最新更新日:2024/05/19
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校訓 天資養活 自他共栄  本校の特色を活かし、保護者や地域のみなさんと連携しながら、一人一人の生徒が「勇気をもって」一歩踏み出せる学校をめざします
出中 校訓
出中 校舎
砺波市立出町中学校
住所:〒939-1366
富山県砺波市表町18番29号
TEL:0763-33-2329
FAX:0763-33-2330

これも学び no.555

本日は朝イチで検査
そして診断
やや落ち込みつつ、その後、学びの場へ

他県の方々との交流は刺激ばかりです

共通点を知り心強くなることあり
違いを知り、新たな視点やヤル気になることあり
モヤモヤがますます深くなることあり
その全てが未来へつながるわたしの学びです

自分なりに消化、吸収し、教育にいかに生かすかは、自分次第ですな

これも、本気・根気・元気のカタチ
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刺激し続ける no.554

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図書室前に、図書委員おすすめの図書が紹介されています
少し前はラックに書籍が入っていたのですが、現在は机に並べられています
どうやら、少しでも出中生が見やすく手に取りやすいようにと、改善されたようです

やるかやらないか
この差は大きいです
そして、やり続けることと、やったきりの差も大きいです
やり続ける中で、絶えず改善を図ることは、やり切ることに通じると思います

図書委員会が改善を図りながら、その責務を果たそうと活動していることが伝わってきます
委員一人一人が工夫して作成したポップも、それぞれ個性があっておもしろいです
この企画は、ちょうど夏休み前ですから、出中生が読書に触れるタイミングとして絶妙です
この様子を見るだけで、なんだかうれしくなって、元気をもらえ、自分も頑張ろうと思えます

今、学校司書は「読み語り」を朝の読書の時間に実施しています

少しずつ、様々な方向から、継続した刺激が、出中生に送られています

生物は、刺激に対して反応します
言い換えれば、刺激に対して反応がないのは、エネルギーがない時や、命が尽きているときです

はっきり気付く刺激があれば、気付かないで受けている刺激が学校生活にはあふれています

種をまかないと芽が出ないことと、このことは通じているとわたしは考えます
また、望まない芽が出た時には、どこかでその種をまいていた(※まかれていたことを見逃していた)ことの結果であることを、忘れてはならないと思っています

今日もめざすは、本気・根気・元気です

既に「岸部露伴は倒れない」は、貸し出し中でした

応援されること no.553

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今週末から始まる、県中学校総合選手権大会、県民体育大会の壮行会を実施しました
文化体育後援会から池田副会長様に来校いただき、激励の言葉をいただきました
ありがたいことです

吹奏楽部の生演奏での入退場
出中生による応援
生徒会長の激励の言葉
文化体育後援会 副会長 池田様からの激励の言葉
わたしからの激励の言葉
そして、各団体の代表者の大会に向けての言葉

体育館という空間が、応援するもの、応援されるものが一体となり、出町中学校という一つの生命体のように感じました

応援について、2018年7月に株式会社運動通信社が興味深い動画を配信しています
その記事は今も閲覧可能です
タイトルは、「人は、見られることで、強くなる。 | 大勢に注目されることが選手のパフォーマンス向上に影響することを検証」https://sportsbull.jp/p/357470/

内容は、スポーツメディア「SPORTS BULL(スポーツブル)」を運営する、株式会社運動通信社が、平成30年度「2018 彩る感動 東海総体」(インターハイ)の全30競技のライブ映像&ハイライト映像を、サイト内コンテンツ「インハイ.tv」にて完全無料で配信することについて触れたものです
興味深いことは、その中継開始に伴い、試合観戦によるパフォーマンスの違いを検証した動画を公開したことです
この検証の対象は、ハンドボールの強豪校である「県立氷見高校ハンドボール部」でした
無観客の前半戦と、観客を入れて応援されている状態での後半戦で、選手のパフォーマンスに違いがあらわれるのかを、器具を使って計測しています
選手達には応援が来ることは知らされず、運動効果の測定器具を装着して試合を実施し、後半に突然、体育館を埋め尽くすほどの氷見高校の生徒が体育館に集まって応援を開始します
選手達は突然の展開に驚きながらも、大勢から注目を浴びることでパフォーマンスが向上し、前半と比べてより攻防が活発になり、多くの好プレーが見られたそうです
数値としても、観戦による選手のパフォーマンスの向上が証明されます
走行距離:1.53km→1.73km
ステップ数:1486歩→1809歩
心拍Zone:87.83%→92.83%
それぞれの数値が、運動量・身体機能の格段の向上を示すものとなりました
前半よりも更に心拍数が上がっているにも関わらず、後半の方が走行距離やステップ数が伸びていることから、見られたこと・応援されたことにより、心拍が高い疲れている状況でも頑張れていたことの証明となります

実際に応援された選手のコメントも掲載されています(※一部抜粋)
・観客がいるとモチベーションも上がり、「良いプレーをしたい」という気持ちから自然と体が動いていました
・多くの観客が入ってきて、自分は「やらないといけない、3年生として恥ずかしいプレーはできない」という気持ちが強くなりました
・観客が多い方が燃えるし、得点を決めたときの喜びも大きくなるように感じます

この動画のコピーは、
「人は 見られることで 強くなる」

わたし自身も、今までの人生の中で多くの方に応援された経験がありますが、大会等の試合だけではなく、様々な場合で、応援(支援)のおかげで、いつも以上の力が発揮できていた気がします

壮行会で、応援する出中生、応援される出中生の姿を観ながら、そんなことを思い出しました
出中生がそれぞれの役割や立場で、今為すべきことをやり切り、その日に取り組んだ成果を出し切ることを、わたしも応援します

がんばろう!出町中学校!

今朝、地域の方からお花をいただきました
これも、出町中学校を応援していただいているひとつのカタチです
白色のグラジオラスの花言葉は「勝利」のようです
いつも、ありがとうございます

ブラックの放出 no.552

ここ最近流れるニュースは、誠に暗くなる内容ばかりです
明るいニュースをどんどん知りたいのですが、マスコミやネットで流れるものは、どうもあまりよろしくない内容のものが多いように感じます
※わたしの心もちが、そういうニュースに関心をもたせてしまっているのかもしれません・・・

危機管理の視点からは、重要かもしれませんが、・・・
犯罪に関するニュースであれば、「どうして、そんなことをしてしまうのだろう?」と感じることが毎日流れます
命を軽く扱うもの、多くの人に迷惑のかかるもの、それらのほとんどは誰にでも「よくない」と考えられる事案です

すべてはその人の心のせいでしょうか?
弱い心 強い心 心の波 ・・・
人間は心が弱っているとき、いつもは考えないようなことを考え、言動に移してしまうことがあります

いわゆる「魔が差した」瞬間です
いつもとは違う心ですから、多くの場合はわれに返ったときに後悔することとなります
※麻痺してしまって、後悔することがなくなる人もいます

心の状況は環境・状況に影響を受けやすく、「魔に入り込まれやすい」ときがあるようです

 季節の変わり目
 気候が変化するとき
 夕暮れ時(逢魔時)
 草木も眠る丑三つ時
 悩みごとや心配ごとがあるとき
 疲れているとき
 何もかもがうまくいっているとき
 お酒を飲んだとき
 権力を握ったとき
 自分が偉いと勘違いしたとき
 油断したとき
 慢心したとき
 不安なとき
    ・・・等々

