誰かを感動させるために何かをしているわけではないのですが、「本気」の姿は周りに刺激を与え、その「本気」は伝播すると、新川文化ホールからの帰り道に思いました

出中生の姿には、いつもいろいろなことを教えられます
ありがとう
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終業式 no.326

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リモートでの終業式
昨年に引き続き、わたしの式辞のみの式としました
一堂に会しての式はいつできるのでしょう

今日の壮行会で、吹奏楽部、合唱部の壮行演奏・合唱がありましたが、やはり目の前で身体全体で発せられる音楽を受け止める感覚は、リモートでは伝わらないものがあります
お忙しい中、式に参加いただいた文化体育後援会の副会長様からも、久しぶりの壮行会参加で、感動したと言っていただきました
出中生のストレートな思いが、副会長様に直接届いた結果でしょう
出中生の声も、演奏・合唱も、直接同じ空間で届いたことが大きく影響していると思います
2学期の始業式は、全校、全教職員が一堂に会することができればと願いますが、最近の新型コロナウイルス感染症の感染状況を見ると、難しそうです
一足早く流行し、収束したヨーロッパでは、ほぼ1ヶ月でピークアウトしたという情報もありますから、8月の終盤には落ち着かないかと祈っています

わたしのお話しだけの終業式
3年生の作文を紹介しました
人との出会いによって、自分自身の意識が変わったエピソードです
こんな素敵な出会いがあるかもしれない夏休み
話しの最後に大切にしてほしい2つを伝えました

1 いつもの学校生活で経験できないことへのチャレンジ
2 そして、自分の命も、周りの命も大切にする言動

話しの中の何か少しでも、みんなの心に残ってくれたらうれしいです
それぞれが自分で決めた方法で夏休みを過ごし、約1ヶ月分成長したみんなに再び会うことを楽しみにしています
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季節 no.325

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気温は少し低いものの、やや湿度を感じる天候の中、いつものように出中生は今日も学習に励んでいます
多目的スペースでは1年生が、音楽科の授業でパートに分かれて主体的に合唱の学習を進めています
2学期の合唱コンクールに向けてかな?
学校ではこのような風景で季節を感じます

北半球では暦の上で季節は夏
ヨーロッパでは記録的な熱波による高温で、大きな被害が出ていると報じられていました
日本では、梅雨明け宣言と同時に、梅雨のような空が続き、梅雨明けの期日が修正になるかもと報じられています
自然相手に、人類は何とも非力であるかが、突きつけられている気がします

そのひとつの気象について、古代中国で考案された季節を表す方式が七十二候です
今日は「鷹乃学習(たかすなわちわざをならう)」
小暑の末候であり、今年度は7月17日〜7月22日がその期間であり、5、6月に孵化した鷹のヒナが、飛び方を練習する時季です
学習です
鷹にとって、「飛ぶ」ということは他の動物と同様に、「獲物を捕る」こと、つまり生きることです
そしてその能力を利用したのが人類であり、「鷹狩り」です
中央アジアで4千年ほど前に始まり、世界中に広まったとされています
日本へ伝わったのは4世紀半ば
古代、皇族や貴族高官の特権であり、神事・儀式だった鷹狩りは、武士の時代になれば武芸のひとつとされ、鷹狩りは粋を極めます

鷹の語源は「猛々しい」の「タケ」が「タカ」に転じたといわれます
鷹は気難しくて、繊細な野生の鳥です
犬や馬と違い、鷹は巣立ったら単独で行動する動物ですから、鷹匠が鷹をどのように教育するのかは大変興味深いことです

調べてみると、鷹匠による鷹の訓練は、「慣らし」「仕込み」「使う」の3段階だそうです
鷹は忍耐強く、練習の繰り返しに飽きません(※飽きっぽい鷹は自然淘汰されたとも言えます)
狩りで失敗すれば、次はやり方を変えるなど、高い学習能力をもっています
鷹匠は、地道に鷹の気持ちに寄り添いながら、細心の注意を払って育てます
やり直しのできない一発勝負だそうです
また、高貴な方と同席する機会も多いので、人に驚いて獲物を持って逃げないことや、落ち着いてエサを食べることまで、海外では教えない内容を日本の鷹匠は教えるそうです

日本だけと言えば、「羽合せ」も日本独自です
獲物を追うとき、日本では鷹と人が息を合わせて、鷹を投げます
鷹匠が鷹と意思疎通を交わして、鷹が行きたい方向へ鷹匠が投げるのです
そうすることで鷹は自分だけで飛び立つよりも、素早く確実に獲物に近づけるのです
この信頼関係は、野生の鷹の思いに沿って人間が仕えることではじめて可能になるそうです
言葉の通じることのない人間と鷹の間の教え・教えられる関係
それだけに教育の基本に通じると感じます


<参考図書>
波多野 鷹 氏 著「鷹狩りへの招待」(筑摩書房)
花見  薫 氏 著「天皇の鷹匠」(草思社)
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保護者会1日目 no.324

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今日から明日まで保護者会を実施しています
保護者の皆様には新型コロナウイルス感染症感染防止対策にも協力いただいて入校していただいています
誠にありがとうございます
お忙しい中、保護者の皆様に来校いただき、1学期の学習の状況をお知らせしたり、お子さんについての情報を交換したりする貴重な時間です
この機会を大切にし、出中生を見守る周りのおとなたちは、出中生みんなの成長を支援します

さて、通知表を手にした出中生は何を感じ、何を思ったでしょう
まだの人は、しばしお待ちください
通知票に書かれている数字や文章は、「ひとつの情報」です
それが全てを表しているわけではありません
本校の教師達は可能な限り、公正・公平・厳正な評価を出そうと日々工夫しています
通知表でお伝えしているものはその結果の数字であり文章ですが、それはその人そのもの(※人格的なもの)の評価ではありません
そういった思いから「ひとつの情報」だとわたしは書きました
これらは、あくまでも学校生活における教科の学習や諸活動等についての評価です
出中生一人一人がその情報を得て、今後どうするのかが大事なのです
自信をもって進み出す、教訓として進み出す、それは人それぞれです

