最新更新日:2024/05/20 | |
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砺波市立出町中学校
住所:〒939-1366 富山県砺波市表町18番29号 TEL:0763-33-2329 FAX:0763-33-2330 |
作用・反作用 no.536自分の身体のサイズ感を把握できなくなっていることは置いておいて、ある意味、手で壁に対して力を加えたにもかかわらず、なぜ痛い思いをするのでしょう? これは中学校の理科で学習する「作用・反作用」で、その理由を説明することができます 高等学校で物理を学習すれば、運動の第3法則としても詳しく学びます 2つの物体があって、一方が力を及ぼす(作用)場合、もう一方は向きが反対で大きさが等しい力を及ぼす(反作用)というものです 一方だけがもう一方へ力を及ぼすことはなく、必ずその反作用が存在します わたしは人間関係等においても作用・反作用があり、それがはっきりしないとモヤモヤする元になると考えます 個人的に音楽を聴くときには、直接演奏者の音を感じられるLIVEが好きなのも、このせいかもしれません 現場で作用・反作用の具体を体感し、すっきりさせたいのでしょう ストレートに反応が欲しいと言えばよいでしょうか 人間関係において大切な、あいさつではどうでしょう 「おはようございます」と誰かに言って、反応がない場合があります ちょっとがっかりですが、ここで注意が必要です 相手が「おはようございます」と言わなくても、反応している場合があるからです 少しうなずくは、反応です ピクリと眉を動かすのも、反応です プイっとあっちを向くのも反応です 決して、「おはようございます」に対する反応は「おはようございます」だけではありません 特に思春期真っただ中であれば、その反応には別の力がはたらいて、単純な作用・反作用とはならない場合があります 中学校教師として生活していると、そういうことを理解できずに傷ついたり、悩んだりすることもありました 自分の思っている反応がすべてではないことを、中学生からたくさん教わりました 何かに身体の一部をぶつけて、痛い思いができることは、はっきりとした自然からの反応であり、シンプルに喜ばしいことです ただ、分かりにくいからこそ、その反応に気付けたときや、その反応が変化したときに喜びを感じるのも教師です はたらきかける その結果、こどもの実態を知る その結果、こどもの成長を感じる そして、そのことを相手に伝える 教師がしていることは、この繰り返しかもしれません 今朝から生活向上委員会による「あいさつ運動」が始まりました 委員会で決められたこの運動の目的は、「学校中に、さわやかなあいさつを交わせるような雰囲気をつくる」です 「さわやかな」「雰囲気をつくる」となっているところが、個人的に素敵だと感じています やってみることでまたいろいろなことを学ぶことができます 出中生の成長が楽しみです いかがでしょうか? no.535国語科の授業で、教科書の記述個所を指で示しながら自分の考えを説明し合っています また、社会科の授業では、教科書はもちろん資料集、資料プリント、タブレットを使い、自分の考えをまとめています 学習の場には、教科書があります 出中生は毎日見ていますが、最近の教科書を保護者の方や地域の方はご覧になられたことがあるでしょうか? 上の写真でもちらりと見られますが、カラフルで写真や図表が多く用いられています もし、少しでも興味をもたれたら、お子さんの教科書をご覧になっていただければと思います また、ちょうど昨日6月6日から、令和5年度の教科書展示会が開催されています 昭和23年の検定教科書制度の実施により、教科書の適正な採択に資するため、教科書発行法により設けられた制度です 毎年、全国で開催されます 砺波市では、庄川支所にて、小学校、中学校、高等学校の教科書見本が展示され、どなたでも手にとってご覧いただけます 展示期間:令和5年6月6日(火)〜7月5日(水) 展示時間:午前9時〜午後5時まで(土・日・祝日は休館) 展示会場:砺波市役所庄川支所3階 資料室 ※6月6日(火)〜6月15日(木)は高校用を展示(法定外展示) ※6月16日(金)〜7月5日(水)は、小・中・高校用を展示(法定展示) 詳しくは「令和5年度 教科書展示会(案内)」にて確認いただけます 中学生当時とは別の感情が湧かれる方も多いのではと想像します 案外、読んでみるとおもしろいものです 当時はそんな事をあまり感じなかったのですが・・・ 不思議なものです 命 no.534
朝、教室の前でなんだかいつもと違う様子の○○さん