人の心の中にはいろいろな自分がいます

 よりよく生きようとする自分
 楽をしたい自分
 意地悪したい自分
 えらくなりたい自分
    ・・・等々

夢分析で有名な心理学者・精神科医のフロイトは、「夢には、ふだん理性の下で抑圧されている無意識や願望が出てくる」と述べています
無意識を抑圧し続けることでモヤモヤが蓄積して欲求不満になり、それを夢で解消していると
魔が差すとは心理学的には、裏の心があらわれることであり、夢に登場するような抑圧された欲望や無意識がふと、理性を超えて表面化することだそうです
うまく心の中のブラックな自分を満足させてホワイトにしてあげることが重要ということでしょうか
また、フロイトは、生活の中であるちょっとした言い間違いに、本音がかくされているとも述べています
確かにわたしにも思い当たることがあります

魔が差した言動のせいで後悔しないためにどうするか
それは、一寸立ち止まり、深呼吸することです
人間は感情の生き物であり、ブラックな自分に負けてしまいそうになることは多いですが、立ち止まり、呼吸を整えるのです
自分の中の他の自分が、今の自分を冷静に見るのです
「今その言動をとると、どうなるか?」
落ち着いて、そのことを考えられればと思います
「それを言っちゃぁ、おしまいだよ!!」
※映画「男はつらいよ」で、渥美清氏が演じる主人公の寅さんの名セリフ
「覆水盆に返らず」
昔から多くの人が、「魔が差す」経験をし、後悔してきています

魔が差したときに、ブラックな自分に負けない、自分なりの方法を、出中生はもっているでしょうか?
かくいうわたしも、「そんな方法がわたしにはある」と言える自信はないですが・・・

もし、魔が差した言動をとってしまったら、何をすればよいでしょう
わたしが中学生に指導してきたことは、次の3点です

 ・事実を素直に認めること
 ・謝罪すること
 ・責任をとること

この3点を誠実に、確実に遂行することが、魔が差して言動に移してしまった人のやることだと思うのです
こんな指導をしつつ、このときわたしが心配していたことは、魔が差して言動に至った生徒は、何かを心に抱えているのではないかということでした
理由があるなら何をやってもよいということではないことが前提ですが、その言動の原因を解消することは、その人の未来にとって大切だと考えます
人は夢の中だけでなく、言葉にして誰かに話してブラックの要因を放出することで、開放されることがあるのです
ブラックな心を抱える出中生がいるのなら、誰にでもよいから、そのブラックを正しく放出して、少しでも心を軽くしてほしいと願います

名前を呼ぶよ no.551

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今週は出張が多い週です
ほぼ毎日学校外での会議があったからです
※今日も昼から出張で学校を出ます・・・夕方には帰るつもりですが
その中で、議長を拝命した会議もありました
参加者を指名することもありますから、始まる前に座席表を事務局からいただき、目を通します
「あ!」
わたしの不勉強で、読めないお名前がありました
それは「廻門」です
「うーん」とうなりました
うなっていても分かるはずがないので、事務局に恥ずかしながら尋ねます
「すみません、この方はなんとお読みするのでしょうか?」
事務局は即答でした
せとさんです」

「え?!」
想像だにしなかった読み方だったため、わたしの脳はついていけず、聞き違えかと思いました
そして、スマホでネット検索します
やはり「せとさん」でした

会議終了後、思わず廻門様に声掛けしました
「すみません、“せと”さん」
「初対面でいきなりですが、“せと”とお読みするのですよね?一族はどれくらいおられるのですか?」
よくも、こんなことを不躾にも聞けたものだとわれながら恥ずかしいのですが、知りたい欲求に負けました
・県内で1軒だけとのこと
・もともと、先祖は金沢市の出身だということ
丁寧に教えていただきました
多くの方から問われる質問なのかもしれません
石川県にみられ、瀬戸姓は関連しているそうです
清和源氏や桓武平氏にもみられ、「せと」の語源は「背の戸」、つまり背後に入口があるところや狭い通路からきているとのこと
たしかに、小さい頃、家の後ろに住んでいる人のことを、「せどの○○さん」と呼んでいました
わたしの中学時代の同級生に背戸さんがいましたし、同業者に瀬戸さんがいます
みんなつながっていますね
姓名とは誠に不思議です

本校ALTのミドルネームも以前から気になっていたので、その意味を尋ねました
彼女の場合は、家族のルーツや神に関わる意味のようです
誠に、古今東西を問わず、姓名は奥が深いです

人の名前だけでなく、名前を付けるとその存在がぐっと身近になる気がします
それが生物ではなくてもです
そういえば、昔、自分の車にも名前を付けていました

また、名を付けるときには、相当悩んで考えます
何しろ、一生で一番自分を呼ぶときに使われるものだからです
我が子の名前を付けるときはそうでした
きっと、自分の親も、わたしの名を付けるときには考えてくれたと思います
3年生の担任をしているとき、卒業式直前の学級通信に、一人一人の名の意味を調べて書いていたことがあります
親の命名意図とは違うかもしれなかったのですが、言葉の意味を一人一人に伝えました

出中生のみんなも、おとなのみなさんも、自分の名前についてその意味をかみしめる時間をもたれてはいかがでしょう
想いのこもったその名を意識することで、これからの未来へ向けて、また新たなエネルギーが湧くかもしれません
名前があること、それは一人一人その存在が認められていることです
なんだか一人ぼっちに感じることがあるかもしれませんが、あなた決して一人ぼっちではありません
「○○さん!」と、呼んでくれる人がいます
「○○さん、おはよう」と、声をかけてくれる人がいます
すべての人に、そのことを信じてほしいと願っています

「名前を呼ぶよ」SUPER BEAVER 作詞:柳沢亮太 ※抜粋

  名前を呼ぶよ
  あなたの意味を ぼくらの意味を
  名前を呼んでよ
  会いに行くよ 命の意味だ ぼくらの意味だ
※あ!過去にも「名前を呼ぶよ no.456」で、この曲を紹介していました

命と言えば、no.545の、中庭で抱卵していた鳥 ※雑感諸々 no.545
昨日の団抽選会で大勢の出中生が中庭に出るので、びっくりしないかと心配になり、その様子を朝のうちに見に行きましたが、既に巣は空となっていました
別の鳥に襲われたのだろうか?と、心配になりました
団抽選会の直前
中庭の一角に、そこに居たであろう2羽の姿がありました
ヒナはどうしたのだろう?
それは分かりませんが、2羽は無事のようでした

ああ、2羽に名前を付けていませんでした・・・
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決定!! no.550

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楽しみにしていた令和5年度運動会の団抽選会が生徒会活動の時間に実施されました
全校生徒の注目が中庭のステージに集まります

3年生は6学級であり、それに合わせて6団編成となります
団の中には1年生がいない団と、2年生がいない団がありますが、それも含めて出中全体でよりよい運動会をつくり上げます