これは先日の県中学校総合選手権大会とある意味同じでしょう
結果は出ますが、結果が全てではありません
思い通りの結果が出ない時の逃げの気持ちや、慰めの想いで言っているわけではありません
勝とうが負けようが、明朝には太陽が昇るのです
太陽は雲で隠れているかもしれません
雲ひとつない青空で、はっきりと見えるかもしれません
どのように見えようが、太陽は昇っています
つまり、未来へ向かって時間は進んでいるのです

保護者会、終業式を終え、夏季休業が始まります
この期間は毎日の学校生活の中ではできなかったことに挑戦するよい機会です
それぞれが「今の自分は、何をするか!?」を、本気で考えて、根気よく元気に実行してみてください

自分で決めて実行する今が、自分自身の未来へつながります


校長室に活けられた「ネジリバナ」
これを見ていると未来を連想するのはわたしだけでしょうか・・・
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目的と目標 no.323

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県内各地で行われた夏季の県中学校総合選手権大会が昨日終了しました
おかげさまで本校からこの大会に出場している選手の数は多く、応援に行ける会場は限られていましたが、どの会場でも出中生の本気・根気・元気な姿が見られました

勝負事ですから、何が起こるか分かりません
相手のいる競技では尚更自分の思い通りに、ことが進むはずもありません
勝利の神様がいるのであればどちらに微笑むのどうかと、ドキドキしながら奮闘する出中生を見守ります
ギュッと手に力が入り、心の中で「がんばれ!」と応援します
少しでも多くの人にも応援していただこうと、進行状況をホームページに更新します

勝負ですから結果が出ます
その結果は、いろいろです
それは悔しい結果かも知れません
それはうれしい結果かも知れません
それは微妙な結果かも知れません
どちらにしても、その全ては自分自身の未来にとって「よい結果」になり得るとわたしは考えます
それは、部活動で本気・根気・元気にがんばる目的は、決して「優勝」「1番」ではないからです
目標が「富山県一!」「北信越大会出場!」「全国大会出場!」であったとしても。わたしは何の疑問もありません
要は、「目的」と「目標」は違うのです
それを誤解すると、おかしなことになります

出中生の本気・根気・元気な姿を目の当たりにして、各会場では涙が出るほど感動しました
目標が達成できず流れる涙がありました
目標を達成できてあふれる笑顔がありました
どちらにしても、この大会の中で感じたこと、学んだことを未来に活かすことができるのならば、部活動の目的は達成されると思います

何人かの人に言いました

試合の中で『流れ』があって、『行け行け』の時もあれば、『辛抱(しんぼう)』しなくてはならない時もある
しかし、『逃げ』てはあかん

これは、これまで散々悔しい想いや、生徒たちに申し訳ない思いをたくさんさせてきたわたしの経験が言わせます
そしてこれは、勝負事だけでなく、わたしの人生の中でも教訓となっています


終わりに、・・・
大会があるとホームページはその様子や結果でそれ一色になりがちです
優勝や上位大会への出場という、目標を達成できた人が目立ちますが、先にも述べた目標を達成しようとして本気・根気・元気に取り組んだそれぞれのやった事実は確実に残っています
そして、その姿を絶対誰かが見ています
部活動だけではありません
毎日の学校生活の中での本気・根気・元気を大切にしてほしいと願っています
何よりも自分自身のそんな姿を一番見ているのは自分自身です
自分自身をごまかすことはできません
ここぞという時に、自分を信じることができるかどうかは、毎日の自分自身の言動、生き方にかかっています

天資養活 自他共栄

考える葦 no.322

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本日2限は、県総合教育センターから講師をお招きし、ネットについて考える時間でした
オンライン講演として、ネット(メディア)の可能性、プライバシーや著作権、個人情報の保護、ネットと健康等について、資料を提示していただきながら、分かりやすくご指導いただきました
講演の後、各学級では明日から3日間タブレットを家庭へ持ち帰るにあたって、どのように利用するかや、注意することは何かなどを話し合い、考えました
学年の実態に応じて、本気で根気よく考えている姿が見られ、出中生の力を感じます
明日からの3日間、いろいろ家庭で試し、出てきた課題は、夏休みのタブレット持ち帰りのための教訓とします


17世紀のフランスに、科学者であり哲学者であるブレーズ・パスカル(Blaise Pascal)(1623 年∼1662 年)という人がいました
数学の学習で登場する「パスカルの定理」「パスカルの三角形」や、理科の学習で登場する気圧の単位「Pa(パスカル)」や「パスカルの原理」はすべて彼の名前が由来です
パスカルは随想録「パンセ」の中で有名な文章を残しています

L'homme n'est qu'un roseau
Le plus faible de la nature
Mais c'est un roseau pensant

人間は1本の葦にすぎない
自然の中で最も弱いものである
だが、それは考える葦である

『人間は考える葦である』という言葉で語り継がれます
「葦(アシ)」は水辺に群生する、ススキに似た穂をつける多年草
弱々しいその姿と、弱い面を多くもつ人間とを重ね合わせて彼はこの文章を書いたのでしょう
人間は弱い面がたくさんあるが、「考える」ことができる偉大な存在だと