「どうしたの?何か待ってるの?」と、問うと、あることを教えてくれました それは玄関スロープにとりのヒナが死んでいるというのです それも2羽のヒナ すぐにピンときました スロープの上に巣をつくっていたスズメのことです そういえば、今朝は鳴き声が聞こえないなぁと思っていました 「それは、丁重に弔ってあげないといけないな」と言うと、○○さんと□□さんが、丁寧にその場所まで案内してくれました さっそく2羽を引き取り、弔いました 1羽はほぼ無傷の状態で、もう1羽も無傷だったようですが、何かに踏まれ一部がつぶれていました 巣から落ちたのか、何者か(小動物)に落とされたのかは分かりません ただ、悲しいですがこれも自然の摂理です たまたま気づく場所で息を引き取り、それを見つけた○○さんや□□さんがいたわけです そして、わたしに教えてくれた・・・ 多くの人に気づかれずに、ひっそりと命が生まれたり、なくなったり 食用の動物や植物の命も考えると、もう気が遠くなります そう考えると、多くの命に支えられて生きている自分は、今この時、一瞬一瞬を大切に生きたいと思います 冥福を祈ります あっ、・・・、親鳥がヒナを探すような鳴き声が外から聞こえます 心配そうにしてた○○さんや□□さんの表情が浮かびます 厳しさ ≠ 怖さ no.533出町中学校吹奏楽部の演奏だけでなく、他団体の演奏も拝聴でき、とても楽しい時間でした コンクールとは違い、自由度の高い演奏が可能であり、それぞれに工夫が凝らされたステージがいっぱいです 個人的見解ですが、演奏者の緊張感と共に、演奏する楽しさを強く感じられました 出中生も限られた中での練習の成果を、存分に発揮してくれていたと感じました これまた個人的見解ですが、コントラバスを途中で「くるりん」と回すパフォーマンスはわたし好みです 最近は砺波地区選手権大会、砺波市民体育大会、砺波地区吹奏楽祭など、出中生が緊張感をもって「本番」に向かう機会の多い季節です それぞれに目標をもって、日々積み重ねているものを、「本番」で出し切る これはなかなかに難しいことですが、大きな達成感を味わえるチャンスです 思い通りの結果にならなときも、それは成長へ向けての教訓となります 昨日の全日本陸上選手権大会 最終日 男子100メートル決勝に前回王者のサニブラウン・ハキーム選手がスタートラインについたところからその映像を観ました 号砲の後、やや遅れるサニブラウン選手 結果はずるずると引き離されて、最下位 レース後に「足をつってしまった」と答えます 準決勝でも「スタート前からつっていたんですよ」と 4月下旬に2レースに出走後、負荷のかかるトレーニングを積んでおり、大会開幕1週間前まで継続したことが、痛みにつながったようで、「こういうことがないように、日々の生活を見直したい」と語ったと、報じられました 最近の出中生の様子や、昨日のサニブラウン選手のレースを見て、「厳しさ」についていろいろ考えます 「厳しさ」のベクトルは、自分に対してだけでなく、他人に対しても含めてです 他人に対する場合は、わたしたちおとな、特に教育を仕事とする教師は、「厳しさ」の意味を意識したいと考えます 厳しさの5つの条件について、10年以上前に朝倉千恵子 氏(株式会社新規開拓設立 代表取締役)が語っておられたことが印象に残っています 「以前の会社の経営トップの教えです」と語った5つの条件です(※2011.2.15) 1 私心がない 2 見逃さない 3 具体的である 4 率直である 5 本質をつく このことについて、光山昌浩 氏(サステイナブルエネルギー開発株式会社 代表取締役社長 CEO)は、「もうひとつ条件を付け加えるなら「愛情をもつこと」であり、この言葉がそぐわなければ孔子の言う「仁の心」をもつこと」と、反応しておられました 「厳しく育てる」と、口で言うのは簡単ですが、育てる側の意識や覚悟に、より高く、より強いものが求められると思っています また、決して「厳しさ」と「怖さ」を混同してはいけません 恐怖心を与えることと、厳しさとを混同し、勘違いすることは危険です 教師になりたての頃、いや、若い頃は、自分自身「厳しさ」と「怖さ」を混同して、多くの人に迷惑をかけていました 深く反省 今もまだまだ「厳しさ」について修行中です アメリカ大リーグで活躍する大谷翔平選手は、自分自身に対して相当厳しいと想像しますが、彼の言動からは、野球を楽しむ気持ちと野球を愛する気持ちが感じられます 史上最年少7冠を達成した藤井壮太 氏 にしても将棋に対する厳しさと、将棋への愛が感じられます 教育に対する厳しさ、愛、・・・ まだまだ修行が足りないわたしです・・・ 緊張感 no.532昨日とは対照的な空の下、砺波地区の中学生が自分の力を出し切ろうと、がんばっています 走り高跳びで1回目パスの後、次の高さを見事1回でクリアした〇〇さん クリア直後、跳躍前の緊張した表情を崩して、「あ!