最新更新日:2024/05/29
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校訓 天資養活 自他共栄  本校の特色を活かし、保護者や地域のみなさんと連携しながら、一人一人の生徒が「勇気をもって」一歩踏み出せる学校をめざします
出中 校訓
出中 校舎
砺波市立出町中学校
住所:〒939-1366
富山県砺波市表町18番29号
TEL:0763-33-2329
FAX:0763-33-2330

その時が迫る no.515

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1年生は宿泊学習の2日目で、ちょっぴり校舎内は寂しい感じです
朝の生徒会室にも当然2年生はいませんが、残った役員が明日の生徒総会の準備を進めています

「迫ってきましたねぇ」と、声をかけると、「いよいよ明日です」と返ってきました
その表情は明るく、とても頼もしく感じます
「頼もしい」は「頼れる」ということであり、信じて頼れる生徒会執行部は、みんなが「信頼できる」存在です

「信頼」と「信用」

この二つの言葉の意味は違います
そのために使い分けが必要ですが、出中生は意識して使っているでしょうか?

手軽に言葉を調べるならば国語辞典
さっそく、図書室の「広辞苑」第7版(岩波書店)で調べてみます

しんよう【信用】
→ 信じて任用すること。
(ア) 確かだと信じて受け入れること。
(イ) 現在の行為から考えて、将来必ず義務を履行するだろうと推測し信認すること。
→〔経〕(credit) 給付と反対給付との間に時間的なずれのある債権・債務の関係。物品を購入してその代価を後日に支払う類。信用取引。

しんらい【信頼】
→ 信じてたよること。 ※何とあっさり!!


ううむ、やや分かりづらいですが、「信用」は、過去に基づいて判断するものであり、どのような言動や実績があるかで、その人や集団を判断するようです
 ※過去の実績がものをいう→過去の言動によって、信用を失うこともある
このことから、信用を得るには、ある程度の時間が必要でしょう
これに対して、「信頼」は、必ずしも過去に基づきません
このことから、初対面であっても、第一印象で「信頼」をもつ場合もあるでしょうが、一般的には「信用」を得たうえで、「この人・集団ならば大丈夫」と信頼されるようになる気がします
人でも集団でも信用できなければ頼ることもできないでしょう

また、「信用」は相手に対する一方的な評価であり、「信頼」は「信頼関係」という言葉があるように相互評価、つまり双方の心の結びつきによって成り立つと感じます
このあたりは「友情」等に通ずることだと思っています

さて、わたしは生徒会執行部を信用し、信頼しています
明日の生徒総会が、未来の出町中学校生徒会のためによりよいものになると思っています
生徒会執行部のみならず、生徒会員全員の力が結集されることを願っています

4年ぶり no.514

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今朝、1年生が宿泊学習へ出発するのを見送りました
本校では、1年生の宿泊学習は4年ぶりです
宿泊学習の意義について、いろいろな意見はありますが、4小学校から生徒が集まってくる本校にとって、年度の早い時期に自分たちで企画・運営する機会をもつことや、集団づくりをすることは大切です
1泊ではありますが、寝食を共にするこの学習に、意味があると考えます

今回のテーマは「挑戦」
その副テーマは「仲間と協力して絆を深め、笑顔あふれる最高の思い出にしよう」です
学年議会を中心に、自分たちで決めたものです

この2日間で、一人一人は何に挑戦するのでしょう?
仲間とは何でしょう?
協力するとはどうすることでしょう?
絆を深めるとは何でしょう?
笑顔あふれる最高の思い出とは、どのようなものでしょう?