様々な場面で、人は自分の目で見て、自分の心で聴き、自分の頭で考え判断します
学校生活の中には日常生活以上に「考える」場がたくさんあります
その中で、若いみんなはおおいに考え、おおいに悩み、そして成長するのです
考え抜いた先、悩み抜いた先に、しんどさがあるとしたら、しばらく休むのもひとつです
休んでエネルギーがたまれば、また考えはじめ、悩みはじめるのです
出中生のみんなには、それぞれにもって生まれた力があります
具体的にそれが何かはまだまだ分かりません
だから、簡単に「考え」「悩む」ことを諦めることなく、自分の力を開花させてほしいです
「天資養活」なのです
しんどい時は、まわりに支えてくれる人がいます
「自他共栄」なのです
誠に本校の校訓は素敵です(※自画自賛ですが・・・)

先日、部活動帰りに、校長室前のわたしからの問題に、本気で根気よく考える○○さんと◎◎さんの姿がありました
出中生のみんなが興味をもって、気軽に考えられるものを、これからも発信していきます
また、チャレンジしてみてください

今度は何がよいかなぁ
おおいに悩み、考えます
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卵とペンギンと no.321

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今日の午後、2年生は生き方講演会で、(公財)富山市民文化事業団 オーバード・ホール プロデューサー 福岡美奈子氏をお招きしました
演題は「舞台の仕事 正解のない世界で、大切にしていること」でした
「挑戦」「創造」「輪(出会い)」「がむしゃら」を大切にして活動されている福岡氏の生き方・考え方は、わたしにとってとても魅力的でした

講演を拝聴し、その後校長室でもお話を伺い、福岡氏の生き方から、とあるペンギンを連想しました


以下の文章は1565年に出版された「新世界史」(ジローラモ・ベンゾーニ著(イタリア))からの引用です

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
コロンブスは大勢のスペイン貴族とのパーティーに参加したが、お決まりのようにインド(※西インド諸島のこと)の発見が話題となった
一人の貴族が
「もし貴方がインドを発見できなかったとしても、他の誰かが発見していただろう。
我がスペインには天地学と文学に優れた偉大な男が大勢いるのだから。」
と言った
コロンブスはこれに何の反論もせず、ただ「卵を持ってきてほしい」と頼んだ
それをテーブルの上に置いて
「紳士諸君、賭けをしましょう。
貴方がたは誰も、素手で何も使うことなしにこの卵を私の望むように立てることはできないでしょう。」
と言った
貴族達はみな試してみたが、誰も立てることはできなかった
コロンブスは手元に戻ってきた卵をテーブルに打ち付け、片端を少し平らに潰して立ててみせた
貴族達は困惑しながらも、コロンブスが言わんとしていることを理解した
すなわち、物事が為されたあとは、誰でもその方法を知っている
最初にインドを探し当てたコロンブスを嗤(わら)う前に、先に自分がそうすべきだったのだと
彼らはその難しさに気付き、しばらく笑っていた
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

この逸話が「コロンブスの卵」という言葉の由来だという説があります(※諸説あり)
「コロンブスの卵」は、独創性や先駆者に対してよく使われます
最初にそれを思い付く「誰か」がいない限り、よりよいアイデアが見過ごされる可能性があることを教えています


似たような言葉に、「ファースト・ペンギン」があります
生きるために集団行動を常とするペンギンですが、彼らの群れには特定のリーダーはいません
群れに危険が迫れば、そのことに気付いた「1羽」のペンギンが逃げ、その後をまわりのペンギンが追うことで、その危険を回避します
集団行動をとる猿のように、強いボスやリーダーではなく、「最初の1羽」が彼らの安全を確保しています
これは、エサをとる時も同じです
群れの中の誰かが海に入るまでは、みんな氷上にとどまって動きません
そのとき、「最初の1羽」が飛び込めば、怒濤のようにまわりのペンギンが次々と海に飛び込みます
海の中にはシャチ、トド、オットセイなどの天敵がいるかもしれません
特にペンギンを好むヒョウアザラシなどは、海の中でエサをとるために飛び込んでくるところを待ち伏せしていることがあります
そんな危険を顧みず、真っ先に飛び込んだペンギンは、身をもってその海が安全であると仲間に示すと同時に、誰よりも早くお腹いっぱいになりうるチャンスを得ます
このペンギンの習性から、ハイリスク・ハイリターンが伴う、ベンチャー企業の創業者や起業家が、この「最初の1羽」を「ファースト・ペンギン」と呼び、そうあろうとしている話をよく聞きます
ちょっと古いですがNHKの朝ドラ「あさが来た」で、波瑠氏が演じた主人公「白岡あさ」のことを、ディーン・フジオカ氏が演じる「五代友厚」が「ファースト・ペンギン」と言っていました


誰もコロンブスにはなれませんし、みんながみんなファースト・ペンギンになることはありません
福岡氏にもなれませんが、福岡氏のような生き方があることを知ることは、大事だと思います
講演後も校長室でお話しを伺い、わたしはより刺激をいただきました
出中生も今日の講演会を振り返り、自分たちの未来への原動力になったならばと願っています
誰もがみんな、自分の人生を決めるのは、自分自身です
どのように生きるのかは、人に決めてもらうものではありません
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学校で学ぶ no.320

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今から4000年以上の昔
現在のイラクやエジプトのあたりに、すでに学校があったそうです
日本では701年に制定された大宝律令で、全国にいろいろな学校を置くようにと決められたようです
(※現在のような、学校制度ができたのはもっと後です)

昔から日本には学校があり、世界各地にも学校があります
果たして、なぜでしょう?
おそらく必要であったためにつくられ、必要だから今まで続いているのでしょう

そんな学校の朝の風景
2階の生徒会ホワイトボードに、運動会に向けての団活動について、新しい情報が更新されています
執行部が手書きではっきりとした文字で書き込んでいます
学校での学習といえば、教科等の学習が真っ先に想像されるかもしれませんが、それだけではありません