、緊張したぁ」と、心境を聞かせてくれました 素晴らしい体験を積めているなぁと、感じます これも昨日の荒天の中も、今日も、大会運営に協力いただいている地区内各市の陸上協会の方々や学校関係者など多くのみなさんのおかげです そのことも意識できる出中生であってほしいと思っています ゴールを目指す no.531朝の打ち合わせから準備の様子まで拝見して開会式に参加 そして一部の種目を観戦した後、校務の関係で昼前に学校へ戻りました 開催に向けて準備を進めていただいた競技役員の皆さん、大会関係者の皆さんには、感謝しかありません ありがとうございます 今まで厳しい毎日の練習に耐え、努力して来た選手のみなさんは、今日のゴールを、はっきり見ているでしょうか? 地区選手権大会で総合優勝する! 必ず目標を達成してくる 一人一人自己ベストを更新する 自分が出場する種目すべてで自己ベストを更新する これは、本校の選手たちが立てた目標であり、想いです ゴールは人それぞれにあります そして、そのゴールに向けて戦うのは自分自身です 隣にいるのはともに自己ベストを狙う仲間であり、ライバルであり、敵ではないとわたしは思います 最大の敵は自分自身です 会場では、自分のもてるすべての力が発揮できることを願っていました 今日は選手一人一人が主役です 雨の中、出町中学生のみならず、地区内の中学生は力を出し切れたでしょうか? 結果報告を楽しみに、帰校する出中生たちを待ちます 集団の力&愛の力 no.530近寄ってみると、昨日の壮行会を終えたタイミングでの生徒会からの掲示でした 「各種大会等に向けて 各部の思いを共有しよう」 「全校で心を1つに各部を応援しましょう!」 集団の力、愛の力を感じます この想いが、日常の学校生活や、運動会等の縦割り活動につながっていきます わたしにとっても、うれしくなり、元気にさせてくれる掲示です ありがとう 愛の力と言えば、開放した校長室の窓から、最近、チュチュチュチュっと、少し鳴き慣れていないさえずりが聞こえます また、この季節が来たかと、さっそく脚立をもって覗いてきました やはり、今年も新たな命が育っているようです 2か所でスズメの巣が確認できました ヒトも、スズメも、親の愛を一身に受けて成長するその姿は、愛おしいものです ※ヒナの姿は見にくいですが、ふたつの巣の様子はこちら↓ みなみな様のおかげです no.529お忙しい中、文化体育後援会会長 清澤様に来校いただき激励の言葉をいただきました 応援団をはじめ、企画運営に関係してくれた出中生・教職員に感謝します 久しぶりに、全員が体育館でこの雰囲気を共有できてうれしかったです 身体全体で出町中学校のつながりを感じる瞬間でした また、給食の時間、3年生は特別メニューとして、「アユ」が付きました 昨年度に引き続き、市内4中学校の3年生に、給食に株式会社山田商事様から「となみブランド」の鮎の塩焼きを提供していただいたのです 6月1日が鮎の日であることから企画されたものです 山田商事のみなさんが丹精込めて育てられた、「生粋(きっすい)の庄川鮎」です 昨年度、わたしは食べられなかったのですが、今年度はおいしくいただきました 1、2年生のみなさんごめんなさい ちょこっと教室をのぞきに行きましたが、アユを堪能している姿が見られました(※個人的見解です) 山田様、ごちそうさまでした 今日も、地域のみなさんに多大な支援をいただいていることを実感する1日でした その支援に応えるには、今自分ができることをやるのみです 壮行会で伝えましたが、漫画「スラムダンク」で、インターハイ出場をかけた神奈川県予選の試合中、大黒柱でキャプテンの赤木剛憲が一時退場し、チームが窮地に陥ったとき、桜木花道が仲間に言ったことと重なります 「オレに今できることをやるよ!!やってやる!!」 試合だけでなく、写生大会や、人生についても通じる桜木花道のことばだと思っています がんばろう、出町中学校 教師も学ぶ no.528本校では砺波市・小矢部市の理科教師が集まり、2年3組の授業を基に、研修を進めています 出中生の学習に取り組む姿に、先生方からお褒めの言葉をいただいています そして、教師はこのような機会を活かし、より授業力を高め、よりよい教育をめざします 教師(おとな)が学ぶことなしに、生徒(子ども)へ「学べ!」