1年生一人一人が自分で考え、決め、取り組むことを想像し、帰校することを楽しみに待ちます

1日目は、学級のよさや意気込みを発表することを通して、学年の企画力や団結力を高める発表会に挑戦します
2日目は、野外炊飯に取り組み、仲間と協力することに挑戦します

活動のすべてが一人一人の成長につながるでしょう

ちなみにわたしはお留守番です

大型連休明けの日 no.513

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学校のカレンダーでは、4/29、30、5/3〜5/7と続いた休日が終わり、今朝から日常通りの学校生活となっています
昨日からの大雨も朝には小降りとなり、ちょっぴり安心して出中生の登校を待ちました

登校してくる出中生の様子を見ていると、「それぞれの過ごし方をしたのだろうな」と想像されます

休養十分、ストレス発散、元気な様子
忙しい連休を過ごして、疲れた様子
日常の学校生活が始まる複雑な気持ちの様子
・・・
その他、諸々であり、その表情や「おはようございます」のあいさつが、一人一人それぞれです

かく言うわたしも、休み明けの初日や月曜日は、小さい頃からとても苦手で、この歳になっても本日は緊張マックスでの出勤でした
そして、生徒の顔を見たり言葉を交わしたりすると、少しずつその緊張が消えていきます

朝の校舎を徘徊すると、3階では3年教室前の掲示を張り替えています
2階では1年学年議会が明日からの宿泊学習に向けて活動しています

そんな出中生からパワーをもらい、わたしもわたしの役割を果たさねば・・・

本日、校長室前掲示板のことばを易経の一日一言に貼り換えました

「君子は幾(き)を見て作(た)ち、日を終うるを俟(ま)たず」
ひとことで言えば、「気付いたら、動け!」ですね

もうひとつ掲示したのはNHKの連続テレビ小説「らんまん」で主人公 万太郎の祖母 タキの言葉です

おまんは捨てたがじゃ
ほんなら、ふりかえりなん
代わりに何をするかじゃろ
人はすべてをもつことらぁ、できん
何かを選ぶことは何かを捨てることじゃ

わたしも今まで悩みながらたくさん選択してきたことを再認識しました

やり方 no.512

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1年生の国語の授業で、何やら生徒たちがわいわいと活動しています
その姿に誘われるように、教室に引き込まれました

黒板には課題が示されており、今日の学習のねらいは「情報を適切に整理すること」のようです
生徒たちはそのポイントとして、「観点」をもとにした「比較」について考えています
学級内で意見を交換するために、左右隣りや前後だけでなく、場所を移動して活動している生徒もいます

教科や学習内容によって「このことなら○○さんに尋ねるとよりよいかも」と、互いに教え合い、考えながら学び合えると、より深い学びにつながると考えます
「主体的・対話的で深い学び」です

学習規律を保ちつつ、自由に学び合える学習環境をつくるのは教師だけでなく、よりよく成長したいと願う生徒たちの学びの姿勢や意識も重要です
そのために、指導者である教師ができることはあります
その答えはひとつではありませんし、教師を続ける限り、それを探ることについて、終わりはありません

脱皮しない蛇は滅びる

チャレンジ no.511

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大型連休の合間の月曜日
青空の広がる天気です

外から「がんばれ!!」と、応援の声がします
見に行くと、保健体育の授業で長距離走のタイムを計っているところでした
それぞれに、自分自身との勝負です
過去の自分との勝負と言ってもよいでしょう
数字で周りと比較するのはやる気を出すとか、自分を鼓舞するために使えばよく、決して落ち込むためのものではないとわたしは考えます
人それぞれなのです
だから、「がんばれ」と応援する姿はとても見ていてもうれしいものです
そんなことを思いながら、わたしも心の中で出中生を応援します

出中生を応援と言えば、図書室の校長コーナーに2冊の本を追加しました
この土日に家の中を整理していて、出てきた本です
特に佐藤正彦氏の「ねっとのおやつ」はおすすめです
気軽に読めますし(読むというより観るが近いか・・・)、内容も興味深いと思っています
この連休に、読書の世界に没入するのはいかがでしょうか?
松本司書さんに申し出れば貸し出しも可能です
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ホンモノ no.510

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2年生にお供して、2023となみチューリップフェア会場へ行ってきました
女子レスリング個人で世界大会16連覇
個人戦206連勝
「霊長類最強女子」の異名を持ち、2012年には13大会連続世界一でギネス世界記録に認定され、国民栄誉賞受賞をも成し遂げられた、あの、吉田沙保里氏のお話を聴くためです