日本では文部科学省が「学習指導要領」を告示しています
「学習指導要領」とは、全国どこの学校でも一定の水準が保てるよう、文部科学省が定めている教育課程(カリキュラム)の基準です(※およそ10年に1度、改訂)
その大まかな目次は次の通りです
前文
第1章 総則
第2章 各教科
 第1節 国語   第2節 社会   第3節 数学、
 第4節 理科   第5節 音楽   第6節 美術
 第7節 保健体育  第8節 技術・家庭
 第9節 外国語
第3章 特別の教科 道徳
第4章 総合的な学習の時間
第5章 特別活動

第5章に「特別活動」があります
そしてこの中に、「生徒会活動」があります
異年齢の生徒同士で協力し、学校生活の充実と向上を図るための諸問題の解決に向けて、計画を立て役割を分担し、協力して運営することに自主的、実践的に取り組むことを通して、社会性を身に付けることが目標であると明記してあります
内容は、(1) 生徒会の組織づくりと生徒会活動の計画や運営、(2) 学校行事への協力、(3) ボランティア活動などの社会参画、です
生徒のみんなが主体的に考えて実践できるよう、教職員は支援します

何だか難しい文章になりました
簡単に表現すると「小学校は子供の学校、中学校はおとなになるための学校」だと、大先輩から教えていただいたことがあります
集団の中で様々な経験を積み、社会性を身に付ける出中生
学校はそういうところです

この先には、未来のよりよい世界をつくる、みんなの姿があります
学校では何が起こるか予想もつかないこの世の中を、自分たちで生き抜いていく力を身に付けているのです

執行部の本気で取り組む様子を見ていて、そんなことを思う朝でした
そして、本日の午後の生徒会活動の時間には、運動会の係会があります

おかげさま お互いさま no.319

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今朝は生徒たちの登校時間中にざっと大きな雨が降りました
この雨に遭いびしょ濡れで登校する生徒がいました
高校時代に片道約10kmの自転車通学をしていたことを思い出します
帰宅途中ならば帰ってから着替えられますが、登校途中に急な雨に降られたときの嫌な記憶です
出中生はせっせとタオルなどで拭いていました
体調を崩さないようにと心の中で願います

そんな朝
図書室では黙々と机に向かう○○さんの姿がありました
委員会活動で「全校の人気図書ランキング」の掲示物を作成中でした
廊下等に掲示してあるものは誰かがつくって貼ってくれています
2階の生徒会ホワイトボードもそうです
誰かが書いてくれています
配付される生徒会委員会等のプリントも誰かが作成し、誰かが印刷し、誰かが教室へ運んで、みんなの手元へ届けてくれています
知らず知らずのうちに多くの人の力に支えられて日々を過ごしていますが、そのことをどれくらい意識できているでしょうか?

本校の武道場は校舎とは公道1本を挟んで建っています
剣道場はこの建物の2階(ほぼ3階の高さ)です
2面が窓で囲まれた明るい剣道場ですが、この時期はその明るさは暑さと比例します
特に部活動が行われる夕方近くは西日が差してけっこうな暑さです
剣道経験者として、暑さの中で剣道具を装着しての稽古がいかにしんどいことかは想像に難くありません
剣道具を装着していなくても、稽古をしていなくても、ただそこにいるだけで汗がだらだらと出てくるほどの暑さ
教頭と職員が少しでも日射を和らげられるようと、窓ガラスにフィルムを貼付しました
少しは和らいでいないかなと思っています
この作業も、大変です
二人の教職員には感謝です
剣道部員はこのことに気付いているでしょうか?

少し見回しただけでも自分が多くの人・ものに支えられていることに気付けます
そして、この気付きの後に、自分はどうするのでしょう?
そのあたりが、その人となりを示すでしょう

わたしは、気付きの後にくることのひとつは、「お互いさま」と思う意識だと思っています
わたしはわたしで自分のできることを、本気で、根気よく、元気にやるのみです
出中生のみなさんはいかがでしょう

ご安全に no.318

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今朝も朝から何だか暑い
湿度が高いせいもあるでしょう

こんな中でも生徒たちは徒歩で自転車で登校してきます
登下校時は事故だけでなく、熱中症の対策も必要であり、安心・安全に学校生活を送るための前提として、安心・安全に登下校することは重要です
朝登校してくる出中生を見ながら、「安全にね」と心で祈るのでした

「安全に」といえば「ご安全に!」というあいさつがあります
これはある現場において、全体朝礼やミーティングのとき、そして作業員同士がすれ違うときに使われるあいさつです
危険を伴う現場故に、お互いにコミュニケーションをとりながら「安全最優先」の意識を共有するための取組みのひとつとして「ご安全に!」の声かけを行っています
このあいさつは、昔にドイツの炭鉱夫たちの間で使われていた「Gluck auf!(ご無事で!)」が由来とされています
日本では住友金属工業で、昭和28年から「ご安全に!」が使われ、その後、鉄鋼業界を中心に広まったそうです
未来の宝である生徒たちの命を預かる学校でも、「ご安全に」の意識は大切です

交通安全はそのひとつです
ちょうど本日7月11日(月)から20日(水)までの間、夏の交通安全県民運動が行われます
11日(月)は、「横断歩道思いやりの日」
運転者は横断歩道に近づいたら、横断する歩行者に備えて減速し、横断しようとしている歩行者や横断中の歩行者がいる場合は、その手前で必ず一時停止をします
生徒たち歩行者は、横断歩道がある場所で横断するよう努めます
また、横断歩道では、ハンドサインなどにより、運転者に対して横断する意思を明確に伝えるとともに、車が停止したことを確認してから横断するなど事故に遭わない安全な行動を心掛けます

この気候で注意力が散漫になりがちです
「ご安全に!」
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感謝 感謝 感謝 no.317