そして、先日アンケートが実施された生徒会種目の発表もありました
昨年に引き続き、選抜リレーを出中生は選択しました

さあ、9月2日(土)の運動会に向けて、いよいよ本格的に準備がスタートします
また出中生が大きく成長するチャンスです
団抽選会の準備・運営の中心となった執行部、ありがとう
今後はそれぞれの立場でそれぞれがアイデアを出し合い、よりよいものになるよう、出中生それぞれの力を発揮してほしいと思います
そのために、周りのおとなは本気で根気よく支えます
だから、困ったとき、悩んだときは声を出して、出町中学校に関わる全ての人の力で、運動会をつくりあげていきましょう

本日決定した団編成は次の通りです

 黄団■:3年1組、2年2組、1年5組
 赤団■:3年2組、2年1組
 緑団■:3年3組、2年4組、1年3組
 紫団■:3年4組、2年3組、1年1組
 白団:3年5組、2年5組、1年2組
 青団■:3年6組、1年4組
 ※白団は文字を白にすると見えなくなるので、ごめんなさい

あ!
校長室よりは今回「no.550」
「ゴー・ゴー・オー」
「GO! GO! OH!!」ですな・・・
(※おやじギャグ・・・)

アツサニモマケズ no.549

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昨日は気温、湿度が高くなり、県内10の観測地点すべてで真夏日を観測しました
6月で「真夏」と聞くと、やはり気象状況が以前と大きく変わってきていることを実感します

最近は5月に入る前あたりから熱中症に留意しながらの教育活動となっており、正面玄関に熱中症予防のために注意喚起するための掲示が設置されています
このホームページ右側からリンクを張ってある、環境省の予防情報サイトのデータを基にしたものです
天気予報と同様、このデータも刻々と更新されており、昨日は今日の熱中症指数はそれほど高くなかったのですが、今朝には厳重警戒とされる時間帯が出てきました

そんな中、朝に昨日予告されていたボランティア活動が実施されています
暑さにも負けず、出中生は「本気・根気・元気」なのです

明日は運動会の団決め抽選会
主体的に諸活動に取り組む出中生の姿が毎日見られます
そこにはその活動を支える教職員、彼らを根本から支えてくださる家庭、地域の存在があります
そのことは意識していたいものです
また、熱中症対策ではのどが渇く前の水分補給が重要と言われています
がんばる出中生の教育活動においても、疲れやストレスを感じる前の適度な休息が重要なことは、共通することと考えます
それは生徒だけでなく、おとなもです
これも、意識していたいことです

そこを目指して、やわやわ、進む no.548

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今日の午前中は富山で会議でした
自分の発言がその協議の趣旨に合っているのかどうか、いつも不安なのですが、何も言わずに黙っているより、想いや考えを伝え、それが違っていれば指摘していただこうということで、今日もいくつか発言しました
少しでも、出中生をはじめ、県内の中学生にとってよりよいことは何かを考え、自分のできることは何かを問い続ける日々です
何ができているとか、為しえたということはないのですが、何かしらのアクションは必要だと考えます

会議を終え学校へ戻ると、今日も放送委員会がお昼の放送を流してくれています
その中で、生活向上委員会のアナウンスがありました
それを聞いてうれしくなったので、思わず放送終えたばかりの委員長から放送原稿をもらいました

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生活向上委員会からお知らせします
生活向上委員会では安心して前向きに生活できる環境をつくり、生活をよりよくしようという意識を高めるための活動を行っています
第3弾の「あいさつ運動」では、玄関に立つ委員より先にあいさつをしてくれた人や、委員よりも大きな声であいさつしてくれた人がいてうれしかったです
活動があってもなくても、日常の中で時間やあいさつの意識を高めてもらえればと思います
これからも継続していきましょう
つづいて、第4弾として「レッツ・ボランティア運動」を行います
明日から5日間、生活向上委員が交代でボランティア活動を行います
時間は7時45分から8時で、玄関を掃いたり、窓ガラスを磨いたり、花壇の草むしりをしたりします
参加する人は朝7時45分に生徒玄関へ集合してください
みなさんも、ぜひ参加してください
ご協力お願いします
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明日朝が楽しみになります

お昼休みの中庭では今週行われる、運動会の団決め抽選会のリハーサルが行われていました
執行部はもちろん、参加する学級代表の表情やその言動だけでなく、廊下の窓からその様子を見ている出中生の姿から、それぞれのいろいろな想いが想像されます
生活向上委員会だけでなく、生徒会執行部やその他の委員会も、あるいは各学級での係や当番活動、またそういうことに関係なく自分自身で何かを見つけ取組む出中生が、本校にいます
毎日、こちらが教えられることばかりです
行動なくして変化はないよと、彼らはその言動で教えてくれています

静止状態から運動状態へ移行するときに大きなエネルギーが必要ですが、一度動き出すと、より大きく動くときにはそれほどエネルギーは必要ありません
これは物理現象の話ですが、人間の心も同じ気がします
やる気があるから行動するのではなく、行動することでやる気が起こることは、脳科学でも述べられています

行動あるのみ
そして疲れたら休む
壁にあたったら少し止まって考える
ゆっくりでよいのです
「少し止まる」→「少」「止」→「歩」
まずは一歩
やわやわ、進むのです

教育の基盤 no.547

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わたしにとって今週は、バリエーションに富んだ会議が続く週です
本日は既に2つの会合に出席しました
ひとつは校内、もう一つは校外です

本日の校内会議を少し紹介します
名称は「キャリア教育推進委員会」です

本校におけるキャリア教育の、「今年度の重点目標」と「3年間を見通した指導計画」について協議しました
ひとことで申し上げると、自画自賛になるかもしれませんが内容のある協議ができたと思います
出席者は校長、教頭、教務、生徒指導主事、進路指導主事、学年主任、各学年進路担当です
今日のような話を全教職員で、特別な時間・場所ではなく、職員室や休憩室で自然にできていればよいと感じるものになりました

キャリア教育、道徳教育、人権教育、環境教育・・・、○○教育と名の付くものは多く、その重要性は理解できるものの、様々な教育活動にプラスされるイメージを抱き、精神的ストレスと感じる教職員もいます
決して新たに何かに取り組むというものではなく、日常の授業や学校生活の中で、教職員がそれぞれの○○教育を意識して生徒と関わることがポイントだとわたしは考えます
富山県、特に砺波地区の教職員は既にやっているのです
ただ、やっていることと○○教育が意識されていることは別で、指導者の意識がなければ生徒はもっと意識できず、気づきにくくなります
1枚の絵画の前に立つとき、その作者の生い立ちや制作時期の状況などの情報(背景)を知って鑑賞する場合と、そうでない場合では、感じ方に大きな差が生じませんか?
新しい何かに取り組むことが○○教育のすべてではなく、日常の教育(主に授業)と○○教育を結び付けることが重要であり、今日の推進委員会はまさにそれだったと思います

この週末、空き家となっている実家へ行き、伸び放題の植栽の枝をばっさばっさと剪定してきました
少しは光が屋内に届くようになり、また、風通しもよくなったのではと思います
学校教育も、生徒の実態に応じて「3年間を見通した指導計画」に枝葉をつけることは必要ですが、その分、どこかを剪定することも必要です
時間や人員は限られているのです