新型コロナ感染症の感染拡大の影響でなかなか直接誰かと会うということができなかった時期を過ごしてきたからこそ、ホンモノに直接出会える機会の大切さを実感しています

・夢や目標があれば毎日が楽しい
・自分の宝物は人との出会い
・何事もポジティブに考えることで前進できる
・メリハリをつけて今をがんばれ
・できなかったら気になるから、試合前のルーティーンやゲン担ぎはない
等々、吉田氏のメッセージにはホンモノの凄さが感じられました

市内4中学校から中学生が集まったので、その移動のバスの関係でトークショーの前に1時間弱の時間があり、出中生はチューリップフェアを班ごとに味わうことができました
青空の下での地元イベントへの参加や、ホンモノとの出会いから、出中生が何かしらを感じてくれていたらうれしいです

このような機会をつくっていただいた砺波市企画政策課をはじめ、すべての関係者へ感謝申し上げます

ふりかえり no.509

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3年生は修学旅行から学校へ戻り、朝から日常の学校生活に戻っています
と、言いつつもまずは事後学習としてのふりかえりでした

わたしも、この3日間で、いろいろなことを考える、感じるなど、貴重な学習の機会となりました

今朝も、何人かの3年生に声をかけると、「さすがに疲れました」と返ってきましたが、その表情に疲れだけでなく、どことなく成長を感じるのは個人的見解でしょうか

修学旅行をふりかえると、出中生のいろいろな姿が見られました
「班員に声かけをしているのですが、なかなかうまくいかないんです」と、悩む○○さん
「そろそろ時間だから急ぐよ!!」と周りに声をかける□□さん
「公共マナーがまだまだだったので、もっと班長から声を出していきましょう」と呼びかけた△△さん
「自分からメモを取る人が多くなっていてうれしいです」と笑顔で語る◇◇さん
「先生から言われる前に、班長から点呼をしていこう」と発言する◎◎さん
ほんの一部しか紹介できませんが、ボロボロになったわたしのしおりや心の中に、たくさん書き留めました

「自分で考え、みんなで学ぶ」
これは、しおりに書いた団長であるわたしの言葉であり、出発式でも言ったわたしからのキーワードです
実行委員会が中心となってみんなで考え・決めた、修学旅行のテーマ「 結 〜一歩ずつ自立 全員で協力〜 」にも通じていると個人的に思っています
修学旅行は終わりましたが、この機会で学んだことを未来に活かしてほしいです
学んだこととは、「うまくいったこと・できたこと」だけでなく、「思うようにいかなかったこと・できなかったこと」もすべて含んでいます
自信として人生の一歩とするのもひとつですし、未来の一歩のための教訓とすることもひとつです
それが、今回の学びを活かすということでしょう
ちょっとしんどいこともありますが、悩むってことは気付いていることであり、ことを為そうとしている証拠です、○○さん
だから、その部分をぜひ乗り越えてほしいと、応援したくなるのですよ、○○さん

その反面
人はダメだと分かっていながら、そのダメなことをしてしまうところがあります
残念ながらそんな場面も今回の修学旅行で見てしまいました
「分からなければよい」とか、「見つからなければよい」といった考えの先にある未来は何でしょう?

昔の人は言いました
「お天道様が見てござる」

わたしはそれだけでなく、一番見ているのは自分自身だということをみんなに自覚してもらいたいと思います
インチキする自分の姿を見続けた自分は、ここぞというときにそんな自分を信じられるのでしょうか?
つまり、自信をもてるのでしょうか?