とは言えないと、わたしは思っています 脱皮しない蛇は滅びる それは、蛇だけでなく、子供も大人も関係なく人間もでしょう 自分本位な考え、見識だけでなく、違う価値観の人々からの多面的多角的な指摘も踏まえて、物事を考えないと、間違いを犯すとも考えています 人間は社会性の動物なのです そのことを、歴史が教えてくれているとわたしは感じています 雨の朝 no.527雨の朝でした 昼に玄関を見ると、傘立てには出中生の帰宅の時を待つ傘たちが並んでいます 雨でウキウキ楽しい人 雨で気が重い人 雨で恵みを感じる人 感じ方は人それぞれ 昨日から台風と前線の影響で大雨の予報が出ていたので、心配していたのですが、出中生は他の雨の日と同様に平然と登校しているように見えました 傘をさして歩いて登校する出中生 雨具を着て自転車で登校する出中生 家族に送ってもらって自動車で登校する出中生 これも、人それぞれです 個人的に、梅雨前の雨天の日は、唐突に高校時代の自転車通学を思い出します 毎日片道10km弱の自転車通学でした 今にして思えば、よく通ってました 1年生の頃は、雨でも多少の雪でも自転車でした 2年生になると、雨が降るとバスに乗ることがありました 3年生になると、雨が降ると確実にバスでした まあ、それにしても、よく通っていました 当時、高校のある市内で身元引受人が必要で、化粧品店を営むおじさんにお願いしていたのですが、高校卒業後によく言われたことがあります 「3年間、1回も家に寄らなかったなぁ」と 「お茶でも飲んで休んでいけばよかったのになぁ」と 通学途中、その家の横を通っていたのですが、確かに一度も寄りませんでした 昔から無礼なわたしです 雨のにおいと、雨具のにおいと、なんとなく「ムン」とする空気の感覚と、何十年も前が思い出されるから不思議です 朝の雨は、雨具を着ていてもからだが濡れて、そのまま授業に突入しますから、既に心が落ちていました 帰り雨はどんなに濡れても、家に帰れば着替えてゴロゴロするだけですから、そんなに嫌いではなかったことも、思い出します 人間の心は勝手なものです 今朝、出中生の登校を横目に、早々に学校を出て外の用事へ出かけましたが、雨具を着て必死に自転車を走らせる出中生の姿も見られ、ますます、昔の自分を思い出しました 主体性 no.526ここ数年は、新型コロナウイルス感染症の影響で、全校生徒が集まり、応援歌を歌う事が制限されていました 今年度は5類感染症へ移行もあり、以前の形で実施するため、生徒会が練習を企画しました 先週から玄関内に設置されているモニターに、生徒会が制作した応援歌の歌詞についてのプレゼンテーションが流されたり、お昼の放送で応援歌が流されたりしており、その企画力や積極性に関心しています 生徒たちの力は無限です その力を引き出す、成長させるのは、安心してチャレンジできる環境や、一緒に活動する仲間の存在だと感じます なんとも頼もしい出中生 今年度最初の壮行会が楽しみです 緊張感 no.5251年生にとっては、中学校入学後はじめての定期考査 どの教室も、緊張感が漂っています (※上写真:開始の合図と同時に1教科目がスタート) 「緊張感」は、悪いものとは思っていません 管理職になる前、スポーツの大会の前になると、「緊張するので、どうしたらよいでしょう?」と相談してくる生徒が何人もました そういう時は決まって、 「緊張することは大切」 「それが競技前の身体の準備につながる」 「ただ、緊張し過ぎはパフォーマンスを低下させることがあるから、今までやってきたことを信じてやるのみ」 などと、伝えていました また、緊張を和らげる呼吸法や、おまじないを教えることもありました 特に、「今までやってきたことを信じて、・・・」と言うには、日頃の練習が信じられるものでなければなりません そのあたりは、いつも悩み続けながら取り組んでいたものです この立場になって、壮行会でよく話すことですが、「自信をもってプレーするとは、自分を信じるられるか」ということです 自分のことを一番よく見ているのは自分自身であり、ごまかすことはできません だから、人から何を言われようが、自分自身が納得する練習・準備をすることが大切なのです 納得する生き方というと大げさ過ぎますかね 今日の中間考査も同じです 日頃の学習への取り組みの成果が、採点されて返ってくるということです 1教科目の問題用紙等が配られる前に、あるクラスで少し○○さんと会話しました わたし 「緊張してますか?」 ○○さん「してます!」 わたし 「準備は万端ですか?」 ○○さん「ううん、勉強は微妙ですが、消しゴムはたくさん用意しました」 (※下写真) わたし 「え!?」 ○○さん「落としても大丈夫なようにしているのです」 わたし 「おおお!」 