うっそうとした森が、手を加えることで、光が届き風が通る林に変わる
そこに、種をまくことで、新たなものが芽を出す
よく言われますが、環境を整え、種をまかなければ芽は出ないのです
また、種をまいた後、水や肥料を与えることは大切ですが、やりすぎや世話のし過ぎはあまりよろしくありません
「何でこんなことになったのだろう?」「こんなはずでは・・・」と、思い通りにならないときに嘆くおとながいますが、それは自分のまいた種がイメージする種ではなくて別の種だったり、別の種の混ざった肥料を与えたからだったりするからではないかと思うのです
とにもかくにも、現在の事実は過去の結果です
教育は難しく、悩ましい・・・
だからこそ、日々、新たな発見や感動があるのでしょう
未来を生きるこどもの成長を支える存在として、おとなはこどもの成長しようとする想いを信じ、こどもと共に、今を本気・根気・元気に生きる
そのことが、こどもの成長につながる教育を支える基盤だとわたしは考えます

そんなことを思った午前でした(※もうひとつの校外の会議が、こどもの教育に関するものではないものの、つながる内容だったため、一層そのように思ったのでしょう)

伝える no.546

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朝、各学級では音声であったり文字であったり担任の個性に応じて、今日の日程のことや諸々の想い等が伝えられます(※上写真は3年生のとある学級の朝の会の様子です)
今日から始まる期末考査に向けて、担任の思いが溢れています

伝えることのねらいや内容、方法はいろいろですが、その中には集団が時間を超えて未来へ向けてよりよく進むために必要なこともあると考えます
歴史を学ぶこともそうであり、温故知新は伝えること・伝わることの重要性を表す言葉のひとつだと思います

今日、6月23日は「慰霊の日」です
沖縄県糸満市摩文仁の平和祈念公園で「令和5年沖縄全戦没者追悼式」が開催されます
一般参列者の入場は4年ぶりです
太平洋戦争における沖縄戦を体験した人は沖縄県の人口の1割を切ったという報道があります
3年生が訪れ、G7広島サミットでも各国首脳が訪れた広島平和記念公園
ここでの被爆体験者も年々減っており、修学旅行では大学生が伝承者としていくつかのグループを案内してくれました
これも伝えることの工夫です

人間は想像することができます
想像が創造につながります
そのために、歴史を伝える
想いを伝える

本日の式典で朗読される、高校3年生、平安名さんの詩を全文紹介します

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2023年度沖縄全戦没者追悼式
平和の詩(原文のまま、沖縄県平和祈念資料館提供)
「今、平和は問いかける」
  私立つくば開成国際高等学校3年 平安名 秋

夏六月
溶けかけたアイスを手に走り出す
緑萌ゆるこの島の昼下がり

礎に刻まれた「兄」に
まるであの日のように
そっと触れるおばぁの涙は
陽炎が登る摩文仁の丘に
ただ果てしなく広がっていく

その涙は体を包み込み
私を「あの日」へといざなう

限りないこの空は
何を覚えているのだろう
涙に満ちたおばぁの瞳は
何を語りかけているのだろう

七十八年前の
あの日
あの時
かけがえのない
たったひとつの命が
憎しみと悲しみの中で
散っていった

名も無き赤子の
微かな
微かな泣き声は
震える母の手によって
冷たく光の無いガマの中で
儚く消えていった

幾多もの砲弾が
紺碧の海を黒く染める鉄の嵐となって
この島に降り注いだ

戦争が起きる前
そこには日常があった

私達と同じように
原っぱを駆け回り
友達とおしゃべりをする
みんなで暖かいご飯を食べ
時には泣き
時には笑い
時には「ありがとう」を伝える

そんな今と変わらない日常が
平和が
そこにはあった

平和は不確かで
脆く崩れやすい
いつもすぐそばにあるのに
いつのまにか消えていく

おばぁの涙は
摩文仁の丘に永遠(とわ)に灯る平和の火は
今、私達に問いかける

平和とは何かを
私達に出来ることは何かを

私は過去から学び
そして未来へと語り継いでいきたい
おばぁの涙を
沖縄の想いを

かけがえのない人達を
決して失いたくはないから

今日も時は過ぎていく
いつもと変わらずに

先人達が紡いできた平和を
次は私達が紡いでいこう

そして世界に届けていきたい
平和を創り
守っていく
この沖縄の「チムグクル」を
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「チムグクル」とは(沖縄の方言で、「心」「精神」という意味です
わたしは一度も沖縄の地を踏んだことがありません
生きているうちに一度は訪れてみたい場所です
そして、現在の日本の平和の礎となった人々に、その場で哀悼の意を表したいと思うのです

毎年、この追悼式で平和の詩が作者によって朗読されますが、2018年に、浦添市立港川中学校3年の相良倫子さんが読み上げた「平和の詩」は、とても強く印象に残っています
長くなりますが、この詩も紹介します
題名は「生きる」です
詩の内容はもとより、追悼式での7分半に及ぶ力強い朗読も圧巻でした
※ネットでも動画を観ることができます

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2018年度 沖縄全戦没者追悼式
平和の詩(原文のまま、沖縄県平和祈念資料館提供)
「生きる」
  浦添市立港川中学校3年 相良 倫子

私は、生きている。
マントルの熱を伝える大地を踏みしめ、
心地よい湿気を孕んだ風を全身に受け、
草の匂いを鼻孔に感じ、
遠くから聞こえてくる潮騒に耳を傾けて。

私は今、生きている。

私の生きるこの島は、
何と美しい島だろう。
青く輝く海、
岩に打ち寄せしぶきを上げて光る波、
山羊の嘶き、
小川のせせらぎ
畑に続く小道、
萌え出づる山の緑、
優しい三線の響き、
照りつける太陽の光。

私はなんと美しい島に、
生まれ育ったのだろう。

ありったけの私の感覚器で、感受性で、
島を感じる。心がじわりと熱くなる。

私はこの瞬間を、生きている。

この瞬間の素晴らしさが
この瞬間の愛おしさが
今と言う安らぎとなり
私の中に広がりゆく。

たまらなく込み上げるこの気持ちを
どう表現しよう。

大切な今よ

かけがえのない今よ

私の生きる、この今よ。

七十三年前、
私の愛する島が、死の島と化したあの日。
小鳥のさえずりは、恐怖の悲鳴と変わった。
優しく響く三線は、爆撃の轟に消えた。
青く広がる大空は、鉄の雨に見えなくなった。
草の匂いは死臭で濁り、
光り輝いていた海の水面は、
戦艦で埋め尽くされた。
火炎放射器から吹き出す炎、幼子の泣き<声、
燃え尽くされた民家、火薬の匂い。
着弾に揺れる大地。血に染まった海。
魑魅魍魎の如く、姿を変えた人々。
阿鼻叫喚の壮絶な戦の記憶。

みんな、生きていたのだ。
私と何も変わらない、
懸命に生きる命だったのだ。
彼らの人生を、それぞれの未来を。
疑うことなく、思い描いていたんだ。
家族がいて、仲間がいて、恋人がいた。
仕事があった。生きがいがあった。
日々の小さな幸せを喜んだ。
手を取り合って生きてきた、私と同じ、人間だった。
それなのに。
壊されて、奪われた。
生きた時代が違う。ただ、それだけで。
無辜の命を。あたり前に生きていた、あの日々を。

