今日のお昼に放送しました。
小学校の校長の渡邊です。少しだけお話をさせてください。
中学生のみなさん、中間テストが終わりましたね。お疲れ様でした。実力が発揮されていることを祈るばかりです。
ところで今、みなさんは静かに給食を食べています。コロナが心配される前はグループを作って、楽しくお話をしながら給食を食べていました。しかし、今は全員が前を向いて静かに食べている。これは新型コロナウィルスから、みんなやみんなの大切な人を守るためです。
同じように命を守るという話に繋がりますが、地域の方から「道路に広がっている人たちがいる。」「通学班がすごく長くなっている。」など、みんなの登下校を心配する声が届きました。そんな話を聞いて校長先生も心配です。
どうしてこういう話をするかというと、実は校長先生は小学校2年生の時に交通事故で病院に1ヶ月入院したことがあります。全身を強く打ち意識を失いました。気がついたときは病院の手術台の上でした。原因は校長先生が道路に飛び出してしまったことです。そのとき一緒にいた友だちは「あのとき、どうしてやめろって言わなかったんだろう」とショックで泣きじゃくっていたそうです。
大切なみなさんには、そんな辛い思いをさせたくありません。
登下校するときには、地域の方がたくさん見守ってくださいます。しかし、そんな方がおられない場所もあります。自分の命は自分で守る。でも、話に夢中になってしまうこともあるでしょう。そういうときには「真っ直ぐ並ぼう!」「間をあけないで歩こう!」と声を掛け合ってほしいです。そんな声を聞くと「うるさいなぁ」とか、「そんなこと分かっている」って思う人がいるかもしれません。しかし、先生のように車とぶつかってからでは遅いことも分かりますか?
人に注意するってものすごく勇気がいるんですよ。だからこそ、そんな言葉を聞いたら「うるさいなぁ」ではなく、「ありがとう」と思える人になってほしいです。
大切なあなたたちがケガすることなく、元気に、そして、笑顔で学校生活が送れるように、廊下を走っている人がいたら声を掛けてあげよう。道路にはみ出している人がいたら声をかけてあげよう。そして、そんな声が聞こえたら素直に「ありがとう」って思える人になろう。
これで校長先生からの話を終わります。
【お知らせ】 2021-10-13 10:57 up!