その後の、○○さんの一言がなかなかでした ○○さん「筆記用具はこれ1本ですけどね」 消すことの方を優先させたのかな・・・ みんな、自分の力を出し切ってほしいです がんばれ!! 砺波市「社会に学ぶ『14歳の挑戦』」no524お忙しい中、関係のみなさんに参集いただきました ありがとうございます 平成11年度に始まり、今年で25年目を迎えるこの事業 先日富山市で開催された、G7教育相会合の会場である富山国際会議場において、英文の紹介パネルが展示され、海外にもその意義がアピールされました 砺波市においても、関係される多くのみなさんや地域の方々のお陰様で、14歳の中学2年生にとって、何物にも代え難い、貴重で、素晴らしい経験を積むことができる機会となっています 新型コロナウイルス感染症感染拡大の影響により、砺波市では令和2、3年度の本事業を中止としました 今の高校1、2年生は体験できていません 昨年度は3年ぶりに本校では2日間の体験でしたが実施でき、今年度は、市内4校の対象生徒406名が、以前の形(週5日間)で活動できることが期待されます 昨年の実施後のアンケート(自由記述欄)から3点紹介します 【生徒の声】 「活動中は、事業所の方や地域の方に支えていただき、おとなの優しさを感じました。しかし、おとなに甘えず、自分でできることに挑戦する力を身に付けたいです。また、家族や先生、地域の方々に感謝する気持ちを忘れないようにしたいです。」 「従業員の方は一緒に働くスタッフ一人一人のことを大切にしておられました。ぼくも仲間を大切に活動していきたいと思いました。」 【保護者の声】 「受け入れてくださった会社や施設のみなさんに感謝したいです。コロナ渦であっても14歳という時期は誰しもあり、この事業を通してその成長を支え促したいという先生方の想いも十分に伝わり、実りのある2日間だったと思います。」 本事業の意味を改めて、強く感じる言葉です 今日の会議でもすべての出席者から前向きで建設的なご意見・お言葉をいただきました 砺波市のこどもたちは支えられていると実感させられました 今後、実行委員会が中心となって、本事業を進めていきます ご理解・ご支援のほど、よろしくお願い申し上げます 本事業に関する富山県のHPはこちら 集まる no.523週末の土曜日に、砺波市文化会館で市内4中学校のリーダーが集まりました この研修会は市内4中学校の生徒会役員たちが、主体的な研修を通して交流を深めること、また、自分の学校の生徒会活動に生かし、よりよい学校をつくろうとする意欲を高めることをねらいとしています 執行部、委員長54名が参加しました 開会式で砺波市教育委員会の齊藤 委員 様から、激励の言葉をいただき、閉会式では砺波保護区保護司会の林 会長 様から講評をいただきました お二人が伝えられたこと、そして何より、今回の研修会で感じたことを、未来に生かしてほしいと思います 全体テーマは「よりよい学校・地域を自分たちでつくろう」でした 学校のみならず、地域のことも生徒たちは意識し、討議する姿は、おとなも負けていられないと感じさせるものでした やはり、4校が交流し、刺激し合えるこの機会は貴重だと感じます 各校代表生徒の言葉の中にもそのような内容がありました 本研修会の開催にあたり支援いただいた砺波市教育委員会、砺波保護区保護司会のみなさんをはじめ、送り出していただいた保護者のみなさん、そして、本研修会の企画・運営に携わっていただいた各校のみなさんに感謝します ありがとうございました この研修会が終わりではなく、あくまでも通過点です 今後の活動に期待します ※蛇足 10班に分かれて討議し、それぞれがテーマについての発表をしました その中で、リクリエーションの例として、ジャンケンをアレンジしたものを紹介する班が、会場内全員がやってみよう、と、提案し実施しました その活動のおわりに、「それでは、感想を聞きます」と、最初に指名されたのがわたしでした・・・ !! 想定外だったことと、何人かと何回かのジャンケンをして、すべて負けていたわたしは、「すべて負けました」と、しょうもないことを発言してしまい、「あ!」