そんなことも、改めて思った修学旅行でした

実行委員会を中心としていろいろと準備しねらいの達成のために活動し続けたリーダーたち
そのリーダーを支え、よりよい修学旅行にしようとした3年生たち
修学旅行を支えていただいた旅行会社の添乗員のみなさん
送り出していただいた家族のみなさん
他にも出中生に関わる全てのみなさん
ありがとうございました
今後ともよろしくお願いいたします

最後に、自分たちの職務を全うしてくれた教職員にも感謝します

結局何事も周りの人や物事に対しての感謝の想いがすべてな気がしました
昨夜は家族にたくさん報告できたかな?
疲れていたから今晩かな?
ぜひ、想いを伝えてほしいと願っています
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気になるのです no.508

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修学旅行2日目
学級毎のコース別学習と、USJ訪問が本日の学習のメインです

わたしは
6組に帯同し、大阪市中央卸売市場→大阪城→USJと訪問させてもらっています

やはりホンモノに触れる・出会うということはこの歳になっても勉強になります
ある意味、出中生のおかげでこの歳になっても学び続けられる環境にあるという、ありがたい状況です
当然、職務が最優先であることは断っておきます

大阪市中央卸売市場へは初めてお邪魔したので、その大きさや、プロの方々の仕事姿の一端を見られたことは刺激的でした

案内いただいた方ともいろいろと話させていただき、そうなのですか!と感じることが多かったです
途中、市場内のとある店の前を通った時、店頭に「富山県 出町中学校のみなさんようこそ」という手書きのポップがありました
わざわざ作っておいていただいたその心遣いがとても嬉しかったです
やはり、客商売の方々の心遣いは細やかだと感じました

市場内を案内していただいた方から、「校長先生、えらい身体がでかいけれど、何かスポーツやってるの?」と問われ、続けて「相撲?」と言われて、案内の最中もずっとそのことが頭をぐるぐるしていたことは内緒です
やはり、そんな感じに見えるのですね
またまた、話がズレてしまいました

この後はみんなが無事に定刻前に集合してくることを待ちます

校長室からではないですが no.507

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修学旅行で広島を訪れることについて、その距離や時間から選択されない学校もあります
わたしは日本人として、訪れて直接過去の事実に触れて欲しい場所だと考えています
今日も限られた時間でしたが、現代において想像し難い歴史の事実に直接触れ、いろいろと感じてくれたと思います
宿舎に入り今日の学習の振り返りが予定されています
3年生のみんなが何を感じ、何を発信するのか、個人的にとても楽しみにしています

開幕! 4/22 no.506

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本日、2023となみチューリップフェアの初日
開会式があり、市内の学校関係者を代表して参加しました

市長挨拶にもありましたが、フェア初日にして満開宣言が出るのは初めてとのこと
会場内はチューリップが咲き乱れています
5/5の最終日までの途中に、植え替えもあるとのことで、多くの方が来場されればと思います

会場では昔お世話になった方や、今なおお世話になっている方など、多くの方にお会いしました
誠に縁の不思議、ありがたさを痛感する時間ともなりました


論より数字、勘より統計 no.505

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先日から歯科検診等、年度最初の検診・検査が実施されています
その様子を見ていて、総務省のHPを思い出しました

総務省統計局が管理するHPに、「データサイエンス・スクール」というものがあります
https://www.stat.go.jp/dss/business.html
データサイエンス・スクールは、データの活用方法や統計に関する知識をいつでも学べる学習サイトです
その中の「ビジネスに役立つ統計講座」に登場するのが「論より数字、勘より統計」というページです
※少しでも興味が湧いたらのぞいてみてください

学力の指標となるテストの点数は数字で表します
健康診断で測定する身長や体重も数字で表します
検尿や血液検査の結果も数字で表します

数字に振り回されることはあまり面白くありませんが、数字そのものや数字の変化や比較等を根拠として、この世界のことを考えることは重要だと思います
※決して考えるための根拠は数字だけではないですよ・・・

歯科検診にしても、治療を要する歯の数や、治療レベルが数字として表されます
その数字の大小に一喜一憂するのは意味がなく、その数字の表す結果から次に何をするのかを具体的に考え、実行することが重要だと思っています
それがよりよい未来へつながるのです

実態を捉え、考え、実行する

出中生のみならず、わたし自身もそのことを意識して、様々なことに取り組めたらと思います
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健康第一 no.504