摩文仁の丘。眼下に広がる穏やかな海。
悲しくて、忘れることのできない、この島の全て。
私は手を強く握り、誓う。
奪われた命に想いを馳せて、
心から、誓う。

私が生きている限り、
こんなにもたくさんの命を犠牲にした戦争を、
絶対に許さないことを。
もう二度と過去を未来にしないこと。
全ての人間が、国境を越え、人種を越え、
宗教を超え、あらゆる利害を越えて、
平和である世界を目指すこと。
生きる事、命を大切にできることを、
誰からも侵されない世界を創ること。
平和を創造する努力を、厭わないことを。

あなたも、感じるだろう。
この島の美しさを。
あなたも、知っているだろう。
この島の悲しみを。
そして、あなたも、
私と同じこの瞬間(とき)を
一緒に生きているのだ。
今を一緒に、生きているのだ。

だから、きっとわかるはずなんだ。
戦争の無意味さを。本当の平和を。
頭じゃなくて、その心で。
戦力という愚かな力を持つことで、
得られる平和など、本当は無いことを。
平和とは、あたり前に生きること。
その命を精一杯輝かせて生きることだということを。

私は、今を生きている。
みんなと一緒に。
そして、これからも生きていく。
一日一日を大切に。
平和を想って。平和を祈って。
なぜなら、未来は、
この瞬間の延長線上にあるからだ。
つまり、未来は、今なんだ。

大好きな、私の島。
誇り高き、みんなの島。
そして、この島に生きる、すべての命。
私と共に今を生きる、私の友。私の家族。

これからも、共に生きてゆこう。
この青に囲まれた美しい故郷から。
真の平和を発進しよう。
一人一人が立ち上がって、
みんなで未来を歩んでいこう。

摩文仁の丘の風に吹かれ、
私の命が鳴っている。
過去と現在、未来の共鳴。
鎮魂歌よ届け。悲しみの過去に。
命よ響け。生きゆく未来に。
私は今を、生きていく。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

今、できることは何か・・・
まずは感じること、そして事実を知ることからすべてが始まると思います

雑感諸々 no.545

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いまだにSEKAI NO OWARI「Habit」が頭をぐるぐる回ることがあります
何とも中毒性の高い曲で、なかなか個人的脳内ヘビーローテーションから削除されず、最近はやや疲れています
イヤーワーム(ear worm)です
この歌の中で出てくる「壊してみせろよ そのbad habit」という歌詞
「badな習慣を壊せ!」ということは、「goodな習慣は大切に!」ということかなと勝手に思いながら、個人的脳内ヘビーローテーションに抗えないでいます

habit
 1(個人的な)習慣、癖
 2(性格などの)傾向、気質
 3(薬物などへの)依存、中毒
 4(動植物の)習性
 5(結晶の)癖、相
 6修道衣(修道女や修道士の着る、長いゆったりしたガウン)

何となく分かっている気になってこの歌を聴いていましたが、辞書で調べてみると英語が苦手なわたしは少し取り違えていることに気付きました
habitはあくまで個人的なことでした

そこで、もう少し調べました

個人的習慣で、習慣的に行っていること、癖が「habit(ハビット)
その個人的習慣に順番があれば「routine(ルーティーン)
個人的ではなく、多くの人々の習慣で、特に文化的なものは「custom(カスタム)
仕事上の慣例は「practice(プラクティス)
代々受け継がれているものは「tradition(トラディション)
しきたりは「convention(コンベンション)

自分の脳内が整理されてきました
調べて、発することは大事ですね
そして学びは楽しい!!

「custom」といえば、昨日は夏至、一年で最も昼の時間が長くなる日です
半年前の冬至には、「custom」として、カボチャを食べたり、ゆず湯に浸かったりしますが、「はて?夏至にはないなぁ・・・」と、思ったのですが、調べてみるとあるところにはありました

・広い地域で冬瓜
 体を冷やす効果、水分補給による熱中症対策、疲労回復効果による夏バテ予防
・福井県で焼き鯖
 田植えを終え焼き鯖を食べて体力をつける 鯖はスタミナ源
・三重県でミョウガ
 夏至の時期に旬で、成分の「アルファピネン」は発汗効果や消化促進に効果あり
・愛知県でイチジク田楽
 イチジクは不老長寿の果物と江戸時代から伝わり、田楽は豊作祈願をこめる
・京都府で水無月
 半年の穢れを祓い、1年の後半の無病息災を祈願
・大阪でタコ
 稲の根が地面に広がりつくイメージとビタミンB・E、タウリンなど栄養豊富
・関東地方・奈良県で焼餅
 新小麦で作って神に供える(小麦の2毛作の収穫期と豊作祈願)
・香川県でうどん
 田植えや麦刈りでの労をねぎらう
・島根県、熊本県で小麦団子やまんじゅう
 豊作を祈願するため神に供える

そして、一部の地域では菖蒲湯に入るところがあるようです

まだまだあるかもしれませんがわたしが知ったのは以上であり、海外では国内以上に夏至の風習が多くあるようです
他にもあれば、ぜひ教えてください


夏至に合わせたわけではありませが、昨日、植栽の剪定をしてもらいました
そのおかげで木々がさっぱりと軽くなったと同時に、中庭のある場所と体育館側のある場所で鳥の巣が発見されました
どうも抱卵しているようで、ヒナが巣立つまで、見守りたいと思います
今日は雨
抱卵している親鳥は雨の中、身動きせず温め続けています
誰に教わったわけでも学校で習ったわけでもないと思うのですが不思議です

梅雨であることを再認識させられる空模様のもと、出中生は学習に励んでいます
校外へ企業見学に出る学級があれば、校内で級友と共に迫る期末考査に向けて教え合う学級があります
「本気・根気・元気」です

工夫を凝らす no.544

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理科室で3年生が顕微鏡をのぞき込んでいます
「いったい、何を観ているのだろう?」
好奇心に負けて、思わず学習中の○○さんに「何を観ているの?」と尋ねてしまいます
すぐに、「花粉管を観察しています」と答えてくれました

せっかくなので顕微鏡を覗かせてもらいます

ああ! 花粉管が伸びてます!!
さっそく接眼レンズにスマートフォンを押し付け、写真を撮影しました

何が花粉管かよく分からないと、伸びているのかどうかが分かりにくいです
モノを探すときに、そのモノを知らないと探せないのは当然です
では、花粉管の伸びている様子を観察しやすくするために、生徒に何と言葉をかけるか?
これが指導者として、教師が意識するところです

また、花粉管が伸びる様子を観察するために、どの植物の花粉を使うかは大切です
短時間でぐんぐん伸びるものは観察しやすいですね
長い期間、花を咲かせて花粉を採取しやすいものは準備の都合上便利ですね

今日の授業では、インパチェンスを使っていました
インパチェンスもこの観察で利用しやすい植物のひとつです
わたしは、シロツメクサをよく使いました
校地内にたくさんありましたし、10分もかからずに目に見えて花粉管が伸び、1時間も放っておくと、それはもうもじゃもじゃになるほどの逸材でした
シロツメクサに出会うまでは、全然花粉管が伸びないとか、花粉管が観えないなど、当時の生徒には大迷惑をかけてしまっています
誠に、ごめんなさい