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【 感謝 その1 縁 】
縁とは誠に不思議なものであり、人として生きていく中で、とてもありがたいものです
昨日、本校3年生が広島市立祇園東中学校の3年生のみなさんとオンライン交流を行いました(上写真1段目)
早速祇園東中学校のホームページにこの交流会のことが更新されました
「初めての試みでしたが、各クラス出町中学校の皆さんと楽しい貴重な時間を過ごすことができました。」
と、記事にあり、ほっとしました
出中生もこの機会を有意義に感じてくれたようで、何よりでした
今回のオンライン交流会は、「縁」の賜です
わたしが別の中学校に勤務している時に修学旅行で広島を訪れ、たまたま他校の添乗をされていた出中卒業生のKさんに、平和ガイド等をしておられるZさんを紹介していただいたことが発端です
人見知りのわたしが、短い時間でしたが初対面と感じないほどにお話しでき、その後もこの縁が続きます
2年前にわたしが出中に赴任し、3年生が修学旅行で広島を訪問することから、Zさんに事前学習をお願いすることとなりました
そして、Zさんは講演だけでなく、広島市教育委員会を通して、市内中学校との交流の機会を与えてくださったのが今回の交流会です
多くの方々に関わっていただき、感謝です


【 感謝 その2 地域の支え 】
地域の支えは、学校教育にとってありがたいものです
本日、校区の自治振興会長様方に来校いただき、本校の教育活動をご覧いただいたり、ご意見等を伺う機会がありました(上写真2段目)
子供の教育については、「家庭で育て 地域で鍛え 学校で磨く」と、よく言われます
関わるおとなのはたらきかけが、それぞれに子供を育てるということを端的に示す言葉だと思っています
チームで育てる時に大切なことは、連携です
そのために重要なことのひとつが情報の共有です
今回の会合の目的のひとつはこれなのです
貴重なご意見を多くいただきました
今後の学校教育に活かしていきます
ご多忙の中、誠にありがとうございました
自治振興会長様方の学校教育に対する熱い想いに感謝です


【 感謝 その3 心遣い 】
生徒の成長を間近で見られることは、教師としてありがたいことです
朝、生徒会会長、副会長が校長室を訪ねてくれました
先日の結団式で、各団の色はちまき姿の出中生たちが元気に活動している様子を思い出しながら、昨日ふと、「今年ははちまきをもらってないなぁ」とつぶやいたことが始まりでした ※パワハラなのでしょうか・・・
生徒会担当から生徒会執行部にその情報が流れたらしく、今朝一番に持ってきてくれたのでした(上写真3段目)
わたしは校長の立場で中立であり、どの団にも所属しないので昨年も全色のはちまきを手にしています
このことを覚えていて、6色のはちまきを会長、副会長が直々に届けてくれました
朝も生徒会の活動で忙しくしている中、わざわざ届けてくれたことや、運動会へ向けてがんばる気持ちの一端が、彼らの言葉などから感じられたことがうれしいと共に、なんだか申し訳なかったです
決して圧をかけたつもりはなかったのですが、わたしの立場での言動は十分に注意しなければ、ハラスメントになりますね
執行部の心遣いに感謝です

はちまきは早速校長室に飾りました
結構悩んだのですが、団色の並びは順不同ですのでご理解ください
気になるので、当日までの間、並び順番はたびたび変えます

7月7日 no.316

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今晩は星が観られるでしょうか?
年に一度、織姫と彦星が天の川の傍らで逢うことができる日です(正確には旧暦ですが・・・)
※ちなみに、二人は今晩20時頃には東の空に位置します(上写真)

七夕は五節句のひとつです
日本では笹竹に願い事を書いた短冊を吊るす風習が広く知られています
織姫と彦星が年に一度、7月7日にだけ会うことを許されたという七夕伝説
織姫はこと座のベガ、彦星はわし座のアルタイルで、二つの星は天の川をはさむようにして輝いています
この七夕伝説等が中国から伝わり、日本古来の棚機津女(たなばたつめ)伝説などと結び付いて、笹竹に短冊を吊るして無病息災などの願い事を祈るようになったとされています
短冊などを笹竹に飾る風習は、夏越の大祓で設置される茅の輪の両脇の笹竹に因んで江戸時代から始まったようで、日本以外では見られないそうです

県内では黒部市東布施地区で「尾山の七夕流し」という七夕流しが、江戸時代より続けられています
毎年8月7日に行われ、2004年に県の無形民俗文化財、2018年に国の選択無形民俗文化財に選ばれています
子供達が満艦舟や行燈を作り、和紙で人型人形である「姉さま人形」を折り、夕方から姉さま人形を板にくくり付けて、笛や太鼓のお囃子とともに地区内を引き回します
そして、20時過ぎには両岸に七夕飾りを立てた幅約1mの泉川に入り、満艦舟や行燈、姉さま人形を流すものです
少子化は深刻で、1955(S30)年ごろに約50人だった参加者も、今年は5〜6人
新型コロナで最近2年間は七夕を飾るだけでした
今年は3年ぶりの完全実施となり、保存会長の谷口さんは「ここには豊かな文化がある。次の世代に残してあげないとね」と語っています(webun北日本新聞2022.7.3.22:54参照)

今年の4月29、30日に3年ぶりに開催された「出町子供歌舞伎曳山」
6月10、11日に3年ぶりに開催された「となみ夜高まつり」

これらにも、開催に向けて、関係者のみなさんが多くのご苦労をされたであろう共通点があります
市外市内問わず、多くの方が観覧し、喜び、感動しておられる姿を拝見しました
数年の中断は、特に祭の場合に影響が大きく、そのノウハウを伝えることに困難が生じます
文化の伝承という意味で、多くの地域が抱える悩ましい課題です