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人間は不思議です
知っていることにもかかわらず、その事実に反する言動をとることがあります
犯罪はダメなことであり、法に抵触するために捕まって裁かれることが分かっているのに、手を染めてしまうことはそのひとつでしょう
また、健康第一と分かっているのに、日常で不健康な生活を送ることもそのひとつでしょう
恥ずかしながらわたしも、自分に都合のよい根拠(言い訳)を探して、自分自身を納得させ、よろしくない生活を送っている気がします
今もわたしは巨大化し続けていますから・・・

ここ最近は毎日の寒暖差が激しく、体調管理に留意しなければなりません
健康維持のために大谷翔平選手ではないですが、睡眠は十分とるように心がけています(※夜中によく目覚め、あまり質のよい睡眠ではありませんが・・・)
本日も温度が上昇し、まだ暑さに身体がなれていないこの時期ですから、とても暑く感じます
そこで悩ましいのが「マスクの着用」です
健康を守るためのマスクですが、そのマスクが健康を害する場合もあります

わたしは4月1日から、意識的にマスクを着用していません
個人的な話で恐縮ですが、わたしは感染リスクが相当高い健康状態なのですが着用していません
その理由はただ一つ、出中生に周りを気にせず、着用していなくても大丈夫だと示したいからです
誤解を招くのは不本意なので敢えて言いますが、決して「着用するな!」とは考えていません
それぞれに事情があります
家族に感染リスクの高い人がいるとか、花粉症であるとか、新型コロナ感染症以外の感染症対策であるとか、一人一人事情が違うと想像できます
中には、「恥ずかしいから」とか「周りの人が着用しているから」と考える出中生がいることも想像できます
その人たちにも、無理に「マスクを外しなさい」とは考えません
ただし、マスク着用が熱中症を引き起こすリスクを高めるという事実は知ってほしいと思います
最後は天秤(てんびん)にかけて、自分で決めてほしいです
わたし自身は特別な状況を除いては「マスクを着用しない」と決めています
わたしの判断は間違っているかもしれませんし、「みんなもそうしなさい」とも考えません
わたしの判断について、わたしの身を心配した周りからの反対もありましたが、自分で決めたことなので、その結果の責任は自分が負うこととします
さあ出中生、あなたはどうする?

今、出中生に関わるおとなは、出中生のために何ができるのでしょう?
正しいと考えられる情報を、理解できるように伝えることは、そのひとつではないかとわたしは考えます

グラウンドでは保健体育科の授業で、陸上競技の学習に出中生が取り組んでいました
クラウチングスタートについて、お互いに見合ったり、タイムを計って実感したりしながらよりよいフォームを学んでいます
授業の最初に、教師が熱中症について触れ、マスク着用を求めないことを確認しています
学校生活の中で、マスク着用に関する個々人の判断が求められる機会のひとつです

3年間をかけてマスク着用の徹底をはかってきた教育現場において、マスク着用を取り巻く現状の意味と、出中生の健康保持について、わたしは今日も考えます

想いを発する no.503

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お昼休みの時間に、令和5年度前期生徒会役員が校長室を訪ねてくれました
そして、令和5年度の生徒会の活動テーマ(案)について、その想いを語ってくれました
今はまだ(案)なので、ここに紹介することは控えますが、生徒会員全員で、執行部の(案)を共に、本気で、根気よく、考えてほしいです
それが未来の元気な出町中学校生徒会へつながります
決してリーダーだけで出町中学校生徒会をよりよいものにはできません
生徒会員一人一人の理解と、一人一人の力が必要です


人の想いは言葉で発しないと伝わりません
それはどんなに熱い想いだとしてもです
だから、生徒会役員がわたしに熱く(案)について語ってくれることはとてもうれしいことです
よく夢をかなえるときにも、そんなことが言われます
夢を熱く語る人の夢が、なぜ「かなう」のか?
それは、自分の言葉で夢を発信し続けることで、自分自身が具体的に夢を思い描けることと、応援してくれる人が現れたり、助けてくれる人とつながれたりするからです
夢に関して「こんなことを言ったら笑われるかも」と思っているあなた!
笑う人は所詮そんな人です
「そんなの、どうせ無理!」などとあなたに言う人がいれば、聞き流しましょう
不思議と「へー、すごいな!それならこうしたらどうだ?」とか、「それならこんな人がいるよ」とか、「こんな人知ってるから紹介するよ」とか、助けてくれる人が現れるのです
今までわたしはそういう人を多く見てきました
自分自身も、多くの人に助けられてきましたし、今も助けられています
夢に限ったことではありません
「こんなことしたい!」
「だから、こんなことしてる」
「でも、ここは、どうしたらよいか分からない」
分からないことは、全然恥ずかしいことではないのです
そのことを馬鹿にする人がいたら、その人とは距離をとればよいのです