理科教師は教科指導の準備だけでなく、実験・観察の準備・片付けがあり、相当の時間をかけて1時限の授業をしています
実験・観察担当職員はいませんから、時間はかかるのです
準備物を他の学級と共有するなどの工夫もしていますが、ある程度の時間は必要です
これは理科だけでなく、他の教科指導も同じでしょう
教材研究は指導の際に重要なのです
教師は少しでも分かりやすくなるように工夫をして授業に臨み、そのことに終わりはありません

ぐんぐん伸びる花粉管と、ぐんぐん成長しようとする出中生、そして工夫を凝らす教師が、どこかシンクロして感じられます

ゆるむ涙腺 no.543

先週末は砺波地区中学校総合選手権大会や砺波地区中学生写生大会をはじめ、すべての部活動の保護者参観を実施しました
わたしは、サッカー競技の担当として主に会場となった砺波総合運動公園に居ましたが、少し時間を見て、他の場所で活動する出中生の様子を見せてもらいました

どの場所でも、出中生が本気・根気・元気に活動する姿を観られてうれしかったです

サッカー競技の開始式で、出町中学校と石動中学校の選手の前で、激励の言葉を伝える機会がありました

そこでわたしは7月1日のJリーグの公式戦を最後にヴィッセル神戸を退団する、アンドレス・イニエスタ選手がかつて発言した言葉を伝えました

「ぼくの義務は、どんなポジションに置かれようと、最大限のパフォーマンスを発揮することだ」

この言葉を、目の前に整列している選手はもちろんですが、ベンチ前で整列している選手、ピッチ外で見ている選手、スタンドで応援している人たち、すべてに伝えたかったのです

そのため、次のように続けました

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ポジションはピッチの中だけではないとわたしは思っています
ベンチもスタンドも含めた、チーム同士の勝負であり、それぞれの役割をその場で精一杯果たしてほしい
選手のみなさんは、どのような状況であっても、ゴールのために、最後まで全力を尽くしきってほしい
応援するみなさんは、仲間を信じ応援しきってほしい
この会場にいるすべてのみなさんの、フェアプレー精神を発揮したゲームの結果、仲間を応援しきったゲームの結果、それは勝敗にかかわらず、未来につながる素晴らしいことだと思います
結びに、この大会を実施できることは当たり前ではなく、多くの方の支えがあってこそです
その中には送り出してくれた家族も、いつも応援してくれる地域の方もいます
いろいろなことに感謝しつつ、勝利を目指してください
それぞれの場所で力を出し切るみなさんを応援し、わたしからの激励の言葉とします
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

今回のわたしからの激励の言葉のテーマは、「出し切る」です
それも、「それぞれが置かれた場所で「出し切る」」でした

この話はサッカー会場だけでしたお話ですから、サッカー競技以外の場所で活動する出中生は聞いていないのですが、庄川水記念公園の美術部も、庄川体育センターの剣道部も、砺波市野球場の野球部も、小矢部運動公園庭球場のソフトテニス部も、出し切ろうとする姿がありました
きっと、わたしが見に行けなかった場所で活動していた出中生も、それぞれにがんばってくれていたと思っています

サッカー競技、決勝戦
出町中学校と福野中学校との対戦
準決勝で庄西中学校に競り勝ち、調子に乗っていた福野中学校
福野中のゴールキーパーは準決勝の激闘で体調を崩し、決勝戦には出場できない状況でしたが、決勝戦でもその勢いのままに本校に挑んできました
出町中は前半の決定機にゴールを奪えず、逆に、福野中に2点を奪われる展開となります
しかし、仲間を信じ、自分を信じ、1点を返してハーフタイムを迎えます
後半の0−2で迎えるのと、1−2で迎えるのは全然違います
後半は攻め込む時間帯が多くなります
しかし、なかなかゴールを奪えません
じりじりした展開です
そして終了間際
コーナーキックから同点ゴールが生まれます

歳をとると涙腺が緩んでいますから、大変でした
ここまでずっとバックスタンドで大きな声でチャントし続けた部員たち
最後の最後まであきらめずにゴールを目指したピッチ内の選手たち
ベンチでサポートし続けた選手たち
交代出場した選手の献身的なプレー
スタンドで応援してくださる保護者や卒業生

イニエスタ選手の言葉どおり、それぞれのポジション(場所・立場)で最大限のパフォーマンスを発揮する姿です

延長を終え、2−2
足をつる相手チームの選手を助ける選手
そんなフェアプレー精神あふれるシーンもありました
公式記録のシュート数は次の通り
出町中10本
 ※前半2本、後半5本、延長前半2本、延長後半1本
福野中5本
 ※前半2本、後半0本、延長前半0本、延長後半3本
決勝の様子が蘇る数字です

そして、PK戦
出町中学校は先攻
こちらの4人目を終えた時点で、2人成功、2人失敗に対し、福野中学校は3人成功
ただ、福野中の4人目が失敗し、出町中の5人目が成功
そして、これを決めれば勝利する福野中の5人目が失敗
なんと、PK戦も両チーム5人を終えて3−3と同点となります
ここでも涙腺が・・・
この後、敗戦となりましたが、PK戦での敗戦はもうどうしようもありません

勝負にタラレバは禁物であり、結果を今後に生かすのみです
サッカーに限らず勝負事やここぞという場面では何が起こるか分かりませんから、勝利等を目指すことを突き詰めていくと、わたしの場合、最後には日常の過ごし方や人間性を意識することになりました
そのことの大切さを今回の大会でも感じました
サッカー競技の1日目の試合で、本校で控えだった○○選手が交代出場し、公式戦初得点を奪いました
その時、本人が喜ぶのはもちろんですが、周りの選手、バックスタンドの出中生が喜んでいました
彼ががんばっている姿をみんなが見て、応援していたのでしょう
本気で根気よく元気にものごとに取り組んでいることを、誰かがどこかで見ています
その誰かは、人だけでなくサッカーの神様もかもしれません

ああ、またダラダラと長文になりました
反省
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まなぶこと no.542

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英語科の学習
第2学年のある学級で、ALTが日本を旅行するためのプレゼンつくりに取り組んでいました
場所を決めて、情報を集め、紹介するための英文を作成します
楽しそうに、主体的に学習に取り組んでいます

こんなわたしにも、中学生時代や高校生時代がありました
その中で、何が苦痛だったかと問われれば、まずは6年間ずっと苦痛だった「英語の学習」と、答えます
学習内容がチンプンカンプンで理解できなかったのです
「言語をマスターするには慣れだ」と、頭では分かっているつもりなのですが、反復練習や地道な学習を苦手とするわたしには、とてもハードルが高かったのです
すべてわたしが原因です
ただ、その割に洋楽は好きで、よく聴いていたからか、大学での英語の講義は興味深く、面白くなりました
第2外国語のドイツ語の方は散々で、再履修の末の単位取得でしたが、英語はなんとか再履修なしで単位をいただけました
要は、大学生になって初めて、英語に興味がわき、主体的に学べたのです
興味がわくと、「right」と「wright」のように違うつづりで同じ発音の単語や、「light」のように、ひとつの単語で「軽い」「光」と、全然別の意味をもつ単語の存在が気になり出すから不思議です
どちらも中学校で学習する単語にも関わらずです