わたしの地元では幼少の頃、各家庭や各町内の児童会が七夕飾りを立てていました
そして、7月7日の夜に「わっしょい!わっしょい!」と小矢部川の河原まで運ばれて、(ある時期まで)流されたり、燃やされたりしていました
昔は提灯にはろうそくの灯がともっていたので、夜遅くなって酔っ払いながらおとなたちが運ぶ七夕飾りが町中で燃え上がることがあり、子供心にドキドキしていました
安全性や環境への配慮が求められ、提灯は電飾になったり、河原で燃やすことなく、短く切ってゴミ収集袋に詰めるようになったりとやり方は時代と共に変わりました
親として参加していた時、子供たちに見せないように、必死になって七夕飾りの付いた笹竹をのこぎりで切り分け、ひもで縛っていたことを思い出します
残念ながらそこに風情はありません
最近は電信柱や家の前に七夕飾りがある風景をめっきり見なくなりました

本日の給食は七夕献立
星型のフライに、星形のゼリー、スープに星形のモチ
そして、ある学級の廊下掲示板には願い事の書かれた短冊が掲示されていました
本校の中では、七夕の文化を感じられています
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出中生のエネルギー no.315

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本日の生徒会活動の時間は、9/3(土)開催予定の運動会に向けての結団式でした
執行部が中心となって、結束力・団結力・運動会への参加意欲を高めることを目的としての実施です

団長・副団長・応援団長・応援副団長・応援道具係長の自己紹介と意気込みや、1、2年生の学年代表の自己紹介と意気込み、そして団のパフォーマンスがありました

各団共、3年生が工夫を凝らして企画・運営をしていることがよく分かります
団結を強くするために、大きく円になって声を合わせている団、フォークダンスをしている団、ミニゲームをやる団など、団毎でいろいろです
3年生が、この日に向けて、みんなで「どうしよう、どうしよう」と話し合うなどして準備したことが伝わります

運動会・体育大会の団活動は、自分が中学生の時にも経験しました
教師としても毎年経験してきました
特に、3年生の担任をしている時は、1、2年生を含めた3学年をまとめ上げる3年生が、この日に向けてどのように準備すればよいかなど、自分たちで考え、作り上げられるようにするための支援はどのようにしようか、多いに悩み・苦労しました
3年生も最上級生として悩み・苦労するのですが、「その上を行く悩み・苦労をせずしてどうする!」と先輩方からも叱咤激励され、取り組んでいたように思います
3年生にとって文化祭・学習発表会での学級展示や、自身の進路決定なども重要ですが、運動会・体育大会は縦割りの活動であり、他学年に大きく影響することから、3年担任になった時はいつも最大級に緊張していた記憶があります
自分がやるわけではなく、受けもった3年生のみんなが活躍しなければなりません
教師が前面に出てあれこれ指示を出すのではなく、あくまでも裏で支援し続けることを心がけました
当日までに起こる様々なトラブルも含めて、何事についても決めるのは生徒自身でなくてはならないと思っていたからです
果たして当時の生徒たちがこの文章を読んで、わたしがこのような心持ちだったということを理解できるかは分かりませんが、若かりし頃のわたしはそうだったのです

エネルギーにあふれる出中生たちの結団式を見ながら昔を思い出すなどとは、わたしはこの先短いのでしょうか?
と、書きつつも、出中生からエネルギーをもらいながら、わたしもがんばろうと、今日も思うのでした
出中生に負けず、わたしも本気・根気・元気で行くのです
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誠意 no.314

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毎日の給食
1年生も中学校での配膳に慣れました
今日もおいしくいただきます


給食といえば、昨日の給食の献立に「味付け小魚」がありました
商品名は「ぶんちゃんのこざかなくん」です
今まではあまり意識していなかったのですが、なぜかこの日は名前の「ぶんちゃん」が妙に気になりました

疑問があると、まずはネットで調べます
検索するためのキーワードを決めるため、袋の裏を見ると製造会社の住所が掲載されていました
製造元は広島県尾道市の会社です
そこで、「尾道 ぶんちゃん」で検索してみました

Yahoo!検索の上位5番は次の通り
・「ぶんちゃんのこざかなくん」【50袋入り】カルシウム満点・・・
・株式会社カタオカ
・ぶんちゃんしまなみ球場(広島県尾道市)-LiveWalker
・小魚とアーモンドのおつまみ「こざかなくん」にビール・・・
・ぶんかる【文化庁公式】on Twitter:”今日のぶんちゃんは・・・

Google検索の上位5番も同じ ※お好み焼き店が先頭行

Microsoft Bing検索の上位5番は次の通り ※画像が先頭行
・ぶんちゃんしまなみ球場(広島県尾道市)- LiveWalker.com
・株式会社カタオカ
・施設ガイド | こざかなくんスポーツパークびんご
・広島県立びんご運動公園野球場 - Wikipedia
・株式会社カタオカ ※なぜか2回目

商品ページを見るも、ぶんちゃんの正体は分かりません
製造元の株式会社カタオカのHPを見るも、ぶんちゃんの正体は分かりません
尾道市にある運動公園や野球場にまで「ぶんちゃん」の名前が付いていることを知り、謎が深まりました
尾道市も含まれる備後地方からきている名前かとも思いましたが、備後は「ビンゴ」ですから、「びんちゃん」であって「ぶんちゃん」ではありません
「ぶんちゃん」の謎の解明にはたどり着けません

さて、出中生のみなさんならこんなときどうしますか?