と思い、続けて、「でも楽しかったです」と、薄っぺらい感想しか言えませんでした それがいまだに、心残りです 激変、急変 No.522やわやわがよいようです 自然界の一部である我々人間もそうです 昨日の県内は高気圧に覆われて気温が上がり、富山地方気象台によれば全10観測地点中、7地点で摂氏30度超えの、2日連続真夏日でした そして今日は、日中の予想最高気温が高岡(伏木)で摂氏19度(上図は砺波市) 暑さに身体が慣れていないこの時期、真夏日の暑さにやられ、その後の急激な変化による低温にやられ、ある程度身体の仕上がっているおとな以上に、子供たちや高齢の方は大変だろうと想像します また昨日は、夜遅くに砺波警察署や砺波市役所から「クマ出没情報」が発信されました 先日、北海道でクマによる痛ましい事故がありましたので、情報を受けた瞬間は緊張し、学校としての対応について、市教委等と相談し決定しました 結果として、本校校区での発見事案でしたが、1:朝の事案であり時間が経っていること、2:日中に目撃情報がなかったこと、3:目撃されたものがクマか別のものかはっきりしないこと、から、以下の対応としました 1:情報等についてのHPへの掲載(5/18 22:39) 2:情報等について、登校前(AM6:00)の安全メール配信 19日(金)日早朝から現地確認の結果、クマの痕跡は確認できていないとの情報以外、現段階でクマに関する追加情報はありませんので少しホッとしています ここ数年、クマの出没情報が多い気がします 北海道のヒグマと、本州のクマとは種類もその習性も違いますが、人間が被害にあうことがある点については共通します 北海道のクマ出没について、2022年に中山 茂大 氏著の「神々の復讐 人喰いヒグマたちの北海道開拓史」という単行本が発刊されました(下図) 生々しい描写が多々ある衝撃作です 長い時間をかけて丁寧に調査し、得たデータを整理・分析・考察した貴重な資料でもあり、明治頃から人間がヒグマの生息地に入り込み、自分たちの住みかを追われたヒグマが次第に凶暴化していったことが分かります 要は、「人喰いヒグマ」を生み出したのは人間であり、生活・命を脅かされたヒグマが自己防衛をとったことが、凄惨な事件の真相のように考えられます 北海道のヒグマに限ったことではなく、このようなことが地球上にたくさんあることは、様々な報告書や文献から知ることができます 気候にしてもクマにしても、やわやわとした変化であれば順応できるのかもしれませんが、「急」は変化に、自然は対応しづらいのです 危機管理についても、事件・事故は「急」なことですが、シミュレーションなどの準備を整えておくことで、迅速な対応がとれることは、「急」を「急でなくしている」ことかなと思います また、「急」なことは気付きやすいですが、「やわやわ」は対応できる反面、気付きにくいことにつながることも、危機管理として意識しておきたいです あつく no.521暑さに身体がまだ慣れていなので、熱中症に留意しながらの教育活動を展開しています そんな中、教室では ”熱く”学習に取り組んでいます 1年教室では、英語科の学習で、3つ程度の質問を考え、互いに言い合っています 「Are you 〜 ?」の文型を使っての活動です 英語が極度に苦手だったわたしにとって、中学・高校と英語の学習は苦痛の時間でした 高校入試も大学入試も英語によって苦しめられています すべてが自分の勉強不足によるものなのですが、コテンパンに苦しめられたので、出中生が熱く英語の学習に取り組む姿をみると、うれしくて涙が出そうになりました やはり、英語の学習をどこか敬遠してて、後悔していますから やらないで後悔することが多いと、この歳になって実感しています またまた出中生からエネルギーをもらい続ける日々です ありがとう どっち? No.520その表情や行動から、出発したときよりも、ちょっぴり成長しているように感じました 先日の第1学年の宿泊学習も、今週の第2学年の宿泊学習も、今回の活動の中に野外炊飯がありました グループで調理することは、それぞれが役割分担をしたり、成果物がイメージできてゴールがはっきりしているので、学習効果が高いと思っています 何より、食べ物をみんなでつくるので、楽しい!! と、思いつつ、実はこの2週間、「どっちだろう?」という想いが頭の中をぐるぐるしています それは、「野外炊飯(すいはん)」なのか?「野外炊爨(すいさん)」なのか?です 教師生活駆け出しの頃、先輩から教えていただいたような気もしますが、思い出せません そこで、本日、本校図書室蔵書である「精選版 日本国語大辞典2」(小学館)と、「広辞苑 第7版」(岩波書店)で調べました 【炊飯】すいはん ・飯をたくこと。また、食事の用意をととのえること。 ・飯を炊くこと。 【炊爨】すいさん ・飯をたくこと。煮たきすること。炊事。 ・飯をたくこと。にたき。さんすい。 うむむ、微妙・・・ 文例にある、「炊飯器」は、飯をたく器械、飯をたく器具とありますから、炊飯はコメを調理するときに用いるようにも感じますが、食事の用意をととのえるともありますし、炊飯器で別の料理を調理することもあります・・・ 日本国語辞典には、文例として900年頃の菅家文草(菅原道真の漢詩文集)の一文が掲載されていました 10・為小野親王謝別給封戸第3表 「肩舁野蔬、以助黎民之炊爨」 (→肩に野蔬を舁(にな)ひて、以(もっ)て黎民(れいみん)の炊爨を助けむことを) 「野蔬」は、野菜や食用の草であり、「黎民」は庶民のことです この詩では、調理しているものはコメだけでないように読めますから、炊爨(すいさん)の方が近いのかなとも思います 思い出しました! 