先日の講演会で電通大学の宮脇教授も大学院生の安田さんも異口同音に言われました
苦手だからとか、嫌いだからとかでやらないことはもったいないと
苦手ならば伸びしろが大きいと

想いを語ってくれた生徒会役員が最後に見せてくれた笑顔がとても輝いていました
令和5年度の生徒会の活動も楽しみです
わたしもひたむきに応援します

ちなみに「かなう」は漢字で書くと「叶う」です
ゴルゴ松本氏がこんなことを言っています
「どんどん想いを言葉で吐き出そう。マイナスの言葉ではなくプラスの言葉を口から吐き続ければ、それは叶う。」と
漢字の「吐」から「−(マイナス)」を取ると、「叶」ですね
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モノの価値 no.502

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アメリカのプロバスケットボール選手だったマイケル・ジョーダン氏が現役時代に使用した「エア ジョーダン13」が、11日のサザビーズ(Sotheby’s)のオークションで落札されたと報じられました
落札額は約223万ドル(約2億9911万円)
複数の大手メディアによると、スニーカー史上最高額だそうです
サザビーズの発表資料では、この落札された「エアジョーダン13ブレッド」は、ジョーダン氏が1998年のNBAファイナル第2戦で着用したもののようで、つま先には本人直筆のサインがあることが写真から分かります

日本が優勝したWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)で、大谷翔平氏が使用したロッカールームの名札ネームプレートが、米大リーグの公式オークションで11万6,010ドル(約1,555万円)で16日に落札されたとの報道もありました
プレートへの直筆サインはなく、「SHOHEI OHTANI」の文字と日の丸、背番号の「16」が印刷されているものです

人によっては全く興味のないモノに対して、それが喉から手が出るほど欲しいモノと感じる人がいます
それは決しておかしいこととは思いません
人それぞれの価値観です
そのモノを欲しい人にとってはいくらお金を払っても手に入れたいモノであり、そんな人が複数存在する場合、そのモノの値段は破格になります
お金は価値を示すひとつの基準であり、某企業のCMにあるように、この世にはプライスレスな価値のモノもあります
それも含めて、モノに対する価値は人それぞれ違います

出中生のあなたが大切なモノは何ですか?
そのモノの対象は物質だけでなく、体験や時間もそうです

わたしにとっての大切なモノは何でしょう・・・?
そう考えてふと浮かんだのは、「出会い」という言葉でした
「縁」とも言えるかもしれません
そう考えた自分自身に、少し驚いています

出町中学校生徒会 no.501

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朝、わたしの教室まわりルートの途中に生徒会室があります
5月の生徒総会に向けて生徒会執行部が今年度のテーマ案を含め、準備を進めています

中学校の生徒会活動については、「中学校学習指導要領」に定められており、教育課程の一部として位置づけられています
生徒会は生徒の組織であるものの、「教師の適切な指導の下で」(各学習指導要領 第4章より)営まれることとされており、教師の指導の下での活動となるので、大学などの学生自治とまでは言えません
ある意味、それの模擬体験的と言えます
ただし、教師の指導による活動の制限は、生徒の安全確保や学校教育の趣旨に基づいて行われているため、ある一定の自治活動になっています
出中生に任されている部分は大いにあるのです