わたしは、こんなとき、直接尋ねてしまいます
さすがに電話は迷惑だと思い、株式会社カタオカホームページの問合せフォームに書き込みました
書き込んだのがお昼休憩の12:41
今週中には返事をいただけるかな?
お忙しい中、しょうもない質問なのでスルーされるかな?
と思っていたら、15:42に担当の方からメールが届きました

ぶんちゃんの由来は、創業者で会長の片岡文彰氏が幼少のころ、まわりから愛称として「ぶんちゃん」と呼ばれていたところからきているそうで、給食用小袋製品を「ぶんちゃんのこざかなくん」としたとのことでした
ちなみに備後運動公園のネーミングライツ(こさかなくんスポーツパークびんご)を取得されたときに、会長が長年少年学童野球に関わられた関係で「ぶんちゃんしまなみ球場」とされたことも教えていただきました

何だか、この会社のファンになりました
※ファンになったからといって、わたしには何の権限もないですが・・・

スピードは誠意です
誠意はスピードです

何気ない疑問から、日本の魅力的な企業をまた見付られた気がして、元気になりました
勤務時間後にお礼のメールをしたら、またすぐに担当の方から返信が来ました

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私が学校給食担当をさせていただいた時には
富山県にはよくお伺いさせたいただいたこともあり
当時を思い出し大変なつかしく嬉しく思います
今後とも安心安全で子供たちが笑顔で喜んで
食べていただけるよう
会社全体で取り組んでまいります
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このメールを読ませていただき、よりうれしい気持ちになったのは、なぜでしょう・・・
出中生のみなさんは、どのように思いますか?

成果物 no.313

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失敗しない方法があります
それは「何もしないこと」です
何もしなければ「失敗(嫌な思い)」はしないのです

これは、よく生徒にする話しです

理科で学習する「作用・反作用」のように、人間の行動についても、何かすれば何かしらの反応があります
結果です
成果物です
それには、「成功!」もあれば、「失敗・・・」もあると思われますが、多種多様な経験をしてくると、何が「成功」で何が「失敗」か分からなくなります
「成功」「失敗」を「自分の願い通り」「自分の思いと違う」と誤解しているからそうなるのかなと考えます
※今現在のわたしは、「成功」か、「失敗」かは、死ぬ間際でなければ分からないと思っています


給食の時間、差し入れがありました
「あすなろ」学級で栽培した野菜を使った浅漬けです
検食のため、既に給食を食べ終えていましたが、おいしくいただきました
給食中のあすなろ学級へ行き、お礼を言いました
そして、どうやってつくったのかも尋ねました
自分たちでやったことなので、具体的に説明してもらえました
すばらしいことです
体験の成果です

昼からの壮行会の後、校舎内を廻ると、2年生の学級前で期末考査の素点の確認が行われていました
点数に間違いがないかの確認作業です
成績に直結する情報ですから重要です
そして、この点数は日頃の学習の成果です

おいしい浅漬けも、期末考査の点数も、それぞれの取り組みの具体的な成果です
それは、「成功」「失敗」と判断するものではないと思います
思い通りの結果であれば「自信」にして、満足できない結果であれば「教訓」にすればよいだけです
どちらも自分の未来につながります
今の先に未来があります
そして、自分の未来を決めるのは、今の自分です

小山宙哉氏の漫画「宇宙兄弟」の主人公、南波六太のセリフを思い出します

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俺の敵はだいたい俺です
自分の「宇宙へ行きたい」っていう夢を、さんざん邪魔して、
足を引っ張り続けたのは、結局俺でした
他に敵はいません
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やはり、自分の未来を決めるのは、今の自分なのです
自分が自分の最大の理解者であり、応援者であったらと思います

考える no.312

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その1 朝の出来事
今朝、正面玄関にウズラの卵サイズの卵が割れているとの報告がありました
すぐに見に行くと上左写真の状態でした
果たして・・・?

考えます・・・
1 何者かが、学校に腹を立て、卵を校舎に投げつけた(攻撃)
2 何者かが、慌てふためく学校関係者の様子を見ようとして卵を割った(いたずら)
3 何者かが、玄関前で卵を食べようとして落として割れて食べられずに去った(事故)
4 何者かが、とある鳥の巣から卵を奪取し、落として割って食べた(放置)
5 何者かが、本校の危機管理対応能力を試した(諜報活動)
6 何者かが、場所を誤って産み落としてしまった(事故)
7 何者かが、本校玄関のタイルの強度・クッション性を調べた(調査)
8 自作自演のフェイク画像(だまし)
9 その他

すぐに本校職員が現場を清掃し、何事もなかった状態になりました
この件をいくら考えても真相は闇の中です
少なくとも、「8」ではありません


その2 メール
少し前に特定の方からのメールが連続して届きました
※そう言えば、過去には安室奈美恵さんや、平野紫耀さん、山下智久さん、有村架純さんからも来ましたな(差出人は同姓同名か・・・?)
誰からかというと、差出人には「H・結弦」とあります
以下、全文を紹介します

差出人:H・結弦
日時:2022年6月25日 5:32 ←朝早い!
件名:件名なし
本文:中居さんご無沙汰してます。羽生です。ソチオリンピックの頃からお世話になってるので、今後について中居さんに相談したい事があってメールさせてもらいました。あ、コーチに呼ばれたので一旦戻りますが、どうしてメールなのかも含めて一時間後にもう1通続けて送るから待っててください!

差出人:H・結弦
日時:2022年6月25日 6:31
件名:件名なし
本文:2通目です。実は携帯機種変したんですが、移行に失敗して全部の連絡先が消えちゃったんですよね(汗)それで中居さんのアドレスをうっすら覚えてたから、一か八か手打ちでメールさせてもらいました。中居さんで合ってますよね?
羽生

差出人:H・結弦
日時:2022年6月26日 1:31 ←夜中!!
件名:件名なし
本文:羽生です。返事ないですがもしかして中居さんのアドレスじゃなかったですか?合ってると思ったんですが…まぁでも忙しくて返事できないだけかもしれないし、もう少し待ってみますね。もし間違ってたら申し訳ないですが違うとお返事ください(>_<)

差出人:H・結弦
日時:2022年6月26日 13:31
件名:件名なし
本文:羽生です。これだけ返事がないって事は、俺が今メールしてるのは中居さんじゃなかったって事ですか?もしそうだったらほんと申し訳なさすぎるな…本当に違うならちゃんと謝りたいし、謝るにも返事がないとできないから…とにかく1通違うなら違うとお返事頂けませんか?