飯盒炊爨(はんごうすいさん)です!! 飯盒を使って、飯を炊くだけでなく、調理もするので「炊爨(すいさん)」と、聞いた記憶が蘇りました 炊爨の「爨」は、書けそうにもない漢字ですし、その使い方も曖昧になっているようですから、どちらでもよいのかもしれません 言葉も時代と共に変化します ううむ、言葉も調べるとおもしろいです ※図書室へ「精選版 日本国語大辞典」と、「広辞苑 第7版」を借りに行くと、別の本に目が行ってしまい、その3冊も借りてしまいました・・・ 小難しい話 no.519学ぶ場であるよりよい学校環境として、「分からないことを自然に問える」ことを大切にしたいわたしにとって、とてもうれしいことでした また、わたしの文章を読んでくれていることがストレートに分かって、とてもうれしかったです 「素数」は中学校の数学では、素数とは何かを学びますが、詳しく習いませんから、純粋な疑問でしょう おとなも、素数と出会わなかった人がいるでしょうし、出会っていたとしても興味がなければ忘れている人もいるでしょう 簡単に説明すると、「素数とは、2以上の整数のうち、1と自分自身でしか割り切ることができない数」です 例えば、5は3番目の素数です 5は1と自分自身(5)でしか割り切ることができません 素数は1番目から順に、2、3、5、7、11、13、17、・・・と、続きます 他とは違ったものに、なぜか心が惹かれることはありませんか 素数は、わたしにとってそのひとつです 素数は、不思議な数なのです その1:法則性のないバラバラ感 先にも書きましたが、2、3、5、7、・・・と続く素数ですが、100番目や1000番目の素数は何かと考えるとき、解を求めるための公式はありません 出現する規則性がないので、公式をつくることができないのです もしかすると、現代の数学のレベルがまだその法則性に気づけていないだけかもしれませんが、過去の偉大な数学者や、AI・スーパーコンピュータなどのテクノロジーをもってしても、今はまだ見つけられていません その2:素数を見つける方法は、あるにはある 次の素数が何かと考えるための規則性はなく、まだ法則は見つけられていませんが、求めることはできます 手あたり次第に、素数の条件に合うかどうか、計算すればよいのです ただ、やはり賢い人はいるもので、効率的に素数を見つける方法は既に考え出されています 「エラトステネスの篩(ふるい)」という方法です この方法は、単純作業をただただ繰り返す、消去法です 調べたいすべての整数を表にします 表ができたら、最初は2の倍数を消します ただし、2のみ残しておきます(※2は素数だから) 次に3の倍数を消します ただし、3のみ残しておきます(※3は素数だから) 4はすでに消えています(※2の倍数だから) 次に、5の倍数を消します ただし、5のみ残しておきます(※5は素数だから) ・・・・・ と、いうことを続けていくと、最後に素数だけが表に残ります ふるいにかける如く、ただひたすらに地道に作業するのが、「エラトステネスの篩(ふるい)」なのです この方法は古代ギリシャの数学者、エラトステネスが考えました 2000年以上前(紀元前276年〜紀元前194年)ですが、今でも「エラトステネスの篩(ふるい)」よりも効率的な方法はないようです スーパーコンピュータを使って素数を見つけるとにしても、結局、素数の倍数を消していくという計算を繰り返しているだけです その3:見つけにくいから利用できる 素数を見つけることはとても大変です だからこそ、利用価値があると考える賢い人がいます デジタル・データの情報を守るための暗号化です 例えば、 1万番目の素数は104,729です そのひとつ前、9,999番目の素数は104,723です このふたつの素数をかけると、10,967,535,067となります 単純な計算です ただし、この逆のこと、 10,967,535,067は、ふたつの素数を掛けたものですが、そのふたつの素数は何?