朝から出町中学校のよりよい発展を目指し、先輩たちが築きあげてきた出町中学校生徒会を未来へつなごうとするその想いや姿勢は、わたしの心を揺さぶります

若いエネルギーであり、若い熱意です

生徒会員になれるのは生徒だけですからわたしは入会できません
本気・根気・元気な彼らをただひたすら応援するのみです
彼らとは、生徒会執行部だけでなく、出中生全員です
リーダーだけではよりよい集団にはなれません
そこにはリーダーを信頼するフォロワーの存在が必要です
令和5年度の出中生619名全員の力が必要であり、そのすべての出中生を応援します

校地のある場所にタンポポが花を咲かせています
舗装の隙間から太陽に向かい伸びているその様は、生命力を強く感じさせます
中学校の理科で学習しますが、タンポポの花は多くの花の集まりです
周りからは見えない大地の奥深くまで根を張り、空へ伸びるその姿が、ちょっぴり出中生徒会と重なりました
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おとなの役割 no.500

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令和5年度1回目の授業参観を実施しました
多くの方々に参観いただければと1回目は日曜日に実施しています
※本日お仕事の方や、都合が悪かった方には申し訳ありません

今回の参観は、学級担任が授業を公開することを原則としています
担任の顔を知っていただくことはもちろん、授業の姿から少しでも相談しやすくなればと考えています

本日の創校記念式で講演された宮脇教授のお話の中にも、「困ったときは口に出す」という内容がありました
これは本校職員や出中生にも伝えているメッセージであり、困ったら声に出すことで、周りが必ず助けてくれるということなのです
宮脇教授は、「わらしべ長者状態」と表現されましたが、困ったと口に出すと、周りの人が「それならこうしたらどうか」とか「そのことは○○さんに尋ねてみてどうか」とか、「ならば□□さんを紹介しよう」とか、解決に向けてことが進むということなのです
わたしも、今までの人生の中でこのことは実感しています
自分一人では到底できなかったことが、多くの方々の支えで達成することは多かったのです
わたしの場合は、ほぼすべてがそうかもしれません
毎日がみなさんのおかげです

保護者の皆様も、「困った」と感じられることがあれば、ぜひご相談ください
出中生にも伝えていますが、相手は誰でもよいです
必ず担任でなければならないということはありません
相談しやすい人にしていただければと思います
内容によっては、別の誰かをご紹介することもあります
昔から「困ったときはお互いさま」という言葉が日本にあります
そうやって我々の先祖はいろいろなものを守ってきてくれているのだと感じます

よりよくなりたいとすべての出中生が願っていることを信じ、その願いが叶うように支援することが大人の務めだとわたしは思っています
入学式の式辞の中でも述べましたが、学校教育だけでは背負いきれないものも多々あります
家庭や地域の皆様との連携が一層必要になっている時代です
出町中学校の子供たちが、心豊かに成長できるように、温かく見守っていただければと思っています
改めて、今後ともよろしくお願い申し上げます

未来を想う no.499

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創校記念式での宮脇 陽一 氏の講演を、出中生はどのように受け止めたのでしょう

「想いは口に チャンスは必ず訪れる!!」
「熱意のある人のことは、みんな助けたい(のかも)」

発せられるすべてのメッセージはもちろん、研究者という仕事をやって分かったことと話された3点も印象に残りました

1 「できそうか」じゃなく、「やりたいか」で決めよう
2 「知らない」「できない」ことは素晴らしい!
3 周りの人から学び、助けをうまく借りよう

実演の助手として同行いただいた安田氏からも大学院に進学したお話があり、とても興味深かったです

「好きではないこともやってみると気付きがあるかも」
「苦手なこともやり続けるとなんとかなる」
「課題に対するアプローチの方法はたくさんあることを学んだ」

お二人のお話は、わたしにとっても刺激の連続でした

立場上、講演会以外でもお話しさせていただき、ますます刺激と元気をいただきました
来賓として来校いただいた同窓会役員の皆様も、興味津々でおられる姿が印象的でした

やはり、未来に向けて突き進んでいる方に直接お会いできることはとてもうれしいことです
出中生にとってもそのような時間となっていればなと願っています

宮脇先生、安田さん、参加いただいた同窓会役員のみなさん、今回の講演会に関わっていただいたすべての方々に感謝申し上げます
ありがとうございました

本気・根気・元気 no.498

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出中生が学習する姿を観ていると、わたし自身が「がんばろう」と思えてきます
忙しい時や、悩んでいるときはなおさら出中生に元気をもらっているわたしです