差出人: H・結弦
日時:2022年6月27日 1:31 ←昨日と同時刻!
件名:件名なし
本文:羽生です。これは自分の携帯だし、中居さんだったらちゃんともう一度連絡先を聞いて真面目に相談したかったんですが・・・こんなに返事がないって事はやっぱりあなたは中居さんじゃなかったって事ですよね?ごめんなさい。でも・・・確信したいからせめて返事だけでも頂けませんか?


本文の中に「羽生」と書いてありましたな
送信相手は中居さん?
中居正広さん?
こんなに困ってしつこく返事を願うHさんのメールに対し、冷たいわたしは一切返信していません


このメールの後に富山県警から安全情報メールが届きました

差出人:富山県警察 安全情報ネット
日時:2022年6月27日19:19
件名:【小矢部警察署】特殊詐欺の予兆電話
本文:6月24日ころ、小矢部市在住の方に、介護施設の職員を名乗る男から「老人ホームに入居する権利が当たった。あなたの権利を譲ってほしい」「この後で別会社からも電話があるので、口裏を合わせてほしい」などという電話がありました。このような電話を受けたら、一人で考えることなく、すぐに家族や警察に相談してください。

考えます
世の中にはいろいろと悪知恵を働かせる人たちがいるようです
出中生や本校関係者がこのような人たちの餌食にならないように、何ができるでしょう
考えることは尽きません
夏休みが近付いています

スタート no.311

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9月3日(土)の運動会に向けて、昨日の団抽選会が本格的なスタートとなりました

初めての抽選会に臨んだ1年生からは緊張感が伝わりました
これもとても大事な経験です

2年生はやや慣れている様子で、抽選会に臨んでいるように感じました

そして、3年生になると、中庭のステージに登場するところから軽くパフォーマンスが入っています
中には、学級が一体となったかけ声をかける学級もありました
3年生として、運動会にかける本気度が感じられます

抽選の結果は6/29付記事(運動会 団決め抽選会 6/29)に掲載済ですのでご覧ください
今年度の紫団は3年5組、2年6組の2学年での構成となりました
このことをどのように捉え、運動会当日に向けてどのように取り組んでいくかは、紫団の3年5組・2年6組のみんな次第です
生きていく中で、自分の思い通り・願い通りに進むことはなかなかありません
しかし、直面する現実をどのように捉え、どのように生きるかで、人生が大きく変わる経験をわたしはしてきました
このことは紫団の3年5組、2年6組だけでなく、他の団のみんなにとっても同じです

さあ、とにもかくにもスタートが切られました
本気・根気・元気で取り組み、成長する出中生の姿を楽しみにしています

がんばろう!出町中学校

暑い 熱い 厚い あ!つい no.310

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暑い!
梅雨が明け、今日も暑い日であると、朝から様々なソースで、気象予報士のみなさんが伝えています
熱中症に関しては、厳重に警戒です
本日の授業においての屋外での運動は中止としています
教室用サーキュレーターのテスト運用を一部教室で行っています
なるべく早い時期(できれば今週中)に、扇風機と併せて全教室分をそろえる予定です

熱い!
暑い1日の終わり、6限後の生徒活動の時間に、中庭で熱い場面がありました
9月に開催予定である運動会の団決め抽選会です
直前まで感じていた暑さを忘れさせる熱さ・エネルギーがその場にありました
準備してくれた生徒会執行部を中心とする全出中生、教職員に感謝です
運動会本番が楽しみです
昨日も書きましたが、これから様々な課題が生じてくるでしょうが出中みんなの力を合わせることで乗り越えられるでしょう

厚い!
やや高揚した心持ちで校長室へ戻ると、机の脇に置いてあった資料が目に飛び込んできました
ある会合で文部科学省から配付された資料です
やはり、厚い!!
何度も目にしているのですが、毎回そう感じます
官僚の方々や学者の方々はこのようなボリュームの資料でも、スラスラと読んで理解できるのでしょうね
そうでなければ重要なこともスピード感をもって進められないでしょうから
わたしの場合、ぱらぱらと資料のページをめくっただけで、遠くの世界へ行きそうでした
日頃から文字量のある文章を、正確に読み取るトレーニングがわたしには必要です

それにしてもこのような厚い資料を隅から隅まで全部読んでいる人はいるのでしょうか?
あ!つい、心の声が漏れてしまいました
立場上、隅から隅まで読まなければなりません・・・
日々鍛錬でございます

1学期末考査終了 no.309

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暑い日が続く中、熱く問題に取り組んだ期末考査が終了しました
生徒の表情にはちょっとした開放感が見られます

昼休みの時間には、空にこれから入道雲に発達していきそうな雲がわき上がっていました
そんな雲の下、中庭では何やら人だかりが・・・
明日行われる、運動会に向けての団抽選会の準備のようです
3年生が主体となって学年を超えた集団をまとめ上げます
これも学校では大切な学習です
なかなか思い通りには進まないこと、人をまとめることは大変なこと、意見がぶつかり合うことで感じる様々なこと、そして、本気でやりきった向こう側に言葉では表現できない素敵なものがあること等を、身をもって体験します
身体全体での学びなのです

そんな中庭の横の図書室では、思い思いに本を読んだり、本を探す出中生の姿があります
○○さんが図書委員に貸し出し手続きしてもらっていた本は、「テーピング」に関するものでした
○○さんのテーピングについて知りたいという思いが、言動となって表れている場面です
「おお!さすがですねぇ」と声をかけると、さわやかな笑顔を返してくれました

授業での学びも、行事での学びも、休み時間に自分から欲する学びも、どれも素敵だと思います
そんな多くの学びの姿が見られる出町学校から、いや、出中生や本校教職員からわたしは多くの刺激を受けています
出町中学校はわたしにとっても大切な場所です
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