※ちなみに日本語も同音異義語は多いです
例:「こうしょう」は50弱か・・・
校章、交渉、公称、考証、工商、工匠、公証、交床、後章、公傷
巧匠、巧笑、甲匠、交鈔、交睫、口承、口誦、好尚、工廠、行省
行粧、行障、行賞、厚相、厚賞、咬傷、哄笑、後証、公相、洪鐘
紅晶、降将、高声、高姓、高尚、高承、高昌、高商、公娼、高唱
高蹤、黄鐘、康正、鉱床、綱掌、講頌、講誦、翺翔・・・
※多義語も多いですね
例:首→「頭と胴体をつなぐ部位」と「解雇、除名」という意味
結構→「全体の構造や組み立てを考えること」「もくろみ、計画」
「すぐれていて欠点がない様」「それ以上必要としない様」等



中でも個人的に英単語で興味深いのは「present」です
「贈り物」は英語で、「present」
現在、過去、未来の「現在」も英語で、「present」

不思議ではないですか?

「ジーニアス英和大辞典」によれば、現在を意味する「present」はラテン語の「praeesse(近くにいる)」という単語に由来するとのこと
贈り物を意味する「present」は古いフランス語の「presenter(贈り物をする)」に由来するとのこと
語源が違うようでありながら、古いフランス語の「presenter」は、もともとラテン語の「praeesse」に由来するらしく、結局たどればつながるようです

ただ、アメリカの歴史家で作家のアリス・モース・アールの言葉が、すとんと腑に落ちて、わたしは好きです
※「Sun Dials and Roses of Yesterday」(1902年)?

 The clock is running.
 Make the most of today.
 Time waits for no man.
 Yesterday is history.
 Tomorrow is a mystery.
 Today is a gift.
 That's why it is called the present.

   Alice Morse Earle

和訳は次の通りです ↓

 時は刻々と進んでいます
 今日という日を最大限に生きよう
 時は人を待ってはくれません
 昨日は過去であり、
 明日は未知であり
 今日は贈り物です
 ゆえに、「今」を英語で「プレゼント」といいます

  アリス・モース・アール

ああ、また小難しい話が長くなりました
やはり、知ることはおもしろいです
別にわたしは勉強が好きな人間ではありませんよ
単に、「興味があることは、より知りたくなる」という、人間が本来持っているであろう本能に動かされているだけだと思っています
勉めて強いると書く「勉強」には、脳内で拒否権が発動されますが・・・

風が吹く no.541

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じめじめとして空気が肌にまとわりつくような感触
この時期の典型的な気候がここ数日続いています
そんな時、風が教室を通り抜けると、さわやかで何とも言えない気分になります

5月22日から6月16日までの間、期間はそれぞれ違うのですが、3名の大学生が本校で教育実習に取り組んでいます
決して、それまでの出町中学校が「じめじめしていた」というわけではないという前提ですが、中学生とはまた別に、若者が本気で根気よく元気に取り組む姿は、教育現場に風を吹かせてくれているように感じます
最近は、卒業生ではない学生も教育実習で受け入れることが多くなりましたが、今回の3名は全員本校卒業生です
わたしが教頭を務めていた時の1年生ですが、3人とも中学時代の面影が残っています
人間は不思議なもので、過去に出会ったことのある人は、どこか特別に感じます

出中生だけでなく、我々教職員にとっても、3人の存在は、新鮮で自分自身を振り返る機会になっていると感じます
ああ、少なくともわたしには、なっています
その頃の自分や、新採の頃の自分をふりかえられるのです
そして、それは今の自分の振り返りにもつながります

また、授業の教科指導、生徒指導や給食指導など、3人にはよりよくなるための伸びしろがいっぱいであることは当たり前ですが、3人の本気さ、根気さ、元気さなど、教育に向かう姿勢には見習うことが多いのです
出中生には本校の先輩として、その姿から感じることも多かったのではと思っています

いつもの学校とは違う人がいることは、風が吹くことと似ていると思います

教師不足が課題となっています
本校での実習を通して、教師の道を歩もうと思ってくれたとしたらうれしいです
当然、強制されることではないですし、自分の人生は自分自身で決めることです
教育実習に取り組む3人は、どの道へ進んでも、確実に歩んでいけると思っています

出会いいろいろ no.540

とある文章に出会いました

橙は、蜜柑さ
赤は、血の色
命は、母さん
神は、偉大だ

わかりますか?
次は、すべてひらがなにしてみます

だいだいは みかんさ
あかは ちのいろ
いのちは かあさん
かみは いだいだ

わかりますか?
最後は、連続した1文にしてみます

だいだいはみかんさあかはちのいろいのちはかあさんかみはいだいだ

いかがですか?
そうです、文頭から読んでも、文末から読んでも読みが同じです
「回文」です

誠に「ことば」は、面白い
「ことば」に限らず、何事も知れば知るほど分からないことが増えますし、面白くなってくると言ったほうがよいでしょうか

本校図書室にも回文の書籍がありました
その中の3巻が下の写真のものです

一読し、それぞれの巻から直観的に選んだ個人的第1位は、次の3作品です

「美しい畳を見た大使、苦痛」 回文あそび 青の巻 2期
 → なぜ苦痛になったかは疑問・・・

「この鷹、博多の子」 回文あそび 黒の巻 2期
 → ソフトバンクホークスを連想しました

「よい先生よ」 回文あそび 金の巻 2期
 → なんとなく、1位です

いかがでしょう?
世の中には、いろいろ考える人がいますね
「私、負けましたわ」
これも回文です
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環境 no539

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朝、廊下には教室へ向かう出中生の姿が当たり前のように見られます
当たり前に思えることは、実は当たり前でないことがたくさんあります
身の回りのことはほぼすべてそうだと感じる年齢になってきました
今こうして学校に勤務し、出中生の姿を観られることも、朝目覚めてご飯を食べられることも、すべてです

朝の会の前に、図書室で本を借りる○○さんの姿がありました
カウンターで本を借りる手続きをしている○○さんに問います
「これまで何冊ほど借りていますか?」
「結構借りています」と○○さんが答えてくれます
学校司書さんが「○○さんは相当借りていますよ」と教えてくれました
本校では、係の生徒がなくても、自分で必要事項を記入し、本を借りることができます
また、図書室はずっと開放したままです
これが、本校の教育環境です

午前中、地域の○○さんが来校され、ユリの花を届けてくださいました
いつも、このように花を届けてくださる○○さん
ありがたいことです
さっそく職員が正面玄関の目立つところに活けてくれました
また、校長室には職員が活けてくれた花々があります
これも、本校の教育環境です
教師のみならず、職員や地域の方のおかげさまで、教育環境が整えられています