3年生のある学級の教室では、英語の授業で英語を使ってじゃんけんをしたり、夏と冬のどちらが好きかを伝え合ったりしている場面に遭遇しました
すぐに、縦横ペアになって学習する姿を観てうれしくなります

2年生ではちょうど宿泊学習での班別学習のコースづくりをしているところでした
「楽しそうだなぁ」とつぶやくと、「楽しいですよ」と笑顔で答えてくれる○○さん
班員同士がタブレットや資料を参考に、意見を交換し合っている姿を観てうれしくなります

がんばっている人を見ると、がんばろうと思います
楽しそうな人を見ると、楽しく感じます
これもミラー効果かなと思い、自分の言動のみならず表情や声のトーンなど、留意しなければならないなと、改めて感じます

毎日、出中生や本校教職員から多くのことを教えてもらっています
ありがとう

今年度も本気・根気・元気
今年度の重点は「元気」です

悩ましい no.497

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12日は今年初めて黄砂が観測され、雨上がりの後は遠くが霞んで見えました

今朝の日の出も、春の霞の中です
呼吸器系の疾患のある方に、黄砂の影響について注意喚起がなされており、その対策としてマスク着用があげられていました
新型コロナウイルス感染者対策に関わり、マスク着用は求めない学校生活であり、自己判断が求められていますが、花粉症対策やインフルエンザ対策などもあり、マスクの着脱については悩ましいことです
近年、若干花粉症気味のわたしは、マスクを着用していません
最近は暑い日が続き、湿ったマスクでは呼吸しづらいので、はずしていると呼吸は楽で、脳にもたっぷり酸素が供給されている気になります

朝、車を降りると、一晩外に駐車していた愛車のリアガラスには黄砂のまだら模様ができていました
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知ること no.496

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小さい頃、後ろ向きに歩くことに、はまったことがあります
後ろ向きですから、進む先がどのようになっているのか見えません
敢えて見ないという表現が適切かもしれません
何かに引っ掛かって、後ろ向きに転ぶことがありました
何かにぶつかって、後頭部をしこたま打つことがありました
進む先が分からないことは、怖くもあり、ドキドキもしました

後ろ向きに転ぶのはさすがに危険だと思ったのか、今度は目をつぶって歩くことにはまりました
手探りで進む先に何かがないかを探ります
そのうち、声を出すと音の反響で壁や障害物が近いかどうかを知ることができると気付きました
分からない(見えない)不安を、別の方法で解消する術を得たということです
後で、コウモリが超音波を発して、その跳ね返りを感じることで、障害物の位置を把握することができ、暗闇であってもかなりのスピードで飛ぶことができると知りました
人間以外の動物も、同じだと感じました

令和5年度がスタートし、数日たちました
新入生や新しく着任・転任した教職員は、新しい環境でまだまだ戸惑っていることでしょう
おかげさまでわたしは校長として3年目、以前に教頭としても出中に勤務していたので、どこに何があるかなどは割と分かっていますから、その点は楽です
分からないことは、進む先にしても、環境にしても恐怖や不安やストレスを感じますから

今日、1年生が校舎の中を巡っている姿を見て、そんなことを思いました

そして、図書室では2年生が国語の授業で書籍の探し方などを体験していました
これも、どこにどのような書籍があるかとか、どのように探せばよいのかとか、体験することで不安やストレスを軽減する方法です

結局、経験を積むということは、既に知っていることに関わることの時間が圧縮され、より新しいことや、より深いことを知ることにつながるのかなとも感じました
そうであれば、やはりどんどんといろいろなことに挑戦して経験し、自分のできること、感じられることを増やすことは大切だということでしょう

知ることは、安心につながりますし、未来の自分の可能性を広げることにもつながりますね
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3/11 予餞会
3/13 同窓会入会式
3/14 卒業証書授与式  10:00

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