と、問われてたら、そのふたつの素数を見つけ出すことはなかなかに難しいです 桁の大きい数字になればなるほどスーパーコンピュータでも難しいでしょう(時間がかかる) 現代、このことを利用してデータの暗号化を行っています その4:素数を使う蝉(セミ)もいる セミは幼虫として10年以上の間、地中で暮らし、羽化して生涯終末の数日間だけ地上に出て、成虫としてその生涯を終える昆虫です アメリカに、羽化の周期が正確に13年や17年毎のセミが生息しているそうです 13と17は素数なので、このセミは「素数ゼミ」と呼ばれています そして、13年ごとに羽化するのは主にアメリカの南部に生息する素数ゼミで、17年ごとに羽化するのは北部に生息する素数ゼミです 素数の倍数で羽化することで、天敵が大量発生する周期と一致しないようになります また、異なる種との交配が避けられ、種が保存されます(雑種にならない) 素数セミが考え抜いた結果か、誰かの仕業かは分かりませんが、不思議です 結果的に、素数セミは素数の特徴を巧妙に利用しているわけです その5:まだまだ、素数は未知 突然ですが問題です 問1:1〜9までの数字を1回ずつ使って素数は作れるか? 答え:「作ることは、できません」 さて、なぜでしょう???? 問2:次の数字のうち素数でないものはどれ? 31 331 3331 33331 333331 3333331 33333331 333333331 答え:最後の「333333331」です 他の数はすべて素数です さてなぜでしょう????? ああ、いつも以上に長く、そして難解な文章になりました 数学教師ではないのですが、素数になぜか惹かれてこの有様です 先日から、校長室前の掲示は、アインシュタインの言葉になっています 学べば学ぶほど 自分がどれだけ無知であるかを思い知らされる 自分の無知に気づけば気づくほど より一層学びたくなる やはり、脳は不思議です 音を楽しむ no.518そして、市内4中学校の中学生による、想いのこもった演奏を聴いていただきました ※演奏だけでなく踊りなども 音楽を海外の言葉で表現すると、・・・ 英語は、MUSIC ドイツ語は、MUSIK イタリア語は、MUSICA ※スペイン語、ポルトガル語も フランス語は、MUSIQUE ロシア語は、музыка このあたりの国の言葉では、みんな似ていますね それは語源がギリシア神話からきているからのようです ギリシア神話に登場する、最高神ゼウスの娘、9人の女神ムーサが、その語源とのこと ムーサは技芸・文芸・学術・音楽・舞踏などを司るそうです ムーサはギリシア語で、英語ではミューズ ミュージックとつながります 昨日の合同演奏会は楽器の演奏だけでなく、合唱、踊りなど、まさしく9人のムーサたちを描いた昔の絵画を想起させるものでした また、それぞれが今もっている技量を発揮しようと取り組む姿が素晴らしかったと思っています それは出中生だけでなく、4中学校の生徒すべてです 開会のあいさつの中でわたしは次のことをお話ししました 中学校3年間で、生徒たちが急激に成長する瞬間があります それは「できていない自分に気付いたり、自分のやるべきことを見いだしたりしたとき」であり、周りの世界によりすばらしいものがあることを見いだした・気付いたときです お互いの演奏や言動等に直接触れ合えるこの合同演奏会は、とても貴重な機会です わたしは生徒たちの音を楽しむだけでなく、生徒たちの成長も楽しみにしています 合同演奏会では特に、最後の合同演奏による「ふるさと」で、ぐっと来てしまいました おわりの各校各部の副部長のことばも、未来を感じさせる、それぞれの成長を感じさせるものでした やはり、音楽はすばらしい! そして、砺波市の中学生たちは、すばらしい!! このことを、市内4中学校の生徒たちから改めて教えてもらった時間でした おとなも学ぶ no.5173年6組の音楽科、2年1組の保健体育科の授業をもとにした、研修会です 岐阜聖徳学園大学 玉置 崇 教授 を講師としてお招きし、本校の今年度の研修主題に沿って、丁寧に、分かりやすくご指導いただきました 「授業とは、教師がこどもと一緒に物事を考える時間」 「はじめに、こどもありき」 今日の授業をもとにして具体でいろいろ教えていただきました 我々教師は生徒のよりよい成長をいつも願っています 言葉を使い、自身の姿を見せ、子供同士をつないだり、生徒自身で学びが実感できるようにしたりしながら、日々、支援し続けます 今日の研修会に参加したすべての教師が、自分の学びをふりかえり、明日からの教育活動に活かしていきます 授業改善に終わりなし 教職員全員で、よりよい授業を目指します 今回の研修会の開催に尽力いただいた、砺波市教育委員会、砺波市教育センターに感謝申し上げます そして、玉置先生、ありがとうございました またお会いできることを楽しみにしております |
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