教職員も教育環境の一要素として、自身の言動等を意識し、教育環境を整えます
そこで学ぶ出中生も、その環境のムードを醸成する大切な存在です


裾野を広げる no.538

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昨日、砺波市文化会館で開催された「富山県 合唱の祭典」に行ってきました
本校の合唱部が出演することから、楽しみにしていました
出演しているグループは年齢層も合唱歴も、また、合唱に取り組む想いも、幅広く感じました
コンテストやコンクールとは違うムードの中、出演者それぞれが合唱を楽しんでいることが伝わります

そして、富山県合唱連盟理事長 中井 隆司 氏のあいさつに次のような言葉がありました
「ジュニアや小学生等の若年層を中心に合唱の裾野を広げる。それが中学・高校・大学での合従活動に繋がり、生涯にわたって合唱を愛する人が増える・・・。そんな富山県になることを願いながら活動してきました。」

少子化、人口減
そんな中で合唱、スポーツ、地域活動等、人不足が課題ですが、年齢を超えて活動するこのような企画は、理事長さんが言われる通り、現状維持のみならず裾野を広げることにもつながると感じます
失礼な言い方になるかもしれませんが、高齢の方が段差に留意しながら、ゆっくりとステージ上の壇に上がられる姿からは想像できなかった、生き生きとした合唱の姿を拝見し、そのことを実感しました
合唱連盟が合唱の日を消さないように、年齢や団体の枠を超えて一丸となって進もうとする姿に、多くの学びを感じます

ステージを見ながらそのようなことを思っているうちに、我が出町中学校の合唱部の登場となりました
もちろん、出町中学校合唱部の合唱は他と次元が違うように感じられました
決して贔屓耳ではないと、個人的には思っています
合唱部のみなさん、素敵な合唱をありがとう

ロックの日 no.537

今朝、富山県警察安全情報ネットで、警察本部犯罪抑止対策室からの情報メールが届きました
件名は、「本日(6/9)はロックの日!」です

はて?
ロックの日とは、何の日でしょう?

警察からの発信ですから、鍵のLOCKかなとは思いますが、他の人はどう思うのだろう?と疑問がわいたので、さっそく出中生、教職員、のべ15名を対象に調査しました

質問「ロックと聞いて、何を連想しますか?」
回答 鍵のLOCKに関わることを連想  10名
   音楽のROCK musicに関わることを連想 3名
   岩のROCKに関わることを連想  1名
   オン・ザ・ロック  1名

やはり、鍵に関わることを連想した人が多かったです

富山県警からのメールの内容は次の通りです
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ある裁判所で被告人と検察官とのやりとりを新聞で見た検察官の質問
検察官「どうして富山で車上ねらいをしたのか」
被告人「富山は東京と違う」「貴重品が車内にあっても鍵のかかっている車が少ない」「防犯カメラも少ない」「捕まる心配もない」「車上ねらいをするために富山に遠征した」※若干加筆修正

今後も車上ねらいの発生が懸念されます
こうしたことを言われないためにも、皆さんも、「日本一安全で安心して暮らせる富山」を目指して、本日のロックの日を機会に、家族や職場、地区などで下記の事項を話し合いましょう

普段から、家も車も自転車のカギかけの徹底
◇カギをかけても、車内には貴重品を放置しない
◇街頭には防犯カメラ、家にはセンサーライトの設置の検討

詳細はこちらからご確認ください。
Https://plus.sugumail.com/usr/toyama-police/doc...

富山県警察本部生活安全企画課 犯罪抑止対策室
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

富山県警察安全情報ネットに登録されている方々には届いたと思います
確かに、砺波地方では家や自転車、自動車で無施錠のままということが多いと感じます
※子どもの頃よりも施錠する人が増えた気もしますが・・・

富山県警は、犯罪抑止のための施錠を県民にはたらきかけ続けています
その方法のひとつにキャラクターづくりもあります
その名は、富山県警察カギかけヒーロー KEYレンジャー ツーロック V!!
カギかけの大切さを広め、人知れず街の安全を守るため、カギかけの邪魔をするライバル・ムセジョーカーに負けないよう活動しているそうです
その他の設定も次のようにされています

身長:160センチメートル前後
体重:約50キログラム
性格:子供好き、几帳面
使命:カギかけの大切さを広めること
目標:施錠率100%
好きな音楽:ロック
ライバル:ムセジョーカー
必殺技:キーパンチ
決め台詞:「1・2・3・4・5・ロック!!」

県警の本気度が伝わります

今夜から「となみ夜高まつり」です
祭に参加する出中生は、自転車のロックはもちろん、安全に留意しましょう
困ったことがあれば、すぐに家の人や現地警備本部等に相談しましょう
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作用・反作用 no.536

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朝、壁にしこたま右手をぶつけてしまいました
自分の身体のサイズ感を把握できなくなっていることは置いておいて、ある意味、手で壁に対して力を加えたにもかかわらず、なぜ痛い思いをするのでしょう?

これは中学校の理科で学習する「作用・反作用」で、その理由を説明することができます
高等学校で物理を学習すれば、運動の第3法則としても詳しく学びます
2つの物体があって、一方が力を及ぼす(作用)場合、もう一方は向きが反対で大きさが等しい力を及ぼす(反作用)というものです
一方だけがもう一方へ力を及ぼすことはなく、必ずその反作用が存在します

わたしは人間関係等においても作用・反作用があり、それがはっきりしないとモヤモヤする元になると考えます
個人的に音楽を聴くときには、直接演奏者の音を感じられるLIVEが好きなのも、このせいかもしれません
現場で作用・反作用の具体を体感し、すっきりさせたいのでしょう
ストレートに反応が欲しいと言えばよいでしょうか

人間関係において大切な、あいさつではどうでしょう
「おはようございます」と誰かに言って、反応がない場合があります
ちょっとがっかりですが、ここで注意が必要です
相手が「おはようございます」と言わなくても、反応している場合があるからです
少しうなずくは、反応です
ピクリと眉を動かすのも、反応です
プイっとあっちを向くのも反応です
決して、「おはようございます」に対する反応は「おはようございます」だけではありません
特に思春期真っただ中であれば、その反応には別の力がはたらいて、単純な作用・反作用とはならない場合があります
中学校教師として生活していると、そういうことを理解できずに傷ついたり、悩んだりすることもありました
自分の思っている反応がすべてではないことを、中学生からたくさん教わりました

何かに身体の一部をぶつけて、痛い思いができることは、はっきりとした自然からの反応であり、シンプルに喜ばしいことです
ただ、分かりにくいからこそ、その反応に気付けたときや、その反応が変化したときに喜びを感じるのも教師です

はたらきかける
その結果、こどもの実態を知る
その結果、こどもの成長を感じる
そして、そのことを相手に伝える
教師がしていることは、この繰り返しかもしれません

今朝から生活向上委員会による「あいさつ運動」が始まりました
委員会で決められたこの運動の目的は、「学校中に、さわやかなあいさつを交わせるような雰囲気をつくる」です
「さわやかな」「雰囲気をつくる」となっているところが、個人的に素敵だと感じています
やってみることでまたいろいろなことを学ぶことができます
出中生の成長が楽しみです
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行事予定
3/11 予餞会
3/13 同窓会入会式
3/14 卒業証書授与式  10:00

学校だより

1学年だより

2学年だより

3学年だより

インフルエンザ様式

その他感染症様式(インフルエンザ以外)

